続・続・“養護教諭”という肩書きへの付加価値。 | 「自分のままで“養護教諭”になる」YOUKYOUカフェ・柏木むつき

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【保存版】養護教諭シリーズ

 

4年前(もう4年前なの!?)に書いたこの記事↓

 

その前に書いたものはこれ↓

なんと6年前の記事です。

 

この中にある、現役時代の私のエピソード。

「話の聴けない私は養護教諭失格だ」

と本当に落ち込む日が続いたんです。

そういう出来事が続いてしまって…。

そんな私が考えたこと。

 

「臨床心理士や認定心理士の資格を取れば、

“立派な養護教諭”になれるに違いない!!!」

 

そこからは、

通信制大学や夜間の大学、

はたまた臨床心理士での編入試験…。

そういうのを必死に調べたことがあります。

(〇ーキャンの心理学講座も受講したし、

心理系の社会人大学にも一年間通った。)

 

 

でも、ある時言われたんです。

臨床心理士の資格を持った養護教諭の友人に、

「私はね、看護師免許を持っているむっちゃんの方が羨ましいよ」って。

 

 

ぽかんとなりました。

 

 

「臨床心理士の資格を持っている彼女も悩んでいるのか…!」と。

彼女は私からすれば“立派な養護教諭”だったのに。

彼女自身はそう思っていなかったようで、

「看護師免許があれば“立派な養護教諭”になれる」

と思っていたようなのです。

 

私はその時から、

「病院のように医師もいないし、

医療器具もないし、

看護師であることなんて教育現場で

そんなにプラスになるのかなぁ…」

と思っていたのですが…。

(看護と養護と保健はイコールではないので)

 

ようは、

「ないものねだり」

ということに気づいたんです。

 

その時の私は、

自分にとって足りない部分を埋めるために

「臨床心理士の資格を取れば」

という条件付けをして自分の価値を図っていた。

その時の友人は、

「看護師免許があれば」

という条件付けをして自分の価値を図っていた。

 

あの時、目が覚めたのですよね…。

その結果、臨床心理士の資格を取ることを辞めました。

本質はそこではないと気づいたから。

資格を取って解決するものではないと気づいたから。

 

そして考えるようになったのですよね。

「養護教諭らしさ」って何だろうって。

懐かしいなぁと思い出しました。

必死で、「外付けの何か」が欲しくてもがいていた頃。

それがあれば、

きっと自信を持てるようになる。

それがあれば、

きっと自分のことを責めなくなる。

それがあれば、

きっと自分のことを好きになれる。

そんな風に考えていた頃の話です。

 

 

 

今、私は、

「看護学部出身ではない養護教諭志望者」

に多く接する環境にいます。

 

「柏木さんは看護学部出身だから(いいよね)」

「柏木さんは看護師免許をもっているから(いいよね)」

「柏木さんは看護師として働いていたことがあるから(いいよね)」

というようなことを良く言われるのですが…。

正直私は今でもそうとは思いません。

 

ただし、補足するのであれば、

「看護(学)を学んでいるかどうか」

については多少の“影響”はあるのではないかと思います。

ようは「資格」とか「免許」の問題ではない、ということです。

少し厳しいかもですけれど、

看護師免許がある養護教諭の方がすごいとか

教育学を学んできた養護教諭の方がすごいとか、

そういうところで

誰かと比べて自分の優劣をはかっている間は、

結局は、

誰かに勝って、誰かには負けるので、

自分が一番しんどいと思います。

結局のところ、ここに尽きるのだろうと思います。

誰かと比べることで、より一層努力できるとか、

自分の今いる場所を正確に認識して、

目指したい場所までの距離を把握することができるとか、

そういうことではなければ、

誰かとの「優劣」の中でもがいて、

資格や免許といった「外付けの何か」にとらわれてしまうのだろうと思います。

 

 

(付加価値が悪い訳では決してなくて)

「付加価値」の「付加」は既にもう持っているかもしれないし、

そうでなくても、手に入れ方は自分が思っている方法とは違うかもしれない。

「付加価値」を見誤ってほしくないな。

そんな風に思います。




 

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