この時間は、岐阜県の駅をぐるりします。
本日の駅は、名古屋鉄道竹鼻線と羽島線の接続駅、江吉良駅です。
写真は,平成10〜20年代撮影のものが多くあります。現在の状況とは変わっていることがありますので、参考にする際はご注意ください。
また、当ブログをご利用される際は、必ずこちらの記事「免責事項について」をお読みの上、ご覧くださいね。
では,最後までごゆっくり!
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引き続き名鉄の駅をぐるりしていますが、本日は江吉良駅です。
竹鼻線と羽島線の接続駅です。
駅舎・駅前とも狭い敷地にあります。
構内ですが…
あれ?棒線駅?接続駅なのに???
そうなんですよね、江吉良駅は二つの路線の接続駅なんですが、構造は中間駅、ここで路線名称が変わるだけなのです。
その証拠に、左端に0キロポストが見えています、このポストは羽島線の起点を示すポストです。
なんだかいわくありげですがその話は後ほど。
駅前に出て駅横の踏切から竹鼻線笠松方面を見たところです。
奥が高架のように見えますが、これはこの先にある水郷ハナミズキ街道という4車線の広い道をオーバークロスしているためです。
平成17年に完成したこの高架工事の際に江吉良駅も改良され現在の駅舎が建築されることになりました。
こちらは羽島線新羽島方面です。
右にカーブしていますが…なんだか真っ直ぐ結ぶ敷地がありそう、これは気になります、向こうの踏切まで行ってみましょう。
直進は元々線路だったみたいですねえ。
羽島線が支線という線形だったのかな?
直進部分はこんな感じ。
お〜!これは絶対廃線跡だっ!
もうお分かりかと思いますが、かつての竹鼻線は、江吉良駅が終点ではなく、このさき大須駅まで伸びていました。
大須まで開業したのは昭和4年、このとき江吉良駅も誕生しましたが、その後昭和19年に江吉良駅はいったん休止駅扱いになってしまいました。
しかし、東海道新幹線岐阜羽島駅へのアクセス路線として昭和57年に羽島線が開業すると、竹鼻線経由で岐阜市内へのルートとして、江吉良駅が復活することになったのです。
この時点が江吉良駅の最盛期だったのかもしれません。
平成13年になると竹鼻線の当駅と大須間が廃止となって、再び途中駅に戻ってしまいました。
最初に開業した路線ではなく後で開業した部分が残ったことになります。
最後に駅名標です。
次回は、羽島線唯一の単独駅、新羽島駅をご紹介します。
(令和2年8月訪問)
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