アジアのお坊さん 番外編 -9ページ目

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

先日、芥川の「尼提」という作品に関して谷崎潤一郎についても少し触れさせて頂いたが、谷崎と言えば、私が小学生の時に愛読した「奇術と手品の習い方」(石川雅章・著)という本の中に、その名前が出て来る。

 

著者の石川雅章氏が、戦前の奇術家・阿部徳蔵氏について、「著者(石川氏)と阿部さんのことは谷崎潤一郎氏の『三つの場合』という随筆にも登場する」みたいなことを書いておられて、子供の時から何となく気にはなっていたのだが、この度、初めて図書館で「三つの場合」が収録されている谷崎全集の該当巻を借りて読んでみた。

 

そうしたら何のことはない、石川氏が当時の新聞に阿部徳蔵氏との思い出話を寄稿したことが少し書いてあるだけで、後は谷崎と阿部氏の関係が延々と書いてあるばかりだった。

 

しかもその内容たるや、肺を患った阿部氏の下を訪なう谷崎がひたすら感染を恐れ、さらに感染対策を気遣わない阿部氏の人柄に悪態を突くだけの感想文で、読んでいて甚だ不快なことこの上ない。

 

さて、読了後に「三つの場合」のことを検索してみたら、奇術家の方のサイトで、阿部氏と谷崎の「三つの場合」について書かれている方がたくさんおられることに初めて気が付いた。そして皆さまが阿部氏の奇術家としての偉大さについて改めて記しておられたので、少しは胸をなでおろした次第だ。

 

ちなみに「奇術と手品の習い方」の中には、国木田独歩の「牛肉と馬鈴薯」中の「僕はアッと驚きたいのです」(『喫驚(びっくり)したいというのが僕の願(ねがい)なんです』というのが正確な文章らしい)という台詞が何度も引用されていて、こちらも子供の時からずっと気になっていたので、これもこの際、読むべきかどうかを、現在、思案中です。

 

 

 

 

                おしまい。

 

※ 「ホームページ アジアのお坊さん 本編」もご覧ください

Google検索をした時に「この検索では AI による概要を表示できません」という文字が出ることが多く、そんな時にAIの思考回路を垣間見た気がして興味深いのだけれど、さて、それはさて置き、ご著書も多数でお顔もよく知られた浄土真宗大谷派の川村妙慶尼が、とある新聞に芥川龍之介の「尼提」という、インドの舎衛国(その国に祇園精舎がある)が舞台の天竺物短編小説のことを書いておられて、その中で、この話は「阿弥陀経」にも出て来る、といったことを仰っておられた。

 

だがしかし、「阿弥陀経」にそんな話は出て来ないはずだがと思って調べてみると、芥川の「尼提」について書く時に大抵の方が引用しておられる本願寺派の真宗のお坊さまの記事が出て来たので、以下に抜粋させて頂く。

 

「芥川さんはまた、「尼提(にだい)」という作品を書いています。尼提は、『阿弥陀経』に「一時仏在舎衛国(いちじぶつざいしぇこく)・祇樹給孤独園(ぎじゅきっこどくおん)」と説かれる、その舎衛国城内で排泄された糞尿(ふんにょう)を城外に捨てに行く仕事をしている人物です。

(略)

さて、この作品は仏典に材を取っています。その一つ『賢愚経』というお経には、自分は下賎弊悪(げせんへいあく)の極みであるからと、尼提は釈尊の勧めをいったんは断ったと伝えます。対して、仏の法は弘広無辺にして貧富貴賎男女の差はないのだと、釈尊は説かれます。」

 

以上のように、この文章をよく読めば、「尼提」の舞台は阿弥陀経と同じ舎衛国だが、その出典は「賢愚経」であると書いてあるだけだと分かるはずだ(他の方たちは「今昔物語集」の天竺部も出典として挙げておられる)。

 

そこでちょっと思いついて、Googleで「尼提 阿弥陀経」などと検索してみたら、驚くべきことに例の「AIによる概要」として、こんな文章が出て来た。

 

「『尼提』は、仏教の経典『阿弥陀経』に登場する人物で、舎衛国の城内で排泄物を処理する仕事に携わっていた人物です。芥川龍之介の短編小説「尼提」でも描かれ、彼の卑下された立場や、排泄物を処理する仕事に対する社会の偏見などが描かれています。」

 

つまり、現段階のAIというものは、インターネット上にある情報を適当に取捨選択して答えを出しているだけなので、「尼提は、仏教の経典『阿弥陀経』に登場する人物だ」などという風に、間違うこともあるということだ。おそらくは上記の本願寺派ご僧侶の記事を、AIが間違えて要約してしまったのだろう。

 

そして川村妙慶尼は、ご自身もAI同様に本願寺派ご僧侶の記事を読み違えたのか、もしくは最初からAIによる梗概だけをそのまま読んで、鵜吞みにしてしまったかの、どちらかだろう。

 

そして、現段階のAIごときが間違いを犯すということは当然有り得ることだとしても、真宗僧侶であり、マスメディアにも数多登場しておられる川村妙慶尼が、日々読誦しておられるであろう阿弥陀経の内容を、全くご存じないことは、甚だ問題だと思うのだけれど、皆さまは如何?

 

 

              おしまい。

           

ホームページ「アジアのお坊さん」本編も是非ご覧ください。

 

 

 

※上記記事と直接関係ないのですが、参考までに以前に書かせて頂いた、乱歩、谷崎、芥川に関する年表に、「尼提」のことも加えてみました。

 

 

上海やインドを旅していた頃の明智小五郎は、谷崎潤一郎の異国趣味に満ちた作品に探偵趣味を刺激されて、海外へと出かけていたのではないか。

 

ところで、芥川龍之介のアジア趣味に満ちた小説には、谷崎潤一郎へのオマージュ的作品が多い。それらの発表順序を年表にしてみる。

 

ちなみに、明智のデビュー作である「D坂の殺人事件」は大正14年の作品で、諸々の条件から、実際の事件は大正14年以前に起ったと思われるが、谷崎の異国趣味作品は、全てそれ以前に書かれている。

 

また、「D坂」の中で明智が言及している谷崎の「途上」は、異国趣味作品群が発表された直後の大正9年に発表されている。ざっと列記すると以下の通り。

 

 

T6 谷崎「玄奘三蔵」「ハッサン・カンの妖術」「人魚の嘆き」「魔術師」

 

T7 芥川「蜘蛛の糸」

   谷崎、中国旅行へ。

 

T8 谷崎「秦淮の夜」「西湖の月」「天鵞絨の夢」。T7年からT8年頃にかけて、谷崎のミステリ的名作多し。「人面疽」「金と銀」「白昼鬼語」「柳湯の事件」「呪はれた戯曲」など。

 

T9 谷崎ミステリの代表作「途上」

   芥川「南京の基督」「杜子春」「魔術」

 

T10 芥川「アグニの神」

    芥川、中国旅行。

 

T12 乱歩処女作「二銭銅貨」

 

 T12 芥川「尼提」発表。

 

T14 明智デビュー作「D坂の殺人事件」

 

この表を見ても分かる通り、例えば「幻影城」所収の「一般文壇と探偵小説」で、谷崎の探偵趣味的ミステリ作品群に親しんだ経歴を吐露している乱歩同様に、それらの作品を愛読していたであろう明智小五郎は、谷崎の異国趣味的作品を読んだ影響で、中国やインドを旅したのに違いない。

谷崎作品に登場する異国は、主に中国とインドだ。だから明智の初期の海外旅行先は、中国とインドだけだったのではないかと私は思う。

浄土真宗の僧侶でもある学者の方が開発しておられる、ブッダの教えを基に悩みに答えるAI「ブッダボットプラス」に関しては以前からさして深い意義も感じていなかったところ、仏教国家として独自の道を歩むブータンが「ブッダボットプラス」を国ぐるみで導入するというニュースを聞いて、こちらには少々驚いた。

 

日本テーラワーダ仏教協会のスマナサーラ長老なら何とお考えだろうかと思って検索したら、「道徳ロボット AI時代に欠かせない「幸せに生きる脳」の育て方」という本が見つかった。

 

同書の該当箇所に当たってみたところ、そちらは「ブッダボットプラス」を開発したのとは別の、AIに「道徳エンジン」を搭載する試みをされている学者さんとの対談だったのだが、当然ながらスマナサーラ長老はAIよりも仏法を遥かに優位に位置付けているのが、よく感じられた。

 

ただ、その著作は2018年の発行だったので、それ以降の現在に至るAIの進歩にはすさまじいものがあるけれど、おそらく長老のお考えはさして変わっておられないだろうと思う。

 

ちなみに世の中にはAI礼讃主義者か或いは反対に底の浅いAI反対派の学者さんたちが多い中で、しっかりとAI社会に警鐘を鳴らしている「サピエンス全史」「ホモ・デウス」「NEXUS」などの著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏のことを、歯に衣着せぬスマナサーラ長老が「道徳ロボット」の中で「頭がいい」と評価しているのが、印象に残った。

 

ところで、2024年のタイドラマ「イツカ、ミライハ(อนาฅต Tomorrow And I)」という、4エピソードから成るオムニバスSFドラマの内の第3話「信心もハイテク化(ศาสดาต้า Buddha Data)」は、AI時代の仏教を描いた傑作なので、AIと仏教の関係を考えるに当たっては、必見の作品だ。

 

いずれにしてもお坊さんや仏教徒は、仏法というものはAIの進歩を含めたこの世のすべての事象を包含して解決し得る科学的で明解な真理なのだという確固とした信念を、常に胸に刻んでいたいものだと思う。

 

 

 

                 おしまい。

 

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先日から頻繁にお坊さん事件を更新させて頂いているのだが、古い新聞の切り抜きを整理していたら、まだこんな記事が洩れていた。

 

「2012年 修行の厳しさに耐え兼ねて京都の有名な禅宗の僧堂を抜け出した僧籍のある男が、京都のインターネットカフェで他人の健康保険証を盗むなどして逮捕された」

 

なにぶん古い記事なので、その後、この男性は立派に心を入れ替えておられるかも知れず、余計な迷惑を掛けてはいけないと思い、当時の記事にはしっかりと僧堂のお名前が記されていたが、今回は伏せさせて頂いた。

 

ただ、私は同じお坊さんとしてこの記事を読んで、ああ、やはり厳しい修行に耐え兼ねて修行道場を抜け出したくなる人もいるんだなあと感慨深く思うので、この記事を消さずにここに記録しておきたく思う。

 

 

     ※  ※  ※

 

 

2004年 大阪府 「実在しない寺」の名による度牒(お坊さんの得度証明書)を発行し、氏名を変更して金融会社から借金をさせた事件。

 

2009年 滋賀県 同じく「宗教法人」が借金目的の名義変更のために度牒を発行。

 

2009年 天台宗のインド人僧侶サンガラトナ師の知人を名乗って寄付を募る偽インド人僧侶に対する注意喚起が、サンガ師より天台宗各寺院に連絡される。

 

2011年 京都市内の天台宗古刹が、寺院什物・土地・建物を競売に掛け、住職が僧籍を剝奪される。寺院は名称(宗教法人格)だけ残して、他の宗教団体に売却される。

 

2012年 修行の厳しさに耐え兼ねて京都の有名な禅宗の僧堂を抜け出した僧籍のある男が、京都のインターネットカフェで他人の健康保険証を盗むなどして逮捕される。

 

2013年 京都の臨済宗の某門跡寺院の住職が、霊感商法的に信者に仏像を販売して訴えられる。

 

2015年 寺門宗系の僧侶が弟子に法名を与える形で、度牒(得度証明)を使った詐欺を行う。ちなみにこの手口による同様の事件は非常に多い。

 

2013年 京都のとある禅宗系の尼門跡 霊感商法まがいの行為により住職が逮捕。

 

2018年 奈良県 華厳宗僧侶による強制わいせつ。

 

2018年 京都 浄土宗の寺院 塔頭内で次期住職の座を巡る脅迫事件など。

 

2019年 大阪府 浄土真宗の住職によるあおり運転事件。

 

2019年 京都府 僧侶による強制わいせつ。

 

2019年7月 京都市内の天台宗の有名観光寺院の役僧が、路上で女性に良からぬ行為を働き逮捕される。

 

2019年10月 大阪市阿倍野区の真言宗の有名寺院の住職一家が行方不明になり、寺が競売に掛けられた。

 

2021年4月 茨城県の日蓮宗寺院住職が、交通トラブルの相手をボンネットに乗せたまま車で逃走。

 

2021年 香川県 僧侶による強制わいせつ。

 

2021年 京都府 僧侶による強制わいせつ。

 

2023年6月 鳥取県内の僧侶が母親に暴力。

 

2023年7月 東京都の臨済宗寺院住職が他人の妻に横恋慕し、別れさせ屋を使って違法なことを画策。

 

2023年8月 栃木の臨済宗寺院住職が、坐禅に誘った女性の身体を警策(坐禅指導のための禅杖)で触って逮捕される。

 

2023年9月 京都市内の天台宗の有名観光寺院の役僧が、盗撮目的で女子トイレに入り逮捕。

 

2023年10月 東京の寺院住職が境内墓地の経営を委託した霊園業者とのトラブルで、その墓地の地下納骨堂で練炭により殺害される(事件そのものは7月に発生)。

 

2023年12月 岐阜県各務原市の真言宗系の寺院に勤める僧侶が大麻所持で逮捕される。

 

2023年12月 茨城県つくばみらい市の浄土宗寺院の僧侶が女性に対する暴行罪で逮捕される。住職の息子であるこの僧侶は以前から同様の余罪で問題を起こしていたとのこと。

 

2024年1月 四国の天台宗寺院住職が得度させた女性を長年に渡って心身共に支配。当該住職と住職を女性に紹介した回峰行者を懲戒処分にするよう、本山に訴える(2024年11月、天台宗はこの二人の男性僧侶に対し、懲戒審理が相当という判断を示す)。

 

2024年10月 日蓮宗の一派である本門仏立宗の寺院で師僧が弟子の尼僧に性暴力。逮捕されていたのは5月だが、上記の天台宗事件に触発された被害者が会見し、10月に発覚。

 

2024年11月 前年7月に東京の寺院住職が霊園業者とのトラブルで練炭により殺害された事件の初公判が行われ、犯人が起訴内容を認める。

 

2024年11月 天台宗で得度した男性芸人千原せいじ氏(法名・靖賢)が、仏教系一般社団法人「日本仏教協会」(公益財団法人「全日本仏教会」とは全く関係のない団体)の顧問に就任したとのニュースが報じられる(追記:2025年に退任とのこと)。

 

2024年11月 大阪の浄土真宗本願寺派の寺院で住職の死後も同寺の役僧だった僧侶が住職を名乗り法務を続けていた件が「僧侶なりすまし事件」として報道される。

 

2024年12月 草津市のスーパー銭湯で京都市の僧侶が、男子中学生を撮影して逮捕される。

 

2025年1月 大津市の円満院門跡を懲戒解雇された僧侶2人が寺側を訴える。事件は約3年前のものだが、この度、判決があったのでニュースとなる。この事件は派遣僧侶に関する興味深い問題点を含んでいるように思う。

 

25年2月11日 京都にある浄土真宗大谷派が運営する僧侶の養成機関「大谷専修学院」の指導主事と指導が、同意なく役職の異動換を命じられたのを不服として、宗派を訴える。

 

※以上の内、本願寺派僧侶のなりすまし事件、大谷派の学院事件、および先日書かせて頂いたインドの鶏足山を尊足山と呼ぶ件については、インドにお詳しい知り合いの真宗僧侶の方が、近々インドに行かれるそうなので、一度お聞きしてみようと考えています。

 

 

 

 

                   おしまい。

 

「ホームページ アジアのお坊さん 本編」もご覧ください。

インターネットのニュースで「八ッ橋はなぜ阿闍梨餅に取って代わられたのか」という見出しが躍っていたので読んでみたら、「京都の歩き方  歴史小説家50の視点」という新刊の見解にちなんだ記事だったのだが、確かに我々天台宗のお坊さんからすれば馴染みの和菓子で、地方の同宗派のお寺にお供えを携えて行く時などにも選ばれがちな商品だった阿闍梨餅が、近頃は買いやすいお土産として以前より一般の方たちにも有名になりつつあることは、薄々気づいていた。

 

ところで人から教えてもらったのだが、東北の和菓子で「千日餅」なる名称の、阿闍梨餅にそっくりなお菓子があるという。調べてみたら比叡山ではなく大峯山千日回峰行者である塩沼亮潤師が地元の仙台に拠点を移したのを機に作られた、新しい商品なのだそうだ。

 

私は以前から「大峯千日回峰行は比叡山千日回峰行を模して近年に出来た行であり、新しいが故に満行者が少ないだけであるにも関わらず、1300年の間に2人しか満行していないから、比叡山よりもすごい難行である、などといった、インターネット上に溢れている言説はおかしいのではないか」ということを何度も主張しているのだが、だからと言って、比叡山千日回峰行に比して大峯千日回峰行のことを貶めようなどというつもりは全くない。

 

ただ、この「千日餅」なる商品のことは実物を見たことすらないのだけれど、阿闍梨餅と明らかに全く同じ形状で、同じように回峰行にちなんだ説明を付しておられる上に、塩沼師の講演会でこの和菓子が聴衆に配られたこともあるそうなので、当然のことながら、千日餅の製造元さんは、阿闍梨餅を商標登録しておられる「阿闍梨餅本舗・満月」に対して、一言でも断りを入れたのだろうかと訝しむ。

 

ちなみに京都の満月本店にも、或いは出町柳桝形商店街で縁あって許可を得た上で阿闍梨餅を販売しておられるあるお店にも、阿闍梨餅と比叡山千日回峰行の阿闍梨さんたちとの関係やご縁にまつわる確かな書類や資料が掲示してあるのは、人も知るところだ。

 

さて、各方面に一度問い合わせてみようとは思っているが、もしも私が知らないだけで、阿闍梨餅と千日餅の販売元同士の間に確固とした関係やご縁があることが判明したならば、こうした不審げな見解を述べたことを率直に反省し、きちんとその経緯を公表しようと思う。

 

ただ、もしそうでないのなら、インターネット上で2つの商品の味比べだったり、「千日餅は1300年の間に2人しか満行していない大峯山千日回峰行にちなんだお菓子だそうです」といった見解を書いておられる素人さんたちのブログがどんどん増えているこの状況は、少々問題なのではないですか?

 

 

 

               おしまい。

 

「比叡山と大峯山…2つの千日回峰行」をぜひご覧ください。

 

※ 

アジアと日本のお寺のトイレを紹介する

「ホームページ アジアのお坊さん アジアの東司」のページを

を更新いたしました。

ぜひご覧ください。