樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -83ページ目

自分の仕事は出版ネタに直結しない、と思っている人のために




こんにちは、樺木宏です。


"本を出そうと思うが、なかなかネタが見つからない"

とは、良く聞く話ですね。

実際、仕事の種類によっては、本になりやすいネタと、そうでないネタがあります。

日頃から知識でお客の問題解決をしている職種、例えば士業、コンサルタントなどは、

そのまま本になりやすいのは事実です。


一方、モノを販売している職種、例えば、製造業や小売業では、出版しずらいともいわれていま
す。

もしこういう事業を営んでいた場合は、出版は難しいのでしょうか?


これは「企画力次第でなんとかなる」のです。

というのは、確かにモノをつくること、売ることそのものは出版ネタにしずらいですが、

「世の中に提供する価値」には可能性があるからです。


例えば、タニタ。

ご存知のように、タニタと言えば、家庭用・業務用計量器を製造・販売するメーカー。

とても出版向きとは思えません。

しかし現実には、2012年上半期で1番売れた本と言えば、「体脂肪計タニタの社員食堂 」です。

続刊併せて500万部売れたともいわれています。


あるいは、株式会社良品計画。

もともと無印良品は、西友のプライベートブランドとして食料品の販売からスタートしています。

ですが最近出版した本、「無印良品で覚える収納のコツ」がたちまち3刷、売れています。


このように、一見出版向きではない業種、職種でも、企画次第で出版は十分可能ですし、

ベストセラーにもなるのです。


そこで大切なのは、

"サービスそのものではなく、提供している「価値」に焦点を当てる"

ということ。

読者が求めているのは自分の問題解決ですから、モノそのものではなく、

そのモノがどんな悩みを解決しているのか?

という視点が大切です。


もし自分のビジネスは出版向きではない、という人がいたら、参考にしてみて下さいね。

著者になると機会が増えると同時にリスクも増える

スクープと書籍編集の意外な接点


こんにちは、樺木宏です。


週刊文春の売れ行きが好調のようですね。

橋下大阪市長のスキャンダルや、小沢一郎氏の妻からの離縁状記事、

巨人軍の原監督の1億円支払い問題、AKB48メンバーの過去暴露・・・

などなど、確かに最近話題になっている話ばかり。

電車の中吊りやTVのワイドショーでよく見かけます。


実売率も去年後半は60%台後半と落ち込んでいたようですが、

最近は2号連続で完売、部数も積み増すなど、快進撃のようです。

ご存知のように雑誌は業界全体で売れ行き不信ですから、凄いことです。


さてこの快進撃、今年の4月に異動してきた新編集長が原動力、と言われています。

実はこの方、書籍編集者から来た人で、雑誌の編集長は初めて。

当初は売れ行き不調だったものの、

"自分が面白いと思うものを取り上げる"

という姿勢を貫いた結果、いまの快進撃に繋がった、とのことです。

この姿勢は見習うべき要素が多々ありますね。

著者デビューを目指す人も、数回断られたくらいで凹んでいては、結果を出す事は出来ません。


ただ、気をつけたいのは、最終的に自分が面白いものを取り上げるにせよ、

その前には「読者のニーズ」を徹底的に研究した上で、という但し書きがつく事。

読者目線が無ければ、それはただの独りよがりになってしまいます。

そういう意味で、読者のニーズを徹底的に分析する書籍編集者がヒットを出している原動力、

というのも頷ける話です。