~Vol4.~ 一家の船長のデスク:ダベンポート
Vol4. 一家の船長のデスク:ダベンポート
18世紀にキャプテン・ダベンポートの為に作られたのが
始まりといわれるちょっと変わったデスク。
それが「ダベンポート」です。
船に乗せるために、こぶりで収納力があり、
鍵を掛ければ多少の動きにはものともせず、貴重な書類も護られる。
・・・そんなデスクを注文したのでしょう。
蓋を開ければ、収納スペースになっているひな壇は
凝った真鍮の囲いがつき、まるで小さなステージのよう。
フォトスタンドやこぶりなランプを置けば、
貴方だけの劇場の出来上がり。
スロープになった天板を開けば、
中にはちょっとした書類を入れられるスペースと
ちょうどハガキなどを納められる小さな抽斗がふたつ。
本体右側には意外と奥行きのある4段の抽斗。
脚に組み込まれているので、一見収納には見えず、
とてもスマートな印象です。
ちなみに左側にも同じく抽斗・・・と思ったら、
なんとこちら側はダミー。引っ張っても開きません。
遊び心満載のダベンポート。
合わせるのは、同じくウォールナットのサロンチェア。
挽き物の脚のデザインが、ダベンポートのフロント支柱とよく合います。
小脇には小抽斗がついたフラップトップのサイドテーブルを。
オープンな棚に本や資料などを気軽にいれておける、便利な脇役。
一家の船長には、舵取りの為の思慮の空間が必要。
・・・そんな理由をつけて、手に入れてみてはいかがでしょうか。
by N
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テーブルランプ
(シェード別売)
*サイト未掲載です。
詳細はお問い合わせください。
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ノルマンディーの古城ホテル
17世紀に建てられたシャトー・ホテル、
"Chateau de La Ballue"(シャトー ドゥ ラ バリュ)に泊まった時のお話。
「こんな畑と牛ばっかりのところにシャトーなんてあるの~?」と
ナビを疑いながら辿り着く、田舎道の果て。
凛と建つこぶりなシャトーをまさに 「発見」 します。
まず出迎えてくれるのは、大きな犬。
初めてのお客様が来るときはちょっと吠えるけど、
二度目からは尻尾を振ってお出迎えしてくれる・・・。
つまり、賢いのです。
入ってすぐは石造りの構造が露わになった吹き抜け。
そこを抜けると三部屋続きのサロンが現れます。
17世紀当時からあるという化粧板の壁が、存在感たっぷり。
調度品は、さながらアンティーク家具のショールーム。
ちょっとしたひととき、さりげなく用意してあるゲームで遊んでいると
通りすがりに愛嬌をふりまいてくれるスタッフ犬。
個室は天井が高く、アンティークのワードロープと
ウォールナットのティルトップストレッチャーテーブルが。
コーナーには、後年付け加えたであろうシャワーとトイレ。
付け加え方も、あずまやみたいでちょっとかわいい。
ちなみにお部屋にテレビはありません。
鳥の囀りだけが聞こえます。
朝ごはんはブルーを基調としたダイニングルームで。
そして、このシャトーのもうひとつの見せ場は、ガーデン。
番号をふったマップが用意され、それぞれ名前がついています。
帰りがけ、マダムにお庭をほめると、
貴方たちの国にも素晴らしい庭があるじゃない、と返されました。
そういえば、カウンター脇に日本庭園のカレンダーが掛けてあったような・・・!
いつかまた是非訪ねたいシャトーホテル。
その時も、この美しい庭と、鳥の囀りはこのままであってほしい、と強く願います。
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シャトー ドゥ ラ バリュ オフィシャルサイトはこちら
。
モンサンミッシェル観光の際にぜひ、どうぞ(車で20-30分です)
by N
アンティーク・スタイリング アップ致しました。
アンティーク・スタイリング Vol.44 アップ致しました。
貴方は、考え事をするときには、どこにいますか?
ひとは意外と環境に左右されてしまう生き物。
同じ問題でも、ゆったりと寛げる場所でだした答えと、
騒がしい場所でだした答えでは、違ってきてしまうような気がします。
大人の為に必要な、物思いに耽る空間。
それが今、自分の力で手に入れることが出来るのであれば、
ためらう必要はどこにもないはず。
by N
”ヴィクトリア時代の室内装飾”at LIXILギャラリー
1776年からの歴史をもつ、INAX(イナックス)。
伊奈製陶所、伊奈製陶株式会社、INAXなどの社名を経て、
現在は窓まわりメーカー・トステム他との合併のうえで
LIXIL(リクシル)という名前となり、私達の日々の暮らしを
しっかりと支えてくれています。
そのLIXIL(前INAX)は、以前より文化活動に力をいれ、
そのインテリア関連の出版物やギャラリー展示などは
単なる企業の宣伝活動を超えた、充実した内容。
今回、LIXILギャラリー大阪がグランフロント大阪 に
移転・オープンするにあたり、企画されたのが・・・・
この展示に、パンカーダも協力させていただく事になりました。
まずはこちらのサロンチェア 。
19世紀、まさにヴィクトリアンの名品、ローズウッドの美しいチェア。
そして同じく19世紀のティーテーブル
。
その他小物などもご協力しております。
はたして、どんな展示となるのでしょうか?
会期は8月25日(日)~11月19日(火)。
会期後は、パンカーダにまた戻って参りますので、
お品物が気になる方は、是非お気軽にパンカーダまでお問い合わせください。
会場の大阪は少々遠いですが、
もしお近くにおいでの際には、お寄りになってみてはいかがでしょうか?
by N
~Vol.3~貴婦人の止まり木:インレイドシリンダービューロー
Vol.3 貴婦人の止まり木:インレイドシリンダービューロー
最高級素材・ローズウッドを19世紀の職人が手間と時間を惜しげもなく使い
こだわりぬいて仕上げた小さなビューロー。
シリンダー(円筒)部分がくるりと回転し、現れる内部には小さな抽斗がみっつ。
天板を引き出せば、深みのあるローズウッドの中央に、
深みのあるグリーンのレザーが貼られた美しい作業スペースが現れます。
ちょっと本を読んだり、手紙を書いたり。
作業というよりは、思慮のための小宇宙。
それでも、少し本や資料を広げたいときは
サイドにこぶりなテーブルを置くのがお勧め。
必要に応じて動かせて、使わない時にはその存在自体が美しい
ワインテーブルなどいかがでしょう。
脇に合わせるのは、やはりローズウッドのサイドキャビネット、そして
バルーンバックのマホガニーサロンチェア。
ビューローのトップには、本当にお気に入りの小物を少しだけ。
英国のプリントファブリックを張りこんだシェードをもつフロアランプと
フランスのテーブルランプを合わせれば、そこはまさに貴婦人の一等席。
絵画のワンシーンのような空間で、貴方だけのひとときを。
by N
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~Vol.2~壁面の書斎:インレイドビューロー
~Vol.2~壁面の書斎:インレイドビューロー
書斎を持つのは大人の夢。
一部屋用意することは難しくても、
リビングやダイニングのワンコーナーが用意できれば、
こんな「壁面の書斎」はいかがでしょうか。
コレクションを堪能できるボウグラスのキャビネット部分。
収納たっぷりの抽斗が三段。
透かし彫りが美しい開き扉の収納が2か所。
光りを回しこむミラーがついたオープンシェルフ。
海の守り神のような海豚のカーヴィングを擁いた、美しいマホガニーの躯体には
それらが絶妙のバランスで配されています。
そして、ホタテ貝*1の象嵌細工が施された天板を開ければ、
そこには細かい棚や小抽斗がついたデスクが現れます。
キャビネット・シェルフにビューロー機能を組み込んだ家具。
まさに、こだわりの空間を詰め込んだ、「壁面の書斎」なのです。
高さは約189cmと大きいですが、実は厚みは37cmほど。
思ったよりもかさばらず、それでいて重厚感は抜群。
そして、こんな場所に活躍するのが手持ち燭台形の
こぶりなテーブル・ランプ。
ビューローで読書や書き物をするときはお手元において。
ビューローを閉じた時には、上部の飾り棚におけば、
コレクション・アイテムをドラマティックに演出できます。
不思議な光をはなつ、ヴァセリン・グラス*2のシェードをさりげなくつけて。
蔵書を手元に置いて作業したいときに便利なカンタベリーもおすすめです。
開けて便利、仕舞って美しい、便利な家具。
英国アンティークならではのフォルムと質感を存分に堪能できる逸品。
貴方のこだわりの小宇宙をつくりあげる、またとない基地となることでしょう。
by N
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テーブルランプ
*サイト未掲載です。
詳細はお問い合わせください。
8121-048b
8125-183
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*1
ルネサンスの頃から好まれ、豊穣や信仰の象徴であるホタテ貝は、アカンサスや葡萄などと共にアンティーク家具によく見られるモチーフです。
*2
ヴァセリングラスは別名ウランガラスともいい、製造時にごく微量のウランを混ぜ込んで創りあげるガラスのこと。
稀有な光を愉しむことができる逸品で、コレクターズ・アイテムとして有名です。詳細はこちら
からご覧ください。
~Vol.1~柔らかな曲線に心が馴染む:キドニーデスク
~Vol.1~柔らかな曲線に心が馴染む:キドニーデスク
側面がぐるりと柔らかな曲線でできている可愛らしいデスク。
これは「キドニーデスク」*1という英国アンティークならではのお品物。
周りは全てきれいに仕上げられ、どこから見ても美しい仕上がり。
同じウォールナットのブックケースと合わせておけば、
しっとりと柔らかい飴色が曲線のフォルムに映え、
なんとも心地よい空間ができあがります。
チェアはあえて素材の違うローズウッドを。
銘木の一種、ローズウッドの特徴的な木目は、
濃い部分と淡い部分があり、それ故に、合わせる材の種類を選びません。
全体を照らすのは、ウォールナットの材に真鍮飾りが美しい
ヴィクトリアンのフロアランプ。
手元灯には、オニキスグラスのテーブルランプをデスクにおいて、
立体感のあるライティングを。
デスクに向かえば、キドニーデスク独特の曲線が、
左右から回り込んでまるで体を包み込んでくれるよう。
自分だけの世界にゆったりと浸れそうです。
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1900年代
ウォールナット材
1870年代
ローズウッド材
1900年代
ウォールナット材
1900年代
ウォールナット材
*サイト未掲載です。
お問い合わせください。
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*1
キドニー=腎臓ですが、まさしく腎臓のようなフォルムをしていることから
名づけれれました。日本人には少し違和感のある命名ですが、
「キドニービーンズ」という豆(赤インゲン豆)もあるくらいなので、
英国では特に気にしないようですね・・・。
ちなみに、「キドニーパイ」は本当に腎臓をいれて作るパイのこと。
英国家庭料理の代表格です。
by N
Early Autumn Style "Desk/Microcos of Your own"
暦の上ではもう秋。
まだまだ暑い日々ではありますが、来たるべき季節に向けて
そろそろ秋支度はいかがでしょう?
パンカーダから、初秋のスタイリングとして
デスク周りのご提案をさせていただきます。
Pancada Early Autumn Style
"Desk Microcosmos of your own"
~貴方の小宇宙・デスク~
人が働き、寛ぎ、暮らす空間には様々な場面があり、
そしてその数以上の家具たちが在ります。
その中でも、ひとの好みやこだわりが一番強いのが、
デスク周りではないでしょうか?
一時期はデスクを選ぶときにネックとなっていたパソコンも、
今はぐっとコンパクトに、フレキシブルになり、
かえってレイアウトの自由度が増したような感があります。
今こそ、好きなスタイルや質感にこだわったデスク周りの小宇宙を
つくりあげる絶好のタイミング。
パンカーダからご提案する様々なデスク・スタイル。
是非、お好みのスタイルをみつけて、
しっとりとした秋の部屋へ、一足先に踏み込んでください。
Vol.1
Vol.2
インレイドマホガニービューロー
パンカーダ 秋のデスクスタイルはとりあえず以上です。
ご紹介したスタイルはほんの一例。
デスクの数だけ、いえ、人の数だけそれぞれのスタイルがあります。
貴方だけのスタイルを探しに。
・・・ご来店、お待ちしております。
by N
シュガーシフタースプーン
アンティーク・カトラリーのなかで、たまに
スプーンのボウル部分に穴が開いているものがあります。
ちょっとおたま(レードル)状のフォルムのものも。
これらは、シュガーシフタースプーン(Sugar sifter Spoon)。
粉砂糖をすくい、フルーツやプディングなどにさらさらと振り掛けるためのもの。
ちなみにこちらは1885年のクリストフル社のカタログの一ページ。
しっかりとシュガーシフタースプーンが描かれています。
貴重だった砂糖が、19世紀には手に入りやすくなったため、
大きめのボウルに山盛りにされた砂糖とともにテーブルに並べられ、
手元で砂糖を好きなだけデザートに振り掛ける・・・
そんな贅沢な演出のために生まれました。
ちなみに、カトラリーの並べ方ですが、表(スプーンだとボウルの凹みが見える)に
並べるのが英国式、反対に伏せておくのがフランス式といわれています。
なので、ボウルの凸面がきれいに演出されているものは
フランスのものが多いのです。
このシュガーシフタースプーン、最近はあまり見ないだけに、
初めて見る方からは「湯豆腐にいいんじゃない?」なんて声がきこえてきます。。
アンティークのカトラリー。
オフィシャルな場はともかく、普段の暮らしのなかでは
「大切に、そして楽しんで使う」ことこそがマナーなのではないかと思います。
お好みで、どうぞ。
by N
優雅な朝にクロック・マダム
クロック・ムッシュ(croque monsieur)、ご存知ですよね?
パンにハムとチーズ(グリュイエールチーズやエメンタールチーズなど)を
はさみ、フライパンやオーブントースターで軽く焼いて、
ベシャメルソースやモルネーソースを塗リ、温かいうちに食べる
ホットサンドウィッチのこと。
1910年には既にパリのカフェメニューに掲載されていたといわれています。
さて、今回初めて、「クロック・マダム(croque madame)」があることを知りました!
簡単にいうと、クロック・ムッシュのうえに目玉焼きを乗せたもの。
画像では、手前がムッシュ・奥がマダム。
半熟で仕上げると、黄身がとろりと溢れてパンに絡みます。
これは手で食べる、というよりはきちんとナイフとフォークで頂くものですね。
クロック・ムッシュー、そしてクロックマダム。
どちらが先に出来たのかは定かではありません。
クロック・ムッシューが先に出来て、
それから、区別できるように、と目玉焼きをのせてクロックマダムとしたとか。
はたまた、マダムが先に出来て、朝出勤する時、ムッシューは
目玉焼きが乗っていると時間や手間がかかるので、
目玉焼きをはぶいたクロックムッシューが出来た、とか。
もしくは子供(タマゴ)を乗せているから、マダム・・・とか?
どちらにしても、フランスのスナックとしての定番メニュー。
ちょっとゆっくりしたい朝に、優雅に「クロック・マダム」はいかがでしょうか?
by N













































































