ポーランド中銀、政策金利を 4.25 % に据え置き
昨日開催された政策決定会合で、ポーランド国立銀行政策委員は現行の政策金利を
4.25 % に据え置くことを決定した。 市場予測どおりの結果であり、4月に 4.00 % から
4.25 % に引き上げられて以来 連続の据え置きとなる。
会議終了後スクシペク・ポーランド中銀総裁は、「国内賃金上昇と世界的な原油高の2つの
圧力がインフレを招く可能性がある。 一方加速したポーランド経済成長がインフレを招くか
どうかその検証にもう少し時間がかかる」と 2つの事象を指摘し、今回政策金利の据え置きを
決定した理由を述べた。
またステートメントでは、
* ポーランド産業の全部門は、現在しっかりとした成長を遂げている。 5月の各数値から
読み取れることとして、第 3四半期は今年第 1四半期と比べその成長速度がやや減速
すると思われるものの、少なくともあと数四半期の経済成長は、力強い伸びを見せよう。
* ポーランドの加速を伴った経済成長は、世界的な力強い景気回復と特に欧州経済に支え
られているものの、反面そこからくるインフレ圧力にさらされる可能性がある。 4月の
CPI は + 2.3 % となり、 中銀のインフレ・ターゲット仲値である + 2.5 % に接近している。
* ポーランドの GDP は持続可能な成長を超えた伸びとなっており、来期も続くであろう。
これが労働市場の改善し、国内需要の増加と共にやがて賃金上昇圧力を招き、インフレを
誘発するであろう。
ただ中期的な見通しでは、高水準の設備投資、各企業の財務改善、輸入物価の安定、
世界的な競争激化による輸出品やサービス価格の安定が、インフレを押さえ込むと考える。
* 中期的な見通しではインフレは一時的に中銀ターゲットを上回る可能性もあるが、今年
第 3四半期のインフレは、現在の水準まで低下を見せ、ターゲットを下回るであろう。
* ポーランド国立銀行は今後も細心の注意を払い、賃金動向と労働生産性の相関関係、
ズロチのレベル、および世界経済やその他要因を十分把握し、注視していく予定である。
. と述べている。
昨日のポーランド金融市場、中国株価の影響を受けズロチはやや軟化したものの、政策
委員会のステートメントがインフレに対してタカ派的コメントとなっていたことを評価。
中長期債がそれに反応し、金利は小幅低下して引けている。
米ドル / 対 円: 121.55円 - 0.10 02年債: 4.81 % - 0.6 bp
ズロチ / 対 円: 42.77円 + 0.03 10年債: 5.34 % - 0.3 bp
ズロチ/対米ドル: PLN 2.8425 + 0.002 原油価格: $ 63.49 – 0.14ドル
ズロチ/対ユーロ: PLN 3.8170 + 0.01 金価格: $659.30 – 4.10ドル