樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -260ページ目

KYな人は出版でも・・・

こんにちは、樺木です。


場の空気が読めない人を俗に「KY」といいますが、

これは出版企画の場合でも残念なことになります。


以下のような例で考えると分かりやすいでしょう。

・自社の商品の良い点を熱く語るのは良いが、顧客のニーズを聞かない営業マン

・過去の自慢話に忙しく、相手が引いていることに気づかない婚活男子


・・・残念ですね。


これは出版で例えて言うならば、

・自分の企画の良い所を熱く主張し、出版社の求める内容を踏まえない著者

・過去の成功事例に固執し、今のトレンドとズレている企画


といった所になります。


こうして客観的に読むと、「自分はそんなことはない」と99%の人が思うのですが、

実際、結構いらっしゃいます。

出版企画はプライバシーの塊ですし、思い入れも強く、冷静な判断が難しくなるのが原因です。


ではどうするか。

1つは、出版企画を作成する上でチェックすべき項目に従い、自分でチェックしていく方法です。

このブログで公開している内容だけで、出版企画を完成させる事が可能です。

とくにブログテーマの、

「売れるコンセプトをつくる」

「出版企画の書き方」

の2つは、出版企画のエッセンスを詰め込んでいますので、ぜひ全部読んで下さい。


2つ目の方法は、誰かにチェックしてもらう事です。

編集者に知り合いが入れば良いのですが、そういう人も少ないでしょう。

そこで当ブログでは、アメンバーの方に限り、

私が企画書を拝見し、無料にてワンポイントアドバイス

させて頂きます。

ご遠慮なくご相談下さい。

お役に立てれば幸いです。

なぜあの著者はやたら目立つのか?

こんにちは、樺木です。

今日は目立つ著者と目立たない著者、についてお伝えします。


売れているジャンルは、例外なく類書が多いです。

出版業界は書籍の発行点数はここ10年以上増加し続けています。

ですので、類書と差別化する事、平たくいえば目立つ事が大切です。


結論から言いますと、

自分の書きたいカテゴリーを俯瞰で見て、空いているポジションをとる、

という考えかたが役に立ちます。

著者の立ち位置そのものを戦略的に差別化してしまおう、という話です。


私の経験上、初めて出版企画を考える方は、

何を書くか決めてから、差別化要素を考える人が多いです。

皆さんはいかがでしょうか。


その順番ですと、企画の方向性が先に決まってしまっていますから、

どうしても狭い範囲で差別化を考えることになります。

良いアイデアが出なかったり、結局思いつきに頼ることになったりしがちです。


これでは、多くの類書の中から突出して目立つ事は、運だのみとなってしまいます。

しかし、ここでカテゴリー全体を俯瞰で見て、空いている所にポジションを取ると、

戦略的に差別化をする事が出来ます。


例えば、

・このジャンルでは中上級者向けばかりだが、初心者むけの分かりやすい話をする人はいない

→「分かりやすさ」を自分のポジションにする。

といった事ですね。

この例で言えば、池上彰さん、本田健さん、などはまさにそういうポジションを取っています。


自分が書きたいジャンルの傾向を知り、ライバルの著者がどういったポジションを

とっているのかを知りましょう。

その上で自分の立ち位置を決めれば、著者としての成功が近づきます。

ご参考になれば幸いです。






読者のニーズをつかめる人

こんにちは、樺木です。

先日、顧客のニーズをつかむ、という点で大きな学びがありましたので、皆さんにシェアします。

ビジネスで置き換えれば、顧客のニーズ探し、の話です。


結論から言うと、

「企画のネタは現場に落ちている」

という事です。


これは言葉で言われると一応、なるほど、それはそうだ、と思います。

でも実行レベルに落とし込めているかというと、なかなか難しい所です。

顧客(読者)のニーズを探る為、様々なインプットをしている人は多いでしょう。

ランキングをチェックしたり、販売店(書店)をリサーチしたり、

書籍・雑誌・新聞を読んだり、アンケートを取ったり・・・

これらはもちろん有効な手段なのですが、

一度人の手を介していたり、心理的なフィルターがかかっていたりと、

決して「現場」の情報ではありません。

そこに、見落としや、曲解の可能性が生まれます。


しかし、さらにダイレクトな現場の声を知る事で、より深く、

確かなニーズをつかむ方法論がある、と知りました。


とある出版交流会で、編集者と話していたときの事です。

その人はベストセラーを連発し、業界では有名な人なのですが、リサーチの姿勢が凄い。

パーティ参加者の挙動を、逐一観察し、その内面に踏み込んで分析しています。

具体的に言えば、それは「不安」の分析です。

そしてそれは、本を買う動機そのものと言っても過言ではありません。


その編集者は、そうして得られた知見を蓄積し、読者のニーズをつかんでいるとの事。

ちなみにその人は電車の中でも、どこでも人が入れば常に「リサーチ」しているそうです。

その結果が、突出した重版率や部数に数字で表れているので、説得力がありました。

同時に「マーケティングは読者の欲求からスタートする」という言葉を体現していると感じました。


これは高いスキルが必要な事ですので、一朝一夕に身に付けることは出来ませんが、

リサーチの本質を知るという意味で、大変参考になりました。

また、つい「自分の書きたいことからスタート」してしまう人にも有益ですね。

皆さんのビジネス・出版企画の参考になれば幸いです。