家族で旅行④ with 母 | One for the earth

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遅くなりましたが、先日の旅行での母の様子です。









◆スネ毛 再び◆


行きの車の中で、姉が私のブログ(母ネタ)の話を持ち出しました。

姉の友人が、スネ毛の話が面白かったらしいのです。




母が自分のことで笑われてるのに気付いたらしく、


「何?何の話~?」

「ほらさぁ、お母さん、こないだの足の怪我のところの毛の話やん」

「あ~そうそう、この傷のとこに毛生えてな~」



またまた、おもむろにズボンの裾をまくり、運転席の方へ足を投げ出す。


「ほら、見てごらんよ」



もうみんな見てるし知ってるって・・・・・・

だからその話題になってんねんて(笑)



「店のお客さんにも、みんなに見せたってんねん」



ええええ!お客さんにまでも!?

しかも”見せたってねん”って、どんだけ上から目線・・・・・・(笑)





そうして、ブログの話で盛り上がってると、

母が私に向かって真顔で、 





「あんた、ブログに私のこと、勝手におもしろおかしく書かんとってくれるか」





しかもちょっと怒った風に。



おもしろおかしくというか・・・・・

そのまんまを書いてるだけなんですけどね・・・・



やはり母は自分の面白さに気付いていないようです(笑)












◆ホテルのロビーにて◆



ホテルのチェックイン待ちで受付にいたときのこと。


すぐ横のロビーに誰も座っていないグランドピアノが置いてありました。




バーンとピアノの低い音が鳴ったので、

ピアノの方を見たら、すぐ傍ら (左側の低い音の鍵盤の前)に母が立っていた。




「あかんやんお母さん! 勝手にピアノ弾いたら!」


と、母を叱る私。


何も悪いことしてへんやん、的なポカンとした顔の母。




「お店のやから、勝手に触ったら怒られるで!」

「触ってへんで」

「えーーでも、いま音鳴ってたやん」

「これ、勝手に動くやつやで」





演奏者がいなくても、自動で鍵盤が動くピアノだったのです(笑)



勝手に母だと決め付けた私も悪いけど、

ピアノんとこに立ってた母も紛らわしい・・・・(笑)







その夜、みんなでロビーにお土産物を買いに行ってたときも、

ロビーのピアノの席に勝手に座る母。


(つか、なんでそんなにピアノに興味あるんやろ? 家にもあるのに・・・)



弾くのはダメだけど、座るのはよしだと母なりに自己判断に任せているらしい。。。



この時は自動演奏が流れていたので、無人で鍵盤だけが動いていました。


鍵盤の動きを見て楽しんでいるだけなのかな~と、みんなで母を見ていたら、




なんと母はおもむろに両手を出し、ピアノの鍵盤の動きに合わせて、自分の指を動かしはじめた。






エアピアノしてるぅーーー!!

笑けるぅーーーー!!


 (たぶん、みんながみんな思っていたはず・・・)







優雅にピアニスト気分を味わう母。





でも・・・・・

指がぜんぜんついていってない(笑)



頭の動きは左右に振られ、

あとは目で追うので必死な感じ(笑)






髪型は白髪まじりのおばちゃんショートヘア。

服装は浴衣のちゃんちゃんこ。

姿勢は猫背。



優雅でエレガントなピアニストとはかけ離れすぎで・・・・





それでも必死に指を動かす母。



みんなで演奏に没頭する母をながめる。




(まだやってるで・・・・)

(結構長いな・・・・)

(でも、楽しそうやで・・・・)




うちらはそんな母を見て大笑い。


でも、母はいたって真面目で必死なのです。






・・・・そして、またこうやって私がブログでネタにしていることも知らずに・・・・・・・










◆部屋の座椅子◆



ホテルのチェックアウトの際、

母は律儀にもアンケート用紙を記入して フロントへ提出してました。


その時、スタッフの人に母は、




「あ~ひとつだけクレームあるわ」

「何かございましたか?」

「部屋にイスがなかったわ」





イス・・・・・あったやん・・・・




というのも、旅館はもちろん和室の畳なので座椅子しかないのですが、

母が座りにくい・・・・といって、外の通路にあった普通の背もたれ付きのイスを、



「これ、持っていってもええかなぁ」



と、部屋に勝手に持ち込もうとしてたらしく・・・・(義理兄談)


義理兄の説得に応じてあきらめ、結局フロントへ電話し、

スタッフの方に普通のイスを部屋に持ってきてもらったようです。




それ、クレームというか・・・・・

むしろ、こっちのわがままに対応いただいてありがとう。のお褒めのパターンちゃうん。。。



ま、普通の椅子も置いてて欲しいという、ただの母の要望ですね(笑)




夜はその椅子に座り、楽そうに落ち着いてくつろぐ母。

でも11時になると、いつものテレビ番組が見たいと、

私達の輪から離れ、その椅子を持って1人で部屋に戻ってしまいました。。。



こんな家族団欒、年に1度あるかないかやのに・・・・・






やはり母はマイペース。













◆翌日のナガシマスパーランド◆



姪っ子がナガシマスパーランドに行ってみたい、という意見もあったのですが、

母が久々に絶叫マシンに乗りたいという希望もあったらしく、ここに決めたんだとか。



確かに、歳をとるとこういうとこに行く機会ってなかなかないけど・・・・・

還暦過ぎて、久しぶりにジェットコースターに乗りたいっていう発想が・・・・なぁ(笑)





ナガシマスパーランドで一番の絶叫系は、”スチールドラゴン”


その日はたまたま風が強くって、

「風の影響で、スチールドラゴンは運行休止するかもしれません」

と受付で入場券を買う時点で言われたので、

動いているうちに先に乗ろう!と、一番初めに行くことになりました。




普通は、手始めに軽いのから乗っていって、一番怖いのを後に持ってくるのですが、

しょっぱなからキツイな~~と思いながら、家族全員で並んで乗る。


スチールドラゴンを乗り終わったあと、母は、







「もう乗りたいもん、何にもないわ~」








え!!もう??



まだ1発目やん!


いま来たとこやん!


まだまだこれからやんか!







でも、もうやりきった感でいっぱいな母。。。。




なぜか宙を見てる・・・・・・



達成感満載、もう満足したご様子(笑)











そして、これは私が後から気付いたことなのですが・・・・・




みんなでどれに乗ろうかと、パンフレットを見ていたとき。


乗り物の名前の横に、年齢や身長制限が記載されていたので、

小さい子向けじゃない方が 怖くて面白いのかな~と探していたら・・・・・







最初に乗ったジェットコースターの”スチールドラゴン”の年齢制限、


    【 ~ 54歳まで 】






えええええ!!! 54歳まで?!





おかん・・・・・65歳・・・・・



ゆうに10歳近くも年齢制限を越してました(笑)







何も知らないということは、怖いことです。。。











その後 それを気にしてか、 

乗り物に乗るたび、 母は年齢制限を確認していたけど・・・・





ナガシマスパーランドの一番の絶叫に乗っておいて・・・・


それ以上怖い乗り物ないやん・・・・





もう気にする必要ないと思うけどな(笑)





意外にも気にしてる母がかわいいと思いました。











以上。 

ちょっと長くなってしまいましたが、旅行中の母でした。










なかなかうまく書けなくてごめんなさい。

母のネタ、だんだんとパターン化してきて自分の中でハードルが高くなってます。。。(;´∀`)


おもしろおかしく書くの、伝えるのって本当に難しい。。。。





つたない文章ですが、読んでくださってる方、いつもありがとうございます。







☆おまけ☆


母のたそがれてる写真@琵琶湖

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