KO ワールド シリーズ?
UFCを筆頭に団体が乱立状態のMMA業界とは対照的に、K-1の独占状態のキック界。
しかし豪州において今後K-1を脅かす存在になりそうな(?)、新たなキックボクシングのプロモーション団体が誕生したもよう。
その名も「KO WORLD SERIES」・・
誰もがそう思っただろうけど、名前だけ見ればK-1のバッタモン丸出し。
それもそのはず。「Kings of Oceania」でお馴染みのK-1オセアニアがK-1との関係が悪化したことから立ち上げた組織。そらある程度真似はするよな。
さてさてその詳細・・
まずはヘビー級(無制限)、クルーザー級(86キロまで)、ミドル級(72キロまで)の3階級を設定。そして来年の2月にオークランドで記念すべき第1回大会を開き、その後4月にマカオ、7月にヨーロッパ、8月に米国、さらに11月(開催地未定?)での開催を予定しているとか。
そのシステムはというと、2、4、7、8月の4大会で各階級ごとに4人制トーナメントを開催。そしてそれぞれのトーナメントの優勝者4名が11月の決勝大会でファイナリストを賭けて激突するというもの。
名前だけでなくシステムまでもK-1のモノマネやん!と言ってしまえばそれまでだけど、なかなか考えられているのでは?
K-1では当たり前のように行われてきた8人制トーナメントも、出場者のレベルが均衡してきた今やはり限界が見えつつあるし、K-1の階級の整備の遅れというのも誰の目にも明らか。そのK-1の課題となる部分の修正というのがこのシステムからは感じられる。
そして気になるのはその出場者・・
かつてセーム・シュルトを1RでKOして実績から、再び待望論が起こりつつあるアレクセイ・イグナショフ。そのムラのある性格と膝の怪我が原因でしばらく日本のリングから遠ざかっているこの男をエース格として使っていくもよう。すでに2月のNZ大会でトーナメントへの出場が決定。一回戦でK-1世界地区予選で優勝経験があるフランスのトニー・グレゴリーと対戦予定。
イグナショフ対シュルト
サワー対ヨーセングライ??
3月2日 -オランダー
Slamm4
アンディ・サワー対ヨーセングライ・フェアテックス
格闘技王国オランダでビッグマッチが実現?
現K-1MAX王者で、先日には強豪ニッキー・ホルッケンの挑戦を退けたサワーとWBCムエタイスーパーウェルター級タイトルを保持し、こちらもファリド・ヴィヨム相手に圧倒的なTKO勝利を収め、改めてその実力を見せつけたヨーセングライの激突。
まさにK-1とムエタイの頂上対決。
まったくサワーの王者としての戦う姿勢には感服もの。今年のサワーの主な戦績はというと
4月 ○佐藤嘉洋 3R判定
5月 ○ユーリ・メス 3R判定
6月 ○オーレ・ローセン 1RKO
10月 ○ガゴ・ドラゴ 2RKO
○アルバート・クラウス 3R判定
○魔裟斗 2RTKO
10月 ○アンディ・オロゴン 3R判定
11月 ○ニッキー・ホルッケン 3R判定
これぞ王者。実力者ばかりと対戦して全勝。
ますます冴えわたる上下のコンビネーションとボクシングの練習を取り入れて身に付けたクロスで放たれる右ストレート。決して派手なタイプではないがその安定した強さは素晴らしい。
やはりタイトルの権威はその王者によって高められるもの。今後も王者サワーが国内外問わず世界レベルの強豪を倒していくことで、MAXの権威もさらに価値あるものに。
サワー対ドラゴ
しかし今回の相手は一筋縄ではいかない相手。
ヨーセン自身も高いファイトマネーが見込めるMAXのリングに参戦することは熱望しているはず。ここで現王者を喰うとなれば、いよいよMAXもヨーセンの存在を無視するわけにはいかなくなるはず。ヨーセンのこの試合に賭けるモチベーションは相当高いのでは?
王者同士のプライドを賭けた凄い試合になりそうだ。
ヨーセングライ対アマラーニ
まだ掲示板レベルでの話なので、正式決定するかはまだ流動的。まして正式決定しても対戦相手の変更、あるいは試合自体のキャンセルが当たり前の世界なので、本当に実現するかはまだまだ分からない状況。
試合実現を期待して3月を待つべし。
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スーパーミドル級
事実上の4団体統一戦ジョー・カルザゲ対ミッケル・ケスラー戦の大一番が終えたことでやや落ち着いた感のあるスーパーミドル級。
敗れたケスラーは王座返り咲きを目指し再起ロードを歩むことになり、勝者となったカルザゲはさらに評価を高めることに。
カルザゲ対ケスラー
現在までにWBOタイトルは既に21度防衛。ヘビー級王者ジョー・ルイスの持つ25度防衛の記録更新を期待されているもののカルザゲ自身は記録には興味なしのよう。
バーナード・ホプキンスとのビッグファイト実現を目指すも金銭面で合意に至らなかったとか。
一方で2階級制覇を目指して同国人でIBFライトヘビー級王者とのクリントン・ウッズとの対戦話もあり。
個人的にはホプキンスとの一戦にも惹かれるものの、スーパーミドル級無敵の王者として君臨し続け記録を更新してもらいたいかな
では打倒カルザゲを果たせるボクサーはいるのか?最近のスーパーミドル級の流れを確認。
12月10日 -オーストラリアー
WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ
アンソニー・マンディン[4RKO]ホセ・クラベロ
WBAレギュラー王者アンソニー・マンディン。自ら舐めたコンタクトで感染し失明の危機みたいな話もあったけど先週末無事にリング復帰。見事KO勝ちで2度目の防衛に成功。
同国人の強豪ダニー・グリーンやサム・ソリマンとの豪州ダービーを制した元ラグビー界のスーパースター。
一方でケスラーのWBAタイトルに挑戦した試合では完敗。カルザゲ相手ではさすがに厳しいか。それに恐らくカルザゲはマンディンとの統一戦には応じないでしょ。
マンディン対ソリマン
12月8日 -アメリカ-
スーパーミドル級10回戦
ジェフ・レイシー[判定3-0]ピーター・マンフレッド
さらに先週末にはメイウェザー対ハットン戦のアンダーカードで元IBF王者のジェフ・レイシーもリング登場。
元シドニーオリンピック米国代表。ニックネイムにもなる左フックを中心にシドニーオリンピック組最速(かな?)で世界王座獲得。防衛戦においてもKO勝ちを重ねスーパースターへの道を突き進むものの、自身初のビッグファイト、カルザケとの王座統一戦で挫折。
KO負けこそ逃れたものの、終始打たれ続け最終回にはダウンを奪われる完敗を喫することに。
その後、怪我などでブランクを作るも、今回の勝利で再起2連勝。
しかしカルザゲが3Rで仕留めたマンフレッド相手にダラダラ判定まで行くなど、かつての迫力はすっかり失ってしまった試合振りのレイシーを見るとボクサーの「一敗」の重さを改めて感じる。
「一敗」を成長への糧にするボクサーもいれば「一敗」で潰れてしまうボクサーも。
同じくオリンピック米国代表でこちらは金メダルをも獲得しWBAタイトルも獲得した元スター候補デビッド・リードが無敗のまま臨んだフェリックス・トリニダードとの大一番に敗れ潰された例も思い出す。
商品価値も落ち、ピークも過ぎた感のある厳しい状況のレイシー。このまま「一敗」に潰されるのか、それとも巻き返せるか。
カルザケに敗れた者同士の敗者復活戦「ケスラー対レイシー」戦も面白そう。
レイシー対リード
そして今後のスーパーミドル級戦線に大きな影響を与えるであろう動きも。
2月16日 -アメリカ-
スーパーミドル級12回戦
ケリー・パブリック 対 ジャーメイン・テーラー
ケリー・パブリックとジャーメイン・テーラーによる再戦が決定。
両者の初戦はWBCミドル級タイトルを賭けた戦い。挑戦者パブリックが王者テーラーを逆転の7RKO勝利で王座獲得。
パブリック対テーラー
しかし今回の対戦はタイトル戦にはならず。両者ミドル級のウェイトがきついのか75キロ強というスーパーミドル級のウェイト契約で試合は行われることに。
前回勝っているパブリックが今回も有利と思われるものの、バーナード・ホプキンスに連勝するなどスターへの道を歩んでいたテイラーも易々とは時代を譲らないはず。
ただどちらが勝ってもそのままスーパーミドル級に進出する可能性が高そうなので、カルザケ対ホプキンス戦がまとまらなけば、「カルザケ対パブリック」あるいは「カルザケ対テーラー」というスーパーファイト話が浮上してくるかも。
しかし歴史が浅く一昔前までは地味な階級の一つだったスーパーミドル級もいつの間にかなかなかホットな階級になったもんだ。
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ダニエル・ドーソン
キック出身のボクサーとしてPABAタイトルを保持すると共に世界ランキングにも名を連ねるオーストラリアのダニエル・ドーソン。
ブリッグスやスケルトンと違い、このドーソンは今でもKー1MAXや豪州の大手プロモーション『Xプロージョン』などのリングでキックの試合にも出場。
ただこのドーソン、やや中途半端感が拭えない。
というのも例えばMAXでは今年4月の世界最終選抜で、ジョーダン・タイを圧倒しオセアニア代表の座を勝ち取るも、結局ボクシングの試合を理由に開幕戦を欠場。
さらに10月の決勝トーナメントもリザーバーとして抜擢されるも、これもボクシングの試合を理由に結局はキャンセルに。
ボクシングを優先するならそれで別にいいんだけど、結局は6月、10月のボクシングの試合も流れてしまっているし。
MAXではトーナメントに参戦しようとせず、ボクシングでも世界戦実現に向けて上位ランカーとの試合に望む気配もなし。
そんなところから、ドーソンのターゲットが何なのかなかなか感じられず中途半端感を感じてしまう。
まぁドーソン個人のせいじゃなく、マネジメントがしっかりしていないかもしれないけど。年齢ももう30歳だし、そろそろ勝負をかけることも必要なところ・・
ドーソン対タイ
と考えたりしていた矢先、そのドーソンがボクシングでなかなか危険な相手との試合に望むことに。
12月14日 オーストラリア
IBOミドル級タイトルマッチ
ダニエル・ドーソン 対 ダニエル・ゲール
相手は同国人の無敗のライバル、ゲール。かつて対戦が決まりながら、試合が流れた経緯のある相手。この試合にはIBOという世界マイナータイトルが賭けられる模様。
これでドーソンが勝とうものなら、Kー1がまた『現役のボクシング世界王者登場』とか間違いなく煽るだろうから、若干のウザさはあるけど、ここは何としてもドーソンに勝利してもらいたい。この試合に勝てば、世界初挑戦の話も一段と具体的になるだろうし。
ドーソン対タイ
でも個人的には、今のスーパーウェルター級の王者の顔ぶれを考えると世界王者になるのはちと厳しいだろうから、ドーソンにはMAXに集中してもらいたいという気持ちもある。
ボクシングのランカーだけあって、MAX勢の中ではそのパンチテクニックは抜群だし、もちろん元々はキックボクサーだからただのボクサーのようにローキックで生まれたての子馬状態になるなんてこともなし。
実際、昨年のSーCUPでは敗れたとはいえMAX王者アンディ・サワーと互角の勝負しているし、ヴァージル・カラコダには勝利。MAXの中でもかなりの実力者であることは間違いなし。今年ベスト8ファイターのザンビディスやキシェンコあたりにはまず勝つでしょ。
来年は是非トーナメントに参戦して、クラウス、ブァーカオ、魔娑斗との対戦でその実力を披露してほしい。
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メイウェザー、強し
-アメリカ-
WBCウェルター級タイトルマッチ
フロイド・メイウェザー[10RTKO]リッキー・ハットンメイウェザー、強いなぁ。
動画は8~10R分しか見れてないけど、10Rの最初のダウンを奪ったカウンターは正に芸術。あの打たれ強いハットンが糸が切れたように倒れたんだから、完璧なタイミングだったんだろうね。
あそこから立ち上がったハットンの精神力とタフネスも見事だったけど。
試合全般を通して、やはりハットンはメイウェザーのスピードに付いていけなかったみたい。ただでさえパンチをよく貰うハットンだけに、ノーモーションでパンチが打てるメイウェザーはさすがに相手が悪かったか。
さすがメイウェザー、体格的ハンデが無ければ無類の強さを発揮する。この男に油断とかモチベーション低下等の心配は全くの杞憂だった。
メイウェザー対ハットン
さてこれで気になるのがメイウェザーの今後。
恐らく引退は無いでしょ。まだ30歳。衰えも無いわけだし、まだまだ稼ぎたいってのが本音のはず。
では対戦相手は?金にならない相手とはまずやらないだろうから、考えられるのは統一路線かあるいはスーパーウェルター級やスーパーライト級王者達との対戦。
でも今のスーパーウェルター、スーパーライト級に名の売れた王者は皆無。
となると考えられるのは統一路線。
しかしIBF王者カーミット・シントロン、WBO王者ポール・ウィリアムズ共に実力者ながら知名度の点でまだまだ役不足。
やはりあの男しかいない。 そう。
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WBA王者ミゲル・コット。
スーパーライト級時代から2人の激突を望む声はあったもののこれまではコットの実力、知名度不足は否めなかった。
しかしコットも2階級制覇を達成し、ザブ・ジュダー、ついにはシェーン・モズリーまでをも攻略しその存在感・実力を増し、 今やメイウェザーを相手としても堂々と対峙できる王者に成長。
ミゲル・コットハイライト
両者のスピードの差、コットの打たれモロさには不安はあるものの、コットの分厚い攻撃力と数々激戦をくぐり抜けてきた精神力をもってすればメイウェザー攻略の可能性はあるはず。
来年のボクシング界の核となるビッグファイトは『メイウェザー対コット』これしかないでしょ。