RAW CARESSな日々2nd -8ページ目

[カルト映画批評]「ヴァンパイアVSゾンビ」

一言で言うと

ゾンビは吸血鬼に咬まれてもダイジョーブ!?


ヴァンパイアVSゾンビ [DVD]/ボニー・ジルー,マリタナ・カールソン,ブリンク・スティーブンス

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カルト度
★★★★☆(4.5度)


こんな映画

昨今の対決シリーズブームに便乗したバッタモン。
ホラーの定番2大クリーチャーの夢の?対決が実現!

こんな話

はっきり言ってあってないようなもの。
それでも謎のゾンビになる病原菌が流行していて、なぜかそこにヴァンパイアが登場するという不思議なストーリー。ワケカカメ!


諭す

言ってはなんだが、別に戦ってはないんだよね・・・。(ゾンビの勝ちね。勝ち!)

ストーリーはまったくもて意味不明。
多分、主人公親子が、ヴァンパイアなる寸前のどっかの娘に杭を打ち込んで仮死状態?にしておいて、その娘を親元へと届ける話なんだと思うが、その途中で実はヴァンパイアだった女を偶然にも車に同乗させて、んで、娘とレズっちゃう話。

書いてても意味がわからなくなってきた。

しかも、主演の女の子がまたあまり可愛くない・・・。

どこも見る部分はなし、とにかくくだらないのである。
見る部分といったらグロいところくらいか・・・。

最後にしょうもないゾンビと主人公親子の対決シーンをどうぞ!



[映画批評]「コリン」

一言で申せば

安かろう悪かろう。されど結果こそすべて

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得点65点(なかなか)

監督
 マーク・プライス
出演
 アラステア・カートン
 デイジー・エイトケンス
 リアンヌ・ペイメン

(2011年DVDにて鑑賞)

こんな映画goo映画より抜粋
製作費わずか45ポンドながら、レインダンス映画祭最優秀マイクロ・バジェット映画賞をはじめ数々の映画祭で賞を獲得したパニック・ホラー。ゾンビになってしまった青年が、恋人との思い出の場所をたどる姿を切なく描く。監督は、本作が長編初監督となるマーク・プライス。出演は、LAMDA出身のアラステア・カートン。

ストーリーgoo映画より抜粋

世界中である日、死者が甦り、生きた人間を襲い始める。ロンドンの街はパニックになり、社会生活は完全に麻痺する。

その信じられない状況のなか、青年コリン(アラステア・カートン)は、甦った死者に腕を噛まれて…


評論(ネタバレ注意)

製作費わずか45ポンド!日本円にするとわずか7,000円!
そんな低予算映画であるこの映画は、既存のゾンビ映画のお決まりを踏まえつつ、ゾンビの視点に立ったというありそうでなかったアイデア一発勝負した作品である。

低予算であるが故に、たしかに安っぽい。
大学生の自主制作と同等レベルと言っても過言ではない。

途中のストーリーの整合性に?マークもついたり、あってもなくてもよいようなエピソードもあったりする。

しかし、この映画の成功点は、ゾンビの視点でありながら、どことなくゾンビの哀愁感を感じることが出来ることにある。

途中に主人公ゾンビの家族が、主人公ゾンビと別れ話をするシーンがあるのだけど、主人公ゾンビの哀愁感なんかは、すごく伝わってくるのである。

安い資金高い利益率というだけが先行してしまっていたりするが、見るべきところは多い。
この監督は、いろいろなところからオファーが来ていると言うらしいが、大金を手にした時の次の作品が本当の意味での注目作である。

是非とも天才?の卵の作品を堪能されてみてはいかがでしょうか?



[映画批評]「BALLAD 名もなき恋のうた 」

一言で申せば

旧態依然だった時代劇を払拭し描き成功を納めたアニメ原作を、実写では、ものの見事に旧態依然で描ききってしまう皮肉ともとれる愚作!

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得点40点(無理にリメイクする必要なし!)

2009年(日)
監督
  山崎貴
脚本
  山崎貴
出演者
  草彅剛
  新垣結衣
  夏川結衣
  筒井道隆
  武井証
  大沢たかお
(2011年8月鑑賞)

こんな映画
アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』を原作としたSF戦国時代劇。
豪華キャストと、原作同様に時代考証がなされた合戦シーンが見物である。


ストーリーウィキペディアより抜粋

天正二年(1574年)、戦国時代に「井尻又兵衛」という一人の侍がいた。その男は、命を懸けて春日の国のお姫様、「廉姫」を守り続け、その強さから「鬼の井尻」の異名を取っていた。ある戦の日、一人の不思議な少年が出現したことで、又兵衛は命を救われる。未来から来たというその少年「川上真一」と一緒に過ごすうち、2人の間に絆が生まれていく。

しかし、そのころ春日の国では、大きな難題が持ち上がっていた。廉姫の美しさに目をとめた強国の主、大倉井高虎が婚儀を申し入れてきたのだ。そんななか真一の両親、美佐子と暁も、大きなクヌギの木の下で真一の手紙を見つけ、又兵衛のいる時代へとタイムスリップしてくる。

すれ違ってばかりだったが、川上一家の存在に影響され、自分の気持ちに素直になり始める又兵衛と廉姫。だが非情にもちょうどその時、春日の国の存亡を賭けた戦いの火蓋が切られようとしていた。


評論(ネタばれ注意)

アニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を実写化した本作は、アニメ以上のスぺクタルシーンを盛り込んだ迫力のある映像に、豪華な出演陣による豪華な映画である。

しかしながら、旧態依然的な日本の時代劇映画では描けなった時代考証に忠実な合戦シーンを盛り込んで成功を収めたアニメとは裏腹に、実写化してもまだ旧態依然な内容になってしまうところなどとても皮肉に思えるほど、アニメを模しただけの全体的に陳腐な出来にな出来である。

実際に、実写化になり焦点を当てたのが、姫と又兵衛の悲恋なのであるが、これがアニメ版と比べると比率を多めに取っていることがわかる。その反対に実写版でいう野原家の必要性をあまり感じないため、むしろ邪魔な要素のようにも思えるのである。

実際のスペクタルシーンも血なまぐさくもなく、すさまじくクリーンな出来である。
これは低年齢でも鑑賞できる措置であると思われるが、これがまた、まったくもって興ざめなのである。

結局のところは、冒頭に書いたようにアニメを模しただけのコスプレ映画。
内容が良くて売れたから実写化してもいいだろうと安易に考えて作っちゃった映画なのだ。

こんな映画が今後日本で続くようであるのなら、一度考えなおしたほうがいい!

実写で出来ないからアニメでやって、実写化しても出来なかったじゃ話にならない!

これがリメイクじゃなければ違ったものを!

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[映画批評]「トランスフォーマーダークサイドムーン」

一言で申せば、



さらに薄っぺらく・・・・。
RAW CARESSな日々-tf


60点(ふ~む~)

2011年(米)
監督 マイケル・ベイ
シャイア・ラブーフ
ロージー・ハンティントン=ホワイトリー
ジョン・タトゥーロ
ジョン・マルコヴィッチ
ジョシュ・デュアメル
(2011年劇場3Dにて鑑賞)



こんな映画ウィキペディアより抜粋
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(原題: Transformers: Dark of the Moon)は、2011年のマイケル・ベイ監督による実写『トランスフォーマー』シリーズの第3作。シリーズで初の3D映画。


ストーリーウィキペディアより抜粋

1969年、アポロ11号による人類初の月面到達が達成された。

だがその際、人類はそこで異星人のもの(後にトランスフォーマーであると判明)と思われる宇宙船の残骸を発見していた。

人類はそれを極秘としたが、それは後に起こる悪のトランスフォーマー軍団ディセプティコンによる地球侵攻の足がかりとなるものを示すものであった。

そして現代。トランスフォーマーの存在が公となって以来、善のトランスフォーマー、オートボットは民間人達との間に問題を抱えながらも人類との同盟を続けていたが、同盟が結ばれた際に締結した条約に反してアメリカ政府がその事実を秘匿していた事をオプティマスが知ったことをきっかけに事態は大きく動き出す。


評論(ネタバレ注意)

同名日本玩具原作の実写化シリーズの続編。一応の完結?編であり、初の3D作品である本作は、ダイナミックな映像美で知られる、マイケル・ベイ監督の真骨頂とも言える作品であり、そのダイナミックな映像は、まるで遊園地のアトラクションを体験しているかのような体験をすることが出来る映画である。

しかし、小生はこの監督をこう唱する。

「映像は派手だけど、中身がない」

この映画も、案の定それに漏れず、中身の薄い映画であったのでした。
この映画は、細かい点での突っ込みポイントが多数あり、前2作の整合性も皆無であったりする。
あれ?そんなこと今まで言ってなかったし、前作はこんなこと言ってたじゃん!
みないな感じで。

アメリカ人らしく、細かいことは気にしないのだろう。

そして、この映画には致命的な欠点が存在する。
前2作もそうだったのだけど、変形シーンはまだいいとして、戦闘シーンが妙にゴチャゴチャしていて、何がなんだかわからない。

ん?いったい今何をしたんだ?何を倒したの?

あれ?いつのまにかこいつが死んでる!?

ってな感じで、何がなんだかわからない。
3Dを意識した作りになっているので、本作はさらにそれに拍車が掛かり、さらにゴチャゴチャしているのである。

主人公パートも、この監督特有の陳腐な恋愛が展開される。

本作は、前2作のヒロイン

ミーガン・フォックスから
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ロージー・ハンティントン=ホワイトリーにバトンタッチしたのである。
RAW CARESSな日々-w
(こっちのほうが小生の好み(/ω\)

理由は諸説あるけど、ミーガン・フォックスがダダをこねたのが理由らしい。

途中、主人公カップルが喧嘩をするシーンがあるのだけど、まったくもってなんで喧嘩しているのかが、よくわからなかったりする。

何を怒ってるんだ?と主人公が言うが、見てるこっちも言いたいのだ。何で?

冒頭に言ったように、この映画はアトラクションを楽しむ感覚で観る映画であり、頭を空っぽにして観ることをオススメする。細かいことはいいんだよ!
にしても、陳腐すぎる。


得点は、アクション50点+3D。


3Dも開始30分でどうでもよくなるんだけどね。

最後に広告動画をどうぞ。



[映画コラム]ジャン=ピエール・ジュネ特集

映画批評からつづいての映画コラム。

今回は、小生の好きな監督の一人ジャン=ピエール・ジュネ特集
(とはいっても、ただの宣伝)

$RAW CARESSな日々-jn


ジャン=ピエール・ジュネウィキペディア

この監督の世界観は独特で、どこかおかしく、どこか幻想的。
それでもって、風刺が効いててブラックユーモアたっぷり。

映像は黄金色を意識した感じであり、見た目でもすぐにこの監督の作品であるとわかる(岩井俊二みたいにね)
アメリ以降は、さらに幻想的な部分に磨きをかけたてきた。かなり個性的な作風の監督である。

この監督の作品を一挙にご紹介。
アメリだけで、満足してはあきませんがな。


デビュー作
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核戦争後の不思議な精肉店での騒動を描くブラックコメディ。



「ロストチルドレン」
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変な教団に弟をさらわれて、大男と少女が救出しに行く摩訶不思議なアドベンチャー!


「エイリアン4」
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ハリウッドデビューを果たすも迷走した続編。


「アメリ」
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エイリアン4の失敗に吹っ切れたのか、渾身作な不思議なラブコメ?


「ロングエンゲージメント」
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意外にもまっとうに描いた作品。それでもジュネの作風は衰え知らず。


そして、ミックマックへと続くのでした。
ぜひ、旧作で見つけられたら鑑賞してみてはいかがでしょうか?

是非とも。この監督の不思議な世界観を堪能してましょう。