RAW CARESSな日々2nd -7ページ目

[映画批評]「スカイライン-征服-」

一言で申しますと

車じゃないよ。UFOだよ!

スカイライン -征服- [DVD]/エリック・バルフォー,スコッティ・トンプソン,ブリタニー・ダニエル

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得点55点(ふ~ん~)

2010年(米)
監督
グレッグ・ストラウス
コリン・ストラウス
主演
エリック・バルフォー
スコッティ・トンプソン
ブリタニー・ダニエル
デイヴィッド・ザヤス
(2011年DVDにて鑑賞)

こんな映画goo映画より抜粋

AVP2エイリアンズVS.プレデター」のグレッグ・ストラウス&コリン・ストラウス監督によるSFパニック。ロスの高級マンションの一室に集まったごく普通の人々が目撃する、エイリアンによる地球征服の3日間を描く。出演は「愛とセックスとセレブリティ」のエリック・バルフォー、TVドラマ『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』のスコッティ・トンプソン、「エクスペンダブルズ」のデイヴィッド・ザヤス。

ストーリーgoo映画より抜粋

ロスに住む親友のペントハウスを訪ねていたカップル、ジャロッド(エリック・バルフォー)とエレイン(スコッティ・トンプソン)は、その日の早朝、最上階の部屋のブラインドから差し込む青白い光と不気味な音で目を覚ます。
そして、その光を見た友人の一人が、一瞬にして光の中に吸い込まれて姿を消すのを目撃する。更に、窓の外に広がる光景に彼らは呆然と立ちつくした。

目前に迫るこれまで見たことのない巨大飛行物体。
しかも、それは1機だけでなく、空を埋めるほどの数の飛行物体が、地上から人間を吸い上げていたのだ。
だが、それは絶望的な3日間の始まりにすぎなかった……。

評論(ネタばれ注意)

割と低予算で作成された本作は、視覚効果がふんだんに使われ迫力のある映像を楽しむことが出来る上に、圧倒的な宇宙人との戦いで絶望感を味わうにもよい映画である。

しかし、褒められる点はそこまで。

それ以外は頭が悪いんじゃないかと疑いたくなる阿呆な内容である。

まずは宇宙人の造形はまるで本作のオリジナルと言わんとばかりの「インディペンデンスデイ」の宇宙人にクリソツな上に、こいつらは人間の脳ミソをエネルギー源にしていることから人間ありきの存在なのである。なんだかおかしくね?

まるで人間がいないと活動できないこいつらは、どういう進化の系図をたどってきたのやら?

あとは、ストーリーパートがまったくもってどうでもいい上に、主人公の男がとにかく支離滅裂。
早く逃げようの一点張り。見ててなんかイライラしてきた。

この映画は、実は主人公たちは建物から出れない状態の籠城状態。
多少はちょっかいは出すものの、ほとんどが物事に対しての傍観者であったりもするのだ。

総じて、そこそこ楽しめるものの、特筆する部分のない凡作である。
ちょっと鬱に浸りたい時はどうぞ。

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[映画批評]「インセプション」

一言で申しますと
なぜか強引に納得させられてしまう夢話。

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得点90点(さすが!)

2010年(米)
監督・脚本
 クリストファー・ノーラン
出演者
レオナルド・ディカプリオ
渡辺謙
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
マリオン・コティヤール
エレン・ペイジ
トム・ハーディ
キリアン・マーフィー
トム・ベレンジャー
マイケル・ケイン
(2011年DVDにて鑑賞)

こんな映画goo映画より抜粋

人の潜在意識に潜入してアイデアを盗むスパイが挑む、最後の危険な任務を描くサスペンス・アクション。監督は、「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン。出演は、「シャッター アイランド」のレオナルド・ディカプリオ、「ラスト サムライ」の渡辺謙、「(500日)のサマー」のジョセフ・ゴードン・レヴィット。

ストーリーgoo映画より抜粋

ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人がいちばん無防備になる夢の中にいる状態のときに、その潜在意識の奥底に潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという犯罪のスペシャリストである。

危険極まりないこの分野で最高の技術を持つコブは、陰謀渦巻く企業スパイの世界で引っ張りだこの存在だった。
しかしそのために、コブは最愛のものを失い、国際指名手配犯となっていた。そんな彼に、幸せな人生を取り戻せるかもしれない絶好のチャンスが訪れる。そのミッションは、インセプションと呼ばれるものだった。
それは彼の得意とするアイデアを盗むミッションではなく、他人の潜在意識に別の考えを植え付けるという難度の高いミッションで、ほぼ不可能だと言われていた。
それでもコブは、それを最後の仕事と決め、業界トップの類まれな才能をフルに活用し、万全の準備をしてミッションに挑む。しかし、予測していなかった展開が彼を襲う。

評論(ネタばれ注意)


今、監督でありながら職人芸とも言える脚本も書ける数少ない人物クリストファー・ノーランによる、まさに職人芸ともいえる本作は、脚本の運びから映像美に至るまで、ぬかりのない出来である。

脚本に至っては、まさに職人芸である。
小生は勝手ながら、クリストファー・ノーランの映画は図で表すことが出来るぐらいと思っている。
それくらいに脚本を練りに練っているといってもいい。

本作の場合はこちら
$RAW CARESSな日々-zu
(下手な絵ですみません)

見てない人にはなんのこっちゃと思うかもしれないが、この映画はこれがすべてなのである。
人間の精神構造は立体階層のマトリックスであるとよく言われるが、それは夢の世界でもイコールであると、映画では表現されている。

ちなみにインセプションとは刷り込みのことであり。
人間の深層心理に入り込みそこに、刷り込みを行っていこうとするのが本作の内容なのである。

映像美でも、とにかく視覚効果と最新技術がふんだんに使われている。
これに関しては、もう文句のつけどころがない。

敢えて粗を探すとしたら、クリストファー・ノーラン特有のアクション部分の下手さにある。
脚本に長け、映像も凝っているクリストファー・ノーランだが、アクション部分が弱いのである。
アクションは意外と淡々としており、息もつかせぬとは言い難い。
それを、視覚効果でごまかしていると言われても仕方がない部分もあったりする。

それでも見て十分にお釣りがくる映画です。
ただ、理解するにはそれ相応の映画への没入感が必要である。
一回で理解できた方は、映画をしっかりと見た証拠でございます。

未見の方は是非!
地味ながらも、出ている俳優は豪華なメンツばかりです。

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[映画批評]「借り暮らしのアリエッティ」

一言で申すと

そうは言っても、盗人なんです。

借りぐらしのアリエッティ [DVD]/出演者不明

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借りぐらしのアリエッティ [Blu-ray]/出演者不明

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得点50点(はいはい)

2010年(日)
監督
 米林宏昌
脚本
 宮崎駿
主演
出演者
志田未来
神木隆之介
大竹しのぶ
竹下景子
藤原竜也
三浦友和
樹木希林
(2012年TVにて鑑賞)

こんな映画
メアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』が原作となっている。『借りぐらしのアリエッティ』(かりぐらしのアリエッティ、英:The Borrower Arrietty、北米:The Secret World of Arrietty[2])は、2010年の日本のアニメ映画である。

ストーリーgoo映画より抜粋
とある郊外に、荒れた庭を持つ広大な古い屋敷があった。

その床下に、もうすぐ14歳になるアリエッティ(声・志田未来)、その父ポッド(三浦友和)、母ホミリー(大竹しのぶ)の3人の家族が、ひっそりと静かに暮らしていた。屋敷の床上には、68歳の女主人・貞子(竹下景子)と65歳のお手伝い・ハル(樹木希林)の2人の老婦人が住んでいる。
小人たちの暮らしは、彼女たちに気づかれないように少しずつ、石鹸や食べ物、電気やガスなど必要なものを、必要な分だけ借りてきて成り立つ“借りぐらし”だった。ある夏の日、その屋敷に、12歳の少年・翔(神木隆之介)がやってくる。

母が育ったその屋敷で、病気の療養をするためだった。床下の小人たちには、人間にその姿を見られたら引っ越さなければならないという掟があった。

しかし、アリエッティは翔に姿を見られてしまう。ポッドは、家族を危険にさらすことになるとアリエッティを諭すが、アリエッティはそんな父に反発する。生来の好奇心と向う見ずな性格も手伝い、アリエッティは次第に翔に近づいていく。

そのころ、大きな事件がアリエッティとその家族に迫っていた。

評論(ネタばれ注意)

本作が初監督となる米林宏昌による本作は、作品の内容に合わせた世界観を見事に表現した作品である。

さらに特筆すべき点は、劇中の環境音のこだわりであったりする。人間視点と小人視点だと環境音がまったく違う上に、音量にも変化を持たせており好感が持てる。ただ見ているだけだとあまり感じない所に力が入っているなと思った。

しかしながら、内容はとなると結びの悪さや、台詞回しに?が飛び交う。
この辺が、初監督たる経験のなさがうかがえる。

ストーリーが淡々と進むせいか、各キャラクター(特に人間のほう)の性格が見えてこない。
だから、各キャラクターの行動に動機が見えずらく、主人公に至っては、ところどころで耳を疑いたくなるような台詞が飛び交う始末。

「君たちは滅びゆく種族なんだよ。」って

そりゃアリエッティだって怒るわな!

ほのかな恋愛要素も含んであるようだったけど、これってそうなのかな?
小生にもそうは思えないんだよな~。

なんだか、予定調和で話が進んだって感じ。

ちなみに、人間には見られてはいけないなんて固い掟がある割には、人間の生活用品をちょろまかす生活をしているこの小人。見つかるリスクリスクがものすごく高いと思うんだけどな・・・・。

総じて、雰囲気を楽しむ映画です。
これで、ストーリーパートもうまく作っていれば高得点をあげたものを・・。

最後に広告動画と主題歌をどうぞ






借りぐらしのアリエッティ サウンドトラック/セシル・コルベル

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[映画批評]「パンドラム」

一言で申せば
ディセント+シャイニング+サルの惑星÷5=これ。

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得点45点(はいはい)


2009年(米・独)
監督
 クリスティアン・アルヴァルト
出演
 デニス・クエイド
 ベン・フォスター
 キャム・ギガンデット
 アンチュ・トラウェ
 カン・リー
制作
 ポール・W・S・アンダーソン
(2011年DVDにて鑑賞)

こんな映画goo映画より抜粋

ポール・W・S・アンダーソンが製作を手がける異色のSFスリラー。主演は、閉所恐怖症の宇宙飛行士、ペイトン中尉役に『ライト・スタッフ』でも宇宙飛行士を演じたデニス・クエイド。宇宙船エリジウムのメカニックエンジニア担当、バウワー伍長役に『X-MEN:ファイナル ディシジョン』のベン・フォスターを配役。監督はドイツの新鋭クリスチャン・アルバー。


ストーリーgoo映画より抜粋

西暦2174年、地球は滅亡の危機に瀕していた。残された資源は限られ、争奪戦は頂点に達する。人類は、地球と同じ環境を持つ惑星タニスへの移住を計画する。

そして、6万人の選ばれた人々が乗り込んだ宇宙船エリジウムが新天地を目指して旅立っていった。宇宙船船内で2人の宇宙飛行士、ペイトン(デニス・クエイド)とバウアー(ベン・フォスター)が冷凍睡眠から目を覚ます。

2人は船内に誰もいないことに気づく。自分たちがなぜそこにいるのか、何者なのかもまったく記憶がないまま2人が船内を捜索していると、彼らのほかに何か恐ろしいものが存在していることに気づく。次第に2人は恐怖とともに、“パンドラム症”という驚愕の真実に迫っていく。

評論(ネタばれ注意)

新進気鋭のドイツ人監督クリスチャン・アルバーによるによる本作は、ホラーの肝をしっかりと押さえつつも、徐々に謎が明かされていく過程など、スリラー要素もしっかりと押さえられた作りになっている、

しかし、ながらどれもこれも中途半端な感が否めないし、どこかで見たことがあるなって感じてしまうのである。製作指揮をとったポール・W・S・アンダーソンにも同じことが言えるのだけど、どこかで見たことがある映画の模倣がうまい監督を発掘してきたのでは?と思ってしまう。

肝心な、パンドラム症も結局何なんだか分からずじまい。
小生にはただのパニック障害なんじゃないんかい?と思っちまったよ。

ちなみに一言で出した映画はこの映画の元ネタと思われる映画を書いたのである。

クリーチャー造形が
「ディセント」
THE DESCENT [DVD]/シャウナ・マクドナルド,ナタリー・メンドーサ,アレックス・リード

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この映画に出てくる地底人の造形とクリソツ!
本作のクリーチャーとは言っても、元は人らしい。黒幕?がこのような姿に人間をしたらしいが、詳しくは描かれていない。

精神的に追い込まれおかしくなる要素はこれ

「シャイニング」
こっちは、雪で冬季休業中のホテルという限定空間が舞台。
密閉空間が舞台ということが共通項。
シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン [DVD]/ジャック・ニコルソン,シェリー・デュバル,ダニー・ロイド

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「猿の惑星」
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猿の惑星 ― Planet Of The Apes (初回限定盤) [DVD]/マーク・ウォルバーグ,ティム・ロス,マイケル・クラーク・ダンカン

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設定が似てるとでもいったほうがいいか。
最後のオチもなんとも似てるのだ。

結局は予定調和で終わった印象の強い本作は、すごく面白いわけでもなくつまらないわけでもない、すさまじい凡作である。

良いところは、ヒロインのこの人が綺麗だったことだけか?
$RAW CARESSな日々-ante2
$RAW CARESSな日々-anteアンチェ・トラウ

ドイツの女優さんらしいが、この映画での出演がきっかけで、今後のオファー殺到中らしい。
そりゃそうだ、劇中ブッスリと脇腹を刺されているのに最後まで元気そうにかけずり周るほど、タフな女性を演じてたんだもんさ。なんてタフなんじゃこいつと思ったよ。

最後は広告動画をどうぞ。


[映画批評」「モンスターズ/地球外生命体」

一言で申すと

実は釣り橋効果!?

モンスターズ / 地球外生命体 [Blu-ray]/スクート・マクナリー,ホイットニー・エイブル

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得点65点(惜しい)

監督
 ギャレス・エドワーズ
主演
 ホイットニー・エイブル
 スクート・マクネイリー
 フェルナンド・ララ
(2010年DVDにて鑑賞)



こんな映画goo映画より抜粋
1万5千ドルの低予算ながら、カンヌ国際映画祭で上映され絶賛されたパニック映画。地球外生命体が増殖した地域からの脱出を描く。監督は、TVドキュメンタリーのVFXスタッフのギャレス・エドワーズ。第31回ロンドン批評家協会賞ブレイクスルー英国フィルムメイカー賞、エジンバラ国際映画祭2010新人監督賞受賞。


ストーリーgoo映画より抜粋
NASAは太陽系に地球外生命体の存在を確認し、探査機でサンプルを採取する。
しかし、大気圏突入時にメキシコ上空で大破してしまう。
その直後から突如出現し始めた地球外生命体が増殖したため、メキシコの半分を危険地帯として隔離する。
その6年後、カメラマンのコールダー(スクート・マクネイリー)は、モンスターたちの襲撃で大きな被害を受けているメキシコでスクープを狙っていた。
そこで、怪我をした社長令嬢のサマンサ(ホイットニー・エイブル)を、アメリカの国境まで送り届けるように上司から命令される。2日後にはアメリカ軍が国境を閉鎖してしまうというなか、コールダーとサマンサは、モンスターたちから襲撃を避けながら海岸に向かう。
しかし、コールダーのミスでパスポートとチケットを盗まれ、2人は港に取り残されてしまう。
2人は最後の手段で、危険区域を通る陸路を進むことにする。繁殖期を迎えたモンスターの襲撃とアメリカ軍の爆撃に怯えながら、国境を目指す2人が見たものとは? そして、2人は無事に危険区域を抜けることができるのか?

評論(ネタばれ注意)
低予算で作成されながら、その完成度によって瞬く間にハリウッド版ゴジラの監督に抜擢されたという
ギャレス・エドワーズの出世作。

本作は金をかけなくても、視覚効果の活用を最小限且つ、効果的に使うことによって、うまく世界観を描くことが出来ることを証明せしめた作品である。

だから、映画はモンスターの出現は最小限に留め、主人公二人のロードムービーの体を成している。
実際のところは、ロードムービー特有の情景の変化を楽しむのと、この二人の心情の変化を楽しむのがこの映画の肝となっている。

情景を楽しむのが、これがモンスターが潜んでいるというという異常の状態をうまく描いていると思う。実際に登場するシーンは数少ないのにうまく雰囲気を醸し出していると思われる。

しかし、惜しいのが、この二人の心情の変化の描き方である。
小生のマイナス点はここに終始する。
いまいち伝わらない。これに尽きる。

この男の主人公のほうが、ヒロインに心を寄せるのだけど、意外とチャラく感じるし、ヒロインもなぜにそんなにそんなに本国(アメリカ)に帰りたいのやら(わかならくもないが、いまいちわかりずらい)。

映画終盤。主人公たちは本国アメリカでひっそりとモンスターの雄?と雌?の愛の密会を目撃し、二人の距離が急接近するシーンがあるのだけど、いまいちなんで?って思っちゃうんだよね。深く考えればわからなくもないんけどさ。

隠れたテーマで、身分の差や格差。反米主義などが盛り込まれており、勧善懲悪では語りきれないところもこの映画の見どころであったりする。

是非最初と最後の悲劇は、必見であります。

総じて、第9地区のような派手さを要求してはなりません。
この映画は、雰囲気を楽しむ映画です。ここからどのようなハリウッド版ゴジラを作るのであろうか?ローランド・エメリッヒのような、頭からっぽ映画にはしてほしくはないところ。


最後に広告動画をどうぞ。