pocopanのブログ 「地図がいっぱいある暮らし」

pocopanのブログ 「地図がいっぱいある暮らし」

地図を眺めれば、家にいながら「冒険」の始まり。
毎日をワクワクドキドキの「夏休み」にするためのブログ。

鵜沼城跡

 

NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」も、放映開始から1か月が過ぎました。その間、桶狭間で完勝し、先日の第5回「嘘から出た実」で、ようやく美濃攻略が始まります。今回のエピソードは、鵜沼城主の大沢次郎左衛門。私の知らないエピソードですが、太閤記には記載されているそうです。ただし、信長記には「鵜沼城攻略」の事実記載しかないということで、作り話のようですが、そこが大河ドラマの面白さ。些細なエピソードをいかに料理して魅せてくれるかが楽しみとなります。ネットでは、大沢次郎左衛門の妻の篠さん役が、映美くららさんということで、前作の「べらぼう」では、主要人物四人の暗殺にからんでいたので、今作でも一波乱あるのではないかと、ざわついているようです。

さて、同時代を扱った、PCゲーム「信長の野望・新生」が発売されたのは、2022年07月21日。実は、2024年08月13日に放映されたNHKの教養番組「ゲームゲノム」で紹介されて以来、「信長の野望・新生」は、プレイしたくてたまらない作品でした。「ゲームゲノム」で紹介されるゲームは、「This War of Mine」や「ニーア オートマタ(NieR:Automata)」や「風ノ旅ビト」など、どれもプレイしたくなる粒そろいの作品ばかりです。でも、この「信長の野望・新生」だけは別格に感じました。国や城を奪い合う戦略的な地図と、合戦でしのぎを削る戦術的な地図の二つで自軍部隊を動かせるというのは、とても魅力的です。しかも、部隊が自動的に進撃予定路を示しつつ、地図上を動いてくれることがたまらなく誘惑的でした。要は、地図が大好きなので。



ただ、「1万円近い」というのは、ちょっと手を出しずらい値段です。昨年暮れに、世界最大のPCゲーム配信プラットフォームである「Steam」で5千円台で販売しているのを見つけ、1週間ほど迷ったあげく、購入に踏み切りました。

とりあえず、画面のボタンをクリックしていくと、壮大なオープニングがしばらく続き、なんとなくボタンをクリックしていくうちに、練習モードもなく、 織田信長として、 いきなりプレイが始まります。内政を不器用に進めていると、今川義元が大軍で攻めてきます。あたふたしているうちに、なぜか大勝利。こんな調子で、内政や外交など、システムがよく分からないまま、部下などの諫言に最大限耳を傾けつつ、事態は進展していきます。とりあえず、「結果オーライ」なようで、美濃も無事に攻略し、ようやく最近になってゲームシステムが見えてきた感じです。

少しづつ、隣国の城を攻略していくというのは、実に快感モノです。攻略目標を定め、自軍の各城ごとに軍備を整え、「出陣」とともに、各城から部隊が駆け出していきます。攻略目標地点に自軍が次々と集結し、合戦を繰り広げ、敵を打ち砕いていく様は、なかなかの壮観です。

ただし、近隣諸国も頑張っています。いちおう、徳川と浅井とは同盟を組んでいますが、北に朝倉と上杉、東に武田、西に三好に囲まれ、現時点では一進一退を繰り広げています。動員兵力は敵の方が圧倒的で、常に2~3倍以上。こちらより内政が旨く行っているのでしょう。いつ押しつぶされても不思議ではありません。

攻略法について、YouTubeで調べるのも、なかなかしんどいものがあります。倍速で見ても、いつも自分の期待していることと、ピントがずれており、時間の無駄と思うことが何度もあります。でも、このままでは、勝てそうにもありません。というか、ストレスが溜まっていくばかりです。というわけで、思い切って、Geminiに聞いてみます。

pocopan:
PCゲーム「信長の野望・新生」で、織田信長でプレイしています。徳川と浅井とで同盟を組んでいますが、武田・上杉・三好・朝倉に囲まれ、どうにも勢力を拡大できないでいます。城をとっても、取りかえされる状況が続いています。どのような手を打つべきでしょうか? 

Gemini:
本作において、複数の城を効率よく奪い、かつ敵の反撃力を削ぐ最大の武器は「合戦」による威風です。

といとも簡単に回答を示してくれます。しかも、合戦の方法など、細かく分かりやすく解説してくれます。といっているはなから、16万の三好勢が自領へ攻めてきます。敵が10部隊ほど集まったところで、敵より若干多い4万の自軍で迎撃、合戦となります。Geminiの指南通り、要所を抑え、挟撃により各個撃破に努めます。右と左のクリックを誤り、信長と秀吉の軍勢がうまく動かない状況だったのにもかかわらず、家康勢が破格の活躍。からくも合戦に勝利します。しかも、勝利しただけではなく、「威風」効果で、地図上のいくつもの敵部隊がなびいていきます。なんと、伊賀上野城まで、こちらになびいてしまい、 あれだけ城を落とせなかった苦戦が嘘のようです。

その後は、何が何でも、合戦につぐ合戦。敵が集結する前にどんどん各個撃破していきます。あとは、「銀英伝」のヤン・ウェンリーのような智将が三好勢に登場しないことを願うばかりです。ここで、ふと思った疑問をGeminiに尋ねてみます。

pocopan:
いま、信長でプレイしていますが、将来的には、信長は本能寺の変の年で勝手に死んでしまうのでしょうか? 

Gemini:
信長の寿命が来れば亡くなります。ただし、本能寺の変の1582年ではありません。「本能寺の変」というイベントは存在しますが、発生確率は低いです。また、寿命がつきても、 後継者を選んでプレイが続けられます。
ただ、あなたの場合、本能寺の心配をする前に、まずは三好を完全に飲み込んで「天下人」としての基盤を固めてしまいましょう! 

いやいや、なかなか鋭いご指摘です。ということで、強大な三好からの防戦で合戦に明け暮れている今日この頃です。



さあ、今日も地図を広げて、
天下人になるべく、冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

新しい年を迎え、地図をこよなく偏愛する組織「地図ラー」の会では、有料(月2000円)の会員組織「地図講」が始まり、さっそく参加してみることにしました。この地図講では、月一ペースでの街歩きのイベントがあります。実際の風景と平面に表現された地図とを見比べて、地図の偉大さを味わおうというわけです。まあ、そんな大それた話ではありません。地図を見ていて、面白そうな場所や違和感のある場所に、実際に出かけてみて、見聞を広めようという程度の趣旨です。

最初の第一回は、「千葉」ということで、JR総武線の西千葉駅から千葉駅までの区間を歩きました。8kmという少々長めの街歩きとは言え、こんなに観察すべき対象、つまり見どころがあるとは思ってもいませんでした。

● 千葉氏にまつわる寺社
● 房総往還を偲ばせる史跡
● 太賀ハスにちなんだ説明板や建物
● 鉄道第一聯隊に関するいくつもの軍事遺構
● 千葉公園の綿打池に流れる、かつての川筋
● 変わった交番
● 和菓子屋

個人的には、特に鉄道聯隊が印象的でした。津田沼の第二聯隊と千葉の第一聯隊、ある程度は知っているつもりでしたが、こんなに巨大な軍事遺構が残っているとは思いませんでした。千葉は、軍都ということで、空襲も激しかったはずですが、しっかりと残されていました。 

西千葉駅に13時に集合。東口を出て、すぐの右手には旗竿が建ち並ぶ西千葉稲荷大明神。ちょっとした異空間ですが、かつては刑場があった場所。近くにはこんもりとした塚があります。房総往還は1kmほど東にありますが、刑場があったということは、ここにも往来のある道があったということになります。

松波町と轟町とで、段差と松並木を見学。かつての陸軍の土地と一般の土地との境界線があった場所となります。兵隊さんたちの軍靴が鳴り響いたということで、「轟町」という地名が付けられています。主催者側も場所を選び抜いているとはいえ、まだ歩き始めたばかりというのに、地図ネタがてんこ盛りで、びっくりです。

千葉県の千葉は、千葉氏が由来となっていますが、メジャーだったのは鎌倉時代ということもあり、横浜出身の私としては、いまいちピンときません。豊臣秀吉の小田原征伐で北条氏が滅亡。北条に味方した千葉氏も所領を没収され、戦国大名としての千葉氏はここに滅亡します。ただ、千葉氏ゆかりの寺や神社はそこかしこにあり、今回は来釈寺・大日寺・宗胤寺を回っています。

次に、千葉経済大学。一昨年に文化祭を訪れたのが昨日のようです。この校内に大きな軍事遺構があるとは思いもよりませんでした。奥の方にあるとはいえ、存在感のある巨大な建物です。「旧鉄道聯隊材料廠煉瓦建築」は、千葉県の有形文化財に指定されています。この建物は、明治41年(1908年)に陸軍鉄道第1聯隊の材料廠として建設されました。「材料廠」とは、鉄道の敷設や修理に必要なレール、機関車、客車などの資材を管理・修理・組み立てするための工場です。見どころは、三つあります。一つ目は、10連の巨大な煉瓦アーチ。柱の間隔が約5.4mもある弧形の煉瓦アーチが10基、連続して並んでいます。これほど巨大な連続アーチを持つ明治時代の煉瓦建築は、全国的にも極めて珍しいとのことです。二つ目は、オランダ積み。煉瓦の積み方は、長手面と小口面を交互に並べる「オランダ積み」という技法が採用されています。最後の三つめは、高い天井と広い開口部。車両の出入りを想定して、アーチの下を鉄道車両が通り抜けられるよう開口部が確保されています。

千葉経済大学を後にして、緩やかなカーブを描く車道を歩きます。この道は、先ほどの「材料廠」 へ通じる鉄道の跡です。テンションが自然と上がる道です。和菓子屋「御菓子処袖ヶ浦」で、糖分補給。もち米を使った「いちご大福」が人気なようです。千葉都市モノレールの天台駅から千葉公園駅にかけては、房総往還の道筋と重なっています。ワンカップなどがいまだに供えられている、お地蔵様などを見つけるのは、街歩きの楽しみの一つです。 

宗胤寺から千葉公園にかけては、くぼ地となっています。かつては、川が流れていたそうで、いかにもという風景です。綿打池を中心とした千葉公園は、全体がくぼ地にあります。その周囲のフチに巨大な鉄道聯隊の隧道(トンネル)工事跡がありました。トンネルと言っても、奥行きは5m半ほどしかありません。このトンネルは、昭和6年(1931年)頃に鉄道聯隊がトンネル掘削の技術を磨くために造られているからです。「トンネルの一部」を地上に再現し、内側を補強したり掘り進めたりする訓練に使われたとのこと。高さ・幅ともに約6mの大きさがあります。当時の単線の鉄道が通れるサイズで設計されています。トンネルの入り口上部(ポータル)の中央に、レールの断面と工作用具の斧を組み合わせた「鉄道聯隊」の紋章が刻まれています。

「ウインチ台」は、重い資材を吊り上げたり、引っ張ったりするための機械(ウインチ)を固定していた場所となります。いつもは通り過ぎてしまう軍事遺構ですが、今日だけはしっかりと観察です。台座の上面に、機械を固定していた太いボルトや、その抜き跡が残っています。表面はでこぼこで、当時の荒削りなコンクリートの質感が残っており、あくまで「使い古された道具の跡」という雰囲気でした。 

「架橋演習の橋脚跡」は、鉄橋を架ける訓練に使われた巨大なコンクリートの柱です。まるで、ぬりかべのような迫力。鉄道聯隊の任務は、壊された橋を数日で架け直すこと。ここで何度も、橋脚を組み上げる訓練が行われていたことでしょう。当時の鉄道聯隊の架橋技術は世界一と言っても過言ではありません。映画「戦場に架ける橋」の架橋技術に関する描写はフィクションです。鉄道聯隊は、地味で緻密な「重量物運搬の計算」に長けた技術集団でもありました。

大賀ハス(おおがはす)は、1951年に大賀一郎博士が千葉市で発見した、約2000年前の地層から出土した種から開花した古代のハスです。千葉県の天然記念物や同市のシンボルとなっており、 淡いピンク色の花が特徴で、6月中旬〜7月上旬に見頃を迎えると、千葉公園はお花見以上に人だかりとなるそうです。売店の蓮華亭脇を抜け、ハス鑑賞用の木造の道をたどりました。

その後、千葉公園を抜け、千葉駅が見えてくるとイベントも終了、解散です。地図好きの人間が集まると、街歩きでの観察方法が何十倍にも膨れ上がる感じで、実に興味がつかない半日でした。

■コース


① 旧鉄道聯隊材料廠煉瓦建築 


② 隧道(トンネル)工事跡 


③ 架橋演習の橋脚跡


④ 変わった交番


さあ、今日も地図を広げたまま、
街へ冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

鎌倉の鶴岡八幡宮へ初詣に行きたいし、結婚記念日にはどこか旅行したいと、いろいろ考えあぐね、家内に相談してみると、自衛隊の護衛艦が見たいとのこと。それならば、昨年と同じく、一日目は鎌倉へ初詣。横須賀で一泊し、二日目は軍港めぐりにしようと、考えがまとまるのでした。

鎌倉駅に到着すると、平日にもかかわらず、大勢の観光客。ホームの階段へたどり着くまでに長い行列ができています。これはまったくの想像外でした。ぱっと見、半分以上はうちらと同じお年寄り。残りの人たちは中国人観光客かもしれません。中国語の構内放送がめちゃくちゃ響き渡っています。

ロッカーに荷物を預け、小町通りへと向かいます。時刻は間もなく11時。適当な食べ物屋を探します。なんとなく、うちらの視線に止まった峰本小町通り店に入りました。家内は海老の天ぷらが載った鎌倉丼、私は天丼と少々のお蕎麦。柚の香りが鼻をくすぐられつつ、天ぷらと白いご飯を見事につなげる天つゆのあまりのおいしさに、バクバクとかき込んでしまったのでした。締めはアイスクリームに日本茶です。

この時間帯に小町通りを歩くのは初めて。各店舗がこんなにも賑やかで華々しいとは思ってもいませんでした。お店の商品一つ一つに一喜一憂するかのように、ふらふらと八幡宮を目指します。人が多いのは、三の鳥居前のスクランブル交差点まで。境内に入り、橋を渡れば、人は少なくなり、ようやく落ち着いて参詣できました。帰りは、若宮大路の歩道を伝って、鎌倉駅へと戻ります。

JR横須賀線で横須賀駅へ。ヴェルニー公園では、早くも護衛艦がお出迎えです。艦首の番号は「101」。汎用護衛艦の「むらさめ」のようです。対岸には、二隻の黒い潜水艦が停泊しています。公園を伝って、ホテルへと向かい、チェックインを済ませます。夕食後は、「どぶいた通り」を散策。アメリカナイズされた街並みを堪能します。

翌日は、「YOKOSUKA軍港めぐり」の11時の便に合わせて、行動します。京急の汐入駅のロッカーに荷物を預けようとしましたが、改札内にしかなく、「これは縁がないな」と感じ、荷物を持ったまま、チケット売り場のある「コースカベイサイドストアーズ」の2階へ向かいます。

10時開店の「汐入ターミナル」とも呼ばれている「YOKOSUKA軍港めぐりクルーズターミナル」でチケットを購入します。カウンターのお姉さんは、海上自衛隊の士官のようなきちんとした制服。かっこいいです。一人2000円。隣のお土産屋「軍港めぐりSouvenirShop」にロッカーがあることを教えていただき、ここに荷物を預けます。時間まで、同じ階にある巨大なフードコーナーで食事を済ませておきます。

遊覧船「シーフレンド7 」に乗り込みます。あたたかな陽気なので、迷わずにオープンデッキになっている2階の艦尾席へ。11時の定刻通りの出航。艦内放送によるガイドは、とてもフレンドリーで分かりやすい解説。ディズニーランドのリバークルーズを思い出します。ガイドさん自身も「USJ」の「ジョーズ」のツアーを大変参考にしているとか。ガイドさん一人一人説明の仕方が違うとのことです。

ヴェルニー公園から見えていた潜水艦と「むらさめ」を過ぎ、公園からは見えない死角に入ると、米のアーレイ・バーク級の2隻のミサイル駆逐艦。そして、第七艦隊の顔ともいえる原子力空母「ジョージ・ワシントン」。デカすぎです。というか、まさかアメリカの空母が見れるとは思ってもいませんでした。甲板上には航空機は見えませんでしたが、F35ライトニングやF18スーパーホーネットなどの戦闘攻撃機を含め最大90機を搭載できます。艦内にはスタバもあり、人口五千人の町に匹敵します。一日の乗組員の洗濯物の重量は5トンもあるとか。なので、毎日「ゴトンゴトン」と洗濯をしているそうです。「しょうもなー」と家内は大爆笑です。

船は東京湾に出て、吾妻島を回り込み、長浦湾へ入ります。停泊していたのは、3隻の調査艦に5隻の潜水艦、各種の補助艦艇。横須賀湾のイージス艦を含め、こんなに停泊しているのは珍しいとのこと。新井掘削水路を抜け、横須賀湾へ戻ります。「まや」(艦首番号179)と「てるづき 」(艦首番号116) の2隻のイージス艦が出迎えてくれます。「イージス艦」の「イージス」とは、ギリシャ神話の女神アテナが持つ「あらゆる邪悪を払う盾」のことです。500km以上離れた100個以上の目標を同時に追跡し、自動で迎撃できることから「『最強の盾』を持つ軍艦」という意味で「イージス艦」という言葉が使われています。

最後に登場する自衛艦は、「むらさめ」です。こちらは、汎用の護衛艦で、100km以上離れた敵艦船を正確に攻撃できる「90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)」や敵ミサイル攻撃を防ぐ「CIWS(高性能20mm機関砲)」、敵潜水艦を撃沈する垂直発射型アスロック(VLA)と三連装の魚雷を装備しています。さらに、対潜攻撃能力を持つ哨戒ヘリコプター(SH-60J/K)を搭載しています。

あっという間でしたが、密度の濃い45分間でした。土産物屋で、家内は自分のために「むらさめ」の絵葉書を、娘のために軍港カレーを購入します。最後に「むらさめ」を眺めつつ、JRの横須賀駅へ向かい、帰宅の途につくのでした。

■周辺図


①ヴェルニー公園から


②どぶいた通り


③潜水艦


④ミサイル駆逐艦と空母「ジョージ・ワシントン」


⑤外洋


⑥長浦湾の艦艇


⑦潜水艦


⑧イージス艦「てるづき」と「まや」


⑨汎用護衛艦「むらさめ」


⑩「シーフレンド7 」 



さあ、今日も地図を広げて、
軍港めぐりへ冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

家内の希望により、先週日曜日の早朝ウォーキングは京葉線の検見川浜駅周辺を歩きます。京葉線は東京都と千葉県とを結ぶ路線で、東京駅と千葉駅とを結ぶ路線ではありません。東京駅と蘇我駅とを結んでいるので、正確には京蘇線と言うべきでしょうか。どこかで何かに乗り換えないと千葉駅にはたどり着けないので、注意が必要です。さて、その検見川浜駅ですが、新婚早々の1年間ほど、住んでいたことがあり、静かな住宅街です。30年以上も昔の当時は、できたばかりのマンションを中心とした活気のある住宅街でしたが、現在は時の流れに熟したかのように落ち着いた街並みとなっています。ただ、このような住宅地を歩いても、面白い文章は書けそうもないので、思い切って海岸に出ることにしました。砂浜の海岸が近くにあるだけでも大したことではあると思うのですが、両隣の稲毛の浜と幕張海岸の二つに比べると、何もない海岸というイメージしかなく、なかなか訪れる機会はありませんでした。今回、「Google Map」で拡大しつつ浜辺周辺を調査してみると、素敵なブロンズ像ができているようです。

当日は、バスが動き出す時間に合わせて、総武線に乗り、新検見川駅にて下車します。すぐに到着した「海浜病院」行きのバスに乗りこみ、終点まで向かいます。バスを降りると、病院の敷地内のロータリー。海岸へ向かって歩き、雑木林を抜けます。まだ、日が昇っていませんが、大きく欠けた月が天空を独り占めしており、今日一日は快晴に恵まれそうです。目の前にいっぱいに広がる海岸は、早朝と相まって、壮観です。波音と海鳥の鳴き声が程よい環境音楽となり、「気持ちの良い朝」そのものです。多少波があるようで、少し沖合に停泊するクレーンのある小型船はかなり揺れています。さらに沖合の右手には京浜工業地帯、左手には京葉工業地域が両手を広げるように続いているのが見て取れます。そして、正面には、あまりにも当然のように白い雪を被った富士山が聳えています。ただの海岸というのは、想像力不足でした。百聞は一見にしかずでした。

さて、ブロンズ像を探します。二つあるようですが、手前の像は根元から引きちぎられてしまったかのようで、台座しかありません。奥のブロンズ像がお目当ての「浜辺の情景」のようです。子供たちが遊び回っているような賑やかな像で、海辺にぴったりの像です。見ていて気持ちが良く、いろいろなアングルから画像をおさめます。日高頼子さんの作品で、先ほどの台座だけの像と合わせての連作となっていたようです。検見川の浜の造成記念像ということで、1988年年7月に当時の千葉県知事の沼田武氏が寄贈したそうです。県から市へ贈られているため、千葉市が管理することになりますが、海岸のブロンズ像の維持管理は塩害対策などが結構大変なようで、一つは修復される機会がないままということのようです。いずれにせよ、このブロンズ像を前景にした浜辺と富士山と夕陽を重ねた写真は、あちこちでアップされており、「知る人ぞ知る」スポットといえるでしょう。

海岸には数多くの流木が目立ちます。といっても、小ぶりの枝で、流木マニアには物足りないかもしれませんが、たくさん流れ着いています。多摩川や江戸川、あるいは近くの花見川から流れ出た流木が、東京湾を漂っているうちに、強い南風や西風によってこの検見川の浜へと「吹き寄せ」られているようです。

しばらく歩くと、「THE SURF OCEAN TERRACE」の三つの建物。「Google Map」での事前の調査では、レストランや結婚式場があるらしいのですが、この海岸側から見ると、少し古めの四角い建物にしか見えません。しかしながら、これはとんでもない調査不足でした。あとで、調べて分かったことは、特に真ん中の小さな建物は、プロムの会場探しの途中、お目々キラキラで雪ノ下雪乃さんが発した「ここがいいわ、ここでやりましょう」とのセリフに、この結婚式場で「何をやるのか」とは聞けず、あやうく比企谷八幡くんが積みそうな場所でした。つまり、この地は「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の一大聖地だったのです。略して「俺ガイル」の聖地は、稲毛と幕張だけだと勝手に思い込んでいただけに、物語終盤の要の「プロム会場」の場であるとはつゆ知らず、まさに目が覚める思いです。ある意味、うちらは裏側から建物を見てしまい、真相に気づけなかったという感じです。なので、写真すら撮らなかったという体たらくです。

さらに歩けば、稲毛のヨットハーバー。「検見川のヨットハーバーではなくて、稲毛なの!?」と、草野水門から東側が検見川だと思うのですが、このヨットハーバーは稲毛海浜公園のテリトリーとなっていました。もっとも、稲毛の海岸も幕張の海岸も、埋め立てによってできた土地は、すべて美浜区なのでした。蛇足ながら、反対側の検見川と幕張の境界線には、花見川が流れていて、両海岸をつなぐ「美浜大橋」は、「俺ガイル」の一大聖地でもあります。アニメの第8話で、平塚先生に車で連れられてきた場所です。

ヨットハーバーを過ぎれば、意外と巨大な草野水門。高浜南団地のバス停からバスに乗り、稲毛駅へと向かうのでした。

■コース


①検見川の浜


②「浜辺の情景」


③流木


■「THE SURF OCEAN TERRACE」の結婚式場


④ヨットハーバー


⑤草野水門


■周辺図


さあ、今日も地図を広げて、
正面も忘れずに冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

今年も新しい大河ドラマが始まります。

「豊臣兄弟!」

またまた、戦国時代です。2014年放映の「軍師官兵衛」は早くも12年前かと感慨にひたりつつも、2016年の「真田丸」、2020年の「麒麟が来る」と、主人公が違えど、どうしても豊臣家が登場しています。ここ数年は、「光る君へ」と「べらぼう」で、合戦絵巻がないと喜んでいましたが、その直前は、2023年の「どうする家康」で、ほとんど同時代です。むしろ、制作側からすると、「秀吉を描くなら、今しかない!」と、鼻息も荒いようです。「どうする家康」では、家康から見た秀吉で、今回は、弟の秀長から見た秀吉ということで、申し訳程度には代わり映えするのかもしれません。「麒麟が来る」 と「どうする家康」 とでは、明智光秀の描き方が180度違っていたので、今回も秀吉の描き方が正反対なのでしょう。「どうする家康」 で、「白うさぎ!」と信長に振り回される家康が面白かったので、今回も秀吉に振り回される秀長もウケるかもしれません。

とはいえ、今回はどうにも既視感ありすぎで、出だしの筋書きがうっすらとみえてしまいます。第一話は、秀吉と秀長が兄弟で夜盗たちから村を救うところから始まるのでしょう。二人とも百姓なので、さすがに剣術ではなく、奇策を使うことでしょう。残りの時間は、信長の居城の清州に入り、信長本人やねね、柴田勝家といった物語の中心人物が顔をそろえるのでしょう。続く第二話で、ようやく今川との桶狭間の合戦。これで視聴率を安定させてくるのではないでしょうか?

なんで、こんなに一生懸命、物語の内容を予測しているかというと、それは、我が家のテレビがテレビ放送を受信できないから。もはや、我が家のテレビは、アマゾンスティックを挿入した「ネット配信」だけの専用機になっているからです。現時点では無料の「NHK ONE」で配信されている番組をチェックすると、大河ドラマの予告が一本もないのです。別の番組とコラボしたのはあるのですが、そういう付け焼き刃的な番組は、中途半端で面白くないということで相場が決まっています。結局、誰が演じるのか、まったく知らないままに、本番を迎えてしまいました。正確には本放送の翌朝、合戦は嫌いだけど、歴史は知りたいという家内と動画配信を見始めてしまいました。 

さっそく、家内と二人で爆笑の連続です。何に爆笑するかというと、「弟秀長の兄秀吉に振り回されている感が半端ない」のです。その弟秀長役には、仲野太賀さん。朝ドラ「虎に翼」の優三さん役で有名です。優しくて情けないけれど芯の強い演技は記憶に残りやすく、今回もえらく脳内でリフレインしています。今は、単に振り回されているだけかもしれませんが、暴走しがちな兄秀吉がとんとん拍子に出世していくにつれ、さまざまな事件の尻拭いから、クセの強い同僚や部下との間の取り持ちといった「中間管理職の悲哀」がたっぷり味わえそうです。

秀吉役には、池松壮亮さん。織田信長役には、小栗旬さんということで、昨年視聴した映画の「フロントライン」のシリアスな二人を思い出してしまいますが、今回は二人とも破天荒な役柄なので、こちらも少々逸脱した歴史が楽しめそうです。第一話の最後で、織田信長とその家臣の面々が集い、秀吉と秀長が手柄を奪われ、庭でひれ伏しますが、この場にいる全員が一人づついなくなってしまうことを考えると、「鎌倉殿の13人」をも彷彿させてくれます。



兄弟役の仲野太賀さんと池松壮亮さんは実生活でも仲が良いとかで、思い出せば、宮藤官九郎監督作品のドラマ「季節のない街」で、息がぴったり合う演技を二人が していたのを思い出します。兄弟役には最適な二人となるはずです。

さて、「豊臣兄弟!」を現代のドラマで置き換えれば、ドラマ「トリリオンゲーム」でしょうか。ただ、目黒蓮さんと佐野勇斗さんのイケメン二人が演技しているので、トリリオンのうちミリオン程度の稼ぎは、イケメンそのもので得している面があります。今回は、ただの「猿」の兄弟なので、さらに「猿知恵」が必要となるわけで、逆転劇も楽しめそうです。というか、脚本家は「半沢直樹」「下町ロケット」の八津弘幸さんなので、逆転劇は当たり前の布陣でした。

そんなわけで、今年も大河ドラマが大いに楽しめそうです。

■秀長生誕の地

■秀長終焉の地 



さあ、今日も地図を広げて、
兄弟で冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

うちの家内が知っている太平洋戦争の軍艦といえば、戦艦「大和」と駆逐艦「雪風」くらいなものです。なぜ、その2隻を知っているかと言えば、どちらも「宇宙戦艦ヤマト」に登場するからです。もっとも、沖田艦長が乗っていた宇宙戦闘艦が「キリシマ」であるということは、コミックの「宇宙戦艦ヤマト2199」(むらかわみちお作)を読み、私もつい最近知ったくらいです。

モデルになった戦艦大和と駆逐艦雪風。実際にはどんな活躍をしたのか、家内はほとんど知りません。戦艦大和については、映画「アルキメデスの大戦」で、設計から沈没まで、一通り知ってもらうことができました。もう一艦の駆逐艦雪風については、この夏に公開された映画「雪風 YUKIKAZE」がAmazonプライムで有料配信され、ようやく夫婦で視聴することができた次第です。

まず、この映画で、同じ雪風が登場する昨年の映画「ゴジラ-1.0」のようなハリウッド顔負けのCGを期待してはいけません。そういう派手なアクションを期待するような映画ではありませんでした。あくまでも、人間の目線で描かれています。ゴジラの目線ではないのです。停泊する雪風のシーンは、「背景が違うだけ」とかそんなケチなことを指摘するような映画ではありません。

テーマは、もちろん「反戦」であり、「平和」です。戦争の悲惨さも描かれていますが、それ以上に人命優先です。特に、特攻作戦の完全否定です。「九死に一生はありえても、全死に零生は作戦としてありえない」です。もう一つのテーマは、家族愛。艦内も厳しい軍律というよりは、アットホームな雰囲気。その雰囲気が兵の訓練や艦の整備を綿密・正確無比とし、早期の敵機発見・精密な対空射撃・正確な操舵・迅速な応急処置など、常に艦の能力が最大限に引き出せたという印象を強く残してくれます。その雰囲気を作ったのが、映画では玉木宏さんが演じている先任伍長の早瀬幸平として描かれています。史実では早瀬という名の先任伍長は存在していませんが、下士官たちが極めて優秀だったのは事実のようです。なので、一人の先任伍長という架空の人物として描かれたようです。

駆逐艦の艦長も通常では1・2年で代わるので、史実でも5人の艦長が存在します。映画での竹野内豊さん演じる寺澤艦長は、三角定規を持っていることから、三代目の豪胆な寺内艦長をモデルとして強く意識して描かれているようです。

1945年4月、戦艦大和は雪風などの護衛艦を従え沖縄へ出撃します。特攻なので片道切符、つまり燃料も半分であると、今まで信じ込んでいました。ただ、本当に半分だけだったら、敵の航空攻撃からの回避行動などを行ってしまうと沖縄にたどりつけなくなってしまうので、実際には余分に燃料を積み込んでいたと推測できます。近年の調査では、映画でも示されているように、満タンに近い燃料が積み込まれていたというのが定説になっています。

戦後の雪風は、映画でも描かれているように復員船として活躍します。引揚者の中には妊婦たちも含まれ、合計3人もの赤ちゃんが艦内で生まれています。さらに、復員者の中で有名なのは、1946年の3月にラバウルから復員した水木しげるさんでしょう。ラバウル航空隊で有名だったラバウル基地は、米軍の飛び石作戦で完全に捨て置かれてしまいます。捨て置かれたとはいえ、連日の空襲で、航空機も艦船もすべて失ってしまいますが、巨大な地下壕を作り、畑を開墾し、10万もの陸海軍将兵が生き残っていたとのことです。水木しげるさんは、雪風に乗り込んだ際、「何て綺麗で清潔な船なんだ」との感想を抱いたとのことです。雪風は、計15回の復員輸送任務を遂行し、1万3千人以上を故郷へ送り届けています。



その後の賠償艦としての雪風は映画では描かれていませんが、こちらも映画になるような波乱の艦歴を残しています。雪風は艦名を「丹陽」に変え、中華民国海軍の総旗艦として、さらには幾度かの改装を経て、中華民国海軍の残存艦艇の中では最大最強の戦闘艦として、1958年の八二三金門砲戦など中国人民解放軍との間で発生した幾度かの実戦に参加しています。最後は、1970年の台風で座礁により船体が折れ、修復不可能として解体されます。ちょうど大阪万博の年となります。映画でも映されましたが、海軍兵学校があった江田島に雪風の錨が返還されています。



映画では、錨を映した後、江田島の海上自衛隊の幹部候補生学校第一術科学校を俯瞰するように上空から撮影していますが、最後に、盾のごとく湾内に浮かぶ一隻の小さな護衛艦は、戦後の国産自衛艦の2番艦である護衛艦「ゆきかぜ」(DDG-160)と思われます。1964年に公開された映画「駆逐艦雪風」に初代雪風に扮して登場しています。 



あと、ラストシーンで「Uru」さんの主題歌「手紙」が流れると、さすがに目頭が熱くなり、「うるっ」ときます。


さあ、今日も地図を広げて、
目頭を押さえながら冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

新年、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。


さあ、今年も地図を広げて、
2026年の冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

土曜日の天気予報では、「日曜日の早朝まで雨が降り、午後から再び雨が降る」とのこと。ということは、午前中は雨が止んでいるということなので、いちおうビニール傘を持って朝一番の電車で、早朝ウォーキングに出かけてみました。目的地は根津神社。稲荷神社の千本鳥居があるということで、一度は潜ってみたかった神社です。

高市政権となり、国土交通省の大臣が公明党から自民党に代わってからも、相変わらず甲高い中国語で賑やかなJRの東京駅を下車します。東京駅の利用客で中国からの観光客が一番多いとのことで、災害時の混乱を避けるためとのことですが、アナウンスの誘導に中国の方たちが素直に、かつ静かに耳を傾けてくれるのか、あるいは正しく意味を理解してくれるのか、はなはだ疑問です。日本は地震などの災害の多い国ですから、自分の身や家族を守りたいのであれば、外国人観光客で賑わう場所へのお出かけは控えた方がよいのかもしれません。どうしても出かける必要があるならば、うちら老夫婦のように人の少ない早朝に出かけてしまうのが一番かも。

総武快速線の地下改札からそのまま地下通路を使って、千代田線の大手町駅へ向かいます。ほとんど人はいませんが、一度だけ中国語を話す観光客の一団と遭遇します。「左側通行」と書いてあっても、道一杯に広がって歩いてきます。「左側通行」の下に中国語で書いてないとダメなのかな(左と行以外は漢字が異なり、中国本土では右側通行が基本)。まあ、最近は日本人でも、「禁煙」と書いてある場所でどうどうと喫煙する人やポイ捨てをする人が増えているので、いちいち気にしていたら、きりがなさそうです。もっとも、スマホを見ながらでは、注意書きは目に入らないし、注意書きがないと「従えない」という時点で、その人の人生は多難かもしれません。

千代田線で大手町から三つ目の根津駅で下車です。千葉では降っていた雨も、今は止んでいます。「はん亭」や「釜竹」といった老舗が近くにある場所で、東京の下町らしい路地を抜けていきます。最初に「異人坂」を上ります。明治時代、坂の上に住む外国人教師たちが利用したことから「異人坂」と名付けられたそうです。坂道の途中で振り返れば、雨上がりの夜明け前の下町が水墨画的に広がっています。「坂道の夜景」は、インスタ映えするテーマであると、改めて感じ入ります。

さらに歩けば、「根津の階段」です。あとで知ったのですが、この階段は「上りと下りで段数が違う」ということで、「おばけ階段」の名で有名なようです。現在はコンクリートで幅が広げられていますが、拡張工事前の昔から段数が違うことで有名です。最後の一段の段差が低すぎて、下る際に数え損なってしまうというのが真相のようです。

根津神社に到着です。大きな鳥居をくぐり、表参道を歩きます。神橋を渡り、これまた大きな楼門をくぐりますが、千本鳥居のある稲荷神社は左手の奥のようです。千本鳥居はライトアップされ、幽玄的な雰囲気でいっぱいです。朱色の鳥居を次々と潜り抜けていきます。徐々に小さくなる鳥居群を抜けると乙女稲荷の置かれたあずまや風のテラスに出ます。眼下には墨汁色の池。テラスの先にもいくつかの鳥居が平衡感覚を失ったような姿で建ち並び、別世界が広がっています。その丘の上には、ライトで照らされた駒込稲荷が浮かび上がり、異世界へ足を踏み入れたような雰囲気でした。

神社を後にして、根津裏門坂を上り、東大農学部横の路地を歩き続けます。本郷通りに合流すると、早朝から大型車両の往来が激しく、にぎやかです。東大正門の隙間から安田講堂を眺め、さらに進むと東大赤門です。この秋に放送された「ブラタモリ」では、改修工事を控え、開門されていましたが、現時点ではすっかり工事用のシートに覆われ、門を一見することすら叶いませんでした。本郷通りの歩道は狭く、一直線なので、なかなか疲れるウォーキングでした。地下鉄の駅までは少し遠いなと感じていたら、目の前にバス停。時刻を調べていると、東京駅行きのバスが到着します。迷わず飛び乗り、帰宅の途につくのでした。

■コース
①異人坂


②根津の階段


③根津神社


④本郷通りと東大


さあ、今日も地図を広げて、
観光客が少ない場所へ冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ひさびさの大型ファンタジー小説を読み始めています。

日本では、「ゲーム・オブ・スローンズ」や「七王国の玉座」で知らているジョージ・R・R・マーティン著の「氷と炎の歌」シリーズ以来の大作かもしれません。まだ判断できかねていますが、少なくとも読み応えのある物語です。

「フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫-」レベッカ・ヤロス作

原題は「Fourth Wing 」と二単語なので、「戦姫 」を追加している日本語の題名は、少しばかり訳しすぎかもしれません。主人公は、生まれつき体の弱い少女なので、少女が最終的に「戦姫」に成長するというのが分かってしまうというのは、「ちょっと」という感じです。少女の年齢は20歳。なので、「少女」と呼ぶには、妙齢です。「F1層」では通じないし、先斗町でお酒を飲み歩く若い女性の小説「夜は短し、歩けよ乙女」では「乙女」と称しているので、ここでも「乙女」としましょう。 乙女の名前は、ヴァイオレット・ソレンゲイル。その乙女のその後の行動から「ヴァイオレンス」と仇名されることもあるので、単なる「戦闘好きな乙女」で終わるのかどうかは、ご自身で当本を手に取り、お読みください。 

「ウイング」は航空自衛隊でいうところの「航空団」。首里基地や小松基地などの基地単位に展開する戦闘単位です。その一つ上の単位は「航空方面隊」。小説「航空自衛隊 副官 怜於奈」に登場する主人公の斑尾怜於奈さんは、「南西航空方面隊」司令官付き「副官」となります。 一つ下の単位は「飛行隊(スコードロン)」で、さらにその下の単位は、4機(フライト)もしくは2機(エレメント)の「編隊」となります。編隊を率い、目標を捜索し、主に攻撃を行う「長機(リーダー)」と、長機の後方や斜め上方に付き、主に周囲の監視と援護を行う「僚機(ウィングマン)」の2機「編隊」は、旧ドイツ空軍で確立された「ロッテ戦術」(Rotte:一団) が基本となっています。1936年から始まったスペイン内戦での実戦経験より、3機よりも優位性が高いということで、第二次世界大戦を経て各国空軍が採用しています。太平洋戦争中の海軍航空隊や陸軍航空隊は、戦闘機の能力やパイロットの技量が優れていたため、戦局が悪化するまでは「全機攻撃」の思想のもと、3機が基本でした。本作でも、2騎を基本に行動します。

シリーズ始まりの舞台は、隣国ポロミエル王国との戦いに明け暮れる王国ナヴァールにあるバスギアス軍事大学。ポロミエルではグリフォン、ナヴァールでは竜が主力の航空戦力。軍事大学は、竜に乗る騎士たちを育成する場となるため、決してほのぼのとした学園生活とはなりません。主人公は、本が大好きで、書記官科への入学を望んでいましたが、ナヴァール軍の司令官である母によって、騎手科への入学を強いられます。

主人公のヴァイオレット・ソレンゲイルは、生まれつきの虚弱体質だけでなく、関節が外れやすいとか、骨が折れやすいとか、常に魔法による治癒が必要な乙女です。入学に当たり、戦場で活躍している姉からもらった、竜の鱗で作られた防御用コルセットと、6年前の反乱鎮圧で死亡した兄ブレナンの助言が書かれた日記から、生き抜くすべを大いに学びます。読書好きなので、各戦地から送られてくる公開された戦闘詳報を読み込み、軍事史にも知悉。現時点では、トリッキーな戦術が得意のようです。利用できるものは、すべて何でも利用する。もちろん、ルールの抜け道すらも。そして、学園での生き残りをかけた軍事訓練が続く中、希少な仲間に支えられながらも、常に自立を心がけ、強い女性へと成長します。 

本世界では、竜が主役。竜に乗るためには、竜に気に入ってもらわなけらばなりません。竜が騎士を選び、気に入られない騎士はその場で焼き殺されてしまうこともあります。ただし、一度選ばれて、結ばれた絆は強いものです。まあ、この辺は、「アバター」を想起するところです。 ただし、こちらでは新たな魔法を付与されたりと、絶大な絆です。あと、本作品での竜の食生活とか、食物連鎖などを気にするのは野暮というものです。 

本小説は、アメリカでは「ロマンタジー 」と呼ばれています。死と隣り合わせの世界であるがために、恋愛(ロマンス)は激しく情熱的に描かれており、実に「ロマンス+ファンタジー」な作品です。常に気にかけてくれる一つ年上の幼馴染の存在と反乱軍指導者の息子という絶対に恋人にしてはいけない存在(反乱軍指導者を処刑したのは司令官である母)との間に立つ乙女の運命は、乙女自身が切り開いていきます。

最後に、この作品は最後まで予想だにしない展開をしてくれるので、「氷と炎の歌」シリーズ以来の興奮を味わっています。




■AIが生成した「竜に乗る乙女」


さあ、今日も地図を広げて、
竜に乗って冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

主人公の成瀬あかりさんは京都大学の一回生。自宅の滋賀県大津からの通学とはいえ、舞台が京都になるのは必然でしょう。しかも、今回成瀬さんが掲げた目標は、「京都制覇」です。もちろん、周りの者たちは「制覇って???」なのですが、今回ばかりは、当の本人もよくわかっていないようです。そんな始まりなので、これからいったい何を始めるのだろう。どれだけ、周りの人間を巻き込み、そして明るくしていくのだろうかと余計に楽しみになってしまいます。悲しいかな、年を取るにつれ、物忘れがひどく、記憶がどんどん抜け落ちていきます。なので、さすがに相棒の島崎さんははっきりと覚えているけれど、西浦君や城山君に関しては記憶がほとんどありません。なので、二人の登場する話だけ前作と前々作を読み返します。そういうつもりでしたが、気が付けば結局第一巻からすべて読み直してしまいました。「そうそう、こんな面白い話があったんだ。」てな具合に、朝の楽しいひと時を過しています。

さて、「都を駆け抜ける」では、成瀬あかりさんは、借りた「夜は短し、歩けよ乙女」を読み終わって「達磨研究会」に向かいます。「達磨研究会?」って「何を研究するの?」って冒頭から突っ込みたくなりますよね。まあ、森見登美彦氏のファンである方たちには達磨の意味が瞬時にわかるのかもしれません。なので、この機会に森見登美彦氏の作品を読んでおくのも悪くないかも。なにしろ、成瀬さんも読みおわっているのですから。さっそく、アマゾンのキンドルストアで探してみます。森見登美彦氏の作品などは、まったく目を通していないと思っていましたが、一冊だけ熟読していました。「ペンギン・ハイウェイ」です。「ノート術のバイブル」だということで、面白おかしくそして楽しく読んだ記憶が蘇りました。アニメ映画も鑑賞しました。なるほど、普段の生活を細かく描いているのに、いつのまにか不思議な世界に巻き込まれている感じですね。

さて、成瀬あかりさんって、どんなヴィジュアルの人なのかなと気になります。表紙カバーに描かれた人物は成瀬さんの特徴を凄くつかまえていると思います。コミック版の成瀬さんも同様に雰囲気をつかめています。あとは、映画などの実写版でのキャスティングですね。どの女優さんが成瀬さんを自然に演じることができるでしょうか。実写化の話は今のところまったくありませんが、個人的な考えでは、芦田愛菜さん。これは、あまりにも無難すぎる選択でしょうか。実写版の「薬屋のひとりごと」にも抜擢されていますから、ここは思い切って、予想外の女優さんがよさそうです。何を考えているのか、まったくわからない成瀬さんを演じるとなると、朝ドラの「おかえりモネ」のヒロインを演じた清原果耶さんを思い出します。ネットを見ると、大津出身の高橋ひかるさんが最有力のようです。 来年の7月に開幕される舞台劇では、山下美月さんが成瀬さん役を務めるようです。

あと、ロケ地探しは大変そうです。なにしろ、肝心の「大津西武店」がなくなってしまっているからです。「西武大津店や!」と誰か突っ込みをいれてくださいね。そんなわけで、代わりとなるロケ地をさがしてみました。

「Oh!Me大津テラス(おうみおうつてらす)」:「Oh!Me」は「近江」のことですね。都に一番近い湖ということ、「西部大津店」の近くでもあり、もともとは、「大津パルコ」。その建物を再利用しているので、候補としては最適かと。

「近鉄百貨店草津店」: 大津市にはありませんが、滋賀県内の格式ある百貨店というと、こちらが最有力のデパートとなります。難点があるとすれば、立地場所が街として開けすぎているという点でしょうか。あとは、滋賀県と境遇が似ている埼玉県の百貨店から選びましょうか?(何でやねん!)

まだ、成瀬あかりさんは大学二年生になったばかり。小学校の卒業文集に書いた将来の夢は「二百歳まで生きる」なので、この歳でシリーズ完了はあまりにももったいない話です。しかしながら、一話一話の今までの質を考えると、これと同等以上のものを書きあげていただくのは、作者さんとしては、やはり大変な苦労だと思います。「また、気が向いたら書いてください」と頭を下げるばかりです。とまあ、成瀬さんの近況を知っている方は、どんなことでもよいので教えてほしいところです。

■大津市周辺


■膳所(ぜぜ)駅周辺


■西武新宿本店

■AIが生成した成瀬あかりさん




さあ、今日も地図を広げて、
都を駆け抜けましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。