2023年10月21日(土)。天気快晴。東京競馬場へ!

まさに「天高く馬肥ゆる秋」の風情。競馬場越しに、ビール工場を眺めました。

本日のメイン11Rは、「第26回富士ステークス(GⅡ)」(芝・左・1600m)。12頭が出走です。優勝馬には、「マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」の優先出走権が与えられます。大きく抜きんでた馬はいないため、混戦が予想されます。

1番人気は、「⑥ナミュール」(牝・4、J.モレイラ騎手)。昨年3歳時「オークス(GⅠ)」は「スターズオンアース」の3着、「秋華賞(GⅠ)」は「スタニングローズ」の2着。三走前「東京新聞杯(GⅢ)」は「ウインカーネリアン」の2着、前々走「ヴィクトリアマイル(GⅠ)」7着、前走「安田記念(GⅠ)」16着。近走はあまりふるいませんが、香港からの刺客モレイラ騎手に乗り替わりで、「チューリップ賞(GⅡ)」以来、約1年半ぶりの勝利を目指します。

2番人気は、「③エターナルタイム」(牝・4、C.ルメール騎手)。クラシックへの参戦はなく、前走条件戦「多摩川ステークス」を優勝してオープン入り、本レースが重賞初挑戦です。何と言っても勢いのあるところが期待大です。ルメール騎手は、前走に続いての騎乗です。

3番人気は、「⑦イルーシヴパンサー」(牡・5、岩田望来騎手)。今年最初の「京都金杯(GⅢ)」を優勝、前々走「中山記念(GⅡ)」8着、前走「安田記念」10着。ここで巻き直しを図りたいところです。岩田望来騎手は、前走に続いての騎乗です。

4番人気は、「⑨レッドモンレーヴ」(牡・4、横山和生騎手)。今年の「京王杯スプリングカップ(GⅡ)」の優勝馬!がんばれ!前走「安田記念」は6着。横山和生騎手は、3戦連続の騎乗です。

5番人気は、「⑤ジャスティンスカイ」(牡・4、戸崎圭太騎手)。3歳時「青葉賞(GⅡ)」に出走して11着でした。今年初めのリステッド「洛陽ステークス」優勝まで3連勝の勢いできましたが、前々走「読売マイラーズカップ(GⅡ)」9着、前走リステッド「米子ステークス」8着と、やや伸び悩んでいました。戸崎騎手は初騎乗です。

6番人気は、「④ソーヴァリアント」(牡・5、池添謙一騎手)。昨年末の「チャレンジカップ(GⅢ)」を優勝しました。今年に入ってからは、三走前「中山記念」9着、前々走「鳴尾記念(GⅢ)」12着、前走「札幌記念(GⅡ)」3着。本調子になりつつあるかも知れません。池添騎手は初騎乗です。

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7番人気は、「⑪ダノンタッチダウン」(牡・3、横山典弘騎手)。ロードカナロア産駒の3歳馬。2歳時、「デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)」と「朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)」とも2着と、たいへん有望な成績をあげましたが、前々走「皐月賞(GⅠ)」は18着となり、前走「NHKマイルカップ(GⅠ)」に出走して4着でした。新馬戦は福永祐一騎手、その後は川田将雅騎手の騎乗でしたが、横山典弘騎手に乗り替わりです。

8番人気は、1年7カ月ぶりの復活になる「⑫ステラヴェローチェ」(牡・5、M.デムーロ騎手)。パドックでは、この馬の姿を見て泣いている人もいました。前々走は、昨年始めの「日経新春杯(GⅡ)」2着、その後はドバイに遠征して「ドバイシーマクラシック(GⅠ)」で9着。M.デムーロ騎手は、休養をはさんで4戦連続の騎乗です。

9番人気は、「②マテンロウオリオン」(牡・4、田辺裕信騎手)。今年の6戦目になりますが、前々走「読売マイラーズカップ」5着、前走「安田記念」11着。その後、夏の間は休養していましたので、リフレッシュしてどのような戦いを見せるか。これまで、12戦連続で横山典弘騎手が騎乗していましたが、田辺騎手に乗り替わりです。

10番人気は、段々と希少になってくるディープインパクト産駒「⑩キラーアビリティ」(牡・4、横山武史騎手)。昨年末の「中日新聞杯(GⅢ)」で優勝した後、今年は三走前「京都記念(GⅡ)」5着、前々走「大阪杯(GⅠ)」13着、前走「新潟大賞典(GⅢ)」5着。本レースはこれまでも距離短縮になります。横山武史騎手は、6戦ぶりの騎乗です。

11番人気は、「①ユニコーンライオン」(牡・7、坂井瑠星騎手)。今春、オーストラリアの「クイーンエリザベスステークス(GⅠ)」に遠征して5着、その後は「宝塚記念(GⅠ)」15着、「函館記念(GⅢ)」12着、「札幌記念(GⅡ)」15着と、ふるわない成績が続いています。本レースは距離短縮です。坂井騎手は、3走ぶりの騎乗です。本日、坂井騎手は好調でしたが、ここは難しいのではないかという気がしました。

12番人気は、「⑧タイムトゥヘヴン」(牡・5、大野拓弥騎手)。この馬も「京王杯スプリングカップ」組で、17着でした。昨年の「ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)」優勝以来は、やや低迷気味になってしまっています。大野騎手は、5戦連続の騎乗です。

スタートで「⑧タイムトゥヘヴン」が出遅れた一方、「①ユニコーンライオン」が出て行こうとするところを制して、「⑪ダノンタッチダウン」が飛び出しました。更に「⑫ステラヴェローチェ」が追って行きます。「③エターナルタイム」、「⑦イルーシヴパンサー」は中段前、「⑤マテンロウオリオン」は中段真ん中、「④ソーヴァリアント」、「⑥ナミュール」は中段後ろ、「⑨レッドモンレーヴ」は後方の位置取り。最後方が「⑩キラーアビリティ」となりました。4角を3馬身差つけた先頭で「⑪ダノンタッチダウン」が進みます。残り400mで2馬身差、後方はかなり差がなくなり密集してきました。「⑫ステラヴェローチェ」は次第に下がって行きます。この中で「③エターナルタイム」と「⑥ナミュール」が出てきますが、「⑥ナミュール」が先頭に立ったところで、大外から「⑨レッドモンレーヴ」がメンバー上り1位の勢いで迫って来ました。しかし、「⑥ナミュール」の勢いは止まらず、1馬身1/4差でゴールを切りました。「チューリップ賞」以来、1年7カ月ぶりの勝利をあげました。2着「⑨レッドモンレーヴ」に続いて、2馬身半差の3着に「④ソーヴァリアント」、3/4馬身差の4着に「⑦イルーシヴパンサー」、半馬身差の5着に「②マテンロウオリオン」。いつも間にか「③エターナルタイム」は6着になっていました。少し心配していた「⑫ステラヴェローチェ」は7着。がんばった「⑪ダノンタッチダウン」は11着。無事にレースが終わって何よりでした。

 

帰りは、「大國魂神社」に寄りました。

夕食は、「トリエ京王調布」の蕎麦屋さん「家族亭」にて。