蓄音器のお話①
詳しいお客様に使い方を教わりながらSPレコードをかけてみれば、
まさに「懐かしい」音が大音量で店内に流れだしてきたのです。
電気信号を介さないアナログな音。
デジタル音を聞きなれた耳には、とても新鮮に感じました。
蓄音器本体はオーク材。
ふたの裏には"The Dulceola"の文字が塗られ、
本体底には"MADE IN LONDON"の紙ラベルが貼られています。
家具としてのご説明はともかく、
パンカーダのスタッフ誰一人として蓄音器に関しての知識は
ほとんど無く、ここは勉強の良い機会ということで調査を開始致しました。
これから数回にわたり、蓄音器の初歩から調べたことをまとめながら、
皆様にご説明したいと思います。
なお、ご興味がおありの方は、ご来店の際にお気軽にお申し付けください。
いつでもハンドルを廻し、レコードをおかけ致します。
パンカーダに入荷した蓄音器は英国からきたそのままの状態で販売しております。
お店のディスプレイやインテリアのポイントとしてお楽しみになる分には、
このままで充分かと思いますが、本格的に音をお楽しみになる方は、
ご購入後に専門店でのメンテナンスをお勧め致します。
コンセントも充電も必要ない、音のでるもの。
「家電」ができるまえの「仕掛け」・・・。
是非ご一緒に、懐かしい音に耳を傾けてみませんか?
*蓄音器に関しての情報に相違点などございましたらご意見いただければ幸いです。
*詳しい方々のご指導、お待ちしております!
ウィリアム・モリス展に行きました
先日、あらゆる分野に造詣の深い、博識なお客様に、うらわ美術館で『ウィリアム・モリス~ステンドグラス・テキスタイル・壁紙デザイン~』という特別展示が行われていることを教えていただいたので、行ってまいりました。
浦和センチュリーシティ。
エントランスから、3階へ。
美術館は撮影禁止でした。
しかも、メモを取っていたら、呼び止められ、「ボールペンは使用禁止なので」と鉛筆を渡されました。
いろいろ厳しいのですね。
ステンドグラスはフィルムによる再現で、当たり前ですが、実物はありません。
ケーム(鉛の枠の部分)でどこまで表現されているのか、分からないのが残念です。
どれも教会のステンドグラスなので、宗教モチーフのものばかり。
テレビなどがなかった時代の絵解き聖書というのもうなずけますが、悲しげに人を踏みつけている聖者や振り下ろされる棍棒など、意外と過激です。
内装用ファブリックはプリントのものがほとんどでしたが、ジャガード織も数点ありました。
天然染料で染め上げたウール、三重織の質感は、素晴らしく、これを全て手作業で仕上げたと思うと職人さんに頭が下がります。
近くで織を確認し、遠くからデザインを鑑賞できるのは美術館ならでは。
壁紙は代表的なデザインが並び、モリスならではの草花や鳥をモチーフにした、流麗な線と美しい色彩が十分楽しめました。
家具屋としては、「サセックスシリーズ」のチェアたちが気になります。
触ってみたかったし、座り心地も確かめたかったのですが、「お手を触れないでください」でした。
もう一つ心惹かれたのは、テーブルランプ。
「こんな感じのを仕入れたい」と思っているものばかり。
モリス商会のものでなくていいので、ステキなテーブルランプが見つかるといいのですが。
ただ、次回のコンテナにはオシャレなシェードがたくさん入っています。
店長が厳選した様々なタイプのランプシェード、準備が出来次第、ホームページでご紹介していきます。
当店にもモリス商会のドレッサー がございます(HPの画像はよくありません)。
クオリティは美術館クラスですので、ぜひご来店の上、ご鑑賞ください。
イギリス買い付け報告①
毎回、ハードスケジュールな買い付け出張。
今回から、買い付けの模様をご紹介していきたいと思います。
本当によいものだけを、厳選してくるので、「これぞ!」と思うものを求めて、イギリス中をレンタカーで回ります。
ヒースロー空港に着いたとたん、レンタカーで長距離移動。
そのため、高速のサービスエリア・ドライブインには本当にお世話になります。
どこにでもあるCOSTA。
スタバもありますが、イギリスではCOSTAが主流のようでした。
たいてい、フィッシュ&チップスか、サンドイッチ。
イギリスも一時期よりはかなり外食のレベルが上がっており、「びっくりするほど、まずい!」というものには出会わなくなりましたが、このサンドイッチとキッシュは見たとおりの味でした。
サービスエリアのゲームセンター。
その他、サービスエリアにはM&S(Marks & Spencer )というスーパーなどが入っています。
非常食用に、飲み物やおやつ等を買うのにお世話になりました。
なぜか、イギリス人は道を聞いても、知らないという人が多く、「ここへ行きたい」と地図を見せても、皆および腰。
COSTAの店員さんに「ここのサービスエリアは?」と聞こうとすると、「運転しないから~」と笑顔で逃げられ、おじさんに聞くと、地図を見てくれるものの、「老眼鏡がないから、見えない」といわれ、ブックストアの店員さんに聞いたら、「詳しい人を呼んでくる」と。
4人目にして、やっと分かる人が現れました。
気の遠くなる初日でした。。。
デスク・ビューロー選びのポイント
誰しも、自分だけの書斎を夢見たことがあるのではないでしょうか?
一部屋を自分だけで占有する書斎は無理かもしれませんが、デスク一つでも自分だけの空間を創ることはできます。
今回は、趣味や仕事など、あらゆる作業のパートナー、デスクの選び方をご紹介いたします。
デスクは、日々の仕事・家事の能率を左右する重要な家具。
チェアとの相性を考慮しながら、使用するシーンやそこで行う作業に応じたデスクを揃えたいですね。
デスク周りは生理整頓を基本に、作業性と収納力がどの程度必要なのかを考えながら、選びましょう。
当店のデスク・ビューローをご紹介いたします。
比較的デスクに向う時間が少ない方は、書類の保管量も比較的少ないことから、引き出しの少ない片袖机や引き出しのない平机がベスト。
リビングやダイニングの一角に置き、ちょっとした時間に読書やパソコン作業をしたい方には、天板が収納できるビューローもおススメ。
一方で、自宅でお仕事をされる方は、デスクに十分な書類の保管スペースが必要ですし、デスク上に資料を広げて作業が行えるよう、天板にもある程度の広さが必要です。
両サイドに引き出しのある両袖机は使いやすいと思います。
ビューロー上部がブックケースになっているタイプは収納力も十分。
いつも目に見える位置に、感性を刺激する芸術作品や、癒しアイテムを飾ってみてはいかがでしょうか。
思わず目を引かれるアンティーク小物は、部屋に“彩り”そえてくれます。
大切な思い出や家族の写真もプライベートスペースの必須アイテム。
デスクとチェアは、自分専用。
思い切りこだわって選びましょう。
アンティーク家具は、厳選した材料を使って、一つ一つ手仕事で作られた素晴らしいのお品ばかり。
現代の人工的に作られた素材に比べ、無垢の木材の質感は柔らかく、どこかホッとする手触りです。
経年による味わいと風格は、使い込むほどに、ますます深みが出てきます。
大切なパートナーだからこそ、価値ある逸品をセレクト。
お気に入りのデスクに向って、自分の時間にどっぷりと浸るのは、最上のひと時ではないでしょうか。
【デスク選びのポイント】
①場所と用途・目的を明確にしてセレクト。
②プライベートスペースだからこそ、ディスプレイアイテムにもこだわりを。
③チェアとの相性は大切です。
ミュージックキャビネット
本日ご紹介したいのは、インレイ(象嵌細工)のラインが
美しい小ぶりなミュージックキャビネット。
キャビネットの頭部には、モールド・デンティル(コーニス(軒蛇腹)の
型押しされた歯状装飾)が施され、高級感を醸し出しています。
前面のガラス扉の優美な曲線のフレームワークはインレイが入り、
キャビネットにリズム感を添えています。
脚は四角い形で、絞りをつけた脚のスクウェア・レッグが
全体をすっきりとしたフォルムに仕上げています。
ハンドルは18世紀初期~中期に流行した意匠のベイル・ハンドルとなっています。
引き出しの前板が下へ下がる仕組みとなっており、
書類などを入れるときに曲げずに収納することができます。
また、サイズがぴったりのものを折り曲げることなく、
収納することができるので、楽譜などのほか、
大切な書類の保管にも使いやすいのではないでしょうか。
使用されているマホガニー材は耐虫性にも優れていますので、
大切なコレクションの保存にもぴったり。
ご希望により、内部のファブリックのお張替も承ります。
このミュージックキャビネットの詳細はこちら でご覧下さい。
ステンドグラスの原料
当店にたくさんあるアンティークステンドグラス。
ステンドグラスだけでなく、私たちの身の回りにはガラス製品がたくさんあります。
でも、ガラスが一体何からできているのか、知らない人も多いのではないでしょうか?
今日は、ガラスの原料についてのお話しです。
ガラスの主な原料は「珪砂(けいしゃ)」。
珪砂は、もともとはマグマが固まって出来た岩石の花崗岩が風化して、「珪石(けいせき)」となり、さらに細かい砂になったものです。
珪砂は、それだけでは1700度以上にならないと融けません。
そこで、ソーダ灰を一緒に混ぜて、融ける温度を下げ、珪砂を融かすのです。
さらに、石灰石を加えます。
これは、ガラスが空気中の成分と反応し、融けてしまう経年変化を防ぐためです。
一般的な窓ガラスやビンなどに使われるガラスの主原料は、①珪砂②ソーダ灰③石灰石です。
これら3つからできているガラス製品には、食器、瓶、板ガラスなどがあり、特徴は透明度低い、熱に強い、硬くてもろい、弾くと鈍い音がするといったところ。
ステンドグラスは鉛ガラス(クリスタルガラス)の一つとされ、主原料は①珪砂②炭酸カリウム③酸化鉛となっています。
レンズ(光学用ガラス)もこの3つが主原料で、特徴は透明度高い、重量感がある、弾くと金属音がするなど。
他に、①珪砂②硼酸(ほうさん)③ソーダ灰を主原料とする硼珪酸ガラス(ほうけいさんガラス)があります。
フレスコ・試験管などの理化学用品や光学用ガラス、真空管用品などがこちらです。特徴は、透明度低い、硬くてもろい、耐熱性があるなど。
ステンドグラスについて、調べれば調べるほど、新たな世界が広がっていきます。
ただ、広がりすぎて、深みにはまっていく今日この頃・・・(^_^;)
studio Licorne -final-
今回で、4回目になりますスタジオ・リコルネ編、とうとう最終章です。
前回、ご紹介いたしましたリビングルームから階段を上がって、3階へ。
スケルトン階段が空間の広がりを感じさせてくれます。
階段を上がると、大きな窓と当店より納品させていただいたゴッホチェアがあります。
アンティークチェアが経年の風合いをかもし出し、どこか懐かしい、時間を忘れさせてくれる空間に。
こちらは、広いスペースを贅沢に使った、洗練されたアトリエスペースになっています。
白壁と白木のフローリングに、濃い目の木色のアンティークチェア。
チェアがスパイスとなって、視線を集め、さらに広がりを感じさせてくれます。
奥は、サンルーム。
レースのカーテンのドレープが空間に躍動感を添え、レースが風になびく瞬間は幻想的です。
植物がお部屋のポイントにおかれ、リラックス空間を演出。
天気のいい日はここで日光浴、最高の贅沢ですね。
植木コーディネーターの方もいらして、お話をいろいろ聞かせて頂き、たいへん勉強になりました。
自然とうまく付き合っていくという考え方は、アンティーク家具を扱う上でも通じるところがあり、とても大切なことだと思いました。
屋上へ続く階段を上がると・・・
どこまでも広がる青い空。
都心にもかかわらず、開放感を感じられる屋上です。
おいしいご馳走に飲み物、多方面で活躍されている多くの方々とお話ができ、とても刺激的な一日でした。
オーナー様、ありがとうございました。
studio Licorneのホームページはこちら よりご覧ください。
ステンドグラスの種類
当店にもたくさんあるアンティークステンドグラス。
色味の美しさ、モチーフの大胆さ、透過光の柔らかさ・・・
絵画とは違った、たくさんの魅力がつまった
ステンドグラスの種類についてのお話しです。
ステンドグラスには、色ガラスを様々な形に組み合わせ、
鉛でつないだもの、ガラスそのものに色味を焼き付け絵画調に
仕上げたものなどがあります。
その種類は大きく分けて、3種類。
①ステンドグラス(Stained glass)
板ガラスに絵付けし、釜で焼き上げしたものを指します。
加熱した際、線がゆがむことも多い、難易度の高い技法によって作られます。
大きな作品を一度に完成させることは難しく、次にご紹介する
レディドグラスの手法を併用し、複数枚で一枚の作品に仕上げることが多いようです。
②レディドグラス(Leaded glass)
一般的に、ステンドグラスといえばこのレディドグラスのことを指します。
切り分けた複数の板ガラスをH型の鉛レールの溝にはめ込み、
はんだ付けして、一枚の作品に仕上げます。
そのままではガラスが安定しないため、レールの隙間に
セメントやパテを詰め込んで固定します。
鉛レールを使用するので、細かな細工が難しいという弱点があります。
③ファヴリル・グラス(Favrile glass)
レディドグラスの弱点を克服したのが、このファヴリル・グラスです。
19世紀末、あの宝石で有名なティファニーの長男、
ルイス・C・ティファニー(Louis C. Tiffany)が開発したので、
この技巧のことをティファニーテクニックと呼びます。
レールの替わりに銅テープではんだ付けするため、
細かい表現が可能になりました。
また、立体表現が可能となり、
現在も人気の高いステンドランプなどに使われています。
大きな作品には不向きのようです。
通常、作り方は違っても、全て「ステンドグラス」と呼ばれ、
厳密に呼び分けられてはいないようです。
当店でもほとんどの商品を「アンティークステンドグラス」と
させていただいております。
チッペンデール②The Gentleman and Cabinet - Maker’s
トーマス・チッペンデールの名を不動のものにした図版集
『The Gentleman and Cabinet - Maker’s Director
(顧客と家具メーカーのための指南書)』をご紹介いたします。
『Director』の初版は1754年、2版は1755年、3版は1763年に出版されました。
この本には、中国趣味(chinoiserie)、フレンチロココ(French Rococo)、
ゴシックリバイバル(Gothic revival)等、ジョージアン中期の
様々なスタイルのデザイン、約200種類もの家具のイラストが掲載されています。
この本は、彼の知人であったマシアス・ダリー(Macias Dali)など、
数名のイラストレーターとの共同編集によるデザインブックです。
全てが彼のデザインによるものではなく、当時流行していた他社製品の
デザインなども取り入れた、ロンドン家具メーカーの
総合カタログともいえるものでした。
そのデザインはあまりにも装飾部分が細かすぎて、製作困難なものが
多かったと言われています。
精妙な曲線と活気ある装飾、複雑錯綜する折衷様式を表現したイラストは、
その後の家具デザイナーにも多大な影響を与えたと考えられます。
この本の出版以前にも、家具の図版集は出版されてはいましたが、
規模・内容ともにこの本と比較になるものはありませんでした。
この本の成功が、出版ブームの火付け役となり、
18世紀の半ばから19世紀にかけて、次々に家具作家による
図版帳が出版されました。
チッペンデールの『ディレクター』(1754)、
ジョージ・ヘップルホワイト(George Hepplewhite)
『Cabinet Maker and Upholsterers Guide
(家具メーカーと室内装飾者業者のガイド』(1778)、
トーマス・シェラトン(Thomas Sheraton)
『The Cabinet Maker's and Upholsterer's Drawing Book
(家具と家具装飾業者の図面帳』(1791)
などが有名です。
『Director』第3版はライバル、インスとメイヒュー(Ince and Mayhew)の
『The Universal System of Household Furniture(家具大全)』(1759-63)
に対抗するために出版されたといいます。
『The Universal ・・・』と同様、週間タイプで発行されたそうです。
第3版の特徴として、ロバート・アダム(Robert Adam)の影響を
強く受けたことがわかる、ネオクラシカルスタイル
(ジョージアン中後期の代表的様式)のデザインが多く見受けられます。
トーマス・チッペンデール
トーマス・チッペンデール、Thomas Chippendale(1718-1779)は
イギリスの家具職人であり、デザイナーです。
イングランド北西部のヨークシャー州で、
代々Yeoman(独立自営農民)の家に生まれました。
ただ、ロンドンに店を構えるまでは不明なところが多く、
大工の息子という説もあります。
1748年にカトリーナ・レッドシャウ(Catherine Redshaw)と、
カトリーナが亡きあと、1775年にエリザベス・デイビス(Elizabeth Davis)と
結婚したそうです。
トーマス・チッペンデールは工房と小売店、木材店をかねた大きな店を
ロンドンのCovent Garden近くのSt. Martin's Laneに開きます。
ロンドン出身でもなく、家具職人として徒弟修業したわけでもなかった彼は、
自分の商売を軌道に乗せるために見本帳を出版し、みごと成功を収めました。
その見本帳とは、彼を英国家具史上、不動の存在にした
"The Gentlemen and Cabinet-maker's Director"
(顧客と家具製造者のための見本帳)です(1754年)。
この見本帳については、次回、詳しくご紹介いたします。
この見本帳をきっかけに、図版集の出版ブームが起きます。
家具メーカーはマスメディアを利用した宣伝活動に力を入れ始め、
それは新聞広告等による広告戦争へ、家具業界を駆り立てます。
産業革命を背景に、家具メーカーは、こぞってリスクの大きい高級家具の
生産に走り、家具商同士の激しい生産競争へ展開していきました。
見越し生産に基づく投機的な家具生産は、経営的な危険性を伴います。
市場のトレンドを読み、もっとも効果的な資本投下をする。
投資に成功すれば、莫大な利益を生み出しますが、ひとつ判断を間違えば、
たちまち破産か、高級外来材や輸入青銅金具などの在庫の山を
抱えることにつながります。
トーマス・チッペンデールが経営するチッペンデール商会も、
そんな競争の中、悪戦苦闘していたようです。
法外な値段の精巧な高級家具から、台所用のまな板まで、
あらゆるものを販売していました。
トーマスは、作業場でのこぎりや斧、ミノを操り、職人の間を行き来して、
進み具合を確認したり、厚い無垢材をどう裁断するか、
裁断線を引いて説明したり、職人にも細かな指示を与えたり。
また、時には家具を注文するために来た顧客に対し、自慢の見本帳を広げて、
ロココ様式を取り入れてみてはと提案などもしていました。
また、顧客獲得のために起きた数々のトラブル、例えば、
破産した顧客に大損害を被ったというエピソードもある一方、
資産家が亡くなったという情報を得ると、家具調度品の一切の処分を
請け負い、その代わりに新しい家具を売りつけたり。
家具職人というよりも海千山千の商人ともいえる人物だったようです。
商会は、一時的には莫大な利益を得ましたが、内部利益は留保されず、
1766年、共同経営者だったジェームズ・ラニー(James Rannie)が
亡くなって、トーマス・ホッブス(Thoms Hobbs)をパートナーに迎えますが、
その後、運営に支障をきたすようになりました。
表向きは盛況に見えてはいたものの、累積する借金で金縛りとなり、
トーマスの死後、1804年同商会は倒産、全株式は売却されてしまいます。
1779年、彼の死後長男であるThomas Chippendale Jr. により
事業は引き継がれます。
Chippendale Jr. は英国美術協会の会員にもなったそうです。































































