「おまけ・付録」がつく本はなぜ売れるのか?
こんにちは、樺木宏です。
ここ数年は「おまけ付きの本や雑誌」が目立つようになりましたね。
なぜこんなにも多くなったかというと、売れているからです。
では、なぜ売れているのか?
それは著者を目指す皆さんへのヒントとでもありますので、お話したいと思います。
結論から言えば、「トク」と「ラク」という、欲しくなる2種類のポイントを
押さえているから売れるのです。
「トク」とは、「これを買ったら自分にどんな得があるか?」です。
「ラク」とは、「それは本当に自分にも出来るのだろうか?」です。
なぜこの2点がポイントかと言えば、人間が何かを欲しいと思う時は、
動物の脳で考えているからなのです。
動物の脳とは、「大脳辺縁系」とも言いますが、ほ乳類に共通の脳です。
人間の欲求はここが司っています。
モノを買うのに人それぞれいろいろな理由があるでしょうが、とどのつまりは
「トク」か「ラク」のいずれかで、細かい理由は人間の脳で後付けしているだけなのですね。
例えば、ブランドの小物がついている雑誌やムック。
これは、明らかに「トク」です。
「たったの数百円や千円程度で、ブランドのバックがもらえた上に雑誌も読める」
ということですね。
または、百万部を超えた「巻くだけダイエット」などの本。
これは「ラク」です。
心の中では「時間をかけて本を読まなくても、運動しなくても、これを巻けばやせられる」
と思ったから売れたのですね。
私も最近出た健康本で、付録にボールをつける提案をしました。
100歳まで歩ける!クノンボールエクササイズ ─「1日5分」で健康長寿【特別付録:クノンボール.../久野 信彦

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この本は売れています。
上記の理由を考えれば、それも納得ですね。
もちろん、ただ単にボールをつければ良いと言う事ではありません。
この本ではコンセプトやタイトルも考えたのですが、いかにコンセプトを
貫きつつ、「トク」と「ラク」を前面に押し出していくか、それをどう付録と連動するか、が大切です。
このあたりが分かっていない人だと、変な美容本にしようとしたりするので、注意が必要です。
今日のまとめです。
おまけ・付録の本質は、
「トク」と「ラク」の2種です。
これが訴求できれば、売れる本になります。
これは実は、私がかねがねお伝えしているタイトルを考えるときと全く同じなのですね。
ご参考になれば幸いです。
読者を絞り込みつつ広げる、という矛盾を両立する方法
こんにちは、樺木宏です。
先日はお茶の水で出版セミナーでした。
出版セミナーをやっていると、何度か同じ内容の質問を受けることがあります。
今日のお題、「読者を絞り込みつつ、広げるとはどういう事か?」もその1つです。
確かに私は、
「読者は絞り込みましょう」といいつつ、
「数が多くないといけません」とも言うので、
一見矛盾しているようにも思えるのですね。
結論から言えば、「深く刺せば、周りの読者も巻き込み広がる」という事になります。
これは説明が必要ですね。
前提として、読者は本を「自分」の為に買いますので、
・自分にどういうメリットがあるか
・それは自分にも出来るのか
という視点です。
しかも、最近は悩みや欲求もさまざまです。
そこで、「特定の悩みや欲求に特化し、メリットを大きく、出来そうに見せる」
ことが大切になります。
これが、深く刺すということですね。
一方、商業出版はビジネスですので、売れなければいけません。
その悩み、「欲求を抱えている読者は、多ければ多いほど良い」わけです。
もしそこが少ないようだったら、広げるか、対象を変えるかしなければいけません。
この2つの要素「深く刺す」と「広く・多く」を両立するにはどうすれば良いか?
その答えが、冒頭に書いた「深く刺せば、周りの読者も巻き込み広がる」という事です。
まず、一定数の読者数が見込めることは前提です。
一般書での1つの目安としては、100万人程度でしょう。
最初から人数が多いと分かっているテーマを選ぶことが大切です。
その上で、深く刺すことで両立が可能です。
例えば、以前私が支援した企画に、老人向けの健康本がありました。
それは老人向けに特化したタイトル・内容でした。
しかし、実際には老人にも売れましたが、その子供の世代にも売れました。
「老化防止」というテーマに特化し深く刺さった為、本人だけでなく、
「親に老いて欲しくない子供世代」にも刺さったのですね。
これが、深く刺す」と「広く・多く」を両立するという事です。
今日のまとめです。
読者を絞り込みつつ、広げましょう。
深く刺せば、周りの読者も巻き込み広がります。
この考え方を活かして企画を考案すれば、あなたの著者デビューの確率が上がります。
ご参考になれば幸いです。
長瀬教子さんの2冊目、amazonで予約開始です!
こんにちは、樺木宏です。
長瀬教子さんの2冊目の書籍が、予約開始になりました。
自分の親が認知症?と思ったら…/長瀬 教子

¥1,260
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おめでとうございます!
「介護」が専門領域の長瀬さんですが、その中でも今後ますます注目されるであろう
「認知症」をテーマに絞った1冊です。
少子高齢化、シングル介護、介護離職・・・
ビジネスパーソンにとっても、避けては通れない問題ですね。
著者の2冊目の出し方、と言う意味でも、
5月に発売になっている「小学生にもできる!実践 カイテキ介護」
との切り口のずらし方など、参考になります。
複数冊出すことは、著者にとって打率が上がりますので、メリットは大きいです。
ただ、著者としての立ち位置がずれてしまうと、ファンを失う事になりかねません。
4冊の出版が決まっている長瀬さんのラインナップを見ると、そのあたりが
参考になるのですね。
これから何冊も商業出版したい方、すでに出したが次のテーマに迷っているかたの、
ご参考になれば幸いです。