読者のニーズをつかめる人 | 樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座

読者のニーズをつかめる人

こんにちは、樺木です。

先日、顧客のニーズをつかむ、という点で大きな学びがありましたので、皆さんにシェアします。

ビジネスで置き換えれば、顧客のニーズ探し、の話です。


結論から言うと、

「企画のネタは現場に落ちている」

という事です。


これは言葉で言われると一応、なるほど、それはそうだ、と思います。

でも実行レベルに落とし込めているかというと、なかなか難しい所です。

顧客(読者)のニーズを探る為、様々なインプットをしている人は多いでしょう。

ランキングをチェックしたり、販売店(書店)をリサーチしたり、

書籍・雑誌・新聞を読んだり、アンケートを取ったり・・・

これらはもちろん有効な手段なのですが、

一度人の手を介していたり、心理的なフィルターがかかっていたりと、

決して「現場」の情報ではありません。

そこに、見落としや、曲解の可能性が生まれます。


しかし、さらにダイレクトな現場の声を知る事で、より深く、

確かなニーズをつかむ方法論がある、と知りました。


とある出版交流会で、編集者と話していたときの事です。

その人はベストセラーを連発し、業界では有名な人なのですが、リサーチの姿勢が凄い。

パーティ参加者の挙動を、逐一観察し、その内面に踏み込んで分析しています。

具体的に言えば、それは「不安」の分析です。

そしてそれは、本を買う動機そのものと言っても過言ではありません。


その編集者は、そうして得られた知見を蓄積し、読者のニーズをつかんでいるとの事。

ちなみにその人は電車の中でも、どこでも人が入れば常に「リサーチ」しているそうです。

その結果が、突出した重版率や部数に数字で表れているので、説得力がありました。

同時に「マーケティングは読者の欲求からスタートする」という言葉を体現していると感じました。


これは高いスキルが必要な事ですので、一朝一夕に身に付けることは出来ませんが、

リサーチの本質を知るという意味で、大変参考になりました。

また、つい「自分の書きたいことからスタート」してしまう人にも有益ですね。

皆さんのビジネス・出版企画の参考になれば幸いです。