会話には漢字がない。
あるのは音だけ。
だから、音に近いピンインを覚えるのが会話上達の近道。
というのが前回のお話。
過去記事↓
(台湾華語を注音で学んでいる方は、ピンイン→注音と読み替えてくださいね。)
では、ピンインを覚えるためには、どうしたらいいのでしょうか?効果的な方法は、
ピンインで作文!
例えば、次の文をピンインで書いてみるとします。
我 是 日本人。
中国語を、半年・1年学んでいても、
あれ?「本」は二声だっけ?(×)
等と悩む方が時々いらっしゃいます。発音は結構スムーズでも、ピンインをきちんと覚えていない方も多いのです。
入門段階では、こんな文型練習もよくしますね。
你是日本人嗎?
我們都是日本人。
他不是日本人。
こんな文型練習を繰り返す間、気が遠くなるほどの回数、「日本人」という漢字を書きます。
この時間、もったいないと思いませんか?
「日本人」という漢字は、もうすでに書けるのだから、「中国語でも同じ漢字でいいんだ」ということを一度だけ確認すれば、充分です。後は、
Wǒ shì Rìběnrén。
のように、ピンインで作文練習を続けるのです。そうすれば、10回「Rìběnrén」を書く頃には、このつづりを覚えているはず。
一方、私たちが、「日本人」という漢字を10回書いたところで、新しい知識は何も増えていません。
もちろん、進出単語や、日本語にない漢字、日本語と意味の違う漢字は、時々書いた方がよい。でも、書くのはそれだけです。「我」「你」のようなよく使う語、すでに覚えた語は、ピンインだけ書く方が時間の節約になりますね。
こんな感じです!
こういう練習を続けて、
ピンインだけで書ける。
ピンインだけを見ても意味がわかる。
という単語や文が増えていけば、必ず会話力は上がります。
それに、こんな風にピンインだけをしっかり勉強してるつもりでも、無意識に漢字も半分ぐらい覚えている事が多いものです。
逆に漢字だけで勉強してると、ピンインはほとんど覚えられないのが普通。
ピンインでの作文、ぜひ、お試しくださいね