[映画批評]「マレーナ」 | RAW CARESSな日々2nd

[映画批評]「マレーナ」

一言で申せば

ストーカー少年の盲目的な片思い!


得点65点(惜しい)

マレーナ [DVD]/モニカ・ベルッチ

¥3,990
Amazon.co.jp



2000年(伊)
監督
ジュゼッペ・トルナトーレ
出演者
モニカ・ベルッチ
ジュゼッペ・スルファーロ
(2010年11月昼の映画にて鑑賞)


こんな映画

第二次大戦中のイタリアを舞台に、ちょっとおませな少年の視点で描かれる大人への女性の恋と、その女性を取り巻く環境の変化を描いた作品。

ストーリーウィキペディアより抜粋

時は第二次世界大戦、物語の舞台となるのはイタリア、シチリア島。

主人公の少年レナートは12歳でありながら、自分より年上のマレーナに夢中でいた。

マレーナは町中の男達にとって女神のような存在、しかしその反面町中の女性からは嫉妬の的であった。

レナートは毎日がマレーナのことで頭が一杯であった。そして、できるだけマレーナに近付き、傍で見守ってきた。

しかし、マレーナの夫はその後まもなく戦場に向かい、帰らぬ人となり、父親は空爆で命を落としてしまった。

生きていく術を無くした彼女は徐々に自分の身を男達に投じていくようになる。時代の波と周囲の誹謗中傷にさらされる彼女を幼いレナートはただひたすら見守ることしかできなかった。


評論ネタばれ注意

性に目覚め始める少年の淡い大人の女性への恋を、この少年の視点で描かれた本作は、どこかおかしくもあり、残酷的な内容であるのが特徴的である。

男性なら誰もが通る思春期の性の目覚めを描きつつも、対照的にヒロインとの接触がまったくないのもこの映画の特徴の一つ。

また、主人公の行き過ぎた行動は、ちょっと度が過ぎているのは、ご愛敬といったところか。

前半パートは、主人公のマレーナへの盲目的な思いがほぼ描かれる。そのためどこかファンタジーっぽく描かれる。

後半パートは、逆にマレーナを主体に描かれ、徐々破滅していくマレーナを追っていく主人公という構図がメインになる。

主人公の少年の視点で描かる本作は、主人公の盲目的なマレーナへの思いのためか、マレーナ自身の心情の変化を深く描かれないため、見ている人によってはマレーナの行動が「なぜ?」と思わせることが多い。

それと、最後の最後などはどこか唐突なので、この辺も人によっては評価が分かれるところである。

総じて、監督の趣向が大きく反映されているせいか、おく手の日本人からしては、理解しがたい部分もあり、イタリア男の情熱の強さを感じされるが、明らかに今では犯罪行為なので引いてしまうようにも思える。

そこそこ楽しいが、主人公の行き過ぎた行為をどう見るかが本作を楽しむ指標となると思います。

ちなみに、あまりに強い思いのため、マレーナの下着を盗んでしまう主人公を見て小生は、どん引きでした。

最後にワンシーンをどうぞ。