働かざるもの、食うべからず 〜自分への無意識の暴力 | かんながら

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しろくまさんも、すごく注目してた、メンタリストDaigoって人がホームレスを軽視した動画を配信したって炎上してるらしい。

 

でもね、みんな思ってるじゃん。

「働かざるもの、食うべからず」って。

 

 

わたしの母も、養父も、伊勢平氏おじさんも、ヨギの治療師も、

自分の地位と豊かさは、努力と実力によるもの、って思っているし、

 

 

多くの人が脅迫的に働いてるなって感じる。

だから、「他の人もそうしろ」って思ってる。

 

 

 

コロナで最初に緊急事態宣言が発令されたころ、わたしは書いた。

 

 

 

「お金がないと困る」「働かないと生きていけない」と信じているからこそ、

苦しくても辛くても、会社に行くのである。

 

それはもう洗脳状態といえる。

 

 

学校が休みになって、食費が増えて困るっていう人だっているし、もっと悲惨なのは、
学校の給食が1日1回の食事のような子どもだっていたし、
家庭は暴力が絶えなくて、学校だけが逃げ場だった子もいるわけで、
 
そういう子たちの存在に気づいている人はどれほどいるのだろうか。
 
炊き出しが止まって、困っている家のない人たちのこととか。
わたしたち庶民は今みんな大変な状況の中にいる。
 
 
 
一方的に派遣切りしたり、緊急支援をずいぶん先までにのんびりやればいい、
って考えている経営者や政府のえらい人たちをみて、
 

「お金はいりません。だから働きません!!」

って、みんながいうと思った。

 

 

でも、みんな結局働く方を希望した。

「お金が必要」って洗脳が解けなかった。

 

 

納得できないことを脅迫的に自分を課す人は、

他人にも同じことを要求する。

 

 

自分を鞭打つ人は、他者にもそうする。

 

 

コロナで、

外出を我慢しろって怒ってた人も、

マスクをすべきだと怒ってた人も、

ワクチンを打つべきだと怒ってた人も、

ワクチンを打たないべきでないって言ってた人も、

 

自分がそうすればいいじゃない、ってわたしは思ってた。

 

 

納得して行動を選んでいた人は、

 

若者が騒いでるところに近づかないだけだったし、

マスクしてない人を避けていた。

ワクチンを打てって強要しなかったし、

ワクチンは止めるべきだ、って説教しなかった。

 

だって、それは自分が選択するものだってわかってるから。

 

 
彼の発言は、決して彼だけの問題じゃない。
皆の意識が彼に言わせただけ。
 
 
 
今までだって、ホームレスが襲われたり、
障がいを持つ人たちが殺されたり、っていう事件は起きた。
 
 
 
自分の中にある、自分に向けられている無意識の暴力に気づかない限り、この問題はなくならないと思う。
 
 
コロナは、わたしたちの心のうちを映し出してくれている。
やっぱりコロナは恩寵だと思う。
 

 

 

 

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