組織における4大原則として私自身が学んだのが
①指示命令一元化の原則
②統制範囲適正化の原則
③職務分担の原則
④権限・責任一致の原則(三面等価)
というものである。
その中でも本日は④について詳しく書き記すので、メンバー各位に
ついてはしっかりと覚えておいてもらいたい。
仕事には権限と責任と職務(役割)という三つの側面があり、
権限とは組織におけるメンバーがそれぞれの立場と役割において、
職務を遂行するために行使しうる権利の範囲の事である。
また責任とは自分の役割を自覚した上で自ら進んで遂行し、期待さ
れた結果を作り出すべき全ての責任の事である。
そして職務とは自分自身の役割であり、立場であり、使命の事であ
る。
それらすべてが同じように一致していなくては組織が機能しないの
である。よって、自分自身の与えられた権限を最大限に行使して、
その権限を行使する限り与えられた責任を果たし、職務を遂行して
いかねばならない。その三つの側面においてどれかだけが大きくて
も小さくてもいけない。全ての側面において等価でなくてはならな
いのだ。
例えば、権限が10ある割に3の責任しか果たさない、職務しか遂
行しないのもおかしな事になるし、10の責任を持たされているの
に3の権限しか与えられていないのもおかしな事になるのだ。
私は外部研修ではこの三面等価というものを教わったが、ここに
“報酬”というのも、付け加えたいと思う。
与えられた権限と、与えられた責任と、与えられた職務と、そこに
等価な報酬を渡すことが組織として必要なのだと思う。それらの四
つの側面が全て一致してこそ、メンバーの最大の能力が発揮される
のでは無いかと思っている。
50万ならば、50万に見合う権限をもらい、50万に見合う責任
を果たし、50万に見合う職務を遂行する!それが、私の伝えたい
四面等価の原則である。
貴方は貴方の報酬に見合う責任を果たしていますか?
貴方は貴方の責任を果たして、しっかりと報酬を頂いていますか?
貴方は貴方の職務に徹して、仕事をしていますか?