ポーランドの失業率、年末にかけて急低下の予測
昨日ポーランド労働省が発表したことによると、5月の失業率は + 13.0 % と、
4月 + 13.7 から大幅に低下。2000年上半期以来 6年ぶりの低水準となった。 さらに
出されたコメントは、「高水準の経済成長が続いていることから、今年末に同国の失業率は
1ケタ台に入る可能性が高い」と述べている。
市場では失業率の低下が加速しているため、今後賃金上昇圧力が一層強まるのでは
ないかとの見通しが出始めており、ポーランド中銀が 5月に発表した今年の
インフレ + 1.3 % ~ + 2.6 %、さらに 2008年+ 1.6 % ~ + 3.8 % は楽観的数値との
声が上がり始めたようだ。
ここに来て各エコノミストの見通しにもばらつきが出始めており、1) 年内利下げなし、
2) 年末に追加利上げ、3) 今年夏に1回、さらに年末に1回 合計年内あと2回など、
その予測に統一感がない。
ポーランド国内 6ヶ月物フォワード・カーブは 4.61 % と、36 bp のプレミアムを
つけており、最低1回の利上げはすでに織り込み済みか。 今後小幅ながら金利の上昇
予測から、ズロチは対ユーロで3.650に向けて買い進まれる期待感も強く、今年後半に
かけてのズロチ高が連想されているようだ。
昨日のポーランド金融市場、欧州中銀の金利引き上げを受け、欧州域内金利が
小幅上昇。ユーロ買いが進み、ズロチは反落。
債券市場は上記失業率の減少と欧州全体の金利上昇にあわせ、ポーランド国内
金利は短長期債とも 2~3 bp 上昇して終了。