サンプル原稿を書く、と言うハードルの超え方
こんにちは、樺木宏です。
最近は毎日複数の出版社で打ち合せる日々が続いています。
感じるのは、新人著者の企画採用に、不安をもっている編集者も多い、と言う事。
その為か、企画に関心を持ち、打ち合わせをしたあとで、サンプル原稿を求められる
ケースが増えたように感じます。
そこで皆さんとしては、
「サンプル原稿の準備」
がますます大切になってきます。
いままでは、企画を考えるのに精一杯で、そこまで意識が回らない、という人も多かったのでは
ないでしょうか?
今後は、こうした準備も、ぜひ意識して行って行く事をお勧めします。
というのも、企画が面白くても、サンプル原稿が残念な品質であったら、
当然「出版社から落とされる」からです。
編集者は、自分の出版点数のノルマの中で、どれを出すか?という判断をしています。
その中には、同程度の評価の企画も、複数集まっていることが多いでしょう。
その時、多忙な彼らは「この原稿のクオリティでは、リライトや校正の手間がかかりそうだ」
と思えば、別のもっとラクな方の企画を採用します。
せっかく一生懸命企画を考え、高い評価をもらいながら、サンプル原稿が原因で却下
となっては勿体ないですね。
そうならない為にも、サンプル原稿の準備は、日頃からしっかり行いましょう。
具体的にはどうするかと言いますと、
・本を数多く読む
やはり書籍の文章に多く触れていない人は、付け焼き刃では良い文章は書けません。
逆に日頃から少しずつでも本を読む習慣がある人は、コツを教えればなんとかなるもの。
多く読んで行き、良いと思う所を真似ましょう。
・最も印象的なところを選ぶ
サンプル原稿は、どう書くかも大切ですが、その前に「何を書くか」がもっと大切です。
自分の著書の中でも、もっとも印象的な所や、類書との差別化になる部分。これを選びたい
所です。
・まず構成を考える
いきなり書き始める人がいますが、よほど文章力に自信が無い限り、やめた方がいいでしょう。
冗長で難解な文章になる事が多いからです。
そうならない為にもまず、俯瞰で文章全体の構成を考えることです。
その上で、どうしても伝えたいキーワードを抽出しましょう。
あとはそのキーワードを構成に沿って並べ変えます。
こうすれば、著者の意図が伝わりやすく、かつ読みやすい文章になります。
・何度も見直す
中には書き終わってすぐ提出しようとする人がいますが、勿体ないです。
ブラッシュアップで、文章は何倍にも良くなります。
書き終わった直後はもちろん、時間をあけてすこし忘れてから読み返すことも有効です。
・誤字脱字のチェック
これは、意外と軽視されがちですが、大切です。
編集者は言うまでもなく、文章のプロだからです。
細かい所にも気づきますし、いい加減な文章を想像以上に嫌います。
そして好き嫌いが先に来るのが人間というもの。
荒い文章を嫌われ、企画を落とされたら馬鹿馬鹿しいですね。
必ず何度もチェックをし、必要に応じて辞書にあたりましょう。
以上、サンプル原稿の品質を高めるための方策です。
日頃から準備する事で、いざチャンスが来た時に慌てなくて済みます。
ご参考になれば幸いです。