樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -119ページ目

シンプルで効果的な企画考案のワザ



こんにちは、樺木宏です。


出版企画講座に参加した人の、企画採用確率が上がっています。

明らかに、企画のクオリティが上がっているのですね。

実際、前回の参加者で企画を提出した人の、出版決定率は60%です。


さて、なぜ企画が良くなってきたのか?

参加者のポテンシャルや力量の違いではありません。

シンプルに考えられるようになったからです。


なぜシンプルが良いかというと、理由は3つあります。

1つは読み手に伝わりやすい事。

企画は売れるかどうか、が最も重要、そこはシンプルであればあるほど、強く伝わります。

しかし多くの人は、企画を盛ってしまうのですね。

例えば、専門用語をつかう、ロジックを複雑にする、などです。

こうした持って回った言い回しやは、企画採用の上では逆効果でしかありません。


もう1つは、書く側の思考を集中できる事。

考案の過程では,「売れる理由」を書く事に集中するのがベストです。

しかし多くの人は、論点が整理できていなかったり、難読さで盛って見せようとしてしまい、

そういう余計なことに思考エネルギーを使ってしまいがちなのですね。

そうすると,よく分からないが何か高尚そうな企画という、残念な企画になってしまいます。


3つ目は、書き手のモチベーションが落ちない事です。

出版企画講座を受けた皆さんなら、モチベーションに波があることは体感済みでしょう。

シンプルな企画書は、無駄に書いて疲れる、という事がありません。

また、例えばネガティブなコメントを編集者からもらっても、シンプルであるがゆえに

問題点が腑に落ちやすいのです。

ブラッシュアップも効果的に行えますので、企画が良くなるスピードも早いのですね。


以上のような理由から、最近では企画の考案とブラッシュアップを、かなり加速できるようになりました。

大切な時間とエネルギー、有効に使いたいですね。

皆さんも、極力シンプルに企画を考えて見て下さい。

ご参考になれば幸いです。

優秀な人必読、このワナに落ちると企画が通りません!


こんにちは、樺木宏です。


今日は京都に主張。

新幹線の中でこの記事を書いています。


さて、著者を目指す人というのは、大変優秀な人が多いです。

この記事をいつも読んで頂いている皆さんも、そういう方々だと思います。

実際私がお会いする人々も、実に優秀だと感じ入る事もしばしば。

でもそこには1つ、ワナがあります。

「盛り込みすぎ」

というワナです。



例えば、"成功法則を教える本"があったとします。

優秀なビジネスパーソンである著者からすれば、

あれも教えたい、これも伝えたい!

となる気持ちは自然なこと。

そうすると、

・仕事力をアップし、

・勉強も効率的に行い、

・向上心も高い状態を保つ、

という、盛りだくさんの豪華内容の企画を立ててしまいがちです。


この企画には、2つの問題があります。

1つは、読者が引いてしまうこと。

普通のサラリーマンは、「これは勉強になる」と思う前に、

「仕事力を上げて、勉強も上手くやり、向上心も保たないと、成功できないのか・・・」

と思います。

そして「そんなことは自分には無理」となってしまうのですね。

こういう本は、いくら有益でも売れません。


もう1つの問題は、企画が総花的なことです。

仕事力、勉強法、自己啓発、それぞれが1冊の本として成り立つ「カテゴリー」です。

いわばこの企画は、「3つのカテゴリーが混在した企画」になってしまうのですね。

そうすると、それぞれのテーマに絞り込んだ類書には勝てません。

結果、いくら有益でも、企画が通る事はないでしょう。


例外として、知名度が高い人,ファンが多く販売力がある人は、こういう企画でも通る事があります。

でもそれは、知名度で企画の弱さをカバーしている、と言う事です。

知名度によい企画が加われば、もっと売れる本になるので、勿体ないですね。


今日のまとめです。

「盛り込みすぎ」に注意しましょう。

自分のレベルでは無く、読者のレベルで考えましょう。

それは著者として大変重要な能力です。


ご参考になれば幸いです。

サンプル原稿を書く、と言うハードルの超え方



こんにちは、樺木宏です。


最近は毎日複数の出版社で打ち合せる日々が続いています。

感じるのは、新人著者の企画採用に、不安をもっている編集者も多い、と言う事。

その為か、企画に関心を持ち、打ち合わせをしたあとで、サンプル原稿を求められる

ケースが増えたように感じます。


そこで皆さんとしては、

「サンプル原稿の準備」

がますます大切になってきます。

いままでは、企画を考えるのに精一杯で、そこまで意識が回らない、という人も多かったのでは

ないでしょうか?

今後は、こうした準備も、ぜひ意識して行って行く事をお勧めします。


というのも、企画が面白くても、サンプル原稿が残念な品質であったら、

当然「出版社から落とされる」からです。

編集者は、自分の出版点数のノルマの中で、どれを出すか?という判断をしています。

その中には、同程度の評価の企画も、複数集まっていることが多いでしょう。

その時、多忙な彼らは「この原稿のクオリティでは、リライトや校正の手間がかかりそうだ」

と思えば、別のもっとラクな方の企画を採用します。

せっかく一生懸命企画を考え、高い評価をもらいながら、サンプル原稿が原因で却下

となっては勿体ないですね。


そうならない為にも、サンプル原稿の準備は、日頃からしっかり行いましょう。

具体的にはどうするかと言いますと、

・本を数多く読む
やはり書籍の文章に多く触れていない人は、付け焼き刃では良い文章は書けません。
逆に日頃から少しずつでも本を読む習慣がある人は、コツを教えればなんとかなるもの。
多く読んで行き、良いと思う所を真似ましょう。

・最も印象的なところを選ぶ
サンプル原稿は、どう書くかも大切ですが、その前に「何を書くか」がもっと大切です。
自分の著書の中でも、もっとも印象的な所や、類書との差別化になる部分。これを選びたい
所です。

・まず構成を考える
いきなり書き始める人がいますが、よほど文章力に自信が無い限り、やめた方がいいでしょう。
冗長で難解な文章になる事が多いからです。
そうならない為にもまず、俯瞰で文章全体の構成を考えることです。
その上で、どうしても伝えたいキーワードを抽出しましょう。
あとはそのキーワードを構成に沿って並べ変えます。
こうすれば、著者の意図が伝わりやすく、かつ読みやすい文章になります。

・何度も見直す
中には書き終わってすぐ提出しようとする人がいますが、勿体ないです。
ブラッシュアップで、文章は何倍にも良くなります。
書き終わった直後はもちろん、時間をあけてすこし忘れてから読み返すことも有効です。

・誤字脱字のチェック
これは、意外と軽視されがちですが、大切です。
編集者は言うまでもなく、文章のプロだからです。
細かい所にも気づきますし、いい加減な文章を想像以上に嫌います。
そして好き嫌いが先に来るのが人間というもの。
荒い文章を嫌われ、企画を落とされたら馬鹿馬鹿しいですね。
必ず何度もチェックをし、必要に応じて辞書にあたりましょう。


以上、サンプル原稿の品質を高めるための方策です。

日頃から準備する事で、いざチャンスが来た時に慌てなくて済みます。

ご参考になれば幸いです。