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[映画批評総評]今年の3本

2010年

映画批評総評です。


今年の映画批評本数は計59作
その中で、劇場にて鑑賞したのはたったの1作のみ・・・。
後は、レビューするのがめんどくさくて書いてないけど、見た映画も数知れず・・・

この記事では、小生が今年見た映画の中から独断と偏見により、3本を選ぶという内容です。
基本的には、見た映画を対象とするため、新作旧作を問わないで選びます。


昨年はこちら

では、今年の3本(と、次点3本)


今年の3本

「第9地区」


第9地区 [DVD]/シャールト・コプリー,デヴィッド・ジェームズ,ジェイソン・コープ

¥1,500
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レヴューはこちら


文句なしの今年の一本、賛否が分かれそうであるが、小生はこの映画は近年まれにみる高い完成度を誇る作品であると思っている。未見の方は是非。





「アンヴィル」

アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~ [DVD]/アンヴィル

¥3,980
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レビューはこちら

なんとも男泣きしてしまったこちらは、本当に感動させてもらいました。
ほんと、夢見る男は馬鹿だよなってさ。




「レスラー」




レスラー スペシャル・エディション [DVD]/ミッキー・ローク,マリサ・トメイ,エヴァン・レイチェル・ウッド

¥3,990
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レビューはこちら。


この映画も、男泣きの一本。
ミッキー・ロークの返り咲きと、映画の主人公がダヴって見えます。



次点3本

「アバター」



アバター [初回生産限定] [DVD]/サム・ワーシントン,ゾーイ・サルダナ,シガーニー・ウィーバー

¥3,490
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レヴューはこちら。

今年唯一の劇場鑑賞作品。
3D映画のエポックメイキング的本作は、劇場で鑑賞して真価が発揮される。
でも普通に見たらただの西部開拓時代の焼き直しです。




「エスター」


エスター [DVD]/ベラ・ファーミガ,ピーター・サースガード,イザベル・ファーマン

¥3,980
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レビューはこちら。
昨今、良質なホラー映画が不作であったが、見事に今年は良質ホラーと巡り合えたなと思わされた。
しかし、ネタがバレた途端に、ちょっと待てよと思わされてしまった。




「ファンボーイズ」
ファンボーイズ [DVD]/サム・ハンティントン

¥3,990
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レビューはこちら。

今年は、米産のコメディの当たり年かなと思った。
なかなか面白い作品が多く、日本人が見てもしっかりと理解できるものが多かった。
その中でも、本作はいろいろな愛の詰まった映画です。





総評


今年は、哀しい事に無職の小生には、金銭面が一番の理由で、新作の映画を見る機会が激減した年でした。唯一見に行ったのは、「アバター」の一本だけ。

そのため、DVDとテレビの鑑賞が大半を占めることになりました。

映画に関しては、ハリウッド作品は、ネタはないない言われながらも、創意工夫を感じる作品も多く。
クリオィティの高い作品も多かったと思われます。

しかし、世相を反映してか全体的には暗い内容が多い印象を受ける。

邦画では、全体的に漫画の実写化が増え、大作級の作品に至っては、とにかく売るための作品へと大味な作品が多くなっている印象も受ける。

しかし、小粒な作品はなかなかな良作があったなと感じた。感じたが、なかなか日の目を見ないのが哀しいところである。

まだまだ続くテレビ局主導の映画製作は、今後一層のクリオリィティアップを目指してほしいと思う今日この頃である。

今年も良い映画に出会うことが出来ました。
来年も、すばらしい映画に出会えることを願って今年の映画批評を締めたいと思います。

[映画批評]「シャッターアイランド」

一言で申せば

やっぱりそうなるんだ・・・・(ネタばれする前になんとなく判明)


シャッター アイランド [DVD]/レオナルド・ディカプリオ,マーク・ラファロ,ベン・キングズレー

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シャッター アイランド スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]/レオナルド・ディカプリオ,マーク・ラファロ,ベン・キングズレー

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得点60点(ふ~ん)


2010年(米)

監督
 マーティン・スコセッシ
出演者
 レオナルド・ディカプリオ
 マーク・ラファロ
 ミシェル・ウィリアムズ
(2010年12月DVDにて鑑賞)

こんな映画

なんとも、仲の良いマーティン・スコセッシ監督と、レオナルド・ディカプリオ主演によるネタばれ厳禁の心理スリラー。


ストーリーウィキペディアより抜粋

シャッターアイランドは精神疾患のある犯罪者を隔離収容する孤島の刑務所。

ここで1人の女性が、謎のメッセージを残して跡形もなく消えた。

連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は事件を捜査するために新しい相棒チャック(マーク・ラファロ)ととも島にやってくるが、テディがこの島に来たのには他にも理由があった…。

評論(ネタばれ注意)

本作は、ネタが命の映画であるので、ネタばれに関しては触れません。

本作は、巧みな心理描写と、ありとあらゆるところに散りばめられた伏線に、謎などが隠れており、それらを観客は拾い、推理推測していくことにより楽しんでいく作品であり、この映画の一番の特徴であると言える。

とにかく、しっかり見ないとわからない。
わからないが、ちゃんと見ていれば途中でなんとなく読めてくる。

回りくどいと言えば回りくどいし、意味不明と言われれば意味不明な部分もあったりする。

その辺は小生の理解力がないせいなのかもしれないけどね。

小生は、初見はお酒を片手に見ていたのでちょいと理解するのが大変でした。


しかしまぁ、マーティン・スコセッシ監督と組んだレオ様は、なんとも超ダフッているのにゴルフクラブをフルスゥイングしてるかのように、いっぱいいっぱいの演技を見ていると、なんとも力み過ぎだよと思ってしまうのだ。

力を抜いて出た他の映画のほうが良い出来だったりするんだよね。
本作の場合は、なんともその力み感を強く受けたのは小生だけだろうか?

総じて、まぁまぁ楽しめますが、2度見ても「だから何?」と思ってしまうことから。
脚本のネリとネタがあんまり芳しくなかったんじゃないかと・・・・。

あくまで小生の見解でありますがね。

ちなみに、嫁役で出てきた女優さん。

$RAW CARESSな日々-misyeru

どこかで、見たこと有るなと思ったら、ミッシェル・ウィリアムスでした。
ブロークバックマウンテンに出てまして。綺麗な女優さんだなぇっと思ってまして覚えておりました。

最後に広告トレイラーをどうぞ。



[映画批評]「ロミオ+ジュリエット」

一言で申せば

なんとまぁ、滑稽なこと。

ロミオ&ジュリエット [DVD]/レオナルド・ディカプリオ,クレア・デーンズ,ジョン・レグイザモ

¥1,490
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得点60点(まぁまぁ~)


1996年(米)
監督
 バズ・ラーマン
主演
 レオナルド・ディカプリオ
 クレア・デーンズ
 ジョン・レグイザモ

(2010年12月TVにて鑑賞)

こんな映画

シェイクスピア原作の悲劇「ロミオとジュリエット」を、原題に舞台を移して描かれた作品。

ストーリー

モンタギュー家のロミオと、キャピレット家のジュリエット。

敵対する両家の御曹司と令嬢がある日パーティーで出会い、一目で恋に落ちる。しかしこの2人の恋が、両家の争いに新たな火をつけることになる。


評論(ネタばれ注意)

本作は、シェイクスピア原作の「ロミオとジュリエット」を現代に舞台に移した本作は、監督のバズ・ラーマン独特の色彩美とカメラワークが特徴的で、オリジナルよりも一層幻想的に描かれているのが特徴的である。

しかしながら、ウィキにもあるように、この映画は人を選ぶ。


小生のようなリアリストには、ちとキツイ。


なんせ、台詞は原作そのままなので、小生にはなんとも滑稽に見えてしまうのだ。

ギャングふぜいの主人公は、明らかに粗暴が悪そうで、お頭のわるそうな連中とつるんでたり、抗争しているのはいいが、シェイクスピア独特の台詞廻しは、なんとも滑稽に映ってしまうのだ。

おいおい、そんな高度な会話をおのれらに出来るのかい?理解してるんかい?って突っ込みたくなるんです。

この作品の場合は、この作品のテイストを良しとするか、否かによって評価も変わってくる思われる。
なので、小生にはキツイ作品あったのでした

その中で、こちらジュリエット役のこちら。

$RAW CARESSな日々-kurea

このころから綺麗な女優さんでした。

最近はあまり見なくなっちゃいましたけどね。

最後に広告トレイラーをどうぞ。



[映画批評]「フェーズ6」

一言で申せば

仲良し兄弟と言えども・・・・。

フェーズ6 [DVD]/ルー・テイラー・ブッチ,クリス・パイン,パイパー・ペラーボ

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得点55点(う~ん~)

監督
 アレックス・パストール
 ダビ・パストール
主演
 クリス・パイン
 ルー・テイラー・プッチ
 パイパー・ペラーボ
 エミリー・ヴァンキャンプ
 クリストファー・メローニ

(2010年12月DVDにて鑑賞)


こんな映画
死のウィルスによるパンデミック(感染拡大)により、生き残ろうとする兄弟達とその仲間の逃避行を中心に描かれたサバイバル映画。フェーズ6とは、感染の度合いを示す基準値のことで、最高度を示す。原題は感染者を意味する「CARRIERS」


ストーリーウィキペディアより抜粋

致死率100%のウイルスが蔓延した世界。
ブライアンとその弟のダニー、ブライアンの恋人のボビー、そしてダニーの級友のケイトの4人は車に乗って荒野を走っていた。

彼らはウイルスから逃れるためにメキシコ湾のビーチへ向かっていたのだ。

そしてその途中、一同は父娘に出会うのだが・・・


評論(ネタばれ注意)

劇中に主人公たちが決めたルールはこちら。

感染者には接触しない。
24時間以内に感染者に触れた場合は消毒する。
と、感染者には近づかないとシンプルなことだが、主人公たちはこれを守っていくことになる。


正直に言ってしまうと、すごく面白いわけでもなければ、すごくつまらないわけでもない。
言わば佳作な作品である。


この作品の肝になってくるのは。

このおつむの悪い兄貴(人気急上昇中のクリス・パインと。


$RAW CARESSな日々-pain




このお頭がよくてお人よしの弟の中良し兄弟の決別であったりする。
(手前のお方じゃありませんのであしからず)
$RAW CARESSな日々-otouo


生き残るために、冷酷に徹する兄。
生来のお人よしが、足をひっぱる弟。

物語は、この二人の行動を中心に描かれていく。


言いかえれば、ゾンビ映画などによく見られる人間のエゴの部分を切り離して描いた作品と言える。

だから、ゾンビ映画のように終末感もなければ、絶望感すらない。

映画からは、喪失感しか感じ取れないのだ。


しかし、もうすでにゾンビ映画などで、使い古された感が否めないし、なんら目新しい部分もないのも見ていて辛いものがある。

なんだかぱっとしない映画である。

それでも良かった点は、この女優さん。
エミリー・ヴァンキャンプ

$RAW CARESSな日々-emiri

(やばい!小生のモロ好み(/ω\)

この綺麗な女優さんのキャラが、なんとも殺伐としていて強い印象を残す。
彼女であるわけでもなく、あくまで兄貴の彼女の友達という役柄。

生き残ろうとする気持ちの強さでいったら実はこの兄弟以上だったりするのだ。
おいしい役である。

最後にトレイラー動画をどうぞ。



[映画批評]「ザ・ホード 死霊の大群」

注意!本作品は、15歳未満は禁止のR指定作品です。

一言で申せば

既視感バリバリのフレンチゾンビ!

ザ・ホード 死霊の大群 [DVD]/クロード・ペロン,ジャン=ピエール・マルタンス,エリック・エブアニー

¥3,990
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得点40点(がっかり)

2010年(仏)
監督
 ヤニック・ダアン
 バンジャマン・ロシェ
主演
 クロード・ペロン
 ジャン=ピエール・マルタンス
 エリック・エブアニー
 オーレリアン・ルコワン
(2010年12月DVDにて鑑賞)

こんな映画
フランス製の、今流行りの走るゾンビがわんさかでるホラー映画。

ストーリーウィキペディアより抜粋

仲間をギャングに殺されて復讐心に燃える刑事たちが、そのギャングが立て篭もるビルへと乗り込む。

激しい銃撃戦を繰り広げる両陣営であったが、一方その頃、ビルの外には大量のゾンビが押し寄せていた。

ゾンビ群から脱出するため、両者は一時休戦して手を組むことに・・・・。

評論(ネタばれ注意)


最近はハリウッド路線をひた走るフレンチ映画。
昔は、それなりにしゃれた映画が多かった記憶があるが、最近は妙な垢抜け感がするのは小生だけだろうか?

しかし、所詮はハリウッドを模しただけで、妙にスタイリッシュを売りにした、見せかけだけがこ綺麗な映画が多いのも事実。

その中で、この映画の宣伝文句のゾンビ史上過去最強、過去最多の文句を鵜呑みにした小生が悪かった・・・。

「どこが?」が正直な感想。


・怖くない!(人によります)

・グロくない!(人によります)

・意味がわからない!(ゾンビ映画全般に言えます)


の三拍子であります。
これで、B級映画であれば笑って許せるが、この映画は明らかに本気で作ってます。

見た感じ、いろいろなゾンビ映画から引用したと思われる設定やシーンなどが多数あり、それらが既視感をものすごく煽ったりします。

肝心な過去最多のゾンビは実際のところはワンシーン位で、それでも過去最多かどうかは怪しいところ。

ストーリーもとにかく中途半端(ゾンビ映画大半に言えることではあるが)
別にいらなくね?と思わせる。

肝心なゾンビも強いやら弱いのやら・・・・。
妙に人間側ががんばってしまっているので、なんだかゾンビが逆にかわいそうになります。
そんなにメタメタにやるの?

過去最強とは実際には人間のほうなのではないのだろうか?

とにかくがっかりな映画でした。
いかにロメロゾンビが偉大であるかが分かっただけでもめっけもんか?

最後に広告動画どうぞ。