うれしい・楽しい・幸せペットファミリー -3ページ目

うれしい・楽しい・幸せペットファミリー

地域のボランティアさんが保護した猫の里親になりました。個性豊かな7命様ぁ…コレは毎日面白くなるぞー♪

$うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-ペポニ(楽園)という名の老猫
毎朝のパパからの電話で、

ペポニのことを最初に話した。

パパもショックを受けたのがわかる。


「うそっ」と言った後、

一瞬黙って「可哀想だな」と言ってまた言葉が途切れた。


私も言葉をつなげられなかった。

パパは「でもママのところへ来て、

ペポニもやっと幸せに過ごせるね。」と言ってくれた。


私も「そうだと良いな」と言いながら、

心の中では「そうしたい。そうであって欲しい!」と強く思った。


「耳ダニのせいなんちゃう?」パパが言葉を添えてくれた。

耳が聞こえないという事がわかってから、

私は少し動揺していた。

初めてのことでもあるし、もちろん学校でも教わっていない。

呼んでも反応しないのは当たり前で、

だからいつでもご飯の時に匂いで気がつくように、

台所とリビングの堺に伸びて寝ていたのか。

他の猫とは違うペポニの反応や行動が次々につながり、

理由付けができてきた。



ペポニという猫を知るごとに

複雑な思いと心を駆ける複雑な感情が

波のように押し寄せてうねっていた。

これが日本のペット事情だ!

これが現状なんだ。

今の日本社会の等身大の姿をペポニに見ているようで、

現実を突き付けられ、心が痛かった。


そして私はその内の1匹を助けたに過ぎない、

小さな存在なんだということが、

辛かった。

一人の力は 小さい…

命の重さに比べて、自分一人の成し得ることの

小さきことを 突き付けられていた訳です。


$うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-人間の食事をねらう猫

ペポニを観ていると

猫の一生を軽く決めるのはいつだって人間なんだと

つくづく思い知らされるのでした。


この子、人間と同じ食卓で、

猫には毒だってことも知らない飼い主さんから、

玉ねぎの入ったハンバーグや、

ネギの入ったお味噌汁や、

塩分の濃い醤油で味付けをしたような、

人と同じ食事を与えられて生きてきて、

身体の赤血球が壊されて、貧血になり、

腎臓を悪くして、オシッコを漏らすようになってしまって、

粗相をするから叱られて、叩かれていたのだろう。

私が頭を撫でようとすると、最初はビクッっとした様子が見られたから、

叩かれる!と思った反応が身体に現れたのだろうなと

察っすることができた。

耳ダニもいっぱいで、手入れもしてもらえなくて、

病院へも連れて行ってもらえなくて、やせ細って捨てられたんだ。


ペポニという名前はアフリカのスワヒリ語で

「楽園」という意味なんだけど、人間の世界は騒がしい。


我が家も三人の子育てに終われる日常は、にぎやかで

、叱るときは大きな声で、猫も机の下に隠れたりする。

でもペポニは耳が聞こえない。

呼んでも耳先1つ動かさない。

おりしも文字通り楽園の住人なんだ。

ペポニのマイペースぶりも、目で訴えかける表情も、

全てが納得できた。幼い頃、縁の下の猫たちとの付き合いから始まって、

猫と沢山付き合ってきた。

1度に13匹も産んだ母猫も居た。

それでも、こんな子は初めてだった。

耳が聞こえないペポニ。

そのことに早々に気がついてあげられて良かったと思う。

とても複雑な気持ちではあるけど、良かった。

$うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-動物虐待?難聴の老猫
今日1日「?」がずっと私の中で消えない。

何だろう。私なりに「?」の意味を探るのだけど、

わからない。

子ども達が寝静まって、私は一人で仕事をしていた。

ペポニの様子をもっとゆっくり見たいという思いがあって、

リビングの机で書き物をしていた。

ペポニはキッチンの入り口で丸くなって眠ってる。

ちょっとお茶を入れようかと立ち上がり、

ペポニを起こさないように、そーっと上をまたいだ。

ペポニはピクリともせず、眠ったまんまだ。

カチャカチャとお茶を入れる道具が音を立てる。

ガスコンロの火をつける時に、パチパチと連続音がする。

ペポニはピクリともしない。

昨日から感じていた、私の中の「?」が、

次第にハッキリとしてきて、

私は掃除機をかけながら、ペポニの背後から近づいてみた。

ペポニに何の変化もない。



「やっぱり!」私はショックを受けた。


言いようの無い黒い塊が、私の胸の中でストンと落ちて納まった。

「この子は耳が聞こえてない。

しかも全く聞こえてないんだわ。」



ボランティア団体に保護されていた間の6ヶ月、

誰も気がつかなかったらしい。

最初にあった時に感じた、

この子は今までの猫たちとは、どこかが違うと思ったのも、

コレだ!とやっと腑に落ちた。

$うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-慢性腎炎の老猫

写真は我が家に来て約1か月、

元気にベランダまでお散歩に出るようになったペポニ婆さんです。




何を考えてるんかしら?

病気のことばかり口にして、どうやら隠していたんだろう。

そう思って、スグに電話して問いただすと、

しどろもどろの対応で、代表 と名乗る人は

「わーどーしよー?」を30回くらい唱えています。

「騙された!」と思い、更に怒りを覚えながらも、

これはダメだ!と判断し、とにかく他の子に感染しないように、

手を打たなくてはいけないんだから、

急いでホームセンターにダニ駆除の薬を買いに走りました。


NPO法人を取得し、補助資金を得ながらも、

2万円の避妊手術代金を請求してきたあたりであやしい!

と思わないといけなかったけど、とにかく 大変なお仕事だから と思って、

結局騙されたおバカな私。

と最初は思いました。

でも捨てられたペット達を助ける現場というのは

本当に大変なのです。

行き届かないほど 経済的に大変なのだと思います。

今となってみればですが、やはりもう二度と同じところから

動物を引き取ろうという気持ちにはなれないでいます。



ペット業界の裏の裏まで知っている私も、

だからこそ事情がわかり過ぎて、

悔しい思いをしてしまう。

結局、お金儲けでやってるのか?ペット業界では、こういうことが多い。

だからそう思ってしまう。

以前にもそういうニュースが大きく報じられ、

時の流行の話題のように去ってしまった記憶が脳裏に蘇ってしまった。


あんまり悔しいからパパに全部電話で話しちゃったら、

「まあ今回のケースは返しても良いと思うよ」と言ってくれて、

私も「コノ子が悪い訳じゃないしね」と少し冷静さを取り戻して 

ペポニのお世話をすることにしたのです。

心の中では決めていたんだけどね。

まあちょっとご立腹の矛先をどこにしまえば良いか、

困惑していたわけで、パパありがとう。


シャンプーをして初めて見つけた自分も、気がつくのが遅かった。

「マダマダ甘いな私!」ちょっと凹んだのでした。


今日1日で、色んな思いをしたなあ。

こんな1日は珍しいかも。

ペポニが来てくれたお陰で、新しいことを経験し、

色んなことを思う。

イキテル自分を嬉しく感じます。


結局 手が回らないだけで、

悪意はないんだろうなと思います。

お金が必要で、請求だけはしっかりとしても

管理はできていない現状。

だから避妊手術していないくても

請求したりするんだろうと思います。

まともにしていたら儲かるような話ではないと思います。

現状は休みのないボランティアなんです。

$うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-ペポニという名の老猫
美容室に居たころは、猫担当でさせて頂いていたけど、

「猫は暴れるし、叱ったら逆切れするし、

行動が読めないから」という理由で、

猫のために麻酔をかけて

眠らせている間にシャンプーとブローを

終わらせるということになっていました。


何年も運営していらっしゃる

ベテラントリマーのオーナーさんが仰ることだし、

他の美容室でも猫はお断りというお店は当時沢山あったので、

猫のトリミングは警戒レベルMAXという意識はあった。

でもペポニはお利口にシャンプーさせてくれました。

もちろん我が家のシャワーは弱めに出しても

驚いて嫌がったり逃げたりしたけど、

私にはむかってきたり、

噛もうとしたりすることはありませんでした。


私も老猫の身体に負担にならないように、

準備万端に整え、手早く優しくを心がけながら

シャンプーをしていきました。


先ず最初に驚いたのが、

ノミアレルギー特有の汁が出てきて、

尻尾の付け根を見ると、ノミアレルギーの痕跡を発見しました。


こんなの聞いてない。

トリマー時代にこういう皮膚の子を何百も洗った感覚が戻ってきた。

こういう皮膚の子は、皮膚がポロポロ落ちる。

すると小さい子が居る家では、

必要以上の注意を払っても喘息になったり、

アレルギー症状が出やすい。


嘉奏子にとってはそれも問題だろう。

聴いてないよー。


それだけじゃない。

シャンプーすると、凄いものを発見してしまいました!

耳ダニがイッパイ居るやんかー!

何より問題なのは、他の子たちに染っちゃうやん!

一生懸命洗いながら、現状を理解しようと

必死で考えようとしながら、

不安と怒りが込上げてくるのを感じていた。

うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-服を着た老猫ペポニ

もちろん避妊手術をしたからと

手術費を請求されたのですが、

私自身はボランティアの気持ちで

医療費の掛かる老猫を引き取り

動物愛護団体の方を少しでも楽にして…と

考えていたのと、

手書きで信頼性の低い内容のお話に

眉唾をつけながら聞いていた話の後だけに

帰り際に 手術代金の請求には眉をひそめた

交通費はもちろんお渡ししたのですが、

私の表情を一瞬伺って、代表の方は

「医療費も大変だと思うし 要らないです。」


と仰った。

ペポニが死ぬ原因となった乳腺癌にかかり、

後からわかったことは、手術はされていなかったということです。


受け渡しの時は、とにかく動物保護団体の方を

助けようと思いでいました。

放棄された動物 よりむしろ 抱え込んでいる

動物保護団体の方を助けようと思っていました。



受け渡しは1時間ほどで終わり、

救援物資の寄付を沢山持って

急いで帰られました。

私は背中が見えなくなるまで車に手を振って送り

感謝の気持ちを贈りました。



前日に名前を決めていたものの、

一目見て「ポプリ」でも「アロマ」でもない!と衝撃を受けたのは

前述の通りで、

どうしてもポプリと呼んであげられるお顔じゃないし、

実際に猫に「アロマ?」「ポプリ?」と呼びかけてみても無反応で、

こりゃダメだとあっさり却下となり、

1から名付けに頭をひねることになりました。


俊と一緒に名前を考えながら、

あーでもない、こーでもない、

お顔を見て浮かんでくるのはどうしても五右衛門などなど、

遂にギブアップし、

お仕事中のパパにもメールで相談してみたところ、

私の中にヒラメキが降臨し、

パパがカラオケで昔歌ってくれた歌が、あの曲なんだっけ?

「ぱおに?だっけ?ぺおにだったかな?ぺぽに…ペポニ!そう確かペポニだったはず」

そう思ってネットで確認したところ、

アフリカの言葉で、楽園という意味の「ペポニ」 になりました。

「うんペポニってピッタリだ。」満足していると、

隣の部屋から、俊哉が「ねえ、この猫なんだか臭い」と言った。

2時間くらい様子を見て、ご飯は食べるし、

最初のおしっこもしたし、落ち着いていて、

他の猫とも今のところ大きな問題は起こしていないし、

これならいけるかもしれない。そう思って、

思い切ってシャンプーをすることにしました。

$うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-味噌汁好きな老猫

写真は長男のうどんを狙うペポニ

ネギ入ってんだから

そりゃあ 病気になるだろう!

ネギや玉ねぎ食べさせてたら

貧血になるさ。

血が足りなきゃ、臓器に負担が掛かって

色んな病気を併発するよ。

ラブラブ 音譜 ラブラブ 音譜 ラブラブ 音譜 ラブラブ 音譜

(前の続き)


「いつ頃、保護されたんですか?」

代表の方は首をかしげて「3ヶ月か4ヶ月くらい前だったかなあ?」と言う。

「未だ寒い時期ですか?」と尋ねると

「そうそうまだ寒かったわ。」という返事だったので、

もう少し詳細に尋ねたかったので

「去年の3月くらいですか?」と聞き返したところ

「そうそうそれくらいだったと思うわ。」と言われました。


私は頭の中で、「今が9月で、未だ寒かった頃に取得したとなると、

3-4ヶ月くらいじゃなくて半年は経ってるってことか、

言ってることが、何だかメチャクチャだなあ。

それだけ忙しいんだろう。」とは思いながらも、

何だかモヤモヤとした気持ちで質問を続けました。


「その間の健康状態や病気の推移はどうですか?」

という質問には

「調子が悪くなったときに1回入院しまして…」

話の途中で俊哉が話しかけるので、

ちゃんと会話ができず、

「ママがお話ししている時には、邪魔しない約束でしょう!」

とにらみつけて制したりしながら、

「いつ頃、入院されたんですか?」と尋ねると、

「8月くらいだったかなあ?」

今日は9月1日 先月の話ですよ。

そのお話、大丈夫かな?と思いながら、



注意深く尋ねたいことは沢山あったけど

、俊哉のお喋りは止まらず、代表の方も俊哉と

「名前は何て決めたの?」とかお話ししながら、話が流れていった。


契約書に一通りサインを終えてから、

代表の方は慌しく帰路につかれた。

本当にお忙しいんだな。そのボランティア精神に頭が下がる思いでした。

$うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-ペポニという名の難聴の老猫

最初に手渡されたのは、病院?の手書きのもので、

3回分の検査数値を2つ。

いずれも慢性腎不全を気にかけて表記されたものと思われるが、

先ずは走り書きの手書きに驚いた。

話に聞いていた貧血の数値なども記載された血液検査結果の紙を

頂けると思っていたので、これはかなり拍子抜けしてしまった。


代表の方が仰った。

「今日も病院へ連れて行ってきたんだけど、

腎臓の数値がまた悪くなってるって言われたんですわあ。」

確かに正常値とされるBUN (正常範囲17~40)を振り切って53.4と

手書きされている。

クレアチニン値 (正常範囲0.9~2.1)も2.2と書かれている。


この数値を見る限り、嘔吐したり、

何やら症状があってもおかしくないのにと思って、

「この数値にしては、元気に見えますね。」

とお話したところ、「そうなんですよー。」と言われた。


私には事前に用意していた質問があって、

お喋りが止まらない俊を制しながら、

大切なことを訊いておこうと必死だった。

何度も書くが、ネットの掲示板で掲載されていた内容では

この子は3歳くらいと記載されていた。

白内障、年を取って曲がった背骨、

落ち着いた風袋、

若くても8歳

どうみても12歳くらいは超えているように見える。

間違っても2歳くらいしか違わないだろう。

どちらにしても 立派な老猫である。

病気だから という理由ではなく

飼育経験上 見た目で年齢はそんなにサバは読めないと思う。

「病院の先生が(3歳だと)言った」

らしいけど、手書きで記入された数値?

信頼できる病院とは思えない。

後から考えたら 病院など連れて行ってなかったのかもしれないと

思う節が出てきた。

またそれは追いおい書いてみたいと思う。
$うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-動物愛護

飼いにくい状況になったから、

子供を生んだから、

病気になったから、

可愛くなくなったから、

世話が面倒だから、

思い通りに言うことをきかないから、


様々な理由で捨てられる犬や猫を助ける人たちがいる。

私は子育てをしながら、

未だ子供が小さいから何も力にはなれないけど、

物資だけでも一助になればと思って寄付を続けてきた。


ボランティアで耕すには、本当に広い畑だと感じる。

捨て犬、捨て猫の社会問題は、

社会に問題として認識されていないところにあると思う。


そして現状を例えるならアメリカ大陸に最初に移民してきた開拓者達が、

荒野を耕してハリケーンや新しい土地の気象や風土にも負けず、

そこを畑に変えていったような、

大変な労力とお金と時間が要るのだ。


決していい加減な気持ちで踏み込める場所でもないと解っているからこそ、

救援物資を贈るに留まっている自分が居ることも知っている。

本当なら目をそむけたい。見たくない。

そんな現実が今の日本のペット産業が生み出した、

社会の一部にしっかりと存在している。



「猫はお金では買わない。」そのポリシーで

今まで飼ってきた猫はポプリで8匹目になる。

ひとりの力は、あまりにも無力なんだ。いつもそう感じさせられてしまう、

小さな力でも、そのひとりになろう!と思い、

この度も3匹目の猫を受け入れる決意をした訳で、

私が代表の方とお話して感じた矛盾など、私の中では小さなことだった。

美辞麗句を並べなくとも、営業トークをしなくても、この子は受け入れる。


「ボランティアは大変なんだ。」

「私には真似のできないことだ。

今の私にできる限りのことをしよう。」


私の頭の中には、いつもそんな言葉があった。

今週はインフルエンザで長男以外寝ていました。

皆様 お気をつけて下さいねこへび

$うれしい・楽しい・幸せペットファミリー-こどもと猫の関係

こどもは不思議だなと思う!

老猫や病気の猫、傷を負った猫にやさしい。

猫も不思議だなと思う

泣いてる子供の横にきて毛づくろいをする。

悲しい気持ちになってる子のために

にゃーニャーネコ何かを鳴いて話しかけてる。

コスモス   天使   コスモス   天使   コスモス   天使   コスモス   天使   コスモス   天使   

10年以上前の話になるが、

私は人生の転機にあたって、

手に職をつけたいと思い、

大阪に一人で出てきて、

夜間は血液検査のアシスタントをしながら、

JKCに所属するトリマー養成専門学校に入学した。

素晴らしい学校で、2年間の間に実習を重ね、

また自分でも努力をして

数百頭の様々な種類の犬や猫を美容させてもらいました。


その後、動物系専門学校で教務を2年経験しながら

動物業界の見聞を広め、

退職を期にデジタル系の専門学校へ入学し、

PHPプログラムとWebデザインを専攻して約8ヶ月間勉強をした。


今までの経験を活かすために、

インターネットでペットショップを7年間運営してきて、

利益の一部は、年に何回かに分けて

救援物資として寄付を続けてきたことで、

現場とは離れたところで、

幾つかのボランティアの現状を見守ってこれた。
 
自分でも3人のこどもを出産・子育てしながら

できることをやってきた。

本当に小さな力 だけど。