飼いにくい状況になったから、
子供を生んだから、
病気になったから、
可愛くなくなったから、
世話が面倒だから、
思い通りに言うことをきかないから、
様々な理由で捨てられる犬や猫を助ける人たちがいる。
私は子育てをしながら、
未だ子供が小さいから何も力にはなれないけど、
物資だけでも一助になればと思って寄付を続けてきた。
ボランティアで耕すには、本当に広い畑だと感じる。
捨て犬、捨て猫の社会問題は、
社会に問題として認識されていないところにあると思う。
そして現状を例えるならアメリカ大陸に最初に移民してきた開拓者達が、
荒野を耕してハリケーンや新しい土地の気象や風土にも負けず、
そこを畑に変えていったような、
大変な労力とお金と時間が要るのだ。
決していい加減な気持ちで踏み込める場所でもないと解っているからこそ、
救援物資を贈るに留まっている自分が居ることも知っている。
本当なら目をそむけたい。見たくない。
そんな現実が今の日本のペット産業が生み出した、
社会の一部にしっかりと存在している。
「猫はお金では買わない。」そのポリシーで
今まで飼ってきた猫はポプリで8匹目になる。
ひとりの力は、あまりにも無力なんだ。いつもそう感じさせられてしまう、
小さな力でも、そのひとりになろう!と思い、
この度も3匹目の猫を受け入れる決意をした訳で、
私が代表の方とお話して感じた矛盾など、私の中では小さなことだった。
美辞麗句を並べなくとも、営業トークをしなくても、この子は受け入れる。
「ボランティアは大変なんだ。」
「私には真似のできないことだ。
今の私にできる限りのことをしよう。」
私の頭の中には、いつもそんな言葉があった。