管理者便り -6ページ目

ワクワクを与えたい!

営業パーソンとして現場を回っていた当時、常に意識をしていたことがありました。
いまでも取り組みがありますが、当時からピーアンドエフでは従事するメンバーひとりひとりが仕事を行う上でのモットーとなる「個人の与え」を提唱していました。

※モットー:行動の目標・指針として心がけているもの・またその言葉


当時の私の与えは「ワクワクを与えます」でした。※いまは変えています。


営業パーソン1年目、顧客に言われたある一言がキッカケとなり、その後約10年近くに渡り自身の営業活動また仕事をするうえでの土台の考え方となったのです。

その一言とは「渡辺さんと話しているとなんだかワクワクしてきますね!」でした。


さて、このワクワクを与えるという行為には様々なことがありますが、特に意識していた点は「未来を語る」ということ。
顧客と対話を重ね、"顧客の問題や課題が解決された未来"を一緒に創り上げていくこと。共にイメージをすることを強く心掛けていました。


何故なら、"顧客は営業パーソンが売りたいと思っている商品やサービスが欲しいのではなく、それらを買った(もしくは利用した)事で得られる"未来"に期待を寄せる"からです。


もちろん現実的か、実現可能かは重要ですが、それ以上に理想とする姿をどこまで一緒にそして鮮明にイメージできるかが最も重要なのです。


その為に、顧客のニーズをしっかりと、より深く聴き出し、深掘りしていくことが大事。

 

ただ漠然とヒアリングを重ねる営業パーソンもいるようですが、それでは顧客の理想とする未来(成果)は描けず、顧客にフィットした提案もできないでしょう。


これらは新人だろうが玄人だろうがあまり関係はなく、重要なのは顧客の未来を共に描き(寄り添い)、目指す方向へ一緒に進めるか…なのですから。


あなたは仕事を通じて顧客に、関わるメンバーにワクワクを与えられていますか?
共に未来を描くために相手の事をしっかりと興味を持ち、ヒアリングができていますか?
そして、顧客であれ、業務であれ、会社であれ、人生であれ、その相手と共に未来を描く努力をしていますか?



渡辺
 

じつは挨拶ひとつが組織を変える

 

『革命は些細なことではない。しかし、些細なことから起こる。』

上記は、古代ギリシアの哲学者アリストテレスの言葉。



会社、組織の空気(ここでは雰囲気、社風などとも言われる)は、そこに介在するひとりひとりの人が創り出す空気の総和だと思う。


その見えない空気というのはそれそのものを環境としても捉えることができる。


さて、あなたのいる職場の空気を2つの例で考えてみよう。


①元気よく挨拶をするのが当たり前の空気
②元気よく挨拶するのは少し気恥しく感じる空気


上記はどちらも挨拶をするということが大事であり、皆がその重要性を理解し行動に変えている組織ではある。


しかしながら、①と②では大きな違いがあるのはおわかりいただけるだろうか。


①の環境では元気よく挨拶をしない人が目立ってしまうことから、元気よく挨拶をすることが周囲の当たり前となる。


次いで②はどうだろうか?

こちらの例では、元気よく挨拶をすることが逆に目立ってしまうため、挨拶の重要性は理解しつつも気恥しさが勝ってしまい、知らず知らずのうちにほどほどに挨拶をするのが当たり前となり易い。


ほんのちょっとした、そう、"些細な"違いが積み重なり、やがて環境の変化という大きな違いを生み出すわけだ。


仕事もプライベートも信用や信頼の積み重ねで形成するが如く、同じように社風も長い時間を掛けて介在する人同士が創り上げていくものなのだから。



いまピーアンドエフに求められるのは、例えば上記であれば①のような環境であり、皆でこうした環境を"些細な行動"から創り上げていくことが大事。


あなたの日頃の挨拶ひとつ、笑顔ひとつ、姿勢ひとつがやがて組織に多大な影響を与えるということを改めて自覚し、全体のための行動をひとりひとりが担っていこう。




渡辺
 

学び、成長し続けられるか?

あなたは一人のビジネスパーソンとして自身のキャリアをどのように形成していくかを日頃考えていますか?


人生100年時代となり、同一の仕事だけでなく、いくつかの仕事をこなすこととなり、60代で定年が当たり前ではなくなる時代。
複数の仕事をこなす環境でどのように対応し、求められる、必要とされる知識、経験、スキルを養い、自己成長を遂げていくのかが非常に重要になっています。

そう遠くない未来で事実起きてしまう現象をいまからどう対処してくかがキーなわけです。


しかしながら、お勉強は学生時代に…といった認識を持っている方もいまだに多いのが事実。
 

どちらかというと社会に出てからが実践を絡めた本当の勉強のスタートであり、気付き、学びから得られる経験、知見をを強烈にかつ猛スピードで培っていかなければならないのです。


日本では25歳以上の大学生の割合は2%程度といわれ、それに対して諸外国では20%程度とその開きは10倍にも上ります。
この25歳以上というのはいわゆる「学び直し」というもので、社会に出てから新たにスキルを身につけるためのもの。
一概には言えませんが、諸外国に比べ日本のビジネスパーソンには学び直しの意識そのものが薄いことが見て取れます。


いつの時代もデキるビジネスパーソンは総じて学びの習慣を身につけているもの。
あなたはこれからの働く環境の変化、そのリスクをどう捉え、行動に変えていくのか?


会社は顧客やクライアントのケアはしても、あなたのキャリアのケアをすることはないのです。

自ら学び、成長できる人材でしか生き残れない時代はもう始まっています。



渡辺