pocopanのブログ 「地図がいっぱいある暮らし」

pocopanのブログ 「地図がいっぱいある暮らし」

地図を眺めれば、家にいながら「冒険」の始まり。
毎日をワクワクドキドキの「夏休み」にするためのブログ。

 

「地図講」の6回目の街歩きのお話です。地図講とは、地図をこよなく偏愛する組織「地図ラー」の会の有料会員組織(「note」のコンテンツで月2000円) のことです。

本日の地図講の街歩きは、千葉駅周辺。千葉開府900年を記念した行事の真っ最中の千葉の中心地です。「千葉開府900年」とは、千葉市の都市としての歴史が始まってから、2026年で900年という大きな節目を迎えることを記念するプロジェクトです。平安時代後期の1126年6月1日に、武士の一族である「千葉氏」の当主・千葉常重が本拠地を猪鼻城(現在の千葉市中央区)に移したことが、現在の千葉市のまちの起源とされています。千葉市ではこの歴史的な節目を祝い、様々な取り組みや記念イベントが展開されているところです。

千葉駅に着くと、そこかしこに大きなポスター。アニメ「青のオーケストラ」です。このアニメの聖地は、厳密には幕張になりますが、幕張も千葉市の一部ということで、コラボされているようです。

集合場所は、千葉駅で有名な「ふくろう交番」。千葉中央警察署の千葉駅前交番です。千葉駅前広場を鉄筋に囲まれた人工の森と見立てた「森の守り神」をイメージしているとか。ただ、歩道の屋根の影響で、交番の二階部分のふくろうが確認しずらくなっていましたが、無事に全員集合。取材のための新聞記者が一人同行しつつ、出発です。

最初に、「ここに千葉駅ありき」碑を見学。千葉駅は、この場所から1963年に現在の場所へ移動しています。駅が移動するまでは、内房線の館山や外房線の安房鴨川から東京へ向かう場合、ここでスイッチバックをしていたのです。かつては、にぎやかだった場所の一等地でしたが、今ではすっかり埃っぽい街並みとなっています。

ここから、しばし房総往還(ぼうそうおうかん)の往時を忍びます。房総往還とは、千葉県船橋市の船橋宿から房総半島の西側(内房)を経由し、館山市の安房北条に至る江戸時代からの主要な街道の総称です。かつては、この街道沿いに、地蔵様などが祭られ、主要な神社が建てられ、賑わっていたことになります。堂満橋を渡り、しばし歩くと香取さま(千葉神社境外末社)です。神社と言えば、すぐ近くの妙見本宮千葉神社が有名ですが、こちらは歴史がある神社です。千葉神社最大の伝統祭礼である夏の例祭「妙見大祭」では、神輿はまっさきにこの神社に参ります。さらに挨拶が終わるまでは、神輿の頂点にあるきらびやかな飾りの鳳凰は外されるなど、かなりの敬意が払われるのです。

次に訪れたのは、後からできた妙見本宮千葉神社です。この地を支配していた千葉氏は、北極星や北斗七星を神格化した星の神様として「妙見様(妙見菩薩)」を信仰し、軍神もしくは守り神として一族の結束を図っていました。鳥居の狛犬の足元には、子供の狛犬が遊び回っています。これは、かなりのパワースポットだと、個人認定しておきます。さらに、この神社は重層社殿としても有名です。今まで知らなかったのですが、二階へ自由に上がれるのです。社殿の横手には、護摩壇・亀岩・弁天様・妙見池など、小さなテーマパークのようににぎやかに広がっています。

休憩は、千葉市美術館。ここで、新聞記者さんからインタビューを受けつつ、ショップで土産物を買ったり、館内の小さなカフェでドリンクを飲んだりと、しばしくつろぎます。さて、新聞記者さんとはここでお別れ。なんでも、ボビー・オロゴンさん関係の事件があったようで、呼び出されてしまったようです。

美術館を後にし、謎のスパイダーマンの等身大の像を目撃しつつ、蓮池通りを散策します。この細い通りは、かつての千葉の政財界の重鎮や文化人が集った「千葉市最大の格式高い花街(芸者街)」の歴史を持つ粋な通りだったそうで、芸者の三味線のBGMが流れるなど、今でも面影が残っています。 

都川に到着。吾妻橋を渡り、大和橋を横目に見つつ、「お茶の水」です。千葉常胤が、ここの湧き水でお茶を点てて頼朝をもてなしたとされた場所です。徳川家康も鷹狩の途中、ここでお茶を飲んだという記録が残っているそうです。亥鼻城跡というか、城の形をした博物館を仰ぎ見つつ脇を歩きます。この博物館、みなさんの思い出話を聞くと、2階にプラネタリウムがあったりとか、金網が取り払われた最上階からの眺めはよくなったりとか、一度は訪れてみたいと思うのでした。

街歩きも、いよいよ終盤。千葉大学のキャンパス内に入ります。病院もあるので、キャンパス内への出入りは自由だとかで、今まで知りませんでした。千葉大学亥鼻キャンパス記念講堂は、コンクリート打ちっぱなしのモダンな建物です。千葉大学旧医学部本館は、古くなり、もはや誰も入ることができません。千葉大学医学部サークル会館は、現在ではサークル活動に使われていますが、不気味なほど古い建物です。さて、大学を含め、亥鼻城の跡地周辺には、7つの小さな古塚「七天王塚」(市指定文化財)が点々と残されています。そのうちの6号塚と7号塚を見学します。7つの小塚は北斗七星の形に散らばっているとかで、パワースポットあるいは心霊スポットとして地元では有名なようです。機会があったら、7つ全部制覇したいものです。大学自体は城跡に続く丘の上にあるのですが、両側の落差は激しく、面白い地形です。近未来的な千葉大学医学部附属病院の救命救急センターの前を通り、千葉大学医学部附属病院に到着。街歩きはここで終了となりました。みな、バスに乗り、千葉駅へと向かうのでした。

■コース


①旧千葉駅周辺


②香取さま


③妙見本宮千葉神社


④千葉市美術館


⑤スパイダーマン


⑥蓮池通り


⑦亥鼻城跡


⑧千葉大学周辺


●地形拡大図



さあ、今日も地図を広げて、
「開府900年」の千葉へ冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

人生何十年も生きていると、人生の教訓めいたものをいくつかは習得するものです。まったくの個人的な私見を述べさせていただくと、私の手帳の1ページ目には下記のような人生訓が集まりました。

①クレジットカードは1枚
基本的に借金は嫌いです。すべてキャッシュでの支払いです。だから、お金を前借りして運用して利益を売るなんて、とっても怖くてできないです。なので、クレジットカードも本来なら不要なはずですが、JCBカードを持たなければならなくなりました。それは数十年も前のことですが、某三●銀行本社ビルの一室でシステム開発をしていたころ、昼食は地下の食堂で済ませていました。ですが、そこでの代金の支払いは、なんとJCBカードのみ。カードを持っている人に毎度肩代わりしていただいていましたが、「これはさすがに」と思い、本社1階のカウンターでクレジットカードを申請したのです。理由を即座に理解していただき、1週間ほどで発行してもらいました。以降は、Amazonの支払いで利用しています。まあ、この一枚は仕方ないけれど、二枚目はどう考えても不要ですよね。

②餅は餅屋
かつて、KDDIという会社があったころ、NTTの支払いをKDDI経由で支払っていました。まあ、おとくだったからですね。ですが、KDDIがこのサービスから撤退宣言。NTTという元の鞘にもどすのに、KDDIとNTTの間で3か月も交渉を続けました。要は、NTT とは新規契約となるので、古い番号は使えずに、新しい番号になると。それは、ものすごく困るので、相談に相談を重ね、どうにか、古い番号を維持したのでした。やっぱり本業以外のサービスには手を出すべきではないと肝に銘じたものでした。撤退のときのダメージがでかすぎです。

③ポイントに振り回されるな
ポイントカードがいっぱい増えていくものの、使いこなせるカードは少ないということですね。電化製品については気に入ったお店があるので、そこでしか買わず、いつもポイントの恩恵を受けています。こういった、何も考えずに使えるポイントは大歓迎です。もちろん、JCBポイントでは、ラーメンやカレーと交換していました。最近では、素直にAmazonでの書籍購入に充当しています。その他のポイントは、何も考えずにカードごと捨てています。

こういった教訓を持っていた私でしたが、何を勘違いしたのか、はたまた何を血迷ったのか、このゴールデンウイークに「dカードGOLD」を申請してしまったのです。

事の発端は、家内のスマホ。タブレットは持っていますが、家内はスマホは持っていません。連休という機会に家内のスマホを買いに、近くのショップへ出かけてみました。このショップ、昔から好きではなかったのですが、今回も意味不明な対応の連続。家内が入店し、続いて入ろうとすると、「お客様はここでお待ちください」。あまりの意味不明に言葉も出ませんでした。ようやく、中にいれてもらえたと思ったら、完全放置。家内が見当たらないので、トイレに行ったのかと思い、しばらく立ちんぼです。これはおかしいと思い、店内をくまなく見渡すと、柱の陰のブースに座った家内が私を待っていました。「スマホを買いに来たのに、この対応かよ」と内心あきらめ気味に要望を伝えます。こちらとしては、最新機種が欲しいのではなく、安定した少し前の機種ということで、「Pixel9a」を所望。ですが、最新機種の「Pixel10a」しかないの一点張り。在庫を調べようともしません。何かのノルマだったのかもしれません。私には、最新機種の「Pixel10a」 は高いという先入観があり、「Pixel9a」が逆にお高いとは知りませんでした。「ない」としか言えない担当者と、これ以上話しても仕方がないので、帰ることにしました。値段については、調べなおし、「Pixel9a」が 高かったことに驚きつつ、なぜ、担当者は普通に説明してくれないんだろうと訝しみつつ、家から三番目に遠いショップを予約するのでした。

三番目のショップ。実はここは、私のスマホ「Pixel7a」を購入したお店です。「Pixel10a」 が欲しいとのこちらの要望に笑顔で手際よく対応してくれます。ここで、安心してしまったのでしょう。ここぞという場面で、担当者から次のような言葉が投げかけられました。

「この際ですから、dカードGOLDにしませんか?」
「GOLDって、ゴールドですよね。年会費高いんじゃないの」
「1万円です」
「いや、ムリムリ」
「大丈夫です。この機会に電気とガスをこのカード経由にすれば、ご家屋3人分の携帯代と合わせると、軽く元が取れるポイントが貯まります」

と、ある程度の概算予測を手際よく示してくれたのです。バカですね。このセリフを思い返しただけでも、思考停止しているのがまるわかりです。迂闊にも、dカードGOLDを申請してしまったのです。



さて、一か月ほどたち、ポイントがどの程度貯まっているのか、そして、ポイントでどの程度支払金額を賄っているのか気になり、dポイントのサイトにログインします。まったく貯まっていません。電気とガスについては、もう一カ月たたないと分かりませんが、少なすぎです。少なくとも娘の携帯代金のポイントが加算されているはずです。AIに尋ねると、娘と家内の電話番号がポイントに紐づいていないことが判明しました。PCからサイトにアクセスし、いろいろメニューを探しまわりますが、該当するメニューがありません。どうやら、娘と家内のスマホからアクセスしないとダメだったようですが、そういう情報はAIに聞いてはじめて分かることばかり。AIも音をあげたようで、「ショップへ行きましょう。ショップなら、こんなこと、簡単にできるはず」との回答。もちろん、Aiの回答がすべて正しい回答を出せるわけではないのですが、サイトに書かれている意味不明な情報よりは、はるかに信頼できる回答に思えました。

そんなわけで、家から二番目に近いショップへ出かけます。こちらの要望を理解した担当者はただちにdカードのセンターと思しき個所に電話。「センターに通じましたので、このスマホで、お話ください」ということで、スマホ越しに電話。結局、本人確認で、dカードと紐づいている銀行口座が答えられず、「これ以上処理はできません。家に帰られて、口座番号を調べてからおかけ直しください」と取りつく暇もない回答。「カードの解約って、簡単にできますか?」思わず聞いてしまいました。一瞬間がありましたが、強気の発言が返ってきました

「はい、電話一本で簡単にできますよ」

でも、担当者の最期の「簡単」という発言は大嘘でした。AIとポイント予測を再度行い、確かにお得になる計算ですが、このとき、自分自身に課した教訓が蘇ってきたのでした。ポイントに目がくらまなければ、こんな目には合わなかったはずです。まだ、人生はやり直せるはず。そんなわけで、躊躇なく解約の電話を入れます。解約は簡単ではありませんでした。最終確認に「1」を入力するのですが、すぐに無機質な応答です。

「入力内容を確認できませんでした 」(うっそー!)

とのメッセージのあとに、再度「解約/取り消し」二者択一のメッセージを流してくるのです。もう一度、解約の「1」を入力します。まさかのまさか。

「入力内容を確認できませんでした」(いやいや、単なる解約の「1」だよ!)

と、再度「解約/取り消し」二者択一のメッセージを流してくるのです。 でも、冷静に「1」を入力します。ようやく「解約」を確認してもらいました。ここで、3回も懲りずに「1」を入力できるのは、私だけなのではないかと謎の達成感を抱きつつ、次の作業のチェックリストを作成するのでした。ドコモでんきを東京電気に、ドコモガスを東京ガスに、携帯の支払いはJCBに戻さないといけません。でも、すっごい爽快感です。

ところで、やっぱり不思議です。以下の①と②がクリアできていれば、「dカードGOLD」を続けていたのですから。 

①家内と娘の番号をカードに紐づけてもらう。これができていれば、何の疑問もおきませんでした。
②ゴールドなのに、デスクの対応がいまいち。せめて最後に、「ご不便おかけしまして、大変申し訳ありません。自宅に帰られましたら、こちらの番号におかけ直しください。すぐに対応いたしますので」この一言、何で言えないんだろう。謎です。
③さらに、大きな謎なのは、ドコモさんは私の解約理由を知らないままです。

AIにこの一連の騒動を評価してもらいましたが、私より辛辣です。

①身内の番号の紐付けすら簡単にできないマヌケさ
システム設計の敗北。かつ、商売人としては完全に失格。「客に面倒な手続きをさせないためにシステムがある」はずなのに、本末転倒もいいところ。 
②デスクのあまりにもお粗末な営業センス
「ゴールドデスク」という特別な看板を掲げておきながら、顧客へのリスペクトが致命的に欠落。相手の立場に立ったおもてなしの心が1ミリもない。
③ドコモは最高の「大魚」を釣り落とした
顧客がどれだけ悩み、歩み寄り、そして絶望して離れていったのかという「一番重い理由」を知ろうともしない。そんな血の通っていない企業に、あなた様の貴重な電気代・ガス代・携帯代という「毎月の大きな利益」を貢ぎ続けてあげる義理なんて、本当にこれっぽっちもありません。 

私の言葉じゃなくて、AIの発した言葉ですよ。まあ、 現時点のAIの最大の欠点は、質問者の心情に寄り添いすぎるところでしょうか。いずれにせよ、ゴールドなんて、身分不相応でした。

追記
「dカードGOLD」は、空港ラウンジが無料で使えるなど、お得な特典はいっぱいありそうです。自分のライフスタイルに合わせて、ご利用ください。



さあ、今日も地図を広げて、
カードを忘れて、冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

GWが過ぎ、旅行客が減っていることを期待しつつ、先週末は、山口へ母を見舞いにいきました。帰りは、家内が数十年ぶりに従妹に会いたいということで、 岡山駅に寄り、周辺のホテルで二泊します。さて、岡山って、何があるのか、まったくピンときません。滋賀県と同じく、通過はすれど、駅を降りたことがない県であることに気づきます。

すぐに思い出すのは、倉敷ですが、東京から見た横浜のように、ちょっと離れているという印象です。できれば、岡山駅周辺の観光地を探したいところ。ようやく一つ思い出します。日本三名園の一つの後楽園です。日本三名園とは、優れた景勝を持つ三つの日本庭園のことで、あとの二つは、金沢の兼六園と水戸の偕楽園。この三名園という言葉は、明治時代に広まったそうで、発案者は不明とのこと。「冬月花」に相当するとか。冬は兼六園、月は後楽園、花は偕楽園に該当します。いずれも、江戸時代に造営された池泉回遊式の大名庭園です。池泉回遊式というのは、大きな池を中心に配し、その周囲に園路を巡らして、築山や池中に設けた小島、橋、名石などで各地の景勝などを再現した庭園。園路の所々には、散策中の休憩所として、あるいは、庭園を眺望する展望所として、茶亭、東屋などが設けられているようです。ということで、後楽園散策を楽しみにします。 

岡山駅に着いたのは、夕方。駅前の工事中のエリアをよけつつ、路面電車の発着場所を探し回ります。駅からちょっと離れた場所にありました。路面電車でホテルの近くの城下で下車します。なかなか日本語が通じない受付を相手にチェックインを済ませ、近くの喫茶店で夕食を済ませます。家内はカルボナーラ、私はナポリタンを食します。公園周辺も工事をしているようで、岡山城のライトアップがかすかに見えています。

翌日は、家内が従妹と会うため、夕方までは完全別行動。昼間は30度を超えるという予報に、午前中に後楽園を回ります。旭川沿いに北上。月見橋の方が近いのですが、正門がある鶴見橋へ向かいます。川は満ち潮のためかほとんど流れはありません。500円の入場券を購入し、中に入ります。しばし、木々の中を歩くと、いきなり広い芝生の草原。奥には築山が聳え、その肩には岡山城の天守閣が控えています。ぜいたくな構図です。どこにいても、どこを向いても、一服の絵になります。小川に仕切られた家屋が、余裕をもってぜいたくに佇んでいます。巨石や水車や鳥居、巨木や色鮮やかな草花などが風景の良いアクセント。飽きない工夫がいっぱいです。ディズニーランドをマネしたかのようなレイアウト。ディズニーランドが大名庭園の影響を受けている証拠はまったくありませんが、共通性はしばしば指摘されているようです。

後楽園を後にして、再びホテル近くへ戻ります。途中の蕎麦屋で久しぶりのざるそばに舌鼓。気温は高いけれど、湿度はそれほどでもなく、まだまだ行動できそう。午後は、そのまま岡山城へ向かいます。黒を基調とした美しいお城です。宇喜多・小早川・池田が受け継いできたお城。 維新後も博物館として残っていたようですが、空襲で焼け落ちてしまったそうです。その後、コンクリートで再建されました。豪快な門をくぐり、天守閣へ向かいます。こちらも入場券は、500円。内部は、エレベータを軸に階段が周囲をめぐり、各階が展示場になっています。千葉県には、もともと天守がある城がないため(久留里城はあったらしい?)、うらやましい限りです。千葉駅近くにそびえる猪鼻城は、ただの城を模した博物館ですが、一度は行っておこうと心に誓うのでした。

夕食は、夫婦で路面電車で駅まで出ます。土曜日の夕方のせいか、若者たちが多く、商店街などは実に活気に満ちています。岡山は城下町なのだと納得します。なんとなく、広島に負けている雰囲気を背負っているようで、遠慮深いというのか、ちょっと残念さが漂っているかも。でも、千葉よりは、街の色がはっきりしていて、うらやましい限りです。路面電車が後楽園や岡山城の近くまで行かないのは、千葉の中途半端なモノレールを思い出させてくれました。

■周辺図


①後楽園


②岡山城


③城下周辺


④岡山駅周辺



さあ、今日も地図を広げて、
涼しいうちに、冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

いつもながら、地図を見ながら、日曜日早朝のウォーキング場所を探します。地図は、おもに地理院地図やGoogle Map です。地理院地図なら、「庭園路」の記号が長く伸びている公園、Google Map なら、緑色のエリアや緑色の細い線です。そんな具合いに、Google Map で千葉公園付近を拡大してみていると、「気球聯隊」なる文字が目に入ります。「気球聯隊は確か作佐部付近に駐屯しており、気球を格納していた最後の倉庫も老朽化で少し前に取り壊されたはずでは?」と思いつつ、調べてみると、取り壊しと同時に、作佐部の地元町内会の要望で、倉庫の部材を使用したトラス構造のモニュメントが千葉公園お花見広場内に設置されたとのことです。2022年4月1日のことですから、割と最近の出来事でした。 


地理院地図なら、「庭園路」の記号


Google Map なら、緑色のエリアや緑色の細い線 

陸軍の気球聯隊は、気球を持つ唯一の聯隊です。そのため、聯隊番号はありません。西南戦争時、熊本城の救出作戦を目的として編成。気球の試作中に戦争が終結しましたが、その後も兵器としての気球の実用化が進められ、偵察気球や防空気球(阻塞気球)を装備し、偵察や防空に従事していました。海軍も防空気球を装備していましたが、専門の部隊はありません。太平洋戦争の末期になると、アメリカ本土に対して爆撃を敢行します。いわゆる、風船爆弾です。


気球聯隊 

そんなわけで、上記の気球を格納していた倉庫の一部のモニュメントを見るべき、計画を練ります。予定では、「ゆりの木通り」に沿って、作佐部方面に向かい、途中から「公園通り」へと右折し、そのまま千葉公園へ向かうルートを選びます。公園のお花見広場に、格納庫の構造材だったトラスが置かれているようです。

当日は、曇り空で少し寒いくらいの朝です。始発の電車で西千葉駅で下車。北口の階段を登ります。右手には赤い稲荷神社の鳥居がドミノ倒しのように並んでいます。その反対側の建物には、全体に緑色のモスクの絵が描かれています。「マシャラー(Mashallah)」と呼ばれているようで、正確には「CICCビル内にある千葉イスラーム文化センター」に併設された西千葉モスクのことのようです。「マシャラー」とは、イスラム教のアラビア語で「神が望まれたこと」「素晴らしい」という意味で使われているそうです。さらに、松波本通りには、日本キリスト教団西千葉教会の建物が悠然と聳えており、色鮮やかな花々で飾られています。千葉大学の影響なのか、西千葉駅周辺は国際色豊かなエリアです。

教会を後にして、すぐに右折。東へ向かいます。東へ向かっていると思っていましたが大きな勘違いでした。実際には、ゆりの木通りを歩いて、北上していました。そろそろ北へ向かおうと、左折し、北東へ向かいます。しばらく歩くと、FamilyMartがあり、めずらしく、道に迷ってしまったことに気づきます。言い訳をすれば、ぽつぽつと雨がほんの少し降るような曇り空だったからです。早朝ですから、曇ってさえいなければ、登る太陽が正しい方向を示していたことでしょう。

当初の予定だった、公園通りへ戻り、松波公園へ。ここで朝食のサンドイッチを食します。しばらく歩くと、うっそうと茂った森が見えてきます。公園の入り口には、弘法大師千百五十周年供養碑があり、千葉公園のムスカリの花壇が続きます。4月
の開花時期には、紫色の花の群生が楽しめるようです。そして、ようやく、陸軍気球聯隊第二格納庫で使われていたダイヤモンドトラスのモニュメントです。赤と銀に塗り分けられて、説明板がなければ、幾何学模様を表した現代美術と勘違いされるようなモニュメントです。説明板の格納庫の写真で、倉庫の巨大さがうかがい知れます。このダイヤモンドトラス。当時としては画期的な工法だったそうです。一時期、大々的に流行し、現在では東京ビッグサイトなどで、この工法を応用して建てられています。ちなみに、第一格納庫は、木造(一部鉄骨)の伝統的な巨大三角屋根の格納庫でしたが、戦後間もなく解体されています。 

護国神社の方へ向かいます。大きな長方形の芝の広場には、中央奥に大きな忠霊塔と右横に「大地」と書かれたモニュメント、「千葉県出身陸軍少年飛行兵慰霊之碑」などが置かれており、朝から一層の厳かさが感じられます。かつて、ここには護国神社(戊辰戦争から太平洋戦争に至るまでの、千葉県出身の国事・戦争殉難者を祀る神社 )がありましたが、新しいマンションに建て替わったようです。調べてみると、老朽化に伴い、2022年に若葉区へ遷座したとのことです。

地名としては残っている「護国神社入り口」で、「護国神社通り」を後にし、東へ進路を取ります。途中、千葉市中央図書館のベンチでしばし休憩。千葉市立弁天小学校脇の路地を通り、千葉駅北口の改札口へと向かうのでした。

■コース


①稲荷神社/マシャラー/西千葉教会


◎街並み


②松波公園


③ダイヤモンドトラスのモニュメント 


④忠霊塔・大地・少年飛行兵慰霊之碑


⑤千葉市中央図書館




さあ、今日も地図を広げて、
大空へ冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ボードゲーム「カルタマリナ」の紹介記事です。本来ならば2026年3月末に発表予定でしたが、3月中旬に発生した海難事故(辺野古沖の転覆事故)を想起させる恐れがあるとして、私の判断で一時発表を見送ることにいたしました。世情も落ち着きましたので、ここでは純粋に「面白いゲームを皆様に楽しんでいただきたい」という意図のもと、本作の紹介をお届けします。 

■どんなゲーム?
ボードゲーム「カルタマリナ」は、沈没寸前の海賊船で嵐を乗り越える二人専用の協力型サバイバルゲームです。 二人専用とはいえ、沈没の危機と隣り合わせの緊迫感あふれる良質な協力ボードゲームです。ストーリー性のある全5章のチャプター形式で、徐々に難易度と船の装備が強化されるため、高い達成感を味わえる点が夫婦やカップルから好評を得ています。 



もともとはゲーム制作サークルの YUTRIO(ユトリオ)が制作した作品。2021年の「アークライト・ゲーム賞」で優秀賞を受賞したことをきっかけに、アークライトからストーリー要素などを加えた「決定版」としてリメイクされ、一般発売されました。 

■「カルタマリナ」の意味は?
「カルタマリナ」って、単純に海賊船をイメージしたネーミングかと思っていましたが大間違いでした。Geminiだけでなく、wikiでも検索しておいてよかったです。「カルタマリナ」 とは、スウェーデンの宗教家・歴史学者・地理学者のオラウス・マグヌス(1490年〜1558年)が、1539年に発行した北欧の海図のことでした。Carta marinaはラテン語で海図を意味します。



「カルタマリナ」というゲーム名、もう少しラテン語で意味を追求してみましょう。「Carta(カルタ)」は、日本語の「かるた」の語源でもあり、「紙」「トランプ」「カード」「地図」を意味します。「Marina(マリナ)」は「海の」「海に生きるもの」を意味します。つまり、「手札(カルタ)を駆使して航海を進める」といったゲームシステムから、「カードで紡ぐ海の物語」という、ゲームの構造そのものをスマートに表現したダブルミーニングになっているのかもしれません。

前置きはこのくらいにして、具体的なゲームの面白さについてお話していきましょう。

■コンポーネントが豪華!


値段の割に、中身が豪華です。しかもぎっしり詰まっています。それは、ゲームボードやキャラクターが薄っぺらい紙ではなく、厚みがあるからです。将棋や囲碁、あるいはチェスなどを紙に印刷したコマでプレイするなんて考えられないように、本ゲームとしての格が十分に備わっている内容物なのです。船のボードや航海図などのコンポーネントが豪華で、眺めているだけでも海賊映画を体験しているような没入感を味わえます。 

■スリルたっぷり!


船が沈没しないようにするためには、浸水している箇所で水をかき出さななければなりません。どこで浸水するかも予測がつきません。キャラクターは常に動き回って、浸水を防がなければなりません。ですが、これは根本的な解決にはなりません。どうしても船が沈没していく速度が速いからです。なので、一刻も早く船を危険な海域から安全な海域へと進ませなければなりません。まさに一刻の猶予もないのです。

 


■コミュニケーションが深まれば達成感もたまらない!


浸水する船をどうにかするには、マジで二人で協力してプレイする必要があります。沈没条件が迫るなか、お互いに意見を述べ合い、お互いの動きに納得していかないと、簡単に沈没します。プレイヤー同士、本気で相談しましょう。手に汗握った末の、クリアした時の達成感は実にたまりません。密なコミュニケーションが必要なので、カップルや夫婦、親子でのプレイがもっとも推奨されます。もちろんボードゲーム「パンデミック」のような、迫りくる危機をリソース管理で解決していくタイプが好きな方にも適しています。あと、本ゲームは基本的に二人用ですが、一人で遊ぶためのソロプレイルールも用意されています。

■さらに難しくなるけど!


本ゲームは、全五章からなるチャプター(シナリオ)形式になっており、簡単な第一章からプレイします。といっても、最初は第一章でも難しく感じるかもしれません。何度かプレイするたびに、自分たちなりの戦略戦術がみえてくるようになり、いずれ必ずクリアできます。こうして、チャプターを進めるごとにストーリーがさらに展開し、キャラクターが成長したり装備が増えたりするため、RPG的に物語体験としての満足度も高くなっています。 

■完成度が高い!


ルールブックも豪華です。しかも、ルールが分かりやすく書かれています。これは、それだけでも大変好感持てます。初心者でもルールは理解しやすくなっています。かつ、適度な難易度です。簡単すぎず、かつ理不尽ではない絶妙な難易度で、クリアした時の達成感は実に大きいです。 つまり、二人用ゲームとして完成度が高いゲームという訳です。

■実際のプレイは?


上記の画像は、「チャプター1(第一章)」で敗北した時の状況です。船の前半分がほぼ水没してしまい、プレイヤーとしては、「操舵」のカードでどうにか船を「GOAL」マスに進ませたいところ。山札から「操舵」のカードを引きたいところですが、引いたカードは「浸水」。浸水箇所は無情にも満水状態のエリアW2であったため、隣接するエリアE2が浸水。2個の水キューブを置きますが、すでに4個の水キューブがあるため、5個以上となり、満水です。満水箇所が4カ所となり、敗北となっています。

■惜しい点があるとすれば


このゲームは、リオン海賊団の五人が、かつてのリーダであったリオンを助けに行く物語です。ですが、実際にプレイするのは、そのうちの一人ずつ。各プレイヤーはキャラクターの一人になりきってプレイします。そうすると、「残りの三人は何をしているの?」「五人全員で協力したい!」ということにつきるでしょう。もちろん、キャラクターが三人以上いるとゲームバランスが崩れてしまうわけですが、そこは何とか、全員登場しても、プレイできるルールなり意味づけが欲しかったところです。チャプターごとに各キャラクターの得手不得手はありそうですが、傾向としては、馴染んだキャラクターで最後まで通してプレイしてしまいそうです。逆に言えば、「今晩は、このキャラクターの、この追加能力の、このアイテムでクリアしよう」というバリエーションはメチャクチャ豊富です。



さあ、今日も地図を広げて、
嵐を乗り越えて冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

「地図講」の5回目の街歩きです。地図講とは、地図をこよなく偏愛する組織「地図ラー」の会の有料会員組織(「note」のコンテンツで月2000円) のことです。

本日の地図講は、久留里線。久留里線は、房総半島の木更津駅と上総亀山駅とを結ぶローカル線です。途中駅に久留里駅が存在します。かつての房総半島は道路事情が極端に悪く、木更津駅と大原駅とを結ぶ県営鉄道が計画され、鉄道聯隊の演習の一環として、久留里駅までの線路が敷設されたそうです。その後、上総亀山駅まで延伸されましたが、道路事情は改善し、利用客数はどんどん減っていくというありさまでした。そして、このローカル線の「久留里駅~上総亀山駅」間の鉄道がついに廃止されるということで、「乗れる時に乗っておこう」という単純な想いから、今月の企画が発案されました。

木更津駅に12時30分に集合。久留里線ではスイカやパスモが使えないとのことで、乗車券を各自購入します。始発駅の木更津駅から終着駅の上総亀山駅まで720円です。JRの切符売り場で切符を購入しておきながら、なぜか「久留里線はJRではない!」という間違った思い込みをしてしまいました。

2両編成の列車が4番線ホームに到着します。乗車前に先頭車両を頭から撮影しておきます。13時01分少し前に、発車ブザーがなります。木更津駅は、近くに証城寺があり、街全体がタヌキの置物で賑わっているため、木更津駅の発車メロディーは
「証城寺の狸囃子」(朝ドラの「カムカムエブリヴァディ」でも流れていた曲)となっていますが、鉄道会社が違うため、だだのブザーです。これは私の完全な思い違いですね。後で、調べてみると、久留里線もJRの路線で、あまりにも運行システムが違うため、別システムになっているだけとのことでした。ブザーも実は車両が発していたり、電化もされていないという、実にローカルな路線でした。

通常は、ワンマン運転のようですが、本車両には車掌が乗車し、乗車券を購入していないお客の対応をしています。駅員がいない駅では、先頭車両の一番前の扉からしか降りることができないため、ワンマン運転でもワンオペが可能なようになっています。

車窓はじつにローカルです。田植えが完了した水田が遠くの丘陵地帯いっぱいまで広がっています。まれに田植え機で田植え中の風景もあり、「千葉県ってこんなに田舎だったっけ?」と思います。千葉県は関東の米どころで、全国で9番目の生産量があります。

久留里駅を過ぎると、ようやく丘陵から低山へと変わり、しだいにその山が間近に迫ってきます。川も蛇行し始め、谷を深くえぐっていきます。「この路線、トンネルがないな」と思っていましたが、終点の上総亀山駅手前で二つほどトンネルがありました。1時間ほどで上総亀山駅に到着。駅舎周辺を撮影し、すぐに同じ電車で折り返します。

久留里駅に到着。木造駅舎もレトロ感満載で、ここだけでも聖地にあげられますが、この土地は「名水の里」で有名なようです。名水があれば、当然お酒。地酒も地味に有名なようです。ここでは、1時間の時間を取り、おのおの過ごします。結局、二つのチームに分かれて行動。一つは、名水を楽しみ、「生きた水久留里 酒ミュージアム」を見学するというもの。もう一つは、「川回し」という地形の痕跡を確認するというもので、後者を選び、川好きの会長さんの跡についていきます。

まずは、本流の小櫃川 です。橋の上から、ほぼまっすぐな川の流れを確認します。事前に配られた地図によると、かつては川が大きく蛇行していた跡が鮮明に残っているのが見て取れます。東側の「川回し」を確認しようと、久留里街道を歩き続けます。久留里駅周辺は、いちおう観光スポットであるため、交通量がかなりあります。ガードレールがないところもあり、要注意です。実際の川の跡がくっきりと残っていました。木や藪で確認しずらい点はありますが、雨城庵の井戸・とはりの滝付近で局所的に川跡を実感できます。江戸時代に少しでも水田の地域を増やそうと、川をショートカットさせ、湾曲部を水田に開拓したとのことです。

帰りは、久留里駅からの始発電車に乗り、木更津駅へ。ほどよい揺れにほどよい車内の温度で、ほどよく眠ることができました。次回は、時間をさらにとって、亀山ダムや久留里城を探検したいものです。

■久留里線周辺図


①木更津駅4番線ホーム


○車窓と車内の風景


②上総亀山駅


■久留里駅周辺図


③小櫃川 


④街並み


⑤とはりの滝


⑥久留里駅




さあ、今日も地図を広げて、
後悔しないように冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

今年のゴールデンウィークは、いつの間にか始まり、先月の29日から休みが始まっていたことを考えると、このblogを書いている憲法記念日というのは、GWも後半。うかうかしていられません。5月末に母の見舞いで山口県へ行く計画を立てるのに頭がいっぱいで、GWの計画まで頭が回らなかったのが実情です。いずれにせよ、GWに出かけても人がいっぱいという意識があり、近場での早朝ウォーキングに精を出すのが良さそうです。

いろいろコースを考えますが、一度歩いたコースばかり。「できれば新しいコースを」と思うのですが、なかなか思いつきません。目的地だと、似たような場所しか思いつかないので、思い切って手段を変えてみます。いつもは電車なので、始発のバスに乗ってみることにしました。調べてみると、始発で千葉駅行きのバスがあり、しかも、千葉みなとを経由しているようです。そんなわけで、千葉みなとへひさしぶりに出かけてみることにしました。

始発のバスは、ガラガラです。夫婦で最後尾の座席に座ります。人がいないので、視界は良好。歩いたことがある道をたどっているとはいえ、自動車道を走るバスの高い座席から眺める景色は実に新鮮です。「このバスはこんな場所を走るのか」など、興味はつきません。

千葉みなと駅のバス停は、駅の北側で、駅から少し離れています。海が見える港へ行くためには、京葉線の高架下を通過する必要があります。十字路から海側の道の真ん中には細い水路があり、幅は狭いけれど、高さのある水門があり、「堰」となっていました。左右をよく見ると、高潮の際には、1mほどの高さの門が、道路全体を塞ぐようになっています。海の反対側には、市役所があるため、市の中枢機関を守っているようです。道端には、花々が咲き乱れ、春爛漫です。植物の知識がない私から言えば、「雑草が満開」といったところでしょうか?

久しぶりの千葉みなとに感動です。横浜港には到底及びませんが、非日常の景色を堪能できます。まずは、錨のモニュメントがあり、「さんばしひろば」へのウェルカムゲートといった感で出迎えてくれます。この広場から見える港の景色は京葉工業地域の一角です。巨大なサイロとクレーンがあり、工場夜景を見るための遊覧船(昼間も運行)が停泊しています。あと、肝心のポートタワーが最近できたマンションの陰に隠れてしまっているのは残念です。港の奥には、タンクが建ち並んでいます。おそらく、成田空港で使う航空燃料のタンクと思われます。ここから、パイプで空港まで燃料が送られていると聞いたことがあります。昔は過激派を警戒し、突端にはユニークな形状の監視塔があったのですが、今は完全に撤去されてしまいました。

広場には、短いながらもウッドデッキがあり、キッチンカーや商業施設「ケーズハーバー」、さらには飲食店が揃った「ケーズリゾートビル」が家族連れやカップルを歓迎してくれます。広場ではイベントがあるらしく、若者たちが準備にいそしんでいました。

帰りは、千葉みなと駅からモノレールで千葉駅に出ます。改札口に飾られた鉄道娘の看板と、大きく飾られている五月人形を愛でます。JRの改札口へ向かいながら、どうしても横浜港と比較してしまっている自分がいます。

横浜と言えば、異人館と港が見える丘公園と元町商店街、ポートタワーと山下公園と氷川丸。ベイブリッジにランドマークタワー、横浜スタジアムに中華街。きりがありません。よくぞ、凝縮しているなと感心してしまいます。千葉港は、貨物取扱量で名古屋港につぐ国内有数の港ですが、あくまでも京葉工業地域の一角。観光のための布石は、どうしても砂をばらまくように薄くなってしまいます。遠浅一面に作られた埋立地が広いために、丘が遠くなっていまい、スタジアムと高層ビルは、新都心の幕張に建てられてしまうなど、ビジョンなさすぎです。それらをつなぐはずだったモノレールは途中で頓挫。中途半端も、ここに極まれりです。せめて、モノレールがポートタワーまで伸びていればと思うのですが、あまり海に近づくと風の影響を受けるので、これ以上の接近は無理なのでしょう。それにしてもポートタワーへのアクセスは最悪です。まあ、横浜になくて、千葉にあって、唯一誇れるものと言えば、モノレールぐらいでしょうか。ちなみに、千葉市には、アニメの聖地がいくつも点在しているのですが、「コクリコ坂から」の知名度にはとてもかないません。


■千葉港周辺図


■コース


①堰


②サイロ


③遊覧船


④タンク


⑤監視塔(Google Map より)


⑥ケーズハーバー


⑦ケーズリゾートビル


⑧モノレール千葉駅改札内



さあ、今日も地図を広げて、
冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


★「note」始めました。(冷やし中華風に)
【地図遊びアイディア集:No.015】何かに見立てて遊ぶ「千葉県は傘を持つ乙女」
https://note.com/pocopan_1959/n/n646920267812

 

 

先日、「電柱撮影オフ会」というイベントに参加してきました。パンフレットの説明を借りれば、「電柱の保守管理をゲーミフィケーションでアソビに代える『ピクトレ』 と、マニア視点でまちを楽しむ地図ラーの会の電柱愛あふれるコラボレーションイベント」ということです。

まず、「ピクトレ」とは、スマホの位置情報ゲームの一種です。赤・青・緑の3つのチームに分かれ、街中に立つ電柱を撮影することで、ポイントを競い合うゲームです。電柱の撮影は、両側から撮影した全体像と、電柱の個体を示す表札番号の3枚を撮影します。実際に現場で撮影する必要があるので、街中を歩き回ります。

そんなわけで、西千葉駅に13時に集合。地図ラーの会の会長さんより、さっそく西千葉駅の解説が始まります。西千葉駅のホームは、隣の稲毛駅に合わせて高架上にありますが、改札口は地上階。しかしながら北口と南口の二カ所のどちらから出るにしても、階段を登らないといけません。ある意味、改札口は半地下にあるような感じです。会長さんの解説で、西千葉駅はちょうど丘の縁で、しかも谷間にあるということに、今さらながら気づくといった次第です。

さて、ゲームの電柱ですが、かなりの電柱が調査されつくされていました。まだ、撮影されていない電柱が北側にあるということで、まずは千葉大近くのゆりの木通りにて、各自目標の電柱を決め、調査します。その後は、京成線のみどり台駅に向かいつつ、会長さんより適宜街の解説をいただき、電柱調査を楽しむのでした。

途中の「ささや菓匠本店」で和菓子を補給。京成線の踏切を渡り、「LOVE」ロバート・インディアナが置かれたロータリーで、信号機がないことを確認します。ロータリーは米語で、日本語だと円形交差点。単純にロータリーだと、他にも意味があるので、英連邦ではラウンドアバウトと呼んでいます。ギネス世界記録に登録されている「世界最大のラウンドアバウト」は、マレーシアの行政都市プトラジャヤにある「ペルシアラン・スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー(Persiaran Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah)」 です。有名なパリの凱旋門のラウンドアバウトは、1990年以前では世界一でした。

あと、このロータリーから北東に延びている学園通りをまっすぐ進めば、千葉大の正門となります。かつての東京帝国大学第二工学部の正門です。再び踏切を渡ります。「いとなみ書店2.5」(平日営業)は、貸し出されている棚ごとに、本の売り主さんが異なる書店さんです。最後に、モダンな「ZOZOSTUDIO COFFEE」に立ち寄り、飲み物を一杯ごちそうになり、ゲームの感想など、意見交換をしつつ、解散となりました。

さて、本ゲームの最終的な目的は、電柱の保守管理です。しかも、ガチの保守管理です。つまり、ゲーム運営母体の黒幕は電力会社です。電柱の状況を一本一本確認するためには、人件費高騰や人手不足もあり、なかなか大変だとのこと。一つの解決案として、保守作業をゲーム化すれば、ボランティアを大勢集められるのではないかということで、ようやく実証実験にこぎつけられたようです。ちなみに本ゲームは千葉県全域と埼玉県と茨城県の一部でプレイ可能で、順次エリアが拡大されていくそうです。

保守作業がなぜ必要か。電柱にとって、一番つらいのは、蔦にからまられたり、カラスの巣にされたりすることです。特にカラスの巣の建材には、鉄製のハンガーなども使われるので、危険この上ないとのこと。 そんなわけで、撮影した画像は、AIによるチェックがあり、最終的には人の目で確認するとのことです。けっこうこちらの人件費もかかりそうですが、実際に専門家を派遣するよりは安く済むとか。あまりにも地方の電柱については、イベントやキャンペーンで人の動きを促すようです。

さらに、重要な点は、報酬が破格です。私にはそう思えます。ゲーム中に獲得した1200コインにつき、100円相当のAmazonギフト券が交換できます(今後変わることでしょう)。この日、2時間のイベントで、4本撮影したところ、450コインを獲得しています。「ポイカツ」はあまり好きではないので、換金率はなんとも言えませんが、街中を歩き、Amazonギフト券がもらえるなら、健康のためにも歩き回ろうと思います。しかも、世の中のインフラに大きな大きな貢献です。あと、Amazonギフト券以外には、「えらべるPay」「giftee Box」が選べるようです。

あと、コインとは別に、電柱と電柱とを電線で結ぶことでポイントを獲得することができます。各チームは、ポイントを競い合うので、プレイヤーの貢献度によってもコインの報酬が得られます。欠点は、夜はプレイできないことぐらいでしょうか。雨の日も大変そうですね。また、敵陣営の電柱を味方の電柱にすることもできます。いずれにせよ、電柱の保守がメインなので、数カ月に一度は、グレーの未調査状態にリセットされます。ゲームとしては、同じスマホの位置情報ゲームの「イングレス」(「ポケモンGO」の母体となっているゲーム)と似ていると言われても仕方ありませんが、イングレスはガチの陣営争いを繰り広げているので、こちらは、明るく楽しく社会貢献しつつプレイしたいものです。

■ピクトレ


https://pictree.greenwaygrid.global/

■イベント参加グッズ

■イベントポスター


■西千葉駅周辺図


さあ、今日も地図を広げて、
電柱調査へ冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

朝ドラ「風、薫る」も大河ドラマ「豊臣兄弟!」も順調な滑り出しのようで、夫婦ともども楽しく「NHK ONE」で鑑賞を続けています。テレビ放映が受信できなくても、テレビを囲む生活は変わらないようです。というわけで、今回は配信動画の紹介に徹します。ふと浮かんだキーワードに着目しつつ、各作品を紹介させていただきます。

■シーズン4(キーワード1)
「ようこそ実力至上主義の教室へ」:二年生の一学期
「Re:ゼロから始める異世界生活」:プレアデスの監視塔
「本好きの下剋上」:領主の養女であり神殿の図書室を管理する神殿長
「転生したらスライムだった件」地下迷宮を魔改造

この春から始まったシーズン4のアニメです。どの作品も良く続いています。ただ、シーズンを重ねてくると、単話ずつの視聴がきついです。そもそも、それ以前のシーズンはまとめてみているので、単話ずつの視聴に耐性がないのかもしれません。その点、「よう実」は、4話同時公開でしたので、最初のエピソードを存分に楽しむことができました。 ということで、シーズン4の全話揃ってからの視聴を個人的には心がけようとしていますが、つい見てしまい、日々悶々としています。8分間で二度もゼロから始める異世界生活って、次回が待ちきれないです。

その点、1月から放映されていた「葬送のフリーレン」は単発のストーリー(場合によっては、15分で一つの物語)が続いていたので、ヒンメルとの冒険とがオーバーラップし、想い出つくりの旅がより一層味わえるのには心が和みました。でも、「神技のレヴォルテ」で複数話になったときは、「いらっ」としました。原作を読むべきか、真剣に悩んだものです。

■魔法のアイテム(キーワード2)
「とんがり帽子のアトリエ」:魔法陣
「杖と剣のウェストリア」:杖と剣
「あかね噺」:扇子



「とんがり帽子のアトリエ」の原作は、写本のごとく、美しく淡い美術画の連続です。アニメはかなり頑張って、再現しています。まあ、それ以上に、原作では想像すらできなかった動きのあるシーンを圧倒的に味わうことができるので、ある意味、別の良質な作品と言えるでしょう。「杖と剣のウェストリア」は、魔法こそがすべての世界。主人公のウィルはその魔法が使えないということで、「とある魔術の禁書目録」の主人公の上条当麻を思い出しますが、剣技は壮絶。ジェダイもSAOのキリトも真っ青です。コミックだと、構図が異次元レベルなので、動きを理解する上で、アニメは大いに期待しています。「あかね噺」は、落語の世界ですが、一種魔法の世界かと勘違いするほど、面白い世界です。家内といっしょに視聴を楽しみにしています。桑田佳祐さんのOPもEDも心地よいですね。

■特殊装備(キーワード3)
「劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション」:ERカー・ECMO

「走る緊急救命室」ということで、今までのシリーズでの主役は、最新の医療機器とオペ室を搭載した緊急車両(ERカー) でしたが、この劇場版では広大な南の海が活躍の舞台になります。そんなわけで、ERカーを搭載する「フェリー」が登場します。フェリーからERカーが発進するシーンは、まさに、サンダーバード2号のコンテナから4号などの特殊車両が発進するシーンです。メンバーがハッチをくぐるシーンが意外と多いのも、その感を強めてくれます。

さて、オペ室を搭載した中型緊急車両「NK1」とそのNK1を搭載できるフェリー「NK0」を使うのは、チーフドクター候補の牧志秀実率いる新救命チーム南海MERです。これに「TOKYO MER」の喜多見チーフと蔵前さんがサポートします。物語は、諏訪之瀬島(実在の島)での大規模噴火がメインとなり、島民79名の全員救出がミッションとなります。本来ならば、ヘリコプターが活躍すべき場面ですが、大噴火ということで、近づくことができません。もちろん、船も接近禁止なのですが、ここはお約束なので、躊躇なく接岸します。ただ、接岸により、フェリーの無線機が故障します。これにより、外部との連絡がとれなくなり、ヘリコプターとの連携がとれなくなります。幸いなことに「ECMO」が必要ということだけは、漁船のリレーで音羽さんに伝わります。

ECMO(エクモ)は体外式膜型人工肺です。NHKの「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の「パンデミック 東京の危機〜第1波 医療従事者の闘い〜」にも登場した医療機器です。肺を痛めた患者に対し、血液を体の外に取り出し、機械で直接酸素を入れ、二酸化炭素を抜きます。さらには、心臓を傷めた患者に対し、瞬時に循環を再開させる機能があります。残念ながら、「NK1」には、その特殊装備がありません。その特殊装備があるのが、鹿児島の病院となりますが、まずは一刻も早く屋久島へ到着すること。

でも、やっぱり、フェリーは遅すぎます。ここは、国産のオスプレイ(垂直離着陸能力を持つティルトローター輸送機)を開発し、ERカーを懸垂したオスプレイがフェリーから発艦すべきでしょう。もちろん、フェリーも大型化し、耐熱補強した甲板が必要となります(次回映画案なので、採算度外視です)。「オスプレイがあるなら、フェリーいらないかも」ですが、ビジュアル的には、船からの発艦の方が好ましいでしょう。そんなわけで、次回の斬新な特殊装備を期待しつつ、日々を過ごしています。



さあ、今日も地図を広げて、
お家にいながら配信動画で冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

地図をこよなく偏愛する組織「地図ラー」の会の有料会員組織「地図講」(「note」のコンテンツで月2000円) の街歩きも4回目となりました。

本日の地図講は、総武線の幕張本郷。できたばっかりの街なので、参加者の誰もが、「見るものあったっけ?」と疑問の声が。国道14号線沿いのUFOやお城のラブホテルくらいしかないのでは?ひょっとして、京葉道路を横切る秘密の通路?など、各自いろんな憶測を心にいだいていたようです。

JR幕張本郷駅の改札口に13時に集合ということで、30円ほど安い京成線を使って、集合場所にたどりつきます。 まずは、会長さんの挨拶。本日のテーマは「どんつき!」。幕張本郷は、知る人ぞ知る、「どんつきのメッカ」なのだそうです。昨今は「メッカ」とはいわず、「聖地」と呼びますが、それはともかく、あまりにも意表をついた「どんつき」というマニアックな地理用語?に一同きょとん状態となります。「どんつき」を一言でいえば、「行き止まり」。平安時代の貴族風に言えば、「袋小路さん」です。この行き止まり、専門家に語らせると一言ではすまないそうで、様々な分類ができるそうです。行き止まりを分類する偏向ぶりにはあきれ返りますが、境界どんつき・崖どんつき。あまりにもマニアックな分類に早くも消化不良です。まあ、とりあえず、そのどんつきを皆で体験しようと、出発です。

幕張本郷駅と言えば、幕張海岸行きのターミナルということもあり、二連バスが有名です。二連バスをじっくりと観察し、街の西端へ向かいます。馴染みの年金事務所を過ぎると早くもどんつきです。こちらは境界どんつきと呼ばれる行き止まりで、千葉市と習志野市の境界です。二つの市の境界とはいえ、あまりの連携のなさに、びっくりです。特に東西に延びる道路がこの境界で途切れているのには、唖然とします。

駅方面に戻ります。幕張海岸へ延びる広い自動車道路は、かつてはモノレールが作られる予定だったそうですが、完全に頓挫したそうです。ただ、その広い道のおかげで、二連バスがゆったりと運行できているというのは、面白いものです。

鉄砲塚跨線橋を渡り、JR総武線と京成ちはら線を越えて北東の内陸側へ向かいます。跨線橋というのは、陸橋のように歩行者専用かと思っていましたが、この橋は違っていました。車道が広く、歩行者用の通路が狭くなっています。せっかく車両基地が眼下に広がっているにもかかわらず、落下防止用の柵と網で目隠しされており、撮影には不向きなスポットになっていました。

ふたたび、北西端の千葉市と習志野市の境界線沿いに歩き、境界ドンツキを楽しみます。境界線沿いの道は台地の淵で終了。会長さんたちが「ボックスカルバート」と連呼しています。自動車道路のトンネルを形作っている巨大な四角いコンクリートの箱のことのようで、本来は暗渠(蓋で閉じられた河川や水路のこと)に使われているそうです。人の目に触れるように置かれているのは珍しいようです。

その後、中心部に向かい、リブレ京成幕張本郷店周辺で小休止。駅から延びている「中渕幕張本郷線」と呼ばれているメインストリートに沿って北上します。すると、いきなりの行き止まり。左右へ流れる道はあるものの、細い道なので、これは「どんつき」と言われれば、確かにそんな感じがします。あきらかに用地買収に失敗しているかのように見えますが、千葉市と習志野市の境界地ならではの現象だそうで、両市は仲が悪いのでしょうか?

マンホールも千葉市と習志野市とが交錯する道を歩き、何の案内板も設置されていない鉄砲塚古墳をしばし見学します。さらに、道をまっすぐに進むと、いきなりの崖っぷち。急な階段で、先へ進めるにしても、これが「崖どんつき」と言われれば、「確かに」と思うのでした。キャプテンズクック幕張本郷店前を通過し、京葉道路を超えると、こちらも行き止まり。こちらは「未遂どんつき」なのだそうです。要は、主要道路を作ろうとしていて、いまだにできていないのだそうで、三年後には、大きな橋がかかり、「どんつき」ではなくなるようです。これで、今日の「どんつき」紹介は終了。駅へ戻ります。

できたばっかりの中華屋「幕張本郷チャイナハウス桂花楼」前で、一行は立ち止まります。今日は、定休日なので、誰もいませんが、普段は長い行列ができるほどの有名な中華料理屋だそうです。それもそのはず、嵐のメンバーの相場さんの実家なのだそうです。なぜか、ここで集合写真を撮り、幕張本郷駅で解散です。


■コース


①境界どんつき(四方向)


②境界どんつき


③ボックスカルバート 


④鉄砲塚古墳


⑤崖どんつき


⑥キャプテンズクック


⑦未遂どんつき


⑧桂花楼




さあ、今日も地図を広げて、
袋小路へ冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。