キャンピングカーのタイヤ交換について考える | キャンピングカーと雪山と

キャンピングカーと雪山と

キャンピングカー コルドリーブスとくるま旅



【タイヤのトラブル】



キャンピングカーのトラブルで一番多いのはタイヤの問題だと思います。


タイヤトラブルにはパンクとバーストが有りそれぞれ異なります。
パンクは空気が抜けることですがバーストはタイヤが何らかの外因により
タイヤが破裂して走行不能になってしまうことです。

タイヤのバーストに関して以下3つの問題が挙げられます。
1つ目に挙げられる問題は、
バーストの原因で最も多いのがタイヤの空気圧が適正ではないまま
高速道路などを長時間走行して起きるというものだと思います。
タイヤの空気圧が低すぎるとタイヤのゴムがたわみ、
その状態で走行するとタイヤに大きな負担がかかります。


空気圧の管理に関してはTPMS導入で対処しようと考えています。
もちろんTPMSを過信するのではなく自分で確認する癖も付ける予定です。

 

 


【過積載に関して】



2つ目に挙げられるのはキャンピングカーで多い過積載によるものだと思います。

ちょっと違いますがこんなニュースがあります。

 


あくまでも過積載に関しての取締強化の記事でキャンピングカーには関係ないですが、
注目するポイントはNEXCOでの実験データから考えられるタイヤに対する荷重です。
車両重量が床板(路面)に与える影響度合は、1t増えれば単に1t増える
というわけではないのが注目ポイントになります。

車両制限令で定める上限の軸重(左右一対のタイヤにかかる重量)は10tですが、
過積載により2t超過し12tとなった場合、10t車およそ2台分に相当します。

 ※橋の場合だと9台分(約90t)に相当します。
つまり床板(路面)に対して20tの負担がかかる計算になるようです。

10t超過し20tになった場合は、10t車およそ16台分つまり16tという
途方もない負担が道路(タイヤ)にかかるといわれています。

 ※橋の場合だと10t超過し20tになった場合は、10t車およそ4000台分
軸重の約4乗(橋だと12乗)に比例する負担がかかりますよという記事です。

啓発用リーフレットはこちらから参照して下さい。


流石にキャンピングカーでここまで極端な話をするのはどうかと思いますが、
タイヤのように接地面積が小さく接している場合は
その小さな接地面に荷重が集中してタイヤを破壊するということです。
イメージで言うと同じ力で押しても針のような小さいほど痛いのと同じです。
我が家は滑り道具を過剰に積み込むのは厳禁ということですね。
滑りに大人数で行くということは無いのでまだ余裕はあるのかもしれませんが。


バンテックのコルド系はZil系と比べて車両重量は軽いですがそれでも
自分が購入したのはディーゼルの4WDとなるのでZil系より重いかもしれません。
カムロードの車両重量はわかりませんでしたのでトヨタダイナで調べると、


ガソリン    2WD ロングデッキ 荷台スチール:1,610kg
ディーゼル 2WD ロングデッキ 荷台スチール:1,760kg
ディーゼル 4WD ロングデッキ 荷台スチール:1,840kg

ガソリン2WDと比べてディーゼル車でプラス150kgで4WDで更に80kgの増加になります。
ディーゼル4WDだとガソリン車と比べて230kgの増加になります。
コルド系はZil系より軽いと言っても快適装備だけでこんなに重量は増えないはず。

ネットで調べるとコルドリーブス ディーゼル4WDの車両重量は2,860㎏の様です。
前後重量バランスは、前が1490㎏、後ろが1370㎏
自分がネットで調べたZil520ガソリン車は車両重量が2,810㎏のようですね。
やはりコルド系は軽いと言ってもガソリン車のZil520より重いようです。


コルド系は軽いという考えは4WDに関してはしないほうが良いようですね。

キャンプ道具は軽量・コンパクトで揃える必要があるようです。
滑り道具はこまめに下ろす癖をつけることも必要になりそうですね。





【タイヤ交換の目安】



3つ目の原因として挙げられるのはタイヤの経年劣化によるものです。
タイヤが原因のトラブルは製造年から3年以上経ったものに多いようです。
それ故、キャンピングカーのタイヤは3年を目安に交換が推奨されています。
 →これに関しては調べましたがソース無し 都市伝説?

タイヤを3年で交換する必要があるかは調べてもわかりませんでしたが、
今までも冬タイヤは3年を目安に交換してきました。
これは昔からの経験で4年目と3年目でタイヤの氷上性能性が違っています。
たんなる自分の思い込みかもしれませんが、スタッドレスタイヤは
タイヤの摩耗よりゴムの硬化が性能に影響していると思われます。
なのでスタッドレスは3年で交換は今まで通りで、夏タイヤが3年で交換が必要かです。
3年で夏タイヤ・冬タイヤと交換するとタイヤだけでかなりの出費になりますね。

そこで考えたのは冬タイヤの履き潰しです。
夏・冬と専用のタイヤを用意するのではなくスタッドレスを短い期間で通年使用する。
これならタイヤの費用は3年で2セットから2年で1セットに減らせます。
タイヤを交換する手間も減りますし、タイヤの保管の場所も減らせます。

ホイールも1セットのみの購入で良いでしょう。
オイル交換の時にディーラーでタイヤのローテーションを依頼すればいいかな。
予備タイヤも統一できるし2年に1度は新品のスタッドレスです。

挙げるとメリットしか考えられません(笑)

そこで夏タイヤのかわりに1年中冬タイヤで問題ないかを検証します。
自分の記録にある車検時の走行距離から年間走行距離を考えると
2回前の車検:15年1月 69,100km
前回の車検:17年1月 97,000kmということで2年で約28,000kmの走行になります。
1年間で14,000km走っている計算になります。
年間走行のうち冬と夏の割合は・・・・流石に記録はないですが、
滑りに行くと1回約500kmの走行になるので滑走日数ではなく
滑りに行った回数を考えると、16-17シーズンで16回なので
16回×500km=8,000kmとなり12月から3月のほぼ4ヶ月で
雪山に行くだけで年間走行距離の半分以上を走っている計算になります。

以上のことから冬のシーズンインにスタッドレスタイヤを新品で履いて
冬:8,000kmの走行
夏:8,000kmの走行
冬:8,000kmの走行 ここまででプラットフォームが出る手前
夏:8,000kmの走行 ここでスリップサインが出る手前
以上の計算だと問題ないと言えるのではないでしょうか?

------------------------------------------------------
スタッドレスタイヤの基本
プラットホーム:約5mmが出たら冬道の性能は期待できない。
スタッドレスタイヤ(新品)の溝の深さは通常のものなら約10mm。
プラットホームはその半分の高さなので約5mmです。

スリップサイン:約1.6mmが出たらタイヤとして使用限界時期
タイヤの溝の深さに拘わらず、普通は夏も冬も同じ高さです。
------------------------------------------------------

使用状況でタイヤの摩耗具合は変わるので不確定ですが、
24,000kmでプラットフォームが出るまで摩耗するかがポイントですね。
プラットフォームが出てからスリップサインが出るまでは余裕があります。
乗用車の経験だと冬のみ3シーズン:約24,000km走ってプラットフォームが
出てきたことはありませんので問題ないような気がします。
と言うか24,000km使えないなら冬だけで3シーズン持たない計算ですよね。

自分の考えでは冬タイヤの履き潰し(2年間使用)で問題ないと考えます。
夏をスタッドレスで乗り切るのは今までも乗用車でやってきました。
夏タイヤと比べて乗り心地はフニャフニャしていますが問題ありません。
と言うかスタッドレスでも冬の殆どが舗装路の走行ですし。





【まとめ】



1年を通して冬タイヤだけで過ごせるなら費用的にも
タイヤの管理的にもかなり楽になるのですが・・・
元々スピードを出して乗る車ではないのでスタッドレスで夏を乗り切りたいかな
最初のスタッドレスタイヤは実験として履き潰しで頑張ってみます。
今年の11月末から2年間スタッドレスで過ごす実験を開始します。

 

色々な考えもあるだろうし、タイヤの使用状況が各自で違うと思います。

あくまでも自分の考えを書いただけなのでタイヤ交換に関して各自の判断に任せます。

 

 

キャンピングカーの冬の話題ならこちらがお薦めです。

 

続きの記事はこちらです。