じつは挨拶ひとつが組織を変える
『革命は些細なことではない。しかし、些細なことから起こる。』
上記は、古代ギリシアの哲学者アリストテレスの言葉。
会社、組織の空気(ここでは雰囲気、社風などとも言われる)は、そこに介在するひとりひとりの人が創り出す空気の総和だと思う。
その見えない空気というのはそれそのものを環境としても捉えることができる。
さて、あなたのいる職場の空気を2つの例で考えてみよう。
①元気よく挨拶をするのが当たり前の空気
②元気よく挨拶するのは少し気恥しく感じる空気
上記はどちらも挨拶をするということが大事であり、皆がその重要性を理解し行動に変えている組織ではある。
しかしながら、①と②では大きな違いがあるのはおわかりいただけるだろうか。
①の環境では元気よく挨拶をしない人が目立ってしまうことから、元気よく挨拶をすることが周囲の当たり前となる。
次いで②はどうだろうか?
こちらの例では、元気よく挨拶をすることが逆に目立ってしまうため、挨拶の重要性は理解しつつも気恥しさが勝ってしまい、知らず知らずのうちにほどほどに挨拶をするのが当たり前となり易い。
ほんのちょっとした、そう、"些細な"違いが積み重なり、やがて環境の変化という大きな違いを生み出すわけだ。
仕事もプライベートも信用や信頼の積み重ねで形成するが如く、同じように社風も長い時間を掛けて介在する人同士が創り上げていくものなのだから。
いまピーアンドエフに求められるのは、例えば上記であれば①のような環境であり、皆でこうした環境を"些細な行動"から創り上げていくことが大事。
あなたの日頃の挨拶ひとつ、笑顔ひとつ、姿勢ひとつがやがて組織に多大な影響を与えるということを改めて自覚し、全体のための行動をひとりひとりが担っていこう。
渡辺