母は、パジャマはワンピースタイプのものしか着ません。
特に幅がゆったりで、丈の長いものが一番お気に入り。
普段は地元の石橋の商店街で、服や生活用品を買う母なのですが、
めずらしくわざわざ隣駅の池田までパジャマを買いに出かけると言う。。。
私が訳を聞いてみる。
「なぁ、なんでわざわざ池田までパジャマ買いに行くん?」
「石橋には売ってへんねん」
メタボ体型の母は、大きいサイズのパジャマをご所望。
なんと石橋には売っていないのだとか。
ていうか、池田にそんなお店あったかなぁ・・・・・
そして、池田での買い物から帰ってきた母。
「池田に大きいサイズ、売ってへんかったわ・・・・」
と、とても残念そうに肩を落としていた。。。
そしてその翌日、母は隣の隣の川西駅までパジャマを買いに行くと言う。
普段はお墓参りの時くらいしか、電車に乗らない母なのに。
そんなに・・・そんなに・・・パジャマが欲しいんや・・・・(笑)
そして、川西から帰ってきた母。
手にはパジャマらしき大きめの袋をぶらさげている。
どうやら欲しいものが見つかった模様です。
そして、 「つい、食べたくなって買うてまうわ~」 と、
”くくる”のたこ焼きと、”蓬莱”の豚マンとシュウマイまで買ってきている。
しかも2つとも、関西人が大好きなソース系と、大好きな551の豚マン。。。
マクドとケンタッキーと並んで、電車で匂いのバレる食べ物のトップ10には入る。
そんな香り充満、手荷物が満載な状態で、
母は買い物からホクホク顔で帰ってきた。
そして、台所にいた私に話しかける。
そう、ゲットしたパジャマのお披露目タイムです。
「ほら、見てみ~。これ、8000円が3000円やってん」
「大きいサイズ見つかってよかったね~」
1つ目はぐるぐる巻きのブタの顔がたくさん書かれたものでした。
「もう1つ、同じサイズのんも買うてん」
「へ~~~」
2つ目は・・・・
2つ目も・・・・ブタの柄だったのです。
しかも、頭がドングリになっている。。。。
その上、長い体で、コケシ風なのか、キノコ風なのか、もはや分からない。。。。。
母にとって、パジャマはサイズが重要であり、柄はどうでもいいのです。
つか、どっちもブタ?? そんなブタの柄ってポピュラーなん??
「こんなブタのんばっかり、よう見つけてきたね、お母さん。。。」
「ブタのんばっかり売ってるお店やねん!」
・・・・パジャマ売り場じゃなく、なぜその店チョイスするかなぁ・・・
「全部?全部ブタのものばっかり売ってるん?」
「そうや!ブタ専門店や!」
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブーーーーーーーーーーっっ!!!!!
ブタ専門店って!!!!!
肉屋とちゃうねんから!!! (笑)
「ほら、この袋にも ピッグ(PIG) って書いてあるやろ?」
「えっ?そういう名前のお店なん?」
「そうや、 P・I・G や!」
そう断言して、私に説明してくれる母。
豚のことを英語でPIGというのを、母が知っていたことにもびっくりしたけど、
そんなことでびっくりしてはいられない。
まずはショッピングバッグの名前を探さないと・・・・・
でも、袋に書かれた文字にも、テープやシールにさえも、
どこにもPIGという文字は見あたらない。
あるのは、ブタのマークと、「drug store's」 という店名だけ。
「お母さんさ~、PIG(ピッグ)じゃなくて drug(ドラッグ)って書かれてるで。。。」
「ウソ! ウソや!!」
「ほら、ここ・・・」
「ほんまやな・・・・・」
あれだけ力説しておいて・・・・・
「ブタ専門店」 で 「PIG store's」。
そう思い込みたい気持ちだけは、今回はとてもよく伝わってきた。。。。。
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以上、久々の母ネタでした☆
ブタ専門店がかなり尾をひいてしまい、しばらく笑みが止まない私でした(笑)
そんなうちの母の過去記事はコチラから↓
1 私とトマトと母
2 私と母とじゃがいも
3 しょうもない take①
4 しょうもない take②
5 千円札。
6 母の悲劇
7 母とひな祭り
8 夜中のコンビニエンスストア
9 おかん小ネタ集 vol.1
10 母とカラス
11 話しかけたかった
12 母の幸せ
13 姉からの一言で
14 庭のカマキリ
15 自転車でこけた時のケガ
16 真夜中の情事・・・いや、事情
17 家族で旅行④ with 母
18 パジャマを買いに