ロバート・アダム(Robert Adam) | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2011-02-16 11:00:00

ロバート・アダム(Robert Adam)

テーマ:家具史上の人物

ロバート・アダム(1728-1792)は、スコットランドに生まれた、

家具の黄金期を代表する建築家・家具デザイナーです。

有名な建築家ウィリアム・アダムの次男で、

4人兄弟がみな建築家という建築家一家でした。

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アダムはイタリアやバルカンの遺跡を調査研究し、1764年に
『ダルマティアのスパラトロにあるディオクレティアヌス帝の宮殿遺跡』
(Ruins of the Palace of the Emperor Diocletian at Spalatro in Dalmatia, London)
を出版します。


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原画のほとんどは、アダムではなく、フランス人画家

クレリソ(Charles-Louis Clerisseau,1721-1820)が描いたといわれています。


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クレリソは、廃墟風景の画家として成功した人物です。

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アダムが登場する以前、1720年代からウィリアム・ケント

の影響で、古典様式が続いていました。


ウィリアム・ケントのデザインがアンドレア・パッラーディオ

(Andrea Palladio)のオリジナルに忠実だったのに対し、


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アダムのデザインは古典様式(Classicism)を取り入れつつも

独自のスタイルにアレンジしたものでした。


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1760年代末になるとアダム兄弟の設立した建築事務所が中心となって、
古代ギリシャ・ローマをモデルとする古典主義の復活、

新古典様式(Neoclassicism)が始ります。


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特徴は、単純で上品な輪郭、背が高く堂々とした外観、

幾何学的にもバランスが取れた曲線、先細の柱など。


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アダムは家具のみならず、建築や室内装飾も手がけ、

貝殻、スイカズラ(忍冬)模様、壷、花綱飾り、雄羊の頭部などの

モチーフを多く用いたといいます。


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玄関用家具から、壁掛け、暖炉、ドア、天井、カーペット。


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その他銀器、カットガラス、磁器製品といった小物まであらゆるものをデザインしました。


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アダムのデザインは陶芸家ジョシア・ウェッジウッド(Josiah Wedgwood)をはじめ、

あらゆる芸術分野に影響を与えたといわれています。

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