振り返ることばかりが増えて
ここもまた
あの頃はと
読み返してみれば

なるほど
20年も前に書いた
若い頃の文字がある

ジプシー


物語は
更にそこから20年も前を
振り返ったものばかり

どうやら
若い頃のひと昔前とは
20年単位らしい

すると今
40年もが過ぎて
ふた昔前なようだ

すれば
そこへと登場する
あいつも
あいつも
もう届かないことばかり

時間の経つ
あまりの早さに
身震いなどしてみるが

その時間とやらは

更にその速さを増して
目の前を過ぎて行く

戻らない時間
戻らない仲間たち

いずれそれも
僕のところへも
訪れるのだろう

有り難いことに
多くの仲間たちに恵まれ
まあまあ楽しめたと思う

ならば
わずかでも
その誰かが
僕のことを
振り返ってくれたならばと
思いながら…


もう1度
会いたい誰かがいたら

会っておかねばならない

たとえそこに
あの頃の
わだかまりがあったとしても…

時間は待っては
くれないから…


ここに
あの頃
描いた落書きがある

それは
羨ましいほど
イカしてたあいつは
元気か? と
振り返りながら…


昔の仲間に会えば
おお
元気か?
それで良い

更には
あいつは元気か? と
問うばかり

あいつか?
あいつは… と
言い掛けた瞬間

やっぱりかと
その答えが分かってしまう

そんなことが増えて
もう届かない仲間たちを
振り返るばかり

ジミーになれなかった男


ジミー
まさか
お前までもが か

さよなら…


最近の夢は
物語にならず
いつも
不完全燃焼で終わることばかり

すれば
そんなのならば
さっさと忘れてしまえ! とばかし
メモを取ることなく
その場で消えてしまう

それが今朝の夢は
不思議かな
結末もないのに
今まだ覚えていて…


とある温泉に浸かっていると
若手の
それは売れっ子の
それはそれは美人の
女流落語家が入って来た

それも
もちろん 裸で

あらま!
なんでよ?
まさか!
惚れた?… と

思ってみても
湯気が立っていて
鼻の下を伸ばしても
その姿はぼんやりしたまま

ならば
近くへと寄ろうとすれば

なんと
すっかり忘れてた
中学の時の初恋のハッちゃん

その狭間に現れて
これまた 裸の姿



おいおい
なんでよ?
どおしたんだよ! と
言葉にしたいが
言葉が出ない

そして
裸なのは分かるけれど
その姿が
はっきりとは見えない

誰かいないかと
周りを見渡しても
この広い温泉風呂

僕ら3人以外
誰もいない

でも
なんとかしたいと
なんとかせねばと
ちょいと興奮などしてはみても

届かない
手が伸びない
そんな戦いの中

その内に
ハッちゃんが振り返り

あたしのこと
好きだったでしょ? と問う

そうだよ
でも言えなかったからね と
苦笑い

そうだと思ったわ
でも
もう遅いのよ

あの子
あたしの娘なの

なのに
こんなに親子ほど
齢が離れてるのに
あなたのことが好きなんだって

不思議ね
あの頃
ひと言言ってくれたら
私たちの間に
あの子のような娘がいたのに…

あの子は?

あなたと競ってた
ヒロシの子よ

ヒロシか!

そうよ
本当は
あなたを待ってたのにさ

ヒロシは元気か?

残念
彼は若い女と浮気して
出て行ったわ

風の噂では
もうこの世には…


そうか

残念だが

あいつらしい


しかし すまんね
あの頃の僕には
そんな力はなかったからね

良いのよ
遥か昔に終わったことよ

それより
あの子
あたしの代わりに
嫁にもらってくれない?

おいおい
僕たち 同い齢ってこと
分かってんだろ?

そうよ
分かってるけど
あんたが良いんだってさ

そりゃあ無理だよ
僕には… と
言い掛けたところで…

あの日の
中学での部活の帰りの場面にいて

おい
ちょいと頼みがあるんだが…
と ヒロシ

なんだよ? と僕

オレさ
ハッちゃんが…

そう言い掛けたところで
まてまて
それなら
僕も
ハッちゃんが…

そうだよな
知ってたよ

でも
譲れないぜ!

仕方ないな
では
試合でケリをつけよう

お前から
メンバーを選べ

先に
タッチダウンを取った方が
勝ちだ

分かった!



では と
NFL選手から
まず1人目はと

僕は モンタナを選び
ヒロシは ライスを選んだ


次は

次は…    と
それを
選びながら起きてしまい

不完全燃焼

この続きをと
目を閉じたけれど
もうそこへは戻れなかった

それよりも
彼女たちの裸の姿が
ぼんやりと残り
今朝は
ニヤニヤしてみるが
見えたわけではない  残念


ところで
勝手にそこへと出て来た
女流落語家さんには

近い内
お会いする予定があるが
まさかね

惚れられた?  

はずはない…
これまた残念…



先日の大阪万博は
正直言えば
そんなに楽しいものではなく

楽しかったあ! なんて言ってる
どなたかの話を聞けば
失礼ながら
ホンマかいな? と
苦笑いなどする



そこよりも
帰り際に立ち寄った
1970年の万博記念館を覗けば
遥かに楽しく
未来に期待を持っていたのが分かる

もうすぐ
その万博も終わるけれど
苦労して出掛けるよりも
USJに行った方が
遥かに楽しいはずと
お勧めしてみるけれど…


10年前を振り返ると
そんなに昔ではないと思うけれど

10年後を考えると
そんなにも先かと思うのは
そんな年齢の域に入ったからだろう

そう
10年前には
なんとなく見えた未来が

今はもう
なんとなくも見えないのは

それはきっと
持ち時間が軽くなったからで
果たして
10年後はあるのか? とさえ
心をよぎる

環境は 悪化し
政治は 不審ばかり
世界は キナ臭くもなり

バカな大将ひとりで
世界が滅ぶ世の中



どうして分からないかと
ひとり呟いてみても
そんな嘆きは
どこにも届かない

長生きは得だと思っていたけれど
どうやら
そうではないようだ



モンローや
ジミーのように
老いる前の
若い姿を残したまま
さよならするのもまた
美学なのかもしれないと…

責任者 出て来い!



週末の度
天気が悪く
山行は叶わず

予定していた今週末もまた
この雨

来週は
娘夫婦との アガッタン

再来週は
孫たちの 運動会

その次も
孫たちとの ランタン祭り

今シーズンは
天気にやられ
また
孫子たちとの予定と重なり

自分だけの楽しみは
見送ることとなりそうだ



そんなことを呟くと
なんとなく気配がして
天井を見れば 彼らの姿

今は
山行ではないよ
今は
孫子たちとの時間だよ と

なんとなく
告げられたかのような
心持ちとなった




しかしね
今朝の彼らもまた
美しく輝いていて

今まだ
知る術もなく
勝手な想像ばかり…

なぜか
円丈師匠の
めちゃくちゃな新作落語が好きで

そう
新作とやらは
志の輔師匠が正統派ならば

円丈師匠のは
その真反対の
なんでもアリアリな
アウトロー落語

それを今
白鳥師匠が継いでいるから

円丈亡き後
いずれ
円丈の名を継ぐのは
白鳥師匠かと思っていた




昨日
耳にしたニュースでは
その多くの弟子の中

なんと
来年 真打ちとなる
ふう丈くんが
同時に円丈を継ぐと…

これは
思ってもみなかったことで
失礼ながら
まさか
下の方の弟子が
円丈の名を貰うとは…

早速
この仲良しの若手に

マジか!
凄いぞ!
おめっとさん! と
連絡すれば

ありがとうございます
頑張りますと
戻って来た

こりゃあ
益々
面白くなって来た




そう
大きな師匠の名は
時間と共に消える前に

その弟子の誰かが
心して
えいっ! と継がねばならない

そして
その名に負けないように
更に努力をして
大きくせねばならない



昨今
円楽を継いだ 王楽師匠も然り

ならば
そろそろ噂の絶えない
圓生は? と思ってみる

三遊亭 バンザイ!


ここへと越して来て
早くも34年

こんなにも長く
ここに居る予定ではなかったけれど
こうして今も居るのは
住めば都
ご近所さんたちに
恵まれたからなのだろう

それでも時が来て
仕方なくも
お世話になった方々は
先立つばかり

昨日もまた
さよならをした

それが年功序列ならば
いずれ僕にも
その日は訪れる


ならば
名を残さず
周囲に迷惑を掛けず
そこそこで
この世から去る

そんな生き方もまた
有りかと思うのは

厄介になって来たこの世の中
そして
次の世がありそうだと
なんとなく
見えて来た感

見えなかったものが
突然 見え始め

それらは
常に取り巻くように
目の前を浮遊していて

まるで
僕を正すかのように
僕を守るかのようにも

それは
多くの先祖たちのような
先立った仲間たちのような
先立った愛犬たちのような

僕の準備が出来るまで
何者かから
バリアのように
守ってくれてるかのような

そして
旅立つ準備が整った頃
僕もまた
彼らと同じ姿に…



残りの持ち時間が分かれば
そこへと向けて
割り振れるけれど

それが分からないから
ジタバタしてみる昨今

身体は確実に老い始め
心は
あの日って頃を
振り返るばかり

この家で
いつも隣りにいてくれた
愛犬たちとの時間を
振り返れば涙ばかり

この犬好きな男は
犬たちを愛し過ぎた

これが
最後の犬だと

心した相棒が去って
もうすぐ3年


ぱふ はいつも祭壇にいて
話し掛ければ必ず
その姿を見せる

いや
その玉響が
ぱふ だと信じている

戻る声は
今まだ聞こえないけれど

それでも
時折 聞こえる
どこかで吠える声に
間違いなく
あいつの声だと確信して
微笑んでみる

花は常に備え
大好きだったリンゴもそこに
新鮮な水と
わずかなオヤツを
毎日取り替え
毎月
写真を入れ替える

あれから
もうすぐ3年
常に
あいつを感じて来た

いつまで? って
昨今 よぎるけれど
僕のその日までと
思ってみる

子供やカミさんに
唯一 頼んであるのは
僕の骨壷の中へ
ぱふのそれを
そっと入れてくれと
それだけで良い



ただし

本家の長男

勝手に お先に! は出来ず

やらねばならないことがある


親たちが

その持ち時間を

まっとうするのを

見届けねばならない



いつか

このポンコツ息子には

何が出来るのかと思ったことがある


ならば

僕の残りの持ち時間を

3つに分けて

親たちへと足してと願ってもみた


僕には

7週間だけ

49日だけ長くとも…


わずかに身体の不調があると

そんなことまで

考えてしまう


いかん いかん!


五十肩と言うには
すでに遅く
では
六十肩という病名はないそうで

正式には
肩関節周囲炎というらしい

先週からの
右肩の痛みは
やはり
10年前の五十肩と同じ症状で

それは
益々 痛みを増して
真夜中に

寝返りで
そのあまりの痛さに
飛び起きるほど…

こりゃ
ダメ元でもと
本日 治療院へ



そう
あの頃
注射をしても
マッサージをしても
電気治療をしても
針をしても
お灸をしても…

何をしても
まったく効き目のなかったこれ

だから
今回もまた
我慢して時を待つしかないと
思っていたけれど

このままでは
この秋の山登りの季節を
見送ることとなりそうで

ちょいと
ジタバタしてみようかと…

今月中旬には閉じる
尾瀬には間に合うのか?

夏に週末が雨天ばかりで
行きそびれた
北アルプスはどうなのか?

再来週の

娘家族との トロッコ自転車
アガッタン には? …




あれもこれも
きっと無理だと分かっちゃいても
おそらく僕は
痛みをこらえて出掛けるはずで…

どうすれば
早く治るのかと
院長に訊けば

出来るだけ多く
毎日 
お越し下さいとのこと

そんなに
毎日 
行けるはずもなく

それでも
行ってみようかと
思ってみるけれど

本日の治療
分かっちゃいたけどさ
大して効かないだろうって
分かっちゃいたけどさ

残念

どうにもこうにも
行かなくなったら
日帰り温泉へと出掛け
大嫌いなサウナへと飛び込み
12分を3回 我慢すれば

なんとなく
復活してくれる この身体

しばらくぶりのそこは
スタンプカードを見れば
もう1年以上来てなかった

すると
この1年間は
どうにもこうにも… なんて日は
なかったのだろう

しかしそこは
朝からの雨のせいか
仕事にならない現場の職人たちで
満員御礼

さすがに
入場制限により
タトゥーのある方はいないが
ちょいと厄介っぽい姿ばかり

それでも
仕方ないと
熱いサウナへと飛び込んで
時計だけを見つめて
我慢 我慢

出れば
皆すぐに
冷水へと飛び込むけれど
それもまた嫌いだからと
ぬるいシャワーで汗を流し

身体が冷めた頃
足だけ浸かる



昼食を摂り
横になれば
これまた
おやすみ3秒

氣が付けば
もう薄暗くもなって

さて
帰るかな… って今日

しかしね
日帰り温泉って場所もまた
世間を凝縮したような場所で

それぞれが
誰と話すでもなく
黙ってそこにいる

サボった身体と
サボらなかった身体とが
30対1ほどの割合で

もちろん僕も
サボった側 笑

時折
お湯加減の確認に来る
男湯なのに
不思議かな オバちゃんは

見て見ぬぶりで
テキパキと用をこなす

もしや
それもまたサービスかと
勘違いした? オジさんたちは
一切 隠すことなく
誇らしげにイチモツをさらけ出す

そんな姿に振り向くこともなく
オバちゃんは
さらりと身を交わし
無言で出て行く

そんな光景を
黙って見ながら
何も意見することなく
少しは楽になった身体で
また1年後にでもと
微笑んでみる



さて
本日の昼食はといえば
あれこれ悩んで
カツカレーと
オールフリー

それから
オロポ なる

日帰り温泉で人気だそうな
ソフトドリンク

それって何? と
作るところを見ていれば
オロナミンCと
ポカリスエットを
1対1で混ぜたもの

そいつが
なかなか美味いから
驚いた! ってわけ

そんな わけ… 笑

先日の大阪万博で
大混雑の中
食事をしようとフードコートへ

すると
案の定の混雑で
座る席はなく

ダメかと思いながら
ブラリしていると
小学生の男の子とお父さんとの
隣りの席が相席ながら
2つ空いていて

とりあえずそこへと座り
他の所から椅子を
追加のお借りして来ようかと
うろうろすれば

私たち
もうすぐ退きますよと
声を掛けて下さり

ありがとうございますと
微笑んだ

見れば
そのお父さんのTシャツ
サンフランシスコ49ersの柄で

咄嗟に
今シーズン 49ers
調子良いですね! なんて
声を掛けた

すると
ええ
お掛けさまでと笑い
NFL お好きですか? と

もちろん!
チャージャーズですが…

チャージャーズも
勝ってますね!

ええ
お互い
今のところ 全勝ですね! 
次の試合には
QBのパーディーくんが
戻れそうですね なんて

すると
隣りで聞いていた小学生が

初戦で
チーフスを倒してくれて
ありがとう! と言う

おお!
キミは知ってるねえ と
微笑んで
握手をした僕




そうだよ
ここは大阪だよ
この国のアメフトの本場だよ

関西は
アメフトが強いのは
底辺が広いからと知っていたけれど

まさか
ここで
小学生に
それも
チャージャーズの試合結果まで
褒められるとは…

そうか!
息子も
高校から大学まで
アメフト部だったからね
その応援で
オジさんたちは
とても楽しかったから

キミもこれから
身体を大きくして
是非
アメフトをやって
お父さんたちを喜ばせてね
なんて…

ニヤッと微笑んで
またね! って親子

ありがとう
またどちらかで! と僕

そんなわずかなことが
旅先では起こり
そんなことが
長いこと記憶に残るわけです

関東勢が
関西勢に
勝てないのは
そういうことのようだ


さて
遠く日本で
そんな期待をすれば
一昨日の試合
49ersも
チャージャーズも
負けたわけだけれども… 笑

さてすれば
今シーズンの
プレシーズンでは
49ersに負けたチャージャーズ

レギュラーシーズンでは
今シーズン
当たる予定はなく

当たるとしたら
スーパーボウルとなる



ならば
その試合 観たいよね
そしたら
あの親子と
また会いたいよね…

そんな面白さ
わかるかなあ

わかんねえ

だろなあ〜