東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -169ページ目

イギリスのホテル

イギリスのホテルもピンからキリまで、いろいろあるようですが、やはり「くつろぎ」を提供するために考えられた空間は、いろいろなところで、インテリアの参考になります。


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こちらはアンティーク家具も置いてあったホテル。

各部屋ごとにテーマがあるようで、この部屋はブルーを基調としたカジュアルな演出でした。



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イギリス国内に何箇所か展開しているホテル。


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壁を飾るのは、生地のパターンを貼り付けたフレーム。

ちょっとした工夫で、真っ白な壁が華やかになります。


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こちらもイギリスでは歴史あるホテル。

ホテルのテーマカラー、ボルドーの色使いが木色と馴染み、落ち着いた雰囲気です。


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こちらは小さなホテル。

建物自体もそれなりに古いらしく、エレベーターもないのですが、働いているスタッフもフレンドリーで、アットホームな雰囲気でした。

各コーナーに置かれたアンティーク家具がホテルの古さをよい感じに演出。


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マントルピースにアンティークチェア。

絨毯の色が上質なクラシカル空間を実現しているようです。


美しい現代家具がすっきりと配置されているのもよいのですが、
アンティーク家具が置いてあると、どこかあたたかく贅沢な気分になれるのは、贔屓目なのでしょうか。。。

イギリスの建築物


イギリスでは、地震が少ないせいか、古い建築物が多いようですね。

石を積み上げた外壁が伝統や歴史を感じさせるのでしょうか。

全体的な雰囲気を大切にした街づくりに、皆が気を配っているというお話を聞いたことがあります。

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教会はどの町にも必ずあるようです。


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HSBCが入っている建物ですが、セキュリティはどうなっているのでしょうね。

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ちょっとした光景も、クラシカルな雰囲気をかもし出しています。



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途中に立ち寄ったアンティークショップのある通り。


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路地裏もシャレた印象。


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ロンドン近郊のパブ&ホテル。

お花の手入れもたいへんなのでしょうけれど、ステキな外観でした。


パンカーダでもステンドグラスを飾ったり、お花をつるしたり、外観を華やかにする工夫をしています。

ふらりと立ち寄ってくださるお客様に、「外から見たら、ステキなお店だったので」とうれしいコメントをいただくことも。

これからも、ちょっとした演出やディスプレイで、お客様に喜んでいただけるような店作りができたらとスタッフ一同、気を配っていきたいと思っています。



カントリーサイド


イギリス人は、街並みを大切にしようという意識が高いらしく、田園風景と街並みが本当に美しいのです。


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イギリスに住んでいた店長によると、隣の庭のチューリップの開き加減にさえ、気を配る人もいるそうで、開きすぎだと「抜いたほうがいい」と親切に(?)言いに来るとか。


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移動中に立ち寄ったファームショップ。

何もない道路に、ぽつんとお店がありました。


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周りの農場と提携して、地元の野菜・果物、地元養蜂場のはちみつや農場の牛乳・乳製品、肉・卵など、品揃えも充実して、地元の人も買い物に来ているようでした。

ショップオーナーと思われる女性に、自慢のガーデンを見るよう勧められました。


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たくさんのお花が咲いているかわいらしいガーデン。

最近日本でも流行っているJAショップのようなものが、イギリスにもあるのですね。


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古い時代の城壁と空のコントラスト。

忙しい日々を送っていても、たまには、歴史に想いをはせるのも、いいのかもしれません。

ディスプレイキャビネット

今回ご紹介したいのは、シックでありながら、お部屋を華やかに演出してくれる高級ディスプレイキャビネットです。


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せり出した上部のモールディングや中央にはめ込まれたパネルは、アカンサス、リボン、ステッキ、花といったいくつかのモチーフの組み合わせで、全体を凛としたキャビネットにまとめています。

キャビネット側部もガラス張りで、脚も細めのスクウェアレッグ、圧迫感を感じさせない立ち姿です。


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前面のガラスに施された曲線のフレームデザインは、すっきりとしながらも、優雅さを演出。


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ガラス中央の花のモチーフがかわいらしさを添えています。


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製作されたのは1895年前後、手彫りの精巧さに当時の職人さんの心意気を感じます。


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あまり見かけないステッキ(?)の意匠は、最初のオーナー様に依頼された特別注文だったのでしょうか。

モチーフ一つ一つに想像力を刺激されるキャビネットです。


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使用されているマホガニー材も、最高品質のもの。

古艶がしっとりと落ち着いた雰囲気をかもしだし、上質感を引き立て、リビングや寝室、あるいは広めの玄関に、風格を与えてくれそうです。

詳細はこちら よりご覧ください。

蓄音器のお話② 【蓄音器のはじまり】

蓄音器の始まりは1877年。
英国はヴィクトリア女王のもと、インドを植民地化し、
日本は明治10年、西南戦争が始まった頃。


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それまでに音を記録する、という装置は様々な形態が試みられていましたが、
始めて録音及び再生機械を作ったのは、やはりエジソン。
再生方法は針でしたが、記憶媒体の形状は今とは異なり、銅製の円筒形でした。


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その後、ベルによって銅からワックスをかぶせた厚紙にかわったものの、
形状はやはり円筒形のままでした。

1887年にエミール・ベルリナーが円盤状の録音媒体を回転させ、
その表面に螺旋(らせん)状に溝を刻む方式を提案しました。
これを用いる蓄音機をグラモフォンGramophoneとしました。
いまでも英国では、蓄音器の事をグラモフォンGramophoneと呼びます。


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円盤状レコードの最大の特長は原盤からプレス型をつくり、
これを用いて同一のレコードを多量に複製できることにありました。
エジソン・ベルの円筒式は、ベルリナーの円盤式に駆逐されてしまいます。
まさにこのベルリナーの円盤式が、レコードの原型となったのです。


苦労して作った原型を、他の誰かが改良してオリジナルを駆逐してしまう。
現代でよくある家電競争はこの頃から既に始まっていたようですね。



次回は蓄音器にかかせない、SPレコードについてのお話です。
お楽しみに・・・。



万聖節の前夜~Halloween~

日本でもすっかりお馴染になったハロウィン。
「諸聖人の日(万聖節)」の前夜のお祭り、ということはご存知の方も
多いかと思いますが、最も盛んなのはアメリカだということはご存知でしたか?


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アイルランドやケルトの習慣では諸聖人の日の前の晩は「ハロウ・イブ
(Hallow Eve)」と呼ばれ、キリスト教伝来以前から精霊たちを祭る夜。
古代ケルトのドルイドの信仰では、新年の始まりは冬の季節の始まりである
11月1日のサウィン(Samhain)祭。1年のこの時期には、
この世と霊界との間に目に見えない「門」が開き、この両方の世界の間で
自由に行き来が可能となると信じられていたのです。


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スコットランドやアイルランドでは、本当に古くからの習慣でこの日を祝っており、
19世紀に両国からの多くの移民が向かったアメリカで
ややイベント色が強くなって広まったようです。
新しい土地での厳しい生活に、古い習慣は心の拠り所として演出されたのかもしれません。

そんな理由から、ロンドンを含むイギリス南部では
それほどハロウィンで騒ぐ、というのは長く見かけない風習でした。
10月に入り、店先でオレンジ色のカボチャが
にぎやかに並ぶようになったのはここ10年ほど。
アメリカからの逆輸入のような形なのではないのでしょうか?

買付出張の際に立ち寄ったイギリス南部、サリー州のファームショップでも
店内に可愛らしいディスプレイが施されていました。


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一年に一度、この世とこの世で無い世界とがつながる。
東西や宗教を問わず、そのような世界観が生まれるのは
人間共通の、目に見えないものへの恐れと尊敬からきているような気がします。


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パンカーダでは、ハロウィンに大掛かりなことはしませんが、
店先にジャック・オー・ランタンのライトをディスプレイし、
英国買付時にファームショップで購入した
カボチャチョコをお客様にお配りしています。

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ささやかではありますが、古代からの精霊に敬意を表して。






LED照明つきアンティークステンドグラス

最近、街中でも、LED(Light Emitting Diode)照明の信号機や街灯などをよく見かけるようになりました。

東京スカイツリーにも採用されているそうですね。


当店でも、LEDを利用して、光の届かないところでもアンティークステンドグラスをお楽しみいただけるような商品をご紹介しております。


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LED照明は、これまでの白熱電球や蛍光灯とは光を出す仕組みが全く異なります。

エジソンが発明した白熱電球は、フィラメントという細い線に電気を流すと高温になり、そのときに光を放つ仕組みを利用したものです。

蛍光灯は、電子を水銀電子にぶつけて、紫外線を出し、それが管の内側に塗られた蛍光物質を光らせる仕組みで、電気のほとんどが熱を出すために使われる白熱電球と比べ、電気をかなり節約できます。

蛍光灯のさらに上を行くのが、LED(発光ダイオード)を使った電球です。


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電気を流すと光を出す性質を持つ半導体の一種で、電気のエネルギーを直接光に変えることができるのが特徴。

使う電気がとても少なくてすみます。

もう一つ、LEDの優れている点は、寿命が長いところ。

白熱電球の数十倍といわれています。


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一方、LED照明には欠点もあります。

白熱電球や蛍光灯が四方八方に光を放つのに比べ、LEDには直線的に光を出す性質があり、部屋全体を照らすには不向き。

現在、光をうまく広げる技術が研究されています。


光源が小さく、演色性が高いことは美術館や博物館などできるだけ光源を隠し、もの自体を演出したい場所に最適。

例えば、法隆寺で公開される国宝級の仏像の照明には、すでにLEDが採用されているそうです。


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LED照明を使うと、作品の細部がこれまでよりもくっきり見えるようになるそうで、導入に踏み切る美術館も増えているとか。


アンティークステンドグラスは、透過光の美しさが真骨頂。


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壁にかけて、絵画のようにお楽しみいただくこともできます。

少し傾けていただくと、壁に反射してさらに光が拡散します。

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また、個性的なテーブルランプとして、演出するのもオシャレ。

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今まで、アンティークステンドグラスを飾りたかったけれど、透過光を取り込めず、あきらめていた方も、場所を選ばず、飾れるLED照明つきステンドグラスなら、インテリアに気軽に取り入れられるのではないでしょうか。


店内にあるお好きなステンドグラスに設置することができますので、お気軽にご相談ください。


ガラスは液体?!

ステンドグラスについて、調べていると新しい発見がたくさんあります。

その中でもびっくりしたことの一つに、

ガラスが「液体」に分類されているということでした。

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ガラスは他の物質と違い、液体と固体の境目があいまいな物質で、

一般的には、液体に分類されるそうです。


狭義の定義では、溶融した液体を急冷させ、結晶化させずに、

過冷却状態 (supercooling) のままで固化させた無機物として定義され、

① 融液を冷却する、② 結晶ではない、③ 無機物である、

これらがガラスの定義だそうです。


広義の定義では、ガラス転移を示すものをガラスと呼び、

ガラス転移を示さないものは、非晶質と呼びます。

つまり、ガラスは非晶質材料の一部であり、

ガラス転移点 (glass transition temperature) を持つもののこと。


ガラス転移点とは、ガラスが柔らかくなり始めるところから、

溶けきるまでの温度(Tg)のことです。


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水と比較してみましょう。

水は液体、氷は固体です。

氷を熱すると、0度で氷が溶け、溶けきってから、水の温度は上昇します。

このとき、水の融点は0度。


一方、ガラスを温めると、徐々に温度が上がっていき、

ある狭い温度範囲で、急に柔らかくなり、とろとろになります。


ガラスは氷と違って、明確な融点がなく、温度上昇が止まるところもありません。


ガラスを冷やすと、ガラス転移点を過ぎれば、急速に硬化しますが、

氷などと違って、冷やし続けても結晶化はしないのです。


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学術書によると、ガラスの定義は

「溶融物を結晶化することなく、冷却固化させて得られる、非晶性の無機材料」。


水は、冷やせば氷になります。

氷は、水の分子が互いにしっかり結びついて、 整然と並んでいる状態(結晶質)。
水は、水の分子が結晶を作らないで、ゆるやかに結びついている状態(非晶質)。
ガラスは、大きな剛性・高い粘性をもつ(固まっているような状態の)

非晶質ということです。


固体の定義である、温度低下に伴う結晶化がみられないので、

ガラスは固体に分類されません。


ただ、最近ではガラスを固体とする説も出てきているという話、

どちらに分類するのがよいのでしょうか・・・


分子の結びつきがゆるやかなため、ガラスは透明で、表面は滑らか。
ガラスは結晶化しないので、長い年月を経るうちに、少しずつたれてきます。


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当店のステンドグラスも、よ~く見比べると、上よりも下のほうが厚みがあったり、

置き方によっては、たわんでいます。


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アンティークステンドグラスならではの透過光の美しさは、

ガラスの経年変化からも生み出されたものだったのですね。


ぜひ、ご来店の上、液体の「証拠」をご確認ください。


アンティーク・スタイリング アップしました。

"アンティーク・スタイリング" 第4回目をアップ致しました。

幅広い時代とスタイルが手に入る現代。
好きなものを好きなスタイルで演出する
楽しさと喜びをぜひ。

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ラン・ラン・ラン♪


イギリスのアンティークディーラーはたいてい地方の何もないところにあります。


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もちろんロンドン市内や近郊にもありますが、一般的にお値段も高いことが多く、良いものをより安く仕入れるために、高速と田舎道をひたすら走って、多くのディーラーを回るのです。


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イギリスも、右ハンドルの左側通行。

信号機が少ないため、車の流れもスムーズです。

イギリスの交通事情は、ロンドン市内が混むとはいえ、日本よりも走りやすいようです。

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馬や牛、ヒツジなど、のんびりとした田園風景に心が和みます。

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ただ、暗くなっても目的地に着くまでは、ひたすら走り続けるのです。。。


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雨が降っても、霧が出ていても、走り続けます。


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日が沈んでも、走り続けます。

明日も、すばらしいアイテムに出会えますように。