ロバート・アダム(Robert Adam)
ロバート・アダム(1728-1792)は、スコットランドに生まれた、
家具の黄金期を代表する建築家・家具デザイナーです。
有名な建築家ウィリアム・アダムの次男で、
4人兄弟がみな建築家という建築家一家でした。
アダムはイタリアやバルカンの遺跡を調査研究し、1764年に
『ダルマティアのスパラトロにあるディオクレティアヌス帝の宮殿遺跡』
(Ruins of the Palace of the Emperor Diocletian at Spalatro in Dalmatia, London)
を出版します。
原画のほとんどは、アダムではなく、フランス人画家
クレリソ(Charles-Louis Clerisseau,1721-1820)が描いたといわれています。
クレリソは、廃墟風景の画家として成功した人物です。
アダムが登場する以前、1720年代からウィリアム・ケント
の影響で、古典様式が続いていました。
ウィリアム・ケントのデザインがアンドレア・パッラーディオ
(Andrea Palladio)のオリジナルに忠実だったのに対し、
アダムのデザインは古典様式(Classicism)を取り入れつつも
独自のスタイルにアレンジしたものでした。
1760年代末になるとアダム兄弟の設立した建築事務所が中心となって、
古代ギリシャ・ローマをモデルとする古典主義の復活、
新古典様式(Neoclassicism)が始ります。
特徴は、単純で上品な輪郭、背が高く堂々とした外観、
幾何学的にもバランスが取れた曲線、先細の柱など。
アダムは家具のみならず、建築や室内装飾も手がけ、
貝殻、スイカズラ(忍冬)模様、壷、花綱飾り、雄羊の頭部などの
モチーフを多く用いたといいます。
玄関用家具から、壁掛け、暖炉、ドア、天井、カーペット。
その他銀器、カットガラス、磁器製品といった小物まであらゆるものをデザインしました。
アダムのデザインは陶芸家ジョシア・ウェッジウッド(Josiah Wedgwood)をはじめ、
あらゆる芸術分野に影響を与えたといわれています。
バレンタイン ベルアメールのショコラ♪
今日は、好きな人に、気持ちを伝える特別な日、St. Valentine's Day。
都立大学駅周辺には、ちょっとしたお土産になる
スイーツのお店がいくつかあります。
その一つが「BEL AMER」
ここのショコラもバレンタインの定番ですね。
ショコラティエが丹精こめて作ったショコラは、宝石のよう。
ショコラといえば、映画もあります。
ラッセ・ハルストレム監督の作品は、どれも好きですが、
2000年公開の「ショコラ」もステキな映画。
ジョニー・ディップとジュリエット・ビノシュが共演しています。
バレンタインにもおススメです。
サプライズを用意するのもいいかもしれません。
サプライズテーブルにショコラ♪
アンティーク家具はどんなアイテムでも引き立ててくれる不思議な魅力があります。。。
よい一日となることを。
チャーチチェアのワックスがけ
今回はエルム材のチャーチチェアのワックスがけの作業をご紹介いたします。
チャーチチェアとワックスがけに使う道具。
①ビーズワックス
②スチールウール:目の粗いもの、細かいもの
③ウェス(コットンなどの布地)
スチールウール:左が荒いもの。
右が細かいもの。
目の粗いスチールウールで表面に残っているペンキなど気になる汚れを取ります。
力を入れすぎず、なでるように全体をきれいにします。
粉状になった汚れをふき取ります。
ビーズワックスは、蜜蝋成分で出来ています。
目の細かいほうで、ワックスがけを行います。
スチールウールの片側に、ビーズワックスをつけます。
力を入れ過ぎず、刷りこむようにのばします。
左側がワックスをかけた部分。
全体にワックスをかけました。
乾くのを待ちます。
乾いたら、スチールウールの反対側(ワックスが付いていない部分)で、
余計なワックスをとります。
消しゴムかすの様なものが出ることもあります。
次は、ウェスで、摩擦熱が出る感じに、磨き上げます。
左側が磨いた部分。
輝きが違います!
全体を美しく磨き上げます。
座面がピカピカになりました。
磨く前も磨いたあとも、それぞれの風合いがあります。
お好みで調節し、磨き上げて下さい。
130年前の美脚♪
今日は、パンカーダでも数少ない、フランス製の家具、
フラップトップテーブル をご紹介いたします。
1880年代の仏蘭西製アンティーク。
ルイ15世様式のロココ調。
クォータリングで仕上げた天板は、上質な木材の古艶が
しっとりと優しい風合いをかもし出しています。
天板のフレームラインがエレガントな印象を引き立て、
ウォールナットの無垢材が使用されている
カブリオールレッグは、華奢なのにどこか強さを感じさせる優美な曲線。
惚れ惚れする美しさです!
優美なディテールは決してデコラティブ過ぎない上品さ、繊細さ。
アカンサスがカブリオールレッグに華やかさを添えています。
引き出しになっている前面は、キーが付いていたであろう穴が開いております。
こちらは、1880年代の家具として、そのままにしておくのか、
ハンドルなど新しい装飾をくわえるのかは
新しいオーナー様とご相談させて頂きたいと思い、あえてそのままにしております。
前面にもぬかりなく曲線のクロスバンディングとシンメトリーになるように杢目を生かしたお仕上げ。
ぬかりのない匠の仕事ぶりです。
最近は、姫家具人気で、ゴージャスなロココ家具のリプロダクションも多いようです。
旬のラブリーな家具でお姫様気分を味わうのもよいと思いますが、
時を経てしか身につけることのできない品格と
洗練された優美さをもつテーブルで、知的なひとときを過ごすのも
大人の贅沢♪
この美しいテーブルが暮らしのパートナーになってくれたら、
日常がラグジュアリーライフに変わりそう。
麗しく気品溢れるフォルム、独特の艶感をぜひ店頭でご確認ください。
アンティーク・スタイリング アップ致しました。
変わるものと変わらないもの。
変わってしまうからこそ大切で、
変わらないからこそ美しいもの。
アンティーク・スタイリング 。
どちらも貴方のまわりに溢れています。
アンティークチェアの中には・・・
イギリスでは 椅子に詰め物を入れて生地を張ることを
アポルスタリー(Upholstery)といいます。
西洋における椅子の歴史は長く、現代のようにウレタンなど
石油製品で作られた材料が無かった当時は、
馬毛(house hair)などの天然素材が用いられていました。
こちらは座面を剥いで組み直し中のショーウッドチェアです。
馬毛は馬のたてがみや尾の長い毛を縄状に捩り、
2週間ほど高温の蒸気や熱線にあて、
カールさせたものをほぐして、クッション性を加えます。
右が椰子の繊維、左が馬毛。
馬毛は、半永久的に使用できるクッション材としては最高級品。
白い部分が、羊毛
植物の繊維
全て天然素材で作られています。
打ち込みもタッカーではなく、釘打ち
これを製作していた当時もたいへんな作業だったと思われますが、
修復もたいへんな作業です。
麻の生地もところどころ切れていますが、馬毛等もそのまま活かして、
貼り直します。
アンティークチェアだけでなく、アンティーク家具は、
ばらしてみるまでわからないものがほとんど。
アンティーク家具の修復には、技術と知識以外にも、
何があってもへこたれない根性とフレキシブルな対応、
バランス感覚が必要らしいです。
パンカーダの修復工房
今日は当店の工房をご紹介致します。
パンカーダは都内でも珍しく、店内に工房があります。
工房は、入り口の正面に奥に。
たくさんの道具が所狭しと並んでいます。
ニッパーなど同じものが何種類もあります。
修復士によっても使う物が違うそうです。
何に使うのでしょうか。
フレームの中には卵の写真が。
ちょっとしたディスプレイだそうです。
銀板写真かも!?
工房が店内にあると、音がうるさかったり、独特の匂いが漂ってくる時もあります。
ただ、修復について気軽にお話ができるとお客様にはたいへん好評がよいのです。
当店で心がけているのは、なるべくオリジナルが持っている風合いを生かすお仕上げ。
もちろん、お客様のご希望にそえるよう、対応させていただいています。
アンティーク家具の修復について、常駐する修復士が
いつでもご相談に乗りますので、ぜひお立ち寄りください♪
Tokyo International Gift Show
今日は、先週行われた東京ギフトショー の様子をご報告いたします。
東京ビックサイトの広い会場に、
今をときめく様々な商材が一堂に集まっています。
残念ながら、写真撮影が禁止だったので、
たくさんのアイテムをご紹介することができず、すみません。。。
コンテストやイベントが行われ、たくさんの人たちでにぎわっていました。
磯山さやかさんがプロデュースしたキャミソールブースでは
なぜか皆さん写メを撮っていたので、便乗してしまいました。
かわいいですね~♪
広い会場に、とにかくモノがたくさんあり、ヒトもたくさん。
疲れましたが、勉強になる一日でした。
貴婦人の品格 テーブルミラー
今日ご紹介したいのは、ウォールナット時代
(1660-1720)に流行した意匠のテーブルミラー。
18世紀前半に流行した形で、
箱型の化粧用鏡台(box base toilet mirror)です。
このグレードのミラーは貴族が使っていた贅沢品。
テーブルミラーやドレッシングテーブルの歴史は以外に古く、14世紀には男女問わず、
多くの化粧品とともに利用するようになっていました。
17世紀後半には、白鉛や水銀をもとにしたした化粧品を多量に
使用したことによる死者も出たという記録もあるそうです。
この記録に、ドレッシングテーブルや化粧品についての記述があります。
ドレッシングテーブルのデザインは、1720年代までのサイドテーブルと似ていたようです。
18世紀のはじめには、テーブルの上に鏡をつけるのが一般的になっていました。
当店のテーブルミラーのように、2本のまっすぐな支柱に、
飾りのない鏡板を回転ねじで留めた形で、
いくつかの小さな引き出しの付いた箱の上にミラーが乗っていました。
当店のテーブルミラーには、インレイやカーヴィングなどは施されておりません。
ハンドルはジョージアン・シェルド・ドロップハンドル
(Georgian shield drop)、1750年代に流行したデザインです。
上・下段でハンドルデザインが異なっているこだわりぶり。
ただ、シンプルであるがゆえに、ウォールナット材の存在感が際立っているお品です。
樹木が自然の中で長い歳月をかけて創りだした美しい木目や微妙な色味は何ともいえません。
250年もの歳月によって熟成された古艶の輝きは、
内側からにじみ出るしっとりと落ち着いた光沢感。
この素晴らしいテーブルミラーで、
当時の貴婦人が好きな人のために、美しく装えているかどうか
確認していたのかもしれませんね。
このミュージアムクラスのテーブルミラー をぜひ店頭でご鑑賞ください。
これぞアンティーク! ハイグレード サイドボード
今日はカーヴィングが素晴らしいハイグレードなサイドボード をご紹介いたします。
アンティーク家具に使われている木材は、マホガニー材、
ウォールナット材、オーク材が多いようです。
それぞれに特徴があり、美しさ・風合いは異なります。
オーク材は他の2種に比べ、木目が粗く、インレイ(象嵌細工)を施すには
向いていませんが、木のぬくもり、素材感は他にはない趣があります。
こちらのサイドボードは、最上の無垢柾目のオーク材を贅沢に使って仕上げられています。
引き出しの間仕切りから、背面にいたるまで、上質なオーク材が惜しげもなく使用されています。
この匠の仕事ぶりにも目を見張ります。
自然に対して畏敬と敬愛の念を抱き、技巧を駆使し、木の持つ美しさを
最大限に活かすよう、削りだされ、彫り込まれたサイドボード。
カーヴィングの美しさは手仕事によってしか表現できない芸術品です。
そして、注目すべきはこのコンディション。
オーダーした最初のオーナーが自宅ではなく、別荘など
普段使いではないところで大切に扱われていたのではないか
と仰るお客様もいらっしゃいます。
本物の生み出す豊かさと美しさ。
このサイドボードのあるお部屋はその存在感によって、
最高に贅沢な空間を演出してくれることでしょう。
ぜひこの存在感を店頭でご確認ください。












































































