2024年5月12日(日)。天気曇り。

昼食は、京王線「府中駅」ビルの「ぷらりと府中」の食堂街「TSUZUMI」にある「陳麻婆豆腐」にて。

けやき並木の緑は、いよいよ濃くなってきました。

くらやみ祭」の終わった「大國魂神社」の参道も。

「東京競馬場」のバラ園は盛りになっています。

今日は天気が曇りでしたので、こちらは晴れていた昨日に撮ったものです。

馬の形をしたオブジェ。

歴代ダービー馬のプレートもバラの花に囲まれて並んでいます。

本日の東京競馬場メイン11Rは、牝馬上半期の頂上決戦「ヴィクトリアマイル(GⅠ)」(芝・左・1600m)。15頭が出走します。昨年の本レース優勝馬「ソングライン」、2着馬「ソダシ」はいずれも引退しています。昨年のクラシック3冠馬「リバティアイランド」は、3月の「ドバイシーマクラシック(GⅠ)」(3着)遠征後、怪我のため休養中、昨年の「エリザベス女王杯(GⅠ)」優勝馬「ブレイディヴェーグ」も休養中です。

1番人気は、「⑥マスクトディーヴァ」(牝・4、J.モレイラ騎手)。昨年は「ローズステークス(GⅡ)」優勝を経て「秋華賞(GⅠ)」に挑戦、「リバティアイランド」の2着。前々走「東京新聞杯(GⅢ)」は1番人気に推されながら6着でしたが、前走「阪神牝馬ステークス(GⅡ)」は同じく1番人気で見事に勝ち切りました。モレイラ騎手は、前走に続いての騎乗です。

2番人気は、「⑩ナミュール」(牝・5、武豊騎手)。2022年の「オークス(GⅠ)」は、「スターズオンアース」の3着。「秋華賞」は「③スタニングローズ」の2着。昨年の「富士ステークス(GⅡ)」、「マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」連勝で、当代を代表するマイラーとなりました。「マイルチャンピオンシップ」は藤岡康太騎手が鞍上でした。近走は海外遠征に出て、前々走「香港マイル(GⅠ)」3着、前走「ドバイターフ(GⅠ)」2着と、惜しいレースが続きました。武豊騎手は初騎乗です。

3番人気は、「⑤ウンブライル」(牝・4、川田将雅騎手)。昨年の「NHKマイルカップ(GⅠ)」2着、前々走「東京新聞杯」は9着、前走「阪神牝馬ステークス」は「⑥マスクトディーヴァ」の2着でした。改めて今年の「東京新聞杯」は難しかったと思います。川田騎手は初騎乗です。

4番人気は、「②フィアスプライド」(牝・6、C.ルメール騎手)。三走前「府中牝馬ステークス(GⅡ)」4着、前々走「ターコイズステークス(GⅢ)」優勝で重賞初制覇、前走「中山牝馬ステークス(GⅢ)」は、1番人気に推されながら「④コンクシェル」の9着。ルメール騎手は、3戦連続の騎乗です。

5番人気は、「③スタニングローズ」(牝・5、西村淳也騎手)。2022年の「オークス」は、「スターズオンアース」の2着。そして「秋華賞」は「⑩ナミュール」(2着)、「スターズオンアース」(3着)を制して優勝しました。前々走は昨年の「ヴィクトリアマイル」12着、前走は「大阪杯(GⅠ)」8着。西村騎手は、前走に続いての騎乗です。

6番人気は、「⑬モリアーナ」(牝・4、横山典弘騎手)。昨年は「紫苑ステークス(GⅡ)」優勝を経て「秋華賞」に挑戦して5着、前々走「アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)」4着、前走「阪神牝馬ステークス」は「⑥マスクトディーヴァ」の3着。横山典弘騎手は、6戦連続の騎乗です。

7番人気は、「④コンクシェル」(牝・4、岩田望来騎手)。昨年の「秋華賞」は18着でしたが、前々走条件戦、前走「中山牝馬ステークス」と連勝した勢いで、本レースに挑戦です。岩田望来騎手は、3戦連続の騎乗です。

8番人気は、「⑦ハーパー」(牝・4、池添謙一騎手)。昨年の「オークス」2着馬。「秋華賞」は「⑥マスクトディーヴァ」に続く3着。三走前「エリザベス女王杯」は3着でしたが、前々走「有馬記念(GⅠ)」9着、前走「大阪杯(GⅠ)」13着と、牡馬とのレースは苦戦が続きました。池添騎手は初騎乗です。

9番人気は、「①ライラック」(牝・5、戸崎圭太騎手)。最後の勝利は、「スターズオンアース」をクビ差で制した約2年半前の「フェアリーステークス(GⅢ)」。をそろそろ何か起きる予感がします。前々走「有馬記念」13着、前走「阪神牝馬ステークス」は「⑥マスクトディーヴァ」の10着。戸崎騎手は、5戦連続の騎乗です。

10番人気は、「⑭フィールシンパシー」(牝・5、横山琉人騎手)。前々走「中山牝馬ステークス」は「④コンクシェル」の4着、前走「福島牝馬ステークス(GⅢ)」2着。横山琉人騎手は、7戦連続の騎乗です。

11番人気は、「⑮ドゥアイズ」(牝・4、鮫島克駿騎手)。三走前リステッド「リゲルステークス」2着、前々走リステッド「洛陽ステークス」優勝、前走「中山牝馬ステークス」は「④コンクシェル」の5着。伏兵の予感がします。鮫島克駿騎手は初騎乗です。

12番人気は、「⑧サウンドビバーチェ」(牝・5、松山弘平騎手)。昨年の「ヴィクトリアマイル」は5着。前々走「ターコイズステークス」は「②フィアスプライド」の15着、前走「東京新聞杯」14着。松山騎手は、3戦ぶりの騎乗です。力の衰えてきている観がありますが、昨日の「京王杯スプリングカップ(GⅡ)」を「ウインマーブル」で優勝した勢いに期待します。

13番人気は、「⑪ルージュリナージュ」(牝・5、横山和生騎手)。三走前「ターコイズステークス」は「②フィアスプライド」の11着、前々走「東京新聞杯」8着、前走「中山牝馬ステークス」は「④コンクシェル」の13着。横山和生騎手は、2戦ぶりの騎乗です。

14番人気は、「⑨テンハッピーローズ」(牝・6、津村明秀騎手)。三走前リステッド「朱鷺ステークス」優勝、前々走「京都牝馬ステークス(GⅢ)」7着、前走「阪神牝馬ステークス」は「⑥マスクトディーヴァ」の6着。津村騎手は、5戦連続の騎乗です。

15番人気は、「⑫キタウイング」(牝・4、杉原誠人騎手)。最後の勝利は、約1年半前の「フェアリーステークス(GⅢ)」。前々走「中山牝馬ステークス」は「④コンクシェル」の14着、前走リステッド「谷川岳ステークス」8着。杉原騎手は、4戦連続の騎乗です。

出走馬中、6頭が「阪神牝馬ステークス」組(いずれも直行)、5頭が「中山牝馬ステークス」組(直行は3頭)。「阪神牝馬ステークス」組は、本レースとの相性が良いようです。

いよいよレースが始まります。

レースは、「⑩ナミュール」の出遅れで始まりました。先頭は、「④コンクシェル」と「⑭フィールシンパシー」。これに「③スタニングローズ」と「②フィアスプライド」が続きます。中段は、「⑧サウンドビバーチェ」、「⑤ウンブライル」、「⑮ドゥアイズ」、「⑥マスクトディーヴァ」、「①ライラック」など。「⑬モリアーナ」、「⑩ナミュール」、「⑪ルージュリナージュ」は後方から。4角を周って直線を向いたところでは、「④コンクシェル」が1馬身のリード。どこまでがんばれるか。「②フィアスプライド」が好位置から発進して、先頭をとろうとします。そこへ中段後ろから、「⑨テンハッピーローズ」が猛烈な追い上げをしてきました。馬群は、全体的に後方にいた馬が差す格好になって、メンバー最速の上りは最後方にいた「⑪ルージュリナージュ」、メンバー2位の上りは同じく後方の「⑩ナミュール」。そして「⑨テンハッピーローズ」は「⑬モリアーナ」とともにメンバー3位。200mを過ぎたところで、「⑨テンハッピーローズ」が「②フィアスプライド」に追いつき、そのまま突き放す勢いで走り抜けます。「⑨テンハッピーローズ」は「②フィアスプライド」に1馬身1/4差をつけて優勝、重賞初制覇もちろんGⅠ初制覇です。そして津村騎手も初のGⅠ優勝!これは予想の外でした。しかしながら、たいへん強い競馬でした。もっと「阪神牝馬ステークス」組を考えていればと言っても、なかなか難しいです。「②フィアスプライド」のクビ差3着に「⑥マスクトディーヴァ」。1番人気の面目を何とか果たしました。更にクビ差4着に「⑮ドゥアイズ」、半馬身差5着に「⑪ルージュリナージュ」。「⑤ウンブライル」は6着、「⑬モリアーナ」は7着、「⑩ナミュール」は8着、「③スタニングローズ」は9着。
 
表彰式の様子。「⑨テンハッピーローズ」と津村騎手がスクリーンに映し出されます。

プレゼンターのなかやまきんに君と、ポーズを決める津村騎手。おめでとうございます。

今日のレースを当てた人は、なかなかいないでしょうね。

帰りは「大國魂神社」にお詣りしました。