みなさんこんにちは

 

 

 

日本ではヒマでいることを否定的に考える人が多いような気がします

 

今回はタイ人気質を参考に「ヒマ」な生き方をおすすめしたいと思います

 

最初に、「ヒマ」の反意語である「忙しい」の意味について

 

日本人は「忙しい、忙しい」とよく口にします

タイ人も「忙しい」といいます

タイ語では「ユン(ยุ่ง)」や「ミー・トゥラ(มีธุระ)」、または「空いていない(マイ・ワーン(ไม่ว่าง))など…

 

日本人とタイ人が「忙しい」と言う場合、共通した部分もありますし、全く違うこともあります

 

 

  1 タイ人と日本人の共通した「忙しい」感情

 

 

残業100時間とか本当に忙しいとき(ただしタイで残業100時間はあり得ない)

 

やりたくない理由を作り出すとき

 

 たとえば

 ★面倒な仕事や(家庭内での)

    用事を断わりたいとき

 ★他の件に取り組んでいるので

    時間・体力的に無理なとき

 ★デート・食事などを誘われたが

    行きたくないとき

 

 

楽しいことに夢中になっているとき

 

たとえば

ゲームや趣味に没頭している最中に「これから、お祭りに行きましょう」などと誘われた時の「忙しい」、このとき「まあ仕方がないか」と受け入れるますねてへぺろ

 

 

 

  2 日本的「忙しぶりっ子」の本心

 

 

某書によれば、上記1の理由とは違い「忙しいい、忙しい」を連発する人は下記のような特徴があるそうです

 

忙しがる目的は?

誰かの役に立っていると自己アピールしたい

自分は仕事やプライベートが充実して活き活きしていると周囲に宣伝したい

 

なぜか?

内面では、不安感で悩んでいる、or周りから認めてもらいたいからとか…

 

なお、予定が1日でも埋まっていないと不安になる人がいますが、それはその人の性格なので特段問題にすることではないと思います

 

ちなみに大半のタイ人は日本人が手帳に予定を入れまくることを奇異に思っているでしょう

 

日本人との付き合う機会が多いタイ人は手帳に予定を書いています、ただタイ人の場合は必要だから(or相手が日本人だから)書き留めておく程度です

 

反論もあるでしょう

たとえば「忙しいですか?」―「忙しいです」―「それはいいことですね」という定型挨拶

 

これは仕事がたくさんあって、収入が多くなるので生活が豊かになるから「忙しくていいですね」と言う場合です―これはその通りです

 

敬遠される「忙しぶりっ子」

ところが、職場や地域のコミュニティーでやたら「忙しい、忙しい」と周囲に吹聴する人がいます

 

ゆるい職場や、悠々自適な人たちでさえ「忙しい」を連発するのは、ある種の「忙しさ」依存症か、上で書いた自己アピール魔


この2つのうち、後者の方が厄介で、一見ヒマそうに見える人、例えば職を失って求人に応募しても、面接に呼んでもらえず、仕方なく家にいるといった本当に困っている人であっても、怠慢な人と攻撃するする場合があります


 

周囲は当然この種の忙しぶりっ子さんから離れていくでしょう


そんな寂しい思いをしない方法があります

それが

 

タイ人に学ぶヒマのすすめです

 

 

 

 

  3 その前にタイ人の忙しさとは

 

 

1でも述べたように、タイ人が「忙しい(ユン!)」と言う場合、バタバタし何をどうしたらいいか分からないまま、時間だけが立っていくような状況をいいます、いま何をすればいいか分からない場合が大半です

 

そんな彼らに向かって「忙しいことはいいことですね」とは言えませんね

 

一定数の例外を除き、タイ人は「忙しい」と言うことで自己アピールはしませんし、「ヒマ」なことに(日本人のような)独特の「後ろめたさ」は感じないはずです

 

 

忙しいですか?

 

 

  4 ヒマから余裕が生まれる

 

 

英語でリッチと言えば「お金をたくさん持っている」を思い浮かべますが、リッチには「自由に使える時間をたくさん持っている」という意味もあります

 

タイ語で「ヒマ」は「ワーン(ว่าง)」といい、「空いている=時間がある」という意味です

 

タイ人から「忙しいですか?」と問われ、「いや、ヒマですよ」と返せば、「それはよかった、これから友人の家でパーティーをするので一緒にいけますね」といった好意的な反応が帰って来るでしょう

 

読者も2回目のタイ旅行からは、ヒマの良さを探してみましょう

 

逆に「忙しい、忙しい」と言えば「大変ですね」と哀れみの目で見られるでしょう

 

 

 

タイは1日48時間の世界

 

何度か述べましたが、タイは季節(気候)に変化がほとんどありません、また日常で自らバタバタしないので、1日が48時間あるような感覚になると感じられます

 

日系企業で10分前に出社しろと言われても、時間が倍ある感覚なので10分遅れても、タイ人からは何も言われないのです

 

時間が流れない世界

時間は人間が作った愚かな区切り

自然界は時間を気にしていない

向こうの山に向かって「忙しいですか?」と問えば

どんな答えがかえってくるのだろうか

 

 

1日48時間、日本人にはヒマですが、30分かけてやっていたことを、1時間かけてもいいのがタイの時間観念だと筆者は感じます、

 

1日48時間感覚が習慣化すれば、楽しいことに倍の時間を感じ、忙しさから開放され、ある種の余裕が生まれるでしょう

 

「余裕」ーそれは読者にとってリッチなことなのです

 

ヒマを肯定的に

「ヒマ」は日本人にとっては否定的ですが

これからは「ヒマ」を肯定的に捉え

 

どんなに忙しくても

「忙しいですか?」の問いに

「いやぁ、ヒマですよ」

と嘘でも、返答し続ける

ことをおすすめします

 

最初は違和感があっても「ヒマです」と言い続けるうちに、やがて余裕が生まれ(いい意味でヒマになり)、タイ人のように寛容な対応ができるはずです


何年ぶりかの笑顔も戻って、いつものイライラも和らぎ、一人暮らしで誰とも会話がなくても、楽しく暮らせる可能性を秘めています

 

精神的に冷え切った日本が、すこしは暖かくなるでしょう、そして

 

そんなあなたの周りには、多くの人々が親しみをもって集まってくるはずです照れ

 

自分自身をもっともっと大切にすれば

独り(独身)でいることが、

必ずしも価値がないというわけではない


本当の孤独は忙しさが原因かも

 

 

 

ここまでにしましょう