2018年9月3日(月)の記事ですが、今もこの本は販売しています。
✨世界は力の強いもの(人も国も)が正義であるかのような状況の中、戦争が絶えません。
✨この小説の主人公は、家庭崩壊で独身となった男と、天国で罰として翼を取られ、地上に落ちて来た弱い天使二人です。
✨彼らは協力してこの世の強い悪と戦います。主人公たちは弱いものの象徴なのです。
『枯葉の天使 ―天使よ、枯葉の翼をつけて翔べ』
小説、ファンタジー、哲学的随想
ジャンルの垣根を越える
ペーパーバックA5版237頁、およびkindle 電子書籍版
が、アマゾンにて発売開始となりました。
Amazonにて、ペーパーバック¥2,101円、kindle版500円、kindle unlimited会員0 円。
この本のさし絵の元の原画を描いたのが1987年頃であり、それから、童話として原稿用紙195枚に書き上げたのが2017年3月でした。それはある児童文学大賞に応募したものの落選。
絵は5枚あり、1987年頃の絵を元に描き改めたものです。この新しい絵は2016年4月のイタリア、ボローニャでの「世界絵本原画展」BolognaFiere Mostra degli Illustratori に出品応募しています。賞は35歳までのようで、私は年齢外なのにレジスターはされました。イタリアも良い国ですね。しかし、展示用に入選とはなりませんでしたが。
その5枚中2枚を表紙と裏表紙に使っています。
さて、本文原稿は、それからしばらく寝かせておき、小説として完全に書き直しました。原稿用紙換算で363枚。それから、補筆書き直しを繰り返し、最終的に四〇〇字詰め原稿用紙換算378枚とし、第13回小説現代長編新人賞に応募、これまた落選となったのでした。
そこで、さらに全面的に書き直し、結末部分は特に大幅に書き直して、出版することにいたしました。
(ストーリー)
養子長男の反抗で家庭崩壊となった主人公(47歳教員)が、独り身となった傷心を癒やすために紅葉の丘にドライブをする。そこで出会ったのは、天から罰として翼を取られ地上に落とされた手の平大の二人の天使だった。天国は「弱い力」だけでできているが、地上には「強い力」の悪がはびこっている。その地上に弱い力の真実を理解させたら天使たちはまた翼を戻され天に帰ることができる。
天国からは地上の強い力を求めて悪天使たちも降りてくる。その悪の黒影集団と闘う天使たちに協力したことで、主人公の車と天使たちには地上でのみ使える枯葉でできた翼が与えられた。それでは天使たちは天には戻れないが、地上での活躍はできるのだ。
しかし、この枯葉で飛ぶ姿がニュースメディアにスクープされると、日本が「重力波操作カー」を開発したということになった。それは新しい兵器の開発であるとして、近隣諸国との軍事摩擦を引き起こしてしまったのだった。
人間の自由とは、愛とは何か、またこの世における罰と使命とは何か、真の目覚め、夜明けとはどこにあるのか、哲学的随想と小説とファンタジーが、ジャンルを超えて考察される。
もともと、私にはこれを「ジャンル」という枠組みではとらえられないものとして書く意図がありました。
それを、やっとひとつの形に出来たのではないか、と思っています。
構想31年、やっと出版できましたが、ひとたび世に出ると本は一人歩きをすると言います。この本も皆様に読んでもらえるよう、がんばりなさいと言う気持ちで送り出すことといたします。
皆様どうぞこの本をよろしくお願いいたします。
(おまけ)
巻末には「モールス符号表」が添付されていますが、それは王女天使のお付きの天使ピピが話す言葉はモールス符号となっているからです。ちょっと楽しめますよ。
(エピソード)
このストーリー中、主人公の「空飛ぶ車」は、1990年頃のトヨタ・セリカ・コンバーチブルがモデルとなっています。劇中では最初、白のAT車、次に黒のMT車となります。これらは、実際に昔のカタログを手に入れて、参照し、書きました。中古車検索でもまだ見かけられるようです。
そのカタログの写真を載せておきます。
(我が机上に広げた1990年頃のトヨタCELICAのカタログです。)
このセリカ・コンバーチブルの左右後部に枯葉の翼がついて空を飛びます。
劇中では、航空自衛隊のジェット戦闘機、T2練習機にも枯葉の翼がついて、「瞬間移動」などの飛行を展開します。それが近隣諸国との軍事摩擦となるのですが。
このオープンカーは当時、実際に所有してみたかったものです。しかし、この1989年から90年代は私の波瀾万丈過ぎる日々でしたので、とてもそういうゆとりはなかったのでした。
今でも中古車検索では出てきますから、買えるのでしょうけれども、ちょっと部品があるのかどうか心配ですし、整備費がかかるでしょうね。
現在、これに類する四人乗りのオープンカーは何種類かありますが、このセリカのような手軽さはないですね。この頃の日本は相当良い車を出していたような気がします。
それでは、今日はこの辺で。
ここまで読んでくださいましてありがとうございました。
高橋正和・著の童話、挿絵入りで、クリスマス・イヴに起こる大奇跡が楽しめます。
これは、純文学です。都会に出ていた長男が郷里の母の葬儀に帰省すると、大事にしていた立派な欅の木が切られているのを見て驚愕します。しかし、それは母の残した遺言であり、その意味を彼は知りますが、その意味とは・・・
珠玉の小編と紹介されています。一読を。
クリスマスの時期になると、こんな奇跡のシリーズが好まれます。ほのぼのして、心に何か大切なものを残してくれます。
この小さな奇跡シリーズには日本語版と英語版がありますので、もし両方あれば英語の勉強にもなりますよ!
大事な愛すべき人への贈り物としてもお勧めいたします。
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