一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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エアコン暖房=乾燥する
このイメージを持っている人は多いはず。
しかし、電気ストーブも床暖もオイルヒーターも同じように乾燥します。
これらどの暖房方法も一切加湿しません。
それでもエアコンが乾燥するというイメージ強いのは、他の暖房と比べ強い対流(温風)が発生し、それが直接体にあたることで肌の乾燥を促進させてるからかもしれませんね。
逆に乾燥しない(加湿する)暖房器具は、石油ストーブなど火を燃やしてそれを室内に放出するものがあげられます。
1リットルの石油を燃焼すると、それとほぼ同量の水を空気中に放出します。
部屋の広さにもよりますが、加湿器が不要なほど室内の湿度が上がることも。
それと同時に一酸化炭素などの有害物質も空気中に放出するので、高気密住宅での使用はオススメしません。
室内の空気汚染についてはこちらにも
しかしエアコンにも加湿機能が付いてるものがあります。
それがダイキンの「うるさらシリーズ」
唯一加湿機能が搭載されたエアコンです。
外の空気中の水分を取り込み、無給水で室内を加湿。
我が家でもLDKに使っています。
そのレポートはこちら
上の記事でも書いてますが、乾燥が強い地域ではあまりオススメできません。
しかし降雪がある地域などでは、それなりの加湿は期待できそうです。
では湿度コントロールしてくれる内装材を使った場合はどうか。
無垢材や漆喰、珪藻土、エコカラット、どれも調湿作用があるとされている素材です。
除湿に関してはまだしも、加湿ついてはほぼ効果なしと思って間違いありません。
しかし間取りや住まい方次第で、湿度はある程度調整できます。
お風呂の位置や、洗濯物の干し方。
機械や内装材に頼らずとも、これらをちょっと工夫するだけで室内環境は改善されます。
とはいっても結局のところ、加湿量を考えれば加湿器を使うというのがベストな選択肢かもしれませんね。
では最後に加湿器を使う時の注意点。
それは加湿器タンク内のカビです。
現在主流の超音波式は、タンク内で発生したカビをそのまま空気中に放出します。
実はこれがかなりの健康被害を生んでるというニュースが話題になりました。
今では除菌機能付きの加湿器もかなり増えてきました。
こちらの加湿器は17畳用と書いてありますが、高気密住宅の場合ならもっと広い畳数でも問題ないと思います。
我が家は23畳のLDKで8畳用使ってますので。笑
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