駅舎が3つも? 東武完乗への旅5 | 日本中の駅を旅する 駅と駅舎のブログ

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さて、板荷から一駅戻って下小代です。
そういえば、板荷と下小代の間って築堤のようなところを走るので、有名な撮影地ですよね。
この日は誰もいませんでしたけどね…
 
ところでこの下小代駅にわざわざ引き返したのは、この駅が開業した昭和4年に建築された駅舎がいまでも駅前に保存されていると聞いたからです。
 
さて、まずは駅構内から。
構内は島式の1面2線ですが、左側にホーム跡を見ることができます。
もしかして2面3線の構内だったのでしょうか?
 
その使われていないホームの先を見るとなんだか駅舎跡が…
実は、現在の下小代駅の駅舎は、この写真の左側にあるのです。
だから、写真の駅舎は旧駅舎?
いえいえ、たしか昭和4年建築の改築もされていない駅舎が残っているはずなんですけどねえ。
 
おかしいなあ、構内を見回しても、やはり駅舎のある位置は、使われていないホーム側だけみたいですけど。
 
 
とりあえず、現在の駅舎に入ってみましょうか。
駅内は狭くて、ベンチとPASMO簡易リーダーがあるだけです。
 
 
 
出札窓口はカーテンで閉ざされていました。
このコンパクトな駅舎ができたのが、平成19年、それまでは、古い木造駅舎を使っていたはずなのです。
 
そして駅前を眺めると、ようやくみつけました。
 
となりの倉庫とよくマッチしています。とても大きな木造駅舎だったんですね。
ほとんど手を加えられていない木造駅舎が大手私鉄の路線で残っていたこと、そしておそらく地元の方の熱意で、こうやって保存されていることを感謝せざるを得ません。
 
 
最後に現在の駅舎を…
雨に濡れたせいか、渋さも加わってきた新駅舎です。
 
そのほか駅前には誰も住んでいない民家兼店舗のような建物があります。
 
さらに駅の反対側にはこのような出口もありました。
 
となるとホーム脇のモルタルの建物はなんだったのでしょう?
いまだワタシのなかでは謎のままの第三の駅舎です。


 
  
 東武完乗への旅