まずは、声調の基本練習から。
あ、でも、テキストじゃないので、ポイントだけです。
恐らく多くの方が、どこかで似たような説明を読んだり、聞いたりされてると思います。第四声は、カラスの「カァ!」という鳴き声等と説明されることもありますね。
でも、読んだ(聞いた)ことがあるこのヒント、
活用してますか?
今日聞いた様々な音を、翌日まで覚えておいて、それを再現するのは本当に大変です。
母音や子音等、他のことに注意が向くと、できるようになってたはずの声調が、フラフラ危うくなったりもします。
だから、四種類の声調が、どんな調子かを忘れた時のために、
音を思い出すためのヒント
をまず覚えて、声に出してみるのです。
動画で発音と練習方法をご確認ください。
中国語の勉強を始めて、しばらくたった後で、声調が混乱してる、と思ったら、
「イー、エェ?、アーア、マァ」を声に出して
音を思い出して見てください。
聞いた音が、第何声かわからない時も、この
「イー、エェ?、アーア、マァ」を声に出して
聞いた中国語の音が、どれに近いか、考えてみます。
「中国語の発音は難しい」という誤解は、次の二種類の学習・練習がごちゃ混ぜになっているところから生まれている、と私は思っています。
【A.知識】学習して覚えること。先生がいなくても、音を聞けなくても、できること。
【B.テクニック】先生やCD等の正しい発音を聞いて練習し、身につけること。
Bは、何度も練習しなければならないし、人によって上達の早さも違います。
でも、Aをまず覚えてそれを活用できれば、Bの労力はずいぶん減ります。音感が少しぐらい悪くても、生の中国語を聞く機会が少なくても、きっとある程度の発音はできるはず。
逆に、Aをすっ飛ばしてしまうと、たとえ最初はうまくできても、ある段階で壁にぶつかってしまうかもしれません。
今回の声調の練習では、
音を思い出すためのヒント
がAです。
もちろん、中国語を学ぶ目的も、好みの方法も人それぞれ。
小難しい理屈は抜きにして、フィーリングで覚える方が向いている方もいるかもしれませんね。
でも、たくさんの音を覚えるより、
ちょっとしたヒントを覚える方が、
楽ちん!
と、私は思うのです
<続きます>