みなさんこんにちは
きょうは筆者のCMのようになります
ご勘弁ください
いま、日本の某ビジネス専門学校で留学生に日本語を教えています
教えるというより日本語検定合格を目指す予備校的コーチです
それなりに楽しいのですが、やはり教える言語として、日本語は第2外国語
大阪外語大日本語学科ドクターの専門の先生のアシスタントとしてやらせていただいています
日本語とタイ語
教え方や切り口はかなり違います
生徒に日本語で模擬授業させる
私の悪趣味か?
過去に数回やったタイ語講師養成講座でもやったかも
留学生は中国、インドネシア、ベトナム、ネパール、台湾・・・タイ人はいません
そんなときふとタイ語を思い出します
1 タイ語はもうやらないのか
最近は聞かれなくなりましたが
かつて聞かれたとき
「もう雇われる年齢でもなく、円安・物価高の昨今、需要も日本国内ではないですよ」と現実的な弱音を吐いていました…
たまに、通訳・翻訳があっても年に数回程度…
巷にタイ語教室はありますが、若い女性タイ人を採用するところが多いですね、(看板娘として)経営的に考えればあたりまえで、私が逆の立場でも同じことをするでしょう
7冊も本を書かせてもらい、公的機関でタイ語指導を行い、タイで7年タイの学生たちに日本語教師という立場でタイ語を使い日本のことをおもしろおかしく伝えてきました
これだけやれば十分ですよ
やるべきことは全てやりました
知人にはそう言ってきました
「やるべきこと」とは
余談ですが、少し振り返ってみると
筆者はタイ留学に行く際、客員教授から「東京外大タイ語科には中級から上級の教材がまったくない、君はタイに行って、中級以上を教えるための「教材」を作ってほしい…と言われたことを思い出します(←教授が一介の留学生者に頼むことでしょうか?)
当時書店にタイ語本は1冊しかなく、専門大学でもこれといった教科書は完備されていない時代でした、初級の教材もまだ試行錯誤だったように感じます
中級・上級本開拓の使命は果たせたか?
令和4年拙著『タイ語リスニング』の音声収録を終え、東京から戻る新幹線の中で留学前のミッションは「使命(やるべきこと)は終わった!」と心の中の叫びとなってfade outしていったように感じました
*筆者のタイ語本は「難しい」というレビューが大半を占めます、中上級を目指した本なので初心者には難しいはずです
中上級本は、まだまだいろいろな先生が執筆されるでしょう
さて、次はと、いうことで
これからが本題です
タイの高校教師時代
この殺風景な通勤路によって
タイ語がフラッシュバック?
2 いま、タイ語に想うこと
いま、ネットやfacebookなどでタイ語講座が公開されています
タイ語もやっと専門家の領域を離れ、大衆化してきた印象を受けます
喜ばしいことです
筆者は以前から、タイやタイ語とは何の縁もゆかりもなかった方々が、タイに行ってタイやタイ人、そしてタイ語に興味を持ち、いずれご自身の町やコミュニティー、またはSNSなどでタイ語の先生になってもらいたい…
タイ語の布教活動ではありませんが…そんな想いを抱いてきました
多くの日本人が主役になって
タイやタイ語を広めていければと思う気持ち
その灯火は消えていません
これからは、タイ好きの人たちに
楽しくタイ語を継承していって欲しい
大学講師や著作者以外にも
優れた人が必ずいるはず
そのような人にも
スポットライトが当たって欲しい
そんな期待から
ぼんやりとタイ語講師養成講座
のような発想が芽生え始めるるようになりました
日本人に人気のカオマンカイ
いくつかのタイ語学校(教室)を訪問
共通点は
レッスンが終わったらタイ料理店にいく
3 どうやってやるの
日本語教師をやるとき、必ず420時間の日本語養成講座を修得していることが条件になります
その真似ではないのですが
上でふれた「タイ語講師養成講座」のようなものがあるといいなあと思っています
ですが、日本語と違い国家資格でも民間資格でもありませんー仮に資格として認知されても、それをどこで活かせるか?
学校や語学学校などでタイ語講師として入りこむにはハードルが高いでしょう…
それに、これはという教本(シラバス・カリキュラム)もありません
*筆者自体、数回「お試しタイ語講師養成教室」をやりましたが、やり方に統一性がなく、テキストもその時によってまちまちでした…ですがこれで良かったと思います、これが民間資格だとそうはいきませんが…
教育機関(学校)や巷のタイ語学校で教える
この発想を変えて
一人一人が主人公となり
独自の個性を発揮したタイ(語)を教えれば良い
それには
420時間の必要はありません
知識やレベルや目的によっては
42時間、または4.2時間、42分でもいい
ワンショットの質問なら、4.2分でもいい
タイ語(つまり語学)だけでなくてもいいからです
雇ってもらうのではなく
タイ好きの方々がご自身で
最初はアマチュアから
そして、今ではごく普通になった「副業」としてやっていく方が、サバーイ(楽)だと思いますし
クリエイターの方が充実感があると思います
タイ好きなら、多少の困難も楽しくできるのではないでしょうか…そう思います
4 教え方は
日本語教師養成講座のように決まったカリキュラムに沿って教え方を学ぶのではなく
人それぞれの個性を活かした方法がベストだと思います
タイ語教室開設だけでなく
タイに関することは
何でも対応する
それもアリだと思います
例えば、タイ短期留学の方法とか…
タイマッサージのやり方…
ジャンルは様々です
というわけで、CMみたいですが、本業副業でタイ語講師を目指される方に、裏方としてアドバイスする「タイ語相談室(仮名)」みたいなものを立ち上げたい、今は、そのための準備中です
タイ語講師養成だけでなく、まったくの初心者から自称プロの方までのワンショット質問
それ以外にも
タイ語以外にもタイの事、タイ人の事、タイ人の知人(or同僚・パートナー・家族)との相性・付き合い方の相談等等を志す方への案内を、年明けくらいに公開させていただければと思っています
*男性の方からタイ語の相談をうけますが、ほとんどがナイトライフ用語の言い方です、この類のご質問は(ビジネス的には儲かるかもしれませんが)お断りしています
この記事を見て、自分もこんなことをやってみようと思う人がいれば嬉しいです、そのベースは
タイが日本で横に広がって繋がっていく期待です
What?
タイ人を真似て
少しでも生きやすい人が増えてほしい
それが筆者の目標でもあり到達点だからです
これらの雰囲気を日本人に
次回はいつもの「タイ人のメンタリティ」を
ペースは遅いかもしれませんが…
またブログでお会いしましょう!
おまけの話①
拙著『タイ語リスニング』のAmazonレビューに以下のようなご指摘を賜りました
1 タイ人以外の人が読んでいる
5人のナレーター(男性2人、女性3人)、すべてタイ人です
ところがこの中にひとりで4役をこなさないといけない場面があり
音程を調節している→♭や#で転調するように
無理に声色を変える
華僑が出てくるのでわざと、私達日本人が中国人の真似をするような読み方をしてもらったからでしょう
同著では男性ナレーターは、非常に鮮明なタイ語を話す人と、タイ人でも聞き取りにくい人を人選しました、タイに行けばいろいろな声と接しなければならないからです
2 本文と違った読み方をしている
そう感じるのもムリはないと思いますが、本文通りに読んでいます
おまけの話②
『タイ語リスニング』は日本語検定聴解試験のN2レベルです、いま筆者はN2聴解を担当していてそう感じます(最後の長編は別です)
*ちなみにN1は、いわゆる意地悪クイズです、本文には答えがなく、最初の問いに答えがある…みたいな問題が多いです、企業で日本語を使って仕事をするにはN3で充分だと思いますが、N2の方が説得力があるかもしれません
タイ人とLINEをやっている人なら周知のことですが、中にストーリーズ(リール)を投稿する人たちの会話ーあれがN2の聴解レベルだと感じます
教え子ソイスワン(M6/3/58)さんの妹TSさん
よく合掌の手の位置を聞かれますが
こんな感じです
ここまでにしましょう