ポーランド政府、2008年度予算を承認
昨日ポーランド政府は 2008年度予算を承認した。 その見通しの詳細は、
* 2008年度 歳入 2,716億ズロチ (当初見通し 2,290億ズロチ)
* 2008年度 支出 2,416億ズロチ
* 2008年度財政赤字 (対 GDP) + 3.2 %
* 2008年 G. D. P. + 5.7 % (当初見通し + 5.5 %)
* 2008年 国内需要 + 6.8 %
* 2008年 消費支出 + 4.8 %
* 2008年 個人消費支出 + 5.8 %
* 2008年 国内投資 +14.0 %
* 2008年 平均 C. P. I. + 2.3 % (2007年 + 2.0 %)
* 2008年 失業率 (年末) + 9.9 % (2007年 + 11.0 %)
* 2008年 平均金利 + 4.7 % (2007年 + 4.25 %)
上記数値に関しジロウスカ蔵相は、今年の財政赤字は当初見通しどおり対 GDP比で
+ 3.4 % を達成できるとし、現在のペースが続くのであれば、2008年 + 3.2 %、2009年には
通貨統合基準を下回る + 2.9 %にまで低下すると述べている。
またインフレに関しては要注意が必要とし、高水準の景気成長と賃金上昇が影響し、今年の
年率 + 2.0 % 見通しから、来年は + 2.3 % へ若干上昇すると見ている。 また平均金利も
+ 4.7 %へ上昇を見込んでいる。
今回発表されたのは予算概要のみであり、各項目支出入に関しては、今年 9月に閣議
承認予定となっている。
一方本日ポーランドでは 5月 CPI が発表される。 市場の予測は年率で + 2.1 % が
コンセンサスとなっており、 4月の + 2.3 % から若干低下する予定。 これは昨年同時期、
野菜の価格が急騰した反動が数値を押し下げると見ている。
ただ農務局は今年 5月も野菜およびフルーツ価格が年率で 10~15 % 上昇しており、
8月頃から下落傾向に入るであろうと公表。 ちなみにポーランドの CPI に占める
フルーツのウェイトは 5.0 %、野菜は 9.0 % となっている。
昨日のポーランド金融市場、米国金利大幅上昇に巻き込まれ、ズロチは軟調。
債券市場も午後から崩れ、10年国債は 4.0 bp強利回り上昇で引けている。
米ドル / 対 円: 121.65円 - 0.10 02年債: 4.92 % + 1.0 bp
ズロチ / 対 円: 42.11円 - 0.37 10年債: 5.51 % + 4.3 bp
ズロチ/対米ドル: PLN 2.8880 - 0.021 原油価格: $ 65.35 – 0.62
ズロチ/対ユーロ: PLN 3.8425 - 0.015 金価格: $653.10 – 5.90
ノガ・中銀理事、年内 2回の利上げ主張
先週木曜日の米国金利急上昇を受け、金曜日のエマージング諸国の為替・債券・株式
市場は軒並み急落を見せた。 ポーランド金融市場もしかり、朝方からまずズロチに
売りが集中し、軟調スタート。 同時に債券市場にも売り圧力が走り、イールド・カーブ
全体に弱含み推移。
木曜日ポーランドは祝日で市場は休場 (Corpus Christi Day) だったことも原因では
あるが、特に欧州域内一般ファンドの売り物が目立ち、薄商いで買い手がほとんど
見当たらない中 10年利回りは寄り付き直後に水曜日比約 5.0 bp の利回り上昇となった。
午後に入りノガ・ポーランド中銀理事が、「ポーランド中銀のインフレ・ターゲットである
+ 2.5 % のミッド・レンジ内に CPIを制御するため、年内あと 2回金利引き上げを
すべきである。 しかも早ければ早いほど良く、その上げ幅が大きければ大きいほど良い。
なぜなら現在までの金融政策は、インフレに遅行して操作されているだけに過ぎない」と、
ポーランド中銀で一番タカ派で知られているノガ理事らしいコメントとなった。
またノガ理事は、「加速したポーランド経済成長は今後数年間続くであろう。 今年の GDP は
+ 6.5 %、その後数年間は + 6.0 % の成長を伴い、国内需要の増加と共にインフレなど
経済のインバランスを伴う可能性が大きい。 また公共支出の改革が必要であり、財政支出の
削減を早急に取るべきである。 民間および政府両部門の伸びが、インフレを招く恐れが
あることを懸念している」と述べている。
さらに通貨統合に関しては、「新政権の方針から想像するにはかなり困難であるが、 2009年
予定の総選挙後、 ERM-2 へ移行するとして、早くても 2011年になるのでは」と、ポーランド
政府と中銀のあいだに、通貨統合に関する具体的指針がまだ整っていないことを表明している
かのようだ。
今週のポーランドは 6月 13日に 5月 CPI の発表を控えている。 5月の市場予測は
年率で + 2.1 % と、4月の + 2.3 % を若干下回る見通し。
世界の金融市場がまだ落ち着きを取り戻していないと思われるため、今週も外部要因に
よって国内市場動向の動きが決まる可能性が高そうだ。
金曜日のポーランド債券市場、引けにかけてやや落ち着きを取り戻したものの、水曜日
引け比2年債は 3.5 bp強、10年国債は約 7.5 bp の大幅利回り上昇で引けている。
米ドル / 対 円: 121.65円 + 0.50 02年債: 4.91 % + 3.8 bp
ズロチ / 対 円: 42.43円 + 0.15 10年債: 5.48 % + 7.4 bp
ズロチ/対米ドル: PLN 2.8700 - 0.004 原油価格: $ 64.76 – 2.17ドル
ズロチ/対ユーロ: PLN 3.8342 + 0.011 金価格: $650.30 –14.90ドル
ポーランドの失業率、年末にかけて急低下の予測
昨日ポーランド労働省が発表したことによると、5月の失業率は + 13.0 % と、
4月 + 13.7 から大幅に低下。2000年上半期以来 6年ぶりの低水準となった。 さらに
出されたコメントは、「高水準の経済成長が続いていることから、今年末に同国の失業率は
1ケタ台に入る可能性が高い」と述べている。
市場では失業率の低下が加速しているため、今後賃金上昇圧力が一層強まるのでは
ないかとの見通しが出始めており、ポーランド中銀が 5月に発表した今年の
インフレ + 1.3 % ~ + 2.6 %、さらに 2008年+ 1.6 % ~ + 3.8 % は楽観的数値との
声が上がり始めたようだ。
ここに来て各エコノミストの見通しにもばらつきが出始めており、1) 年内利下げなし、
2) 年末に追加利上げ、3) 今年夏に1回、さらに年末に1回 合計年内あと2回など、
その予測に統一感がない。
ポーランド国内 6ヶ月物フォワード・カーブは 4.61 % と、36 bp のプレミアムを
つけており、最低1回の利上げはすでに織り込み済みか。 今後小幅ながら金利の上昇
予測から、ズロチは対ユーロで3.650に向けて買い進まれる期待感も強く、今年後半に
かけてのズロチ高が連想されているようだ。
昨日のポーランド金融市場、欧州中銀の金利引き上げを受け、欧州域内金利が
小幅上昇。ユーロ買いが進み、ズロチは反落。
債券市場は上記失業率の減少と欧州全体の金利上昇にあわせ、ポーランド国内
金利は短長期債とも 2~3 bp 上昇して終了。
スクシペク・ポーランド中銀総裁、インフレ見通しに楽観的
本日の欧州中央銀行、政策決定会合を前に、ポーランドを含む東欧諸国の金融市場は
総じて様子見スタンスが継続。 市場では ECB が 25 bp の利上げ観測が支配している
ことから、東欧諸国やその他新興国の債券・為替市場ともやや弱含み推移となっている。
特に目立った動きは出ていないが、昨日午後遅く、スクシペク・ポーランド中銀総裁が
ロイター社とのインタビューに応じ、同国インフレ見通しについて語っている。
「ポーランド中銀は同国 CPI を今後 12ヶ月、中銀のインフレ・ターゲットである + 2.5 %、
上下 1.0 %のレンジ内に押さえ込むことに全力を上げる。 現在の生産性に伴う賃金の
伸びは、想定範囲内に収まるであろう。 2007年のポーランドの成長は + 6.5 % 近辺で
安定し、来年も + 5.0 % の成長となりそうだ」と、この先もポーランドの低インフレと
高経済成長を確信する意見を述べている。
ただユーロ導入に関してはやや後ろ向きの意見を崩しておらず、「ポーランドは 2012年より
前にユーロ導入の準備は完了しないと考える。 またいつ参加するかも決まっていない」と、
通貨統合によって国益にかなうものがどの程度あるのかの判断が出来ていないことを
暗に示した。
また並行してピエトレウィッツ中銀理事も、「ポーランド中銀は今月も金利据え置き措置を
採るべきである。 なぜなら次に金融政策を変更する前に、一層の経済データの検証が
必要と考える。 現在ポーランド経済にとって大きなインフレ圧力となる要素は見当たらない。
第 2四半期以降に発表になるマクロ経済の状態が今年と来年の景気環境を作り上げると
思われ、われわれの意思決定の手助けとなろう」とスクシペク総裁と同じように、当面の
金融政策の現状維持、インフレなき景気拡大が続いていることを強調している。
一方ポーランド与党内では、労働コスト削減の議論が大きくなっている。 連立政権内で
最大の法と正義党は、労働者および経営者両側の年金資金支払い減額を計画中。
これは税金負担などが大きく、労働者が職を求め他国に移住するのを食い止めるという
目的がある。
しかしながら連立政権を組んでいる他の 2党はこれに反対。 これ以上経営者側の
コスト削減は必要なく、税制改正による年金支払額の減額は 200億ズロチの国庫
収入減となるため、これを社会保障費支払い増に回すことにより数十億ズロチの
支出が削減出来ると反対。 景気拡大に伴い予想外の税収となっている国庫金を巡り、
連立政権内では人気回復を狙いたい法と正義党と他の 2党との足並みにやや乱れが
出始めているようだ。
昨日のポーランド金融市場、本日の ECBの金融スタンスを見極めたいとする向き
が強く、ズロチ・債券市場とも小動き 終日薄商いの中引けを迎えている。
ポーランド中銀、政策金利を 4.25 % に据え置き
昨日開催された政策決定会合で、ポーランド国立銀行政策委員は現行の政策金利を
4.25 % に据え置くことを決定した。 市場予測どおりの結果であり、4月に 4.00 % から
4.25 % に引き上げられて以来 連続の据え置きとなる。
会議終了後スクシペク・ポーランド中銀総裁は、「国内賃金上昇と世界的な原油高の2つの
圧力がインフレを招く可能性がある。 一方加速したポーランド経済成長がインフレを招くか
どうかその検証にもう少し時間がかかる」と 2つの事象を指摘し、今回政策金利の据え置きを
決定した理由を述べた。
またステートメントでは、
* ポーランド産業の全部門は、現在しっかりとした成長を遂げている。 5月の各数値から
読み取れることとして、第 3四半期は今年第 1四半期と比べその成長速度がやや減速
すると思われるものの、少なくともあと数四半期の経済成長は、力強い伸びを見せよう。
* ポーランドの加速を伴った経済成長は、世界的な力強い景気回復と特に欧州経済に支え
られているものの、反面そこからくるインフレ圧力にさらされる可能性がある。 4月の
CPI は + 2.3 % となり、 中銀のインフレ・ターゲット仲値である + 2.5 % に接近している。
* ポーランドの GDP は持続可能な成長を超えた伸びとなっており、来期も続くであろう。
これが労働市場の改善し、国内需要の増加と共にやがて賃金上昇圧力を招き、インフレを
誘発するであろう。
ただ中期的な見通しでは、高水準の設備投資、各企業の財務改善、輸入物価の安定、
世界的な競争激化による輸出品やサービス価格の安定が、インフレを押さえ込むと考える。
* 中期的な見通しではインフレは一時的に中銀ターゲットを上回る可能性もあるが、今年
第 3四半期のインフレは、現在の水準まで低下を見せ、ターゲットを下回るであろう。
* ポーランド国立銀行は今後も細心の注意を払い、賃金動向と労働生産性の相関関係、
ズロチのレベル、および世界経済やその他要因を十分把握し、注視していく予定である。
. と述べている。
昨日のポーランド金融市場、中国株価の影響を受けズロチはやや軟化したものの、政策
委員会のステートメントがインフレに対してタカ派的コメントとなっていたことを評価。
中長期債がそれに反応し、金利は小幅低下して引けている。
米ドル / 対 円: 121.55円 - 0.10 02年債: 4.81 % - 0.6 bp
ズロチ / 対 円: 42.77円 + 0.03 10年債: 5.34 % - 0.3 bp
ズロチ/対米ドル: PLN 2.8425 + 0.002 原油価格: $ 63.49 – 0.14ドル
ズロチ/対ユーロ: PLN 3.8170 + 0.01 金価格: $659.30 – 4.10ドル
ポーランド中銀理事会を前に、ズロチは安定を取り戻す 1
金曜日のポーランド金融市場、ジロウスカ財相が日刊紙とのインタビューで、「経済成長の
顕著な伸びで税収が好調なことから、今年のポーランドの財政赤字は当初見積もりの
▲ 300億ズロチから、▲ 250億ズロチ (約 1兆 0,725億円) へと減少、50億ズロチの
財政削減が達成されそうだ」とコメント。
今年対 GDP比で 3.4 % の財政赤字計画を下回る公算が強くなってきたようだ。
この記事を材料に 4日間対ユーロで軟化していたズロチは小幅ながらも反発。
下値に買いを集めじりじりと戻す中、2つの経済指標の発表があった。
|
ポーランド |
前月比 |
前年比 |
|
前月比 |
前年比 |
4月 |
Retail Sales
|
+ 1.2 %
|
+ 15.1 %
|
3月 |
+ 19.2 %
|
+ 19.6 %
|
4月 |
失 業 率 |
+ 13.7 %
|
|
3月 |
+ 14.4 %
|
|
- to be continued -
ポーランド中銀理事会を前に、ズロチは安定を取り戻す 2
上から ↓
まず 4月 Retail Sales であるが、実数は年率で + 15.1 % と高い伸びであったが、市場
事前予測平均の数値は + 19.0 % であったため、加速化したポーランド経済の鈍化を連想。
ただ上昇トレンドに大きな変化は無く、第 2四半期も + 6.5 % 前後の成長を遂げる可能性が
高いと市場では見ている。
4月小売販売で顕著な伸びを示しているのは、 3月の 年率 + 28.0 % に続き 4月も
+ 29.7 % となった自動車販売。 さらに薬品・化粧品も 4月 + 19.3 % (3月 + 14.2 %)。
家具・電化製品も + 23.9 % (3月 + 24.7 %) と、景気の成長 → 賃金上昇 → 高級品や
大型耐久財の購入と、ポーランド経済の活性化がここにも現れているようだ。
また 4月失業率も 3月の + 14.4 % から + 13.7 % へと減少。 昨年 + 15.0 % 前後で
ほとんど変化が無かったポーランドの労働市場も、徐々に好転の兆しが見え始めているようだ。
市場ではポーランドの失業率は今後も減少を続け、6月の数値は + 13.0 % の大台を
割り込むと予測する意見も出ている。
先週水曜日の 5月 23日、グリーンスパン前米国連銀議長が、「中国株価はまもなく急落を
見せるであろう」と講演会で述べたことから新興国通貨が軒並み下落。 過去 5日間ズロチは
対ユーロで 71カ国の通貨の中で最も悪いパフォーマンスとなっていたが、ようやく反転。
ほぼ横ばいながらも強含みの動きに終始した。
今週水曜日はポーランド中銀 政策決定会合が開催される。 エコノミストの全ては 4.25 % の
政策金利据え置きを予測しているため、市場へのインパクトはほとんどないと思われる。
また今週ポーランドでは主だった材料に乏しく、ズロチ・債券市場とも小動きとなりそうだ。
金曜日のポーランド債券市場、終日静かの中 10年債は 1.0 pb強金利は売られて
週末を迎えた。
米ドル / 対 円: 121.75円 + 0.55 02年債: 4.81 % + 0.6 bp
ズロチ / 対 円: 42.98円 + 0.40 10年債: 5.33 % + 1.3 bp
ズロチ/対米ドル: PLN 2.8335 + 0.013 原油価格: $ 65.20 + 1.33ドル
ズロチ/対ユーロ: PLN 3.8110 + 0.010 金価格: $661.40 + 2.00ドル
PPI、鉱工業生産とも低く、債券市場は終日堅調
昨日発表になったポーランド 4月の PPI と鉱工業生産指数、
|
ポーランド |
前月比 |
前年比 |
|
前月比 |
前年比 |
4月 |
P. P. I.
|
+ 0.6 %
|
+ 2.3 %
|
3月 |
+ 0.5 %
|
+ 3.3 %
|
4月 |
鉱工業生産指数 |
- 8.7 %
|
+ 12.4 %
|
3月 |
+ 14.7 %
|
+ 11.3 %
|
いずれも市場予測を下回る数値となり、PPI は市場予測年率 + 2.5 % に対し + 2.3 %、
鉱工業生産は 年率 + 15.3 % の市場予測平均を下回り、 + 12.4 % となった。
特に鉱工業生産は前月比ベースで、電気・ガス・水道 ▲ 11.2 %、製造業 ▲ 8.7 % など大半の
構成項目が大きく下げており、唯一建設関連が + 10.5 % と伸びているのみ。 ただこれら項目の
月次変動には常に流動的なこともあり、実際の低下は穏やかなものとする観測が強い。
また PPI が予測よりも低い数値となった理由として、ズロチ高および原材料価格の低下が寄与
していると見られており、かつ年率ベースでの伸びの鈍化は昨年同時期に原油価格が急騰した
反動で、今年 4月のPPIの年率成長が低水準に留まったと見られている。
金融市場では予想外に低成長となった両経済指標の数値発表に意外感。 第 1四半期の
ポーランドの経済成長率が + 7.2 % を記録しているにもかかわらず、PPIの落ち着きが
インフレの伸びを押さえ込んでいるとする見方が一部で出たこと。 また前回の利上げ
( + 25 bp) そのものがインフレの事前予防措置が主目的とされていたこともあり、追加利上げ
観測が出ているもののその可能性は 「当面なし」 と解釈されたこともあり、市場関係者は
素直に好感。
またポーランドの隣国、ハンガリーの金利据え置き措置で東欧通貨に買戻しが入ったことも
手伝い、ズロチもユーロに対して買いが続き上昇。
債券市場も朝方の経済指標発表直後から下値に買いが散見され、欧州主要国債券が軟調推移を
示す中、2年債で 0.5 bp、 10年国債は約 2.0 bp 買い進まれて引けている。
米ドル /対 円: 121.45円 + 0.35 02年債: 4.73 % - 0.4 bp
ズロチ /対 円: 43.31円 + 0.12 10年債: 5.28 % - 1.9 bp
ズロチ/対米ドル: PLN 2.8042 - 0.001 原油価格: $ 66.27 + 1.33
ズロチ/対ユーロ: PLN 3.7770 + 0.011 金価格: $663.80 + 1.80
賃金上昇率予測を下回り、金融市場は好感 1
ポーランド 4月賃金上昇率、
|
ポーランド |
前月比 |
前年比 |
|
前月比 |
前年比 |
4月 |
賃 金 上 昇 率 |
- 2.3 %
|
+ 8.4 %
|
3月 |
+ 6.1 %
|
+ 9.1 %
|
年率で + 8.4 % と、市場予測であった + 8.6 % を若干下回り安堵感。 4月 CPI の低下
( + 2.3 %) と共に賃金上昇率もやや緩慢な見通しが出始めたことから、当面政策金利は
据え置かれるとする観測が台頭し、先進主要国の債券市場が総崩れを見せる中、ポーランド
債券市場はしっかりとした動きとなった。
またマルタおよびキプロスがユーロ導入の承認を得たことで、近年中に通貨統合基準達成が
見えてきたポーランドも、これらニュースが好感されズロチ・および金利がしっかりした動きと
なった模様。
- to be continued -
賃金上昇率予測を下回り、金融市場は好感 2
上から ↓
一方ウォイチナ・ポーランド中銀理事は、「 政策決定会合での討議では、前回 4月の予防的
措置の利上げで対処できるとする向きが強く、当面金利は据え置かれるだろう 」としながらも、
「 4月 CPI は低下を示したものの国内景気成長には目覚しいものがある。 今後数四半期は
2ケタ台の設備投資が続くであろう 」とし、「 生産性と賃金上昇率が今後の金融政策の鍵を
握ることになる。 仮にそのリスク・バランスが崩れてくるのであれば、今年再利上げも否定
できない」と、ポーランド中銀は今後の賃金上昇率を注視していく旨のコメントを出している。
さらにノガ理事も、「金融当局が機動的に利上げを実施しても、来年はインフレが加速すると
考えられる。恐らく来年下半期にポーランドのインフレは + 3.4 % に達するであろう。 最近の
各経済指標は中銀の見通しを上回り、今後もそれを上回り続けるであろう」と講演会で述べ、
第一四半期 + 7.2 % の成長を記録したポーランド経済が今後も続くようであれば、それに
誘発された来年のインフレは、より大きな上昇になる可能性が高いと警告している。
昨日のポーランド債券市場、日中落ち着いた動きの中、ズロチも強含み展開となったことから
底堅い動きに終始。 横ばいながらもしっかりとした基調で引けている。
米ドル / 対 円 |
121.30円 |
+ 0.50
|
02年国債 |
4.75 %
|
- 0.3 bp
|
ズロチ / 対 円 |
43.25円 |
+ 0.25
|
10年国債 |
5.32 %
|
- 0.6 bp
|
ズロチ / 対米ドル |
PLN 2.8045
|
+ 0.004
|
原油価格 |
$ 64.86
|
$ + 2.31
|
ズロチ / 対ユーロ |
PLN 3.7845
|
+ 0.010
|
金 価格 |
$ 657.20
|
$ + 4.30
|