はじめに
バッテリーが弱っているのはだいぶ前から分かっていた。
エンジンを掛けると弱々しく一度では掛からず、2,3回目でエンジンが掛かるようになっていたがとうとうエンジンが掛からなくなった。
新車(2017年)で購入してから一度も交換したことがなかったバッテリー。
通常よりもかなり持ったほうだろう。
数年前、点検時に弱っていると言われサービスで一度充電してもらったことはあったが。
COVID-19前は頻繁に乗っていたのが良かったのかもしれない。
最近は車で探鳥に出かけることが多くてめっきりバイクに乗ることが減ったため寿命を迎えてしまったのだろう。
人生初のバッテリー交換をやってみた。
バッテリー購入
バッテリーはこちらを購入した。

8,580円だったがクーポンと楽天ポイントで7,868円で購入できた。
バッテリー単体だったらもっと安価なものもあったが電圧テスターと充電器も欲しかったのでこちらを選択した。
納品されて早速電圧テスターで測定してみたら「要充電」であった。
商品ページには「満充電でお届けします」とあったから「正常」と表示されると思っていたが違った。

どうも「初期補充電済み」という状態だそうでそのままでも使用できるが充電器で「正常」まで充電することで寿命が延びるらしい。
ということで早速充電器で「正常」まで充電していざ交換へ。
交換作業
交換時の写真は無いがちょっとした所感を書いてみたい。
(1)まず、マイナス、プラス端子の外し方は一緒に入っていた交換手順書を見れば分かるが、問題はバッテリーが取り出せないということだった。
どういうことかというと、バッテリーの周りにはプラスチックの囲いがありぴったりはまっていて指が入らない。
そしてなんとか取り出そうとしても全く動かなかった。
LEDライトで照らして原因を探ると、車体側のプラス(赤)とマイナス(黒)の太いハーネスがバッテリー手前にありそれが邪魔をしてバッテリーを左右上下に動かすスペースがないのだった。
二人で作業すれば楽なのだが、プラスマイナスのハーネスを左手でぐっと退かしておいて右手でバッテリーをぐりぐり持ち上げつつ手前に角度を付けつつなんとか取り出した。
(2)次にその逆の手順で新品バッテリーを潜り込ませてなんとかセットする。要領がわかっていたのでセッティングはできたが角度がついているので5分ほど掛かった。
(3)次にボルトをプラス端子に通して回すが固定されない。純正品はバッテリー端子には受けの四角いナットはなくても固定されていたのだが今回購入した互換バッテリーは付属していたナットがないと固定されないようだ。そして、純正のボルトは短かくてナットまで届かない。互換バッテリーに付属していたボルトは純正ボルトより長いのでそちらを利用することにした。
こうしてなかなか固定できない原因が判明してプラス、マイナスの端子を固定するのにあれこれ苦戦して15分ほどかかったと思う。
ということでひょいとバッテリーを取り外し、ひょいと新品をセットして、ちょいちょいと端子を固定すれば楽に交換できると思っていたものが3,40分くらい掛かったかもしれない。
(4)エンジンは一発で気持ちよく始動。バッテリーから電熱グローブの電源をとるケーブルを接続していたので電熱グローブが正常に使用できるか確認した。さらにスマホの充電ができることも確認した。全て正常に動作した。
そしてこれは過去の教訓からGSX-S1000はバッテリーを外すと「RANGE」(航続可能距離)が〇〇〇〇と表示されてしまうことが分かっていた。
スズキワールドで車検整備してもらった帰り道、RANGEが表示されていないことに気づき電話で問い合わせたことがあった。「10Kmほど走行しないと表示されない」と説明されたことが過去にあった。確かにその後表示されるようになったけどバイク引き渡しの時に言ってよと思ったものだ。。。
ということでその後近所を走行して久しぶりにバイクを楽しんだ。RANGEの表示を確認し、時計を合わせてこれですべて元通りになった。
めでたし、めでたし。
P.S.
廃バッテリーは「2りんかん」が無料で引き取ってくれるのでありがたい。来年1月に車検があるので持っていこうと思う。

廃バッテリー