2024年5月5日(日)。こどもの日。東京競馬場で「NHKマイルカップ(GⅠ)」観戦の後です。

いつものとおり「大國魂神社」に寄りました。この日は、「大國魂神社」例大祭「くらやみ祭」の本番、「神輿御渡」の日です。

「大國魂神社」の境内に、大太鼓が据えられています。

こどもの日のシンボル、鯉のぼりがはためいていました。

鐘楼の近くににも大太鼓が並べられていました。この大太鼓は6張あるそうです。

参道は人であふれかえっていました。

これまで「競馬式」や「山車行列」は観たことがあるのですが、「神輿御渡」は観たことがありませんでした。そこで、競馬観戦で疲れていたのですが、夜も出動することにしました。武蔵国総社である「大國魂神社」には、武蔵国内の著名な六宮が配祀されています。その六宮の神輿が街中を練り歩きます。

警察の車も出動しています。かなり頻繁に注意をしていていました。

大太鼓が大きな音をさせながら通り過ぎていきます。始めのうちは、たくさんの人をかきわけながら観ていたのですが、次第に前の方に進むことができました。「くらやみ祭」は、4月30日に、神職が品川海上で禊を行い、清めの潮水を持ち帰ることから始まります。六宮に加えて、「御本社」、「御霊宮」と8基の神輿があって、府中の旧4ヶ町(本町・番場・新宿・八幡宿)で分担して奉持しています。

「一之宮神輿」です。1888(明治21)年製作、2014(平成26)年改修。「大國魂神社」では「一之宮」は多摩市にある「小野神社」のことです(大宮の「氷川神社」も「武蔵国一之宮」とされています)。「一之宮神輿」は番場・神戸・片町・西馬場・屋敷分の5町が奉持しています。

「二之宮」の提灯が来ました。「二之宮」は、あきる野市の「二宮神社」です。

「二之宮神輿」は、1934(昭和9)年製作です。八幡町が奉持しています。

「四之宮」の提灯。「四之宮」は、秩父市の「秩父神社」です。

「四之宮神輿」は本町下組が奉持していて、他に分梅、本宿、小野宮、南町等が講中です。

「四之宮神輿」は、1934(昭和9)年製作、2020(令和2)年改修。

「五之宮」の提灯。「五之宮」は、埼玉県児玉郡神川町の「金鑽神社」です。

「五之宮神輿」は、1900(昭和33)年製作、2021(令和3)年改修。新宿が奉持しています。

「六之宮」の提灯。「六之宮」は、横浜市緑区の「杉山神社」です。

「六之宮神輿」は、1901(昭和34)年製作、2024(令和6)年改修。新宿(東馬場など)が奉持しています。

「御本社」の提灯。「御本社」はもちろん「大國魂神社」のことです。

「御本社神輿」は、1973(昭和48)年製作。「一之宮神輿」と同じく番場宿が奉持しています。

「旧甲州街道」、「大國魂神社」の鳥居前を通る「五之宮神輿」。