RAW CARESSな日々2nd -23ページ目

映画批評「サイレントワールド」

サイレントワールド [DVD]/ディーン・ケイン,ナイジェル・ベネット,ジョアンナ・ティラー

¥5,040
Amazon.co.jp




得点55点(う~ん~)

2004年(米)日本未公開作品

監督: クリストフ・シュラーエ
出演: ディーン・ケイン
ベティナ・ジマーマン
ナイジェル・ベネット

(2010年1月27日昼のロードショーにて鑑賞)

こんな映画
レンタル店では、まるで似たような地球が寒冷化したパニック映画「デイアフタートゥモロー」のパチモンのように見える映画。

一言言えば、
これは007のダイアナザーデイの衛星と同じでは?

ストーリー
突如軌道を変えた彗星が地球に衝突し、地球が急激に寒冷化してしまう。
生き残った人たちは、燃料を独占している産油国と緊張状態が続き戦争になりかねない状態である。
その時、ある軍事衛星が突如動き出す。この軍事衛星は、マイクロ波を地上に照射するもので、彗星の衝突により壊滅したはずのベルリンの施設で、何者かの手によって操作されていることを突き止める。
衛星の大量破壊兵器に成り得る代物で、司令部がある場所を照準をつけていた。
照射を阻止するため決死隊がベルリンに潜入するのであるが・・・。

評論(ネタバレ注意)
ありったけのミサイルを撃ち込めば衛星を破壊できるんじゃね?って言うのは置いといて。

日本未公開ながらも、「デイアフタートゥモロー」の本家よりも、途中までは面白かった(個人的に)
「デイアフタートゥモロー」は急激な寒冷化になる模様を描いており、本作は、寒冷化後の模様を描いております。

前半パートは、ベルリンに潜入するまで
後半パートは、ベルリンに潜入後が描かれてます。

前半のベルリンに潜入する過程が、謎が呼びそこそこドキドキ感があった。
いろいろと期待が広がる中。

潜入後に一気にトーンダウンする。
そして怒涛のどんでん返しが展開されるが、もうそのころにはすでに興ざめである。

多分低予算映画だと思われるが、意外とCGはしっかりしている。
ただ、俳優達の演技はちとね~。
吹き替えで見たから、吹き替えに助けられているね。

アクションの取り方も、どこかこじんまりとしており、変なスローモーションを多様するので安っぽさが助長される結果となった感じがする。

B級映画の部類ではまだ豪華な部類である。
興味がある方だけ見てみましょう。

映画批評「ウルトラヴァイオレット」

ウルトラヴァイオレット デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]/キャメロン・ブライト,ニック・チンランド,ミラ・ジョヴォヴィッチ

¥1,980
Amazon.co.jp




得点60点(う~ん~)

2006年(米)
監督 カート・ウィマー
出演者 ミラ・ジョヴォヴィッチ
キャメロン・ブライト
ニック・チンランド
(2010年1月25日昼のロードショーにて鑑賞)

こんな映画
カルト的な人気を博した「リヴェリオン」の同名監督による。出た映画はたいてい脱ぐミラ・ジョボビッチ主演によるSFアクション。

一言で言うと

まてよ・・。これってFF13の元ネタか?

ストーリー
以下はウィキペディアより抜粋(最近書くのが面倒なんですわ。)
21世紀末、新種のウイルスが蔓延、感染した人間は超人的な知能と運動能力を身につけるが、“ファージ”と呼ばれた彼らは、感染後わずか12年で命を落とす運命にあった。

ファージの能力を恐れた人間たちは彼らの根絶を企て、政府によるファージ掃討作戦が開始される。

追い詰められたファージは地下組織を結成、人間政府との激しい抗争を繰り広げる。

やがて政府はファージ絶滅の切り札となる最終兵器の開発に成功する。

ファージ側はその情報をつかむと、最終兵器強奪のため、最強の殺し屋ヴァイオレットを送り込む。

かつて、感染した夫と子どもを政府に殺され復讐に燃えるヴァイオレットは、兵器の入ったケースを難なく奪い去る。しかしその直後、彼女は最終兵器がわずか9歳の少年であることを知るのだった。

評論(ネタバレ注意)
上記、ストーリーを見てFF13をプレイもしくわストーリーをご存知の方は、どこか似ている感がしなくはないだろうか?(小生だけかな?)
それと、どこかミラのアクションや立ち回りなど似てる気がする。(主人公にだよ)

独特なアクション(ガン・カタなど)で、カルト的な人気を博した「リヴェリオン」の同監督で、どうやら同じ世界観らしい本作は、その圧倒的な様式美的なヴィジュアルとミラ・ジョボビッチのアクションが目を惹く作品である。

逆を言えば、その様式美に目がちらつきミラ・ジョボビッチのすさまじいアクションで目が疲れる映画である。

前作と本作にもいえることだが、中弛みが激しい。
というよりも、前作のストーリー構成と似通っているのだ。
お決まりといってしまえば終わりなんだけどね。

しかも、一気に映画スタート時に舞台設定の説明をされるので、見逃したり聞き逃すとまったくもって、目の前で何をしているのかが分からない。

最初にミラの説明してくれるんだけど。

「あなたには想像できない世界よ。」なんて言われるが、たしかに聞き逃すと想像の余地すらない・・。

CGヴィジュアルに頼ってしまった分、どこか安っぽさが漂う。

何も考えずに見るのが吉の映画でしょう。

最後に字幕なしですが予告編をどうぞ

映画批評「ブラザーズグリム」

ブラザーズ・グリム




得点70点(まぁまぁかな)

監督 テリー・ギリアム
製作 チャールズ・ローヴェン
ダニエル・ボブカー
脚本 アーレン・クルーガー
出演 マット・デイモン
ヒース・レジャー
モニカ・ベルッチ
(2010年1月21日昼のロードショーにて鑑賞)

こんな映画
アクシデントを呼ぶ映画監督テリー・ギリアムが描く、グリム童話の作者グリム兄弟の珍道中を幻想的に描いたファンタジー。

一言で言えば
「バロン」と対照的かな?

ストーリー
18世紀、グリム兄弟の子供時代。ジェイクは、死にかけている妹を医者に診せるために牛を売って金を作ろうとするが、騙されて「魔法の豆」と牛を交換してしまう。兄のウィルは激怒する。妹はジェイクの過ちのせいで命を落とす。

15年後、ウィルとジェイクの兄弟はフランス占領下ドイツのとある村にたどり着く。そこに出没するバンシー退治を依頼されたためだ。バンシーを倒したと思ったのもつかの間、グリム兄弟が実はペテン師であることが発覚して…。

(ウィキペディアより一部抜粋)めんどくさかった・・・。

評論(ネタバレ注意)
グリム兄弟のグリム童話が生まれるまでを、テリー・ギリアム風味に幻想的に描かれた本作は、まさに童話的な作品である。

見方を変えれば、あべこべな兄弟の仲直りの話にも見える。

どこか、ホラ話が実は本当だったのを描く「バロン」に対して
嘘みたいな現実をなかなか受け入れられない本作は、「バロン」とは対照的な作品である。

なかなか面白かったのだけど、ちょいと観てから期間が明いてしまっているため、レビューはこんなもん。

ちなみにヒロイン役のレナ・ヘディをどこかで見たなと思ったら
$RAW CARESSな日々-rena

ターミネーターのテレビドラマ版「ターミネーターサラコナークロニクルス」のサラ・コナー役でした。

$RAW CARESSな日々-hedi

けっこう綺麗な女優さんです。
ドラマでは高校生のジョン・コナーの母親の設定だが、どう観ても高校生の母親には見えんがな。

映画批評「デトロイドメタルシティ」

デトロイト・メタル・シティ



得点75点(良い)

2008年作(日)
監督 李闘士男
主演 松山ケンイチ
加藤ローサ
ジーン・シモンズ
(2008年劇場にて鑑賞後に2010年1月23日のTVにて再鑑賞)


こんな映画
同名漫画を松山ケンイチ主演で実写化。実は、POP歌手を夢見る少年がひょんなことから、デスメタルの大物歌手へとなぜか成長してしまうコメディ。

一言で言うと
意外や歌がうまい?


ストーリー
田舎から、上京した主人公。おしゃれな格好におしゃれな歌を好む彼が、メタル大好きな女社長のいる事務所に所属してしまったからあら大変。デスメタルバンド「DMC」のヴォーカル兼ギターのヨハネ・クラウザー2世となり、暴れまくる。主人公が望みもしないのにどんどんと売れていってしまう。そんな中、学生時代の知り合いの女性に恋に落ちてしまうが、自分自身とヨハネ・クラウザーであることに悩み逃げ出してしまう。しかし、日本の頂点に君臨したことにより米国のデスメタルの神が殴りこみをしてきたからあら大変・・・・。

評論(ネタバレ注意)
とてもテンポもよく。笑わせるポイントも万人や自分みたいなコアな人種にも分かりやすく作っており、とても好感が持てる。劇中自分もけっこうわらっていました。

実は、原作を読んだことがない。なので何の予備知識がない状態で見たせいか。
なかなか面白かった。劇中で使われている音楽も手抜きもなくとてもよい。
こういった話は、意外と多い。
いわゆる自己の二面性とアイデンティティの確立のプロセスの話である。こういった話は、だいたい自己否定しながらも、自己を受け入れえていく話しの展開になる。 しかし、この映画だと、それまでのプロセスの登場ときっかけはけっこう唐突だったり、説教臭かったりとその辺が鼻についた。 ラストの展開もギミックとしてはいいが、ちょいと有り得ないかな?ちょいと強引だな。
そのまたラストの終わしかたもどうかと思うしな。
ここら辺の部分をうまくすれば、もっと面白い作品になるのではないか?あまり期待していなかったが、なかなか面白かった。こんな展開だもんさテレビドラマでやんじゃね?

ちなみに大御所、ジーン・シモンズも出てます。ファンには最高の一本
最後に劇中歌「satugai」をどうぞ

映画批評「スリーリバーズ」

スリー・リバーズ [Blu-ray]/ブルース・ウィリス,サラ・ジェシカ・パーカー,デニス・ファリーナ



得点45点(う~ん~)



1993年(米)
監督 ローディー・ヘリントン
出演者 ブルース・ウィリス
サラ・ジェシカ・パーカー

(2010年1月18日昼のロードショーにて鑑賞)

こんな映画
ダイハードの成功後に乱発された、ブルース・ウィリス主演によるサスペンス映画。

一言で言えば
捻りのないサスペンス。

ストーリー
ピッツバーグ市警察のトーマス・ハーディ刑事は、親類縁者も含めて代々続く警察官一家で、彼はそれを誇りにしていた。
職務に対して勁烈無比な忠誠心を持つトーマスは、刑事である従兄弟の暴行事件で事実を認める証言をし、相棒を裏切ったとして、警察内部で白眼視されていた。
警部の父親と共に、連続婦女殺害犯を追跡中、トーマスは事故を起こして重傷を負う。
犯人はトーマスの父親を射殺して逃走する。
すぐに容疑者が逮捕されるが、トーマスにはとうてい真犯人とは思えなかった。
二年後、殺人課からリバー・レスキューに転属となったトーマスは、モーターボートによる河川パトロールを任務とする日々を送っていた。
レスキュー隊では、彼は他の仲間に溶け込まず、孤立していたが、新しくパートナーとなった女性ダイバーのジョー・クリスマンだけは、彼の頑なな心を開かせようとし、彼も徐々に彼女に親しみを見せるようになる。
再び二年前の連続婦女殺害事件と類似した事件が次々と発生する。しかも、被害者はすべてトーマスの知人だった。二年前に逮捕された犯人はやはり真犯人ではないと、トーマスは確信し、独自に捜査を進めていくのだが…。

(ウィキペディアより一部抜粋、めんどくさかったんだもん)

評論(ネタバレ注意)
ダイハードでの成功をいいことに、ブルース・ウィリスの名前だけで売っていた代物。
この後、ダイハード3までの間までヒット作に恵まれなかったの言うまでもない。

その中でも、本作はこの期間で一番サスペンス色が強い作品となっている。

テレビシリーズの「セックスアンドシティー」で成功を収めたサラ・ジェシカ・パーカーもヒロインとして出ているのも見所の一つ。

しかし、アクションも無難にあるが、そこまで目を見張るものではない。
サスペンス要素も、いまいちである。

なんせ、一応伏線は張っているもののあまり機能していないのが難点である。
だってさ、怪しいのがバレバレで最後に出てきてもらってさ。やっぱりねって感じで。
意外性がない。

まぁ、ボケッと観てるにはいい映画かなと思います。
そこまでお勧めできる代物じゃないです