スーパーミドル級 | Pound For Pound

スーパーミドル級

事実上の4団体統一戦ジョー・カルザゲ対ミッケル・ケスラー戦の大一番が終えたことでやや落ち着いた感のあるスーパーミドル級。

敗れたケスラーは王座返り咲きを目指し再起ロードを歩むことになり、勝者となったカルザゲはさらに評価を高めることに。

カルザゲ対ケスラー


現在までにWBOタイトルは既に21度防衛。ヘビー級王者ジョー・ルイスの持つ25度防衛の記録更新を期待されているもののカルザゲ自身は記録には興味なしのよう。

バーナード・ホプキンスとのビッグファイト実現を目指すも金銭面で合意に至らなかったとか。

一方で2階級制覇を目指して同国人でIBFライトヘビー級王者とのクリントン・ウッズとの対戦話もあり。

個人的にはホプキンスとの一戦にも惹かれるものの、スーパーミドル級無敵の王者として君臨し続け記録を更新してもらいたいかな

では打倒カルザゲを果たせるボクサーはいるのか?最近のスーパーミドル級の流れを確認。

12月10日 -オーストラリアー

WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ
アンソニー・マンディン[4RKO]ホセ・クラベロ


WBAレギュラー王者アンソニー・マンディン。自ら舐めたコンタクトで感染し失明の危機みたいな話もあったけど先週末無事にリング復帰。見事KO勝ちで2度目の防衛に成功。

同国人の強豪ダニー・グリーンやサム・ソリマンとの豪州ダービーを制した元ラグビー界のスーパースター。

一方でケスラーのWBAタイトルに挑戦した試合では完敗。カルザゲ相手ではさすがに厳しいか。それに恐らくカルザゲはマンディンとの統一戦には応じないでしょ。


マンディン対ソリマン


12月8日 -アメリカ-

スーパーミドル級10回戦
ジェフ・レイシー[判定3-0]ピーター・マンフレッド


さらに先週末にはメイウェザー対ハットン戦のアンダーカードで元IBF王者のジェフ・レイシーもリング登場。

元シドニーオリンピック米国代表。ニックネイムにもなる左フックを中心にシドニーオリンピック組最速(かな?)で世界王座獲得。防衛戦においてもKO勝ちを重ねスーパースターへの道を突き進むものの、自身初のビッグファイト、カルザケとの王座統一戦で挫折。

KO負けこそ逃れたものの、終始打たれ続け最終回にはダウンを奪われる完敗を喫することに。

その後、怪我などでブランクを作るも、今回の勝利で再起2連勝。

しかしカルザゲが3Rで仕留めたマンフレッド相手にダラダラ判定まで行くなど、かつての迫力はすっかり失ってしまった試合振りのレイシーを見るとボクサーの「一敗」の重さを改めて感じる。

「一敗」を成長への糧にするボクサーもいれば「一敗」で潰れてしまうボクサーも。

同じくオリンピック米国代表でこちらは金メダルをも獲得しWBAタイトルも獲得した元スター候補デビッド・リードが無敗のまま臨んだフェリックス・トリニダードとの大一番に敗れ潰された例も思い出す。

商品価値も落ち、ピークも過ぎた感のある厳しい状況のレイシー。このまま「一敗」に潰されるのか、それとも巻き返せるか。

カルザケに敗れた者同士の敗者復活戦「ケスラー対レイシー」戦も面白そう。

レイシー対リード



そして今後のスーパーミドル級戦線に大きな影響を与えるであろう動きも。


2月16日 -アメリカ-
スーパーミドル級12回戦

ケリー・パブリック 対 ジャーメイン・テーラー


ケリー・パブリックとジャーメイン・テーラーによる再戦が決定。

両者の初戦はWBCミドル級タイトルを賭けた戦い。挑戦者パブリックが王者テーラーを逆転の7RKO勝利で王座獲得。

パブリック対テーラー



しかし今回の対戦はタイトル戦にはならず。両者ミドル級のウェイトがきついのか75キロ強というスーパーミドル級のウェイト契約で試合は行われることに。


前回勝っているパブリックが今回も有利と思われるものの、バーナード・ホプキンスに連勝するなどスターへの道を歩んでいたテイラーも易々とは時代を譲らないはず。

ただどちらが勝ってもそのままスーパーミドル級に進出する可能性が高そうなので、カルザケ対ホプキンス戦がまとまらなけば、「カルザケ対パブリック」あるいは「カルザケ対テーラー」というスーパーファイト話が浮上してくるかも。

しかし歴史が浅く一昔前までは地味な階級の一つだったスーパーミドル級もいつの間にかなかなかホットな階級になったもんだ。


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