RAW CARESSな日々2nd -14ページ目

[映画批評]「ハングオーバー」

一言で申せば

酔ったのではない!ラリったんだ!(劇中に判明!)

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)/ブラッドリー・クーパー,エド・ヘルムズ,ザック・ガリフィナーキス

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得点75点(良作)

監督
 トッド・フィリップス
出演者
 ブラッドレイ・クーパー
 エド・ヘルムズ
 ザック・ガリフィアナキス
 ジャスティン・バーサ
 ヘザー・グラハム
(2010年11月に鑑賞)


こんな映画
酔っぱらっての騒動を、痛快に描いたコメディ作品。
「ハングオーバー」は二日酔いという意味。

ストーリーウィキペディアより抜粋

結婚式を2日後に控えたダグは、親友である教師のフィルと歯科医のスチュアート(スチュ)、そして婚約者の弟のアランと共にラスベガスで独身最後のパーティーを開いた。

だが翌朝、酔いつぶれていたフィル達が目を覚ますとダグは消えており、スチュは歯が一本抜け、トイレに虎が出現し、クローゼットには赤ん坊がいるという意味不明な状況に陥っていた。

どうしてこうなったのか、そしてダグはどこへ行ったのか、彼らは二日酔いの頭で必死に思い出そうとする。


評論(ネタばれ注意)

本作は、酔っぱらった時に起こした騒動を、正気に戻った後に紐解きながら進むタイプのストーリーが特徴的で、とにかく面白おかしく、とんでもない騒動の顛末を拝めるのがこの映画のウリである。

米のコメディは日本ではウケにくいことが多々ある。
それは、言語の問題もあるし、文化の違いもあったりしてなかなか日本では米のコメディと言うのはウケないものであるが、この映画の場合は、そういった要素もなく、とにかく筋が通ったハチャメチャであるため、日本人でも楽しめる映画であると思うのだ。

この筋がちゃんと通っていることが意外と重要で、どこか脱線しがちなコメディにちゃんとしたストーリー付けをしていることがこの映画の成功している部分であると思うのだ。

しかし、唯一の欠点が、最後の結びの悪さであるのだ。

「あれ?ここまで来てそれ?」

ちょっと無理があるのだ。無理があるし、とってつけたような顛末がどこか消化不良を起こすのである。

小生なんかは、「あれ?なんでそこにいるの?どういう意味?」と首を傾げてしまいました。

なんだかウケがよろしかったようで、続編があるとのこと。

まぁ、なんだかんだ言って楽しめます。
小生も笑って見てました。


最後に広告動画をどうぞ。



[映画批評]「goemon」

一言で申せば

コケもん\(゜□゜)/


得点30点(赤点)

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2009年(日)
監督
 紀里谷和明
脚本
 紀里谷和明 瀧田哲郎
出演者
 江口洋介
 大沢たかお
 広末涼子
(2010年12月5日鑑賞)


こんな映画
戦国時代に名を馳せた大泥棒「石川五右衛門」の活躍を斬新に描いた作品。


ストーリーウィキペディアより抜粋

時は戦国時代、本能寺の変により織田信長が暗殺され、日本統一の理想を豊臣秀吉が引き継いだ頃の日本。

一時の平和を謳歌していたが、上に立つ権力者は代わっても、民衆は依然変わらぬ飢えと渇きに苦しめられていた。

そんな頃、民衆の喝采を浴びていたのが大名や豪商の蔵を狙い、金銀財宝を奪っては貧しいものに分け与える義賊・石川五右衛門であった。

彼はある日、豪商の紀伊国屋文左衛門の蔵へ忍び込み、一つの小さな箱を戦利品に加えるが、あっさり子供にくれてやってしまった。

ところがその箱には、織田から豊臣へと支配者が移った真相を書いた密書が秘められていたのだった。

追われる身となった五右衛門は、真実を知り、どう動くのか。


評論(ネタばれ注意)


久々に酷い物を見た。(_ _。)

全てが酷い。

脚本は破綻している。

演技も酷い。

画の見せ方も酷い。


いいところは音楽のみ。

紀里谷和明の駄作である前作「キャシャーン」から、まったくもって進歩していない!

進歩していないどころか、まんまのコピー!

監督の一人よがりも甚だしい!

本作の監督は、歌手の宇多田ヒカルの元旦那である紀里谷和明。
音楽用のPVなどでの独特の映像美は、目を見張るものがあり見る者を魅了することは間違いはない。

しかし、それは音楽用のPVだから光るものであって、映画になるとまた違うと言うことを体現してもらった監督でもある。

宇多田ヒカルのPVを2時間近く見せられたらどうだろうか?
そりゃ辛いでしょ?

ところどころは、がんばっているんだろうなと思うシーンはあるのだが、それでも、目をつぶれない位に酷いのだ。

なんか、ゲームをそのまま実写の役者を使ってやってみましたって感じ。

派手にしたいのはわかるが、派手さと迫力はまた別だからね!

これ以降この監督の作品の話は出てこないが、次回作でまたこれならこいつは、映画を撮らんほうがいい!

そりゃ、宇多田ヒカルも呆れるよこれじゃ。

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[映画批評]「タイタンの戦い」



一言で申せば

イタイタンの戦い!Σ(゚д゚;)

得点40点(凡作)

タイタンの戦い 特別版 [DVD]/サム・ワーシントン,ジェマ・アータートン,マッツ・ミケルセン

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監督
 ルイ・レテリエ
出演者
 サム・ワーシントン
 リーアム・ニーソン
 レイフ・ファインズ
(2010年11月DVDにて鑑賞)

こんな映画

ギリシャ神話の中でも、英雄譚として描かれる「タイタンの戦い」を、現在のCG技術と3D技術を駆使して現代用にリメイクされたファンタジー映画。


ストーリーウィキペディアより抜粋

神の王であるゼウスを頂点として神々が君臨していた古代ギリシア時代。ゼウスは人間を創り、彼らからの崇拝と愛を糧に不老不死を保っていた。

しかし、傲慢の限りを尽くす神々に対し、ついに人間たちは反旗を翻す。

怒り狂ったゼウスは、兄であり冥界の王であるハデスを人間界へ解き放ってしまう。
かねてより神々を侮辱していたアルゴス国王と王妃の前に現れたハデスは、10日後の日蝕の日に海の魔物・クラーケンを放ち都を滅ぼすと宣言。

滅ぼされたくなければ、王女・アンドロメダを生贄に捧げろと要求してくる。クラーケン討伐の命を受けたペルセウスは、神の血を引く者として世界の存亡をかけた戦いに挑む。

評論(ネタばれ注意)

ギリシャ神話の中でも、より人間側に焦点を当てた「タイタンの戦い」を現代の最新技術を使って描かれた本作は、その視覚効果とダイナミックなアクションが見どころである。

しかし、それは大迫力の画面で且つ3D上映をしている劇場に足を運んで見た場合の付加価値であり、ホームシアターセットふぜいと付け焼刃の3DTVの一般家庭では、この映画を楽しむには程遠い。

つまりは、そういった要素以外に楽しむ要素がないのである。

話は大味だし、原作無視だし、なんだかわけがわからないうちにストーリーが進むし。予定調和だしで。映像以外に見る点がない。

今人気急上昇中のサム・ワーシントンを使っても、ただのやんちゃ坊主というような印象でしかなく。
「アバター」の成功に便乗したとしか思えない。

ちなみに神々のコスチュームは、日本の漫画「聖闘士聖矢」から拝借していることから、どこか日本臭のするこの映画は、見た目重視の中身すっからかんな映画であり、大方の日本映画が陥りやすい点までも拝借しないでいいものを・・・。(言い過ぎか?)

総じて凡作です。

最後に広告動画をどうぞ。



ちなみにこの動画で使われている曲はこちら。

The Used 「 The Bird And The Worm」


Lies for the Liars/Used

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[映画批評]「マレーナ」

一言で申せば

ストーカー少年の盲目的な片思い!


得点65点(惜しい)

マレーナ [DVD]/モニカ・ベルッチ

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2000年(伊)
監督
ジュゼッペ・トルナトーレ
出演者
モニカ・ベルッチ
ジュゼッペ・スルファーロ
(2010年11月昼の映画にて鑑賞)


こんな映画

第二次大戦中のイタリアを舞台に、ちょっとおませな少年の視点で描かれる大人への女性の恋と、その女性を取り巻く環境の変化を描いた作品。

ストーリーウィキペディアより抜粋

時は第二次世界大戦、物語の舞台となるのはイタリア、シチリア島。

主人公の少年レナートは12歳でありながら、自分より年上のマレーナに夢中でいた。

マレーナは町中の男達にとって女神のような存在、しかしその反面町中の女性からは嫉妬の的であった。

レナートは毎日がマレーナのことで頭が一杯であった。そして、できるだけマレーナに近付き、傍で見守ってきた。

しかし、マレーナの夫はその後まもなく戦場に向かい、帰らぬ人となり、父親は空爆で命を落としてしまった。

生きていく術を無くした彼女は徐々に自分の身を男達に投じていくようになる。時代の波と周囲の誹謗中傷にさらされる彼女を幼いレナートはただひたすら見守ることしかできなかった。


評論ネタばれ注意

性に目覚め始める少年の淡い大人の女性への恋を、この少年の視点で描かれた本作は、どこかおかしくもあり、残酷的な内容であるのが特徴的である。

男性なら誰もが通る思春期の性の目覚めを描きつつも、対照的にヒロインとの接触がまったくないのもこの映画の特徴の一つ。

また、主人公の行き過ぎた行動は、ちょっと度が過ぎているのは、ご愛敬といったところか。

前半パートは、主人公のマレーナへの盲目的な思いがほぼ描かれる。そのためどこかファンタジーっぽく描かれる。

後半パートは、逆にマレーナを主体に描かれ、徐々破滅していくマレーナを追っていく主人公という構図がメインになる。

主人公の少年の視点で描かる本作は、主人公の盲目的なマレーナへの思いのためか、マレーナ自身の心情の変化を深く描かれないため、見ている人によってはマレーナの行動が「なぜ?」と思わせることが多い。

それと、最後の最後などはどこか唐突なので、この辺も人によっては評価が分かれるところである。

総じて、監督の趣向が大きく反映されているせいか、おく手の日本人からしては、理解しがたい部分もあり、イタリア男の情熱の強さを感じされるが、明らかに今では犯罪行為なので引いてしまうようにも思える。

そこそこ楽しいが、主人公の行き過ぎた行為をどう見るかが本作を楽しむ指標となると思います。

ちなみに、あまりに強い思いのため、マレーナの下着を盗んでしまう主人公を見て小生は、どん引きでした。

最後にワンシーンをどうぞ。



[映画批評]「プレデターズ」

一言でも申せば

ヤクザをそんなに過大評価してはならないよ。


得点60点(まぁまぁ)

プレデターズ [DVD]/エイドリアン・ブロディ,ローレンス・フィッシュバーン,アリシー・ブラガ

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プレデターズ ブルーレイ&DVDセット (初回生産限定) コミック付き/エイドリアン・ブロディ,ローレンス・フィッシュバーン,アリシー・ブラガ

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2010年(米)
監督
 ニムロッド・アーントル
出演者
 エイドリアン・ブロディ
 トファー・グレイス
 ローレンス・フィッシュバーン
 ダニー・トレホ
 アリシー・ブラガ
(2010年11月20日鑑賞)


こんな映画
宇宙首狩り族と人間との死闘を描くSFアクションシリーズ実質第3段。


ストーリーウィキペディアより抜粋

傭兵のロイスは突如閃光に包まれ、気がつくとどこかの上空を落下していた。

なんとかパラシュートを開き、着陸するがそこは得体の知れないジャングル。

その後、すぐに同じように落下してきたエドウィン、クッチーロ、イサベル、ニコライ、ハンゾー、スタンズ、モンバサと合流し、エドウィン以外の7名は、軍人や殺し屋など「殺人」のプロフェッショナルであるという共通点を持っていることが判明する。

8名はジャングルを脱出するため行動を共にし、やがて開けた場所に到着するが、空を見ると幾つかの大きな惑星が浮かんでおり、ここが地球でないことを理解する。

さらに謎の狩猟動物の襲撃に遭い、ついには、くくりつけられた生きたエイリアンを発見する。イサベルによるとそれは、かつてアメリカの特殊部隊員を襲った生命体の特徴に酷似しているという。

その後、10シーズンもの間この惑星で生き抜いてきたというノーランドと合流し、彼の隠れ家で敵の正体や特徴を知り、生き抜くためにプレデターの宇宙船を奪い、利用することを決意する。

評論(ネタばれ注意)

ぱっと見平家の落ち武者にしか見えない「プレデター」の続編となる本作は、原点回帰を目指した言わばリメイク的な内容となる。

制作は、映画「デスぺラード」の監督ロバート・ロドリゲスなので、どこか本気で作っているようで、どこかふざけ半分なテイストもそのままである。


一作目のリスペクトも随所に登場し、ファンにとってはニンマリとするシーンも多数。
それに音楽もそのまま使用しているところも、好感は持てる。

しかし、この映画は、プレデターのファンであればあるほど、落胆してしまう可能性を秘めてしまっているのだ。

かく言う小生も、プレデターのファンである。

一作目に登場したプレデターが実は劣等種扱いで、プレデターの星では差別を受けていたという衝撃の事実が明かされてしまうのだ。

それを知った途端に、小なぜだか切なくなってくるんだな~。
じゃぁ、今までのやつらってなんだったの~?と。

しかも、意外と大ボスも弱いのである。
というか、プレデター全般がなんだか弱いので、怖さは半減以下になりどっちらけ。

こういった従来のファン的な意識を持たない人であれば本作は面白いと思う。

本当に見せ場は、ヤクザとプレデターとの刀での一騎打ち。
実はこのシーンのためだけに、このヤクザはキャスティングされているんだろうな。

こういった映画にストーリーを求めてはいけないが、もう少し人間とプレデターのキャラを活かせなかったものか?

やはり一作目の衝撃には遠く及ばない。
ちなみに小生は一作目を見たのは5歳でした。
あのマスク取った時の衝撃は子供ながらに覚えている。

「あっ!カニ人間だ!」


最後に広告トレイラーをどうぞ。