この前、用事があってふらっと
訪れた場所の近くに、
民族資料館と小さな美術館があった。
すぐに私は行きたい!となり、
旦那さんの手を引っ張った。
民族資料館で色々と歴史の模型
を見たり、資料を見たりして、
2人でああだこうだと話し合った。
その後、お隣の小さな美術館で
ちょうど地域の人の絵画展が
開かれていたので、じっくりと見た。
『この絵の中で1番グッときたもの
をそれぞれ探そう!』
と提案した。
そして2人でじっくりそれぞれ
絵画を見て、当てっこをした。
私は彼の選んだ作品をすぐに
当てたけど、彼は当たらなかった。
彼は降参して、どれか教えて!と
頼んできたので、私は手を引っ張って
その絵の前に連れてきた。
彼はビックリしていた。
この絵画展の中で1番小さな絵
だったからだ。
またなぜその絵を、私が選んだ
のかを分からなかったので、
理由を聞いてきた。
私はその小さな絵の中に、
たくさんの幸せが詰まっていたから
選んだ。
でもその絵は幸せを描いていない。
見る人の想像力で描いている。
彼はなぜその絵は幸せを感じられる
のかを聞いてきたので、私は
解説した。
彼は熱心に私の解説を聞いて、
終わると拍手した。
『感動した!この絵にそんなメッセージ
が込められていたなんて!
ユリちゃんは流石だね!
やっぱり絵を見る見方が全然違うね。
お願いがある!
他の絵も解説して欲しい!
もっと絵を知りたい!』
と彼は話してきたので、私は
その小さな美術館にある絵を
一つ一つ解説した。
彼はそのたびに、感動して、
絵は面白いね!また美術館行きたい!
今度はもっと深く絵を見れそうだ!
と話してくれた。
その後のカフェでも、彼はずっと、
絵について話していて、
私はとても嬉しかった。
私にとって、絵というのは、
アイデンティティーの一つだ。
最近自分でも描いているけど、
見るのも好きだ。
両親に小さい頃から全国各地の
美術館に連れられて行っていたので、
子どもの頃から美術館は
キラキラワクワクの場所だった。
私が美しさにこだわるのは、
幼少期のそうゆう環境からだろう。
子どもの頃から美しいものを
たくさん見てきたので、
美しいものが好きなのだ。
絵は私だけのアイデンティティーで
あり、彼に共有させる気はなかった。
1人で美術館に行っても、
すごく満足できる。
でも彼はいつも私の興味ある
ものにすごく興味を示してくれる。
ユリちゃんが好きなものを
自分も好きになりたいと
話してくれる。
だから2人で美術館に行くと、
私は1人で行くよりも幸せを
感じられた。
凄く嬉しかったし楽しかった。
一つ一つの絵を解説して、
彼がすごくうんうんと聞いてくれて
絵を好きになってくれるのが
嬉しかった。
こんな旦那さんだから、
家を建てるのも、
ユリちゃんはアトリエドカンと
建てなさい!と話してくれる。
絵も陶芸も写真も文章もその
アトリエでたくさん、
生み出したらいい。
僕はユリちゃんの作り出すもの
のファンなのだから。
だから私は1人で生きていた頃
よりも、2人で今生きている
毎日がとても幸せで楽しい。
2人でいることの方が楽だ。
1人でいる時よりも、
もっと自分が自分らしくいられる。
彼はいつも私の好きなことを
好きになってくれる。
陶芸も絵もクラシックピアノ
コンサートもすごく好きになってくれた。
漫画本、本、オタクの私のこと
もいつも、ニコニコ、ニコニコ
嬉しそうに見てくれてる。
愛って、素晴らしいなと思う。
今日、6組のおばあちゃんおじいちゃん
が手を繋いでデートしていた。
足腰もフラフラで、でも
2人でしっかりと手を繋いで、
ゆっくりゆっくり行きましょう!
と笑っていた。
すごくいいなと思った。
私も彼とそんな未来を描いて、
今日も今この瞬間のパートナーシップ
を楽しむ。
『恋愛がうまくいくあのねノート』
〜あのねを書くだけで彼に言いたいことが言えた〜
恋愛潜在教育学®︎
教育学/潜在意識の観点から捉えた恋愛の真理