海辺のリゾート。ハルガダ
ゴバルホテルを一夜限りで、
早々に立ち去り、海辺に向かって歩く。
リゾート地というだけあって、
街には欧米人の姿が目立つ。
今まであまりエジプトの街中で、
欧米人を見かけることがなかったせいか、
彼らを見るとなぜか安心してしまった。
地図を頼りに、
カリフォルニアというホテルを目指していたが、
一向に辿り着かない。
おかしいなと思って、近くのお兄さんに尋ねると、
カリフォルニアホテルは廃業してしまったという。
しかたなく、
同じようなグレードの別のホテルを教えてもらった。
しかし、そこは満室だった。
なんでも今はシーズン中らしく、
どのホテルも満室であるらしい。
あきらめて、また別のホテルを探すことに。
4シーズンズというホテルに辿り着いたが、
やはりここも満室。
しかし、チェックアウトが11時なので、
それ以降になると部屋が空くかもしれないという。
一縷の望みをかけて、11時まで約1時間、
待つことにした。
1人5ポンドで用意してもらった朝食を食べながら、
時間を待つ。
その甲斐あって、部屋を確保することが出来た。
部屋はバルコニーつきで日当たりが良く、
トイレ、シャワー、朝食付きで60ポンド(約1200円)だった。
なかなか居心地が良さそうだったので、
3日間前払いすることにした。
ホテルではダイビングやシュノーケリングのツアーを催行しており、
多くの客が宿泊していた。(yo)
夜は近所のレストランで。カラマリというイカの炒め物20ポンド(約400円)。
値段は少々高い
ステラの生ビール10ポンド(約200円)。
だが、注ぎ方が下手でほとんど泡ばかり。残念
ハルガダへいこう
駅のすぐ前のアングロホテルに宿をとったのは、
長距離バスの事務所が近いためだった。
飛行機を使う余裕が無い私たちは、
ハルガダへはバスで行くしかない。
1泊60ポンド(約1200円)と安くは無かったが、
利便性を取ることにした。
情報では長距離バスには、
街外れのバスターミナルから乗車することになっていたが、
事務所で確認したところ、バスはこの事務所前から出ているらしい。
私たちは長距離バスターミナルまで行く気でいたので、
これは本当に助かった。
6時30分の便を予約した。
1人35ポンド(約700円)。
アングロホテルは駅前のわりに、あまり人が出入りしていない。
従業員の態度がなんとなく鼻につくためだろうか。
12時にチェックアウトし、
そのままロビーに6時まで荷物を置かせてもらうことにした。
適当に時間を潰す。
アスワンからルクソールに戻ってくると、
やはり、ルクソールの人たちはあまり良くない気がする。
とあるレストランで食事をしたら、
店先に用意してあるにもかかわらず、
普通付くであろう前菜やパンなどがなく、
メインの料理だけ出され、(しかも割高)
おまけに、はじめはノータックスと言っていたにもかかわらず、
清算時に請求されそうになったりした。
観光客慣れしているからか、
明らかに、観光客をだまくらかそうとしてくる率が高いように思う。
買い物をする時も軽い気持ちで店を覗いたりしたが最後、
買うまでしつこく付きまとってくるし、
(これはルクソールに限ったことではないが)
なかなかショッピングも骨の折れる作業だ。
そんなルクソールに定価販売の店があった。
店の商品のほとんどすべてに値札がついており、
値段もそれほど高くない。
質や品揃えでは他の店に劣るかもしれないが、
安心して買い物をすることが出来るのは、
エジプトでは珍しい存在だと思う。
エジプト人と外国人で一杯の長距離バスが、
ハルガダへ到着したのは24時。
すっかり、夜もふけ、宿が見つかるか心配だったが、
明かりが煌々としている活気のある街を歩き、
ゴバルホテルというところに辿り着いた。
1泊40ポンド(約800円)と安かったが、
なかなか汚かった。(yo)
再びルクソール
アスワンからルクソールの列車は、
予約しなくても乗れるらしい。
それでも、不安なので、
前日に駅に切符を買いに行くと、
さんざん並んだ挙句、言われた言葉は、
「その列車の切符は車内で買え。」
そして、今日。
9時30分発の列車に乗るため、駅に向かうと、
ルクソール行きの列車はすでに出てしまっていた。
駅に着いたのは9時20分。
いつも大抵遅れるくせに、
なぜ、こういう時に限って早く出たりするのだろうか?
苛立ってみたところで、どうしようもない。
次の列車は13時30分。
4時間も待たねばならない。
一旦チェックアウトしたホテルに再び戻り、
12時まで部屋を使わせてもらえるよう頼んでみた。
快くオーケーしてくれた。
列車を乗り過ごしたというと、
次の列車までフルーカに乗らないかと勧誘されたが、
何かと商売に結びつけるところはさすがだ。
待っている間、やはり列車のチケットを買いに行こうと、
再びチケット売り場に並ぶ。
相変わらずの混雑に耐え、ようやく自分の番になる。
と、またしてもチケットは車内で買うようにと言われた。
ルクソール行きの列車はすべて車内販売なのか?
なぜか分からないが、
どうやら外国人には窓口で売れない列車の切符があるらしい。
窓口の張り紙に英語で書いてあるのを見つけた。
出発まで適当に時間を潰す。
今度は一時間前には駅でスタンバイすることにした。
待っている間、エジプト人の青年がアラビア語で話しかけてきた。
アラビア語が分からないと伝えるも、
青年はまるで気にすることなく話してくる。
ルクソールに行くらしいが、話相手でも欲しいのだろうか。
話の内容が全然理解できなくても、お構いなしのようだった。
列車は30分前に到着した。
無事乗り込み、席を確保する。
また、早く出発するのだろうかと思っていると、
今度は時間キッカリに動き出した。
気まぐれなのか。。。
席は空いていた。
ルクソールまで、この調子で行くのかと思いきや、
途中の駅で次々と人が乗り込み、
いつの間にか車内は満席になった。
夕方のルクソール駅は人でごったがえしていた。
明日はハルガダへ向かうので駅の近くに宿をとった。(yo)
豆をすりつぶして揚げたものが入っている
ファラーフェルサンドイッチ1ポンド(約20円)。
安くて旨い庶民の味
アブシンベルの帰り道
席は早い者勝ち。
予定時刻より、早めにバスに戻り、
補助席ではなく、普通の座席をゲットする。
しかし、窮屈であることに変わりはない。
背もたれが伸びた分、いくらかましな位である。
再びあの3時間弱の道を戻るのかと思うと、
憂鬱になってくる。
車中では寝不足と疲労のため、
ぐったりしていた。
予定ではこの後、アスワンハイダムに向かい、
イシス神殿と切りかけのオベリスクを見に行くことになっている。
相変わらずの砂漠ロードを何時間か揺られると、
突然目の前にダムが現れた。
これがアスワンハイダムか。と思っていると、
バスはそのままそのダムを渡りきってしまった。
しばらくすると、イシス神殿の看板が見えてきた。
しかしバスはまたもや無視して通り過ぎていく。
訝しく思っていると、道路の真ん中でおもむろに停車した。
ドアが開けられるとドライバーは、
ホテル名を連呼しながら何やら呼びかけてきた。
どうやら、ここで、このままホテルに帰る組と、
さらにツアーを続ける組とに分かれるようである。
外には別のバスが停まっていた。
そうして、私たちともう一組は別の車に乗り換えることになった。
またもや同じようなミニバスである。
しかし、今回は補助席を使うほどギュウギュウではなく、
私たちはまともな席に座ることができた。
全員揃ったところで、車は来た道を引き返しはじめた。
イシス神殿の看板を通り過ぎ、再びダムを渡る。
バスはアスワンハイダムに向かっているようだ。
とすると、さっき渡ったダムはアスワンダムだろうか。
しかし、なぜわざわざ引き返さなければならないようなところで、
そもそも合流しなければならないのだろうか。
ダムを渡る前で待っていれば、その分ロスがないではないか。
疲れているのに、無駄な動きをさせられて、少々腹が立った。
アスワンハイダムには入場料1人8ポンド(約160円)必要だった。
ダムはナセル湖を望める他には、これといって魅力はないように思えた。
撮影は禁止のようであったが、私たちを見つけると、
巡回している警官はわざわざ、
「フォト、オーケー」と伝えに来ていた。
適当なものらしい。
30分ほど過し、たいした感激も得ず、イシス神殿に向かう。
アスワンダムを渡るのはこれで3回目になるなぁ。
と思いながら、車窓を眺める。
イシス神殿はナイル河に浮かぶ島にある。
島へはボートで行くことになるのだが、
入場料1人40ポンド(約800円)とボート代は別だった。
このボート代が厄介で、公定レートはあるようだが、
人によって料金が違うため、交渉しなければならなかった。
みんなそれぞれ交渉をはじめる中、
私たちもおっさんをつかまえて、値段について話し合う。
1人5ポンドというところで落ち着いたので、良しと思ったが、
一緒のバスの女性はそれでも高いと言い出し、
1人4ポンドまで負けさそうと、さらに交渉を続けはじめた。
バスに戻る時間は決まっているので、
このままでは観光の時間が少なくなってしまう。
下手をすると、入場料だけ払って、
何も見ずに終わってしまうことにもなりかねない。
5ポンドで十分安いではないか。
これ以上何を粘らなければいけないのだ。
そんな風に思っていると、しばらくして、
やはり4ポンドは無理だったようで、
1人5ポンド(約100円)で島に行けることになった。
一隻のボートに16人が乗る。
しかし、みんなしつこく粘るものだ。
私なんかは、ほどほどで、もういいではないかと思うのだが、
特に欧米人は粘り強く頑張る。
そこそこで妥協してしまう。
そこが日本人がなめられる原因なのかもしれない。
イシス神殿は壁画や柱の彫刻などが、綺麗に残っており、すばらしかった。
特に、パピルスをモチーフにした柱は、
一本一本デザインが異なり興味深かった。
イシス神殿を後にする頃には、
私たちはすっかり暑さに参ってしまっていた。
バスは切りかけのオベリスクに向かったが、
炎天下の中、わざわざただの岩を見に行く気になれず、
入り口の日陰で休むことにした。
ホテルに帰ったのは3時30分頃、
12時間に及ぶツアーがようやく終了した。(yo)
冷たくて最高に旨かった。2ポンド(約40円)
アブシンベルへの道
夜中、がんがんとうるさい音楽が聞こえてきて、
ちっとも眠れなかった。
宿泊者の誰かが爆音で音楽をかけたまま、
寝てしまったのだろうか。と思っていたが、
なんとそれは、ナイトクラブの音漏れであった。
ホテルに併設されているナイトクラブが毎夜、
明け方まで騒いでいるらしい。
さすがにこれが毎日続くと、眠れない。
抗議をしてみたが、どうにもならない。
部屋を替えてくれと言ったが、
満室(本当か?)らしく、駄目だった。
このまま我慢するしかなさそうだ。
どんなホテルも一長一短があるものだ。
ツアーバスは午前3時30頃迎えに来た。
小型バスは既に満席だった。
まさか。立ち乗りか?
私たちが突っ立ってると、
回りの人が補助席をだしてくれた。
座席のシートは座り心地が悪く、腰が痛い。
これで3時間か、、、、。
見ると、座席と座席の間は狭く、
他の客たちも窮屈そうに座っていた。
バスは凄いスピードで走り出した。
途中、大型観光バスがたくさん停まっているところで、
一旦停車した。
もしや、乗り換えるのでは?
一瞬期待に胸を膨らませたが、いつかのように、
まとまって移動するための集合だった。
やはり、窮屈なバスでアブシンベルまで行くことに変わりはなかった。
観光バスの中には、空席のあるものもあった。
あそこに乗せてくれればいいのに。
そんな願いも空しく、バスは再び走り出した。
うとうととしながら窓の外を見ると、いつの間にか外は砂漠。
ふと見上げると、真っ暗な空に星が輝いてた。
星々はどれも大粒で、まるでプラネタリウムのようにはっきりと見えた。
オリオン座の中心の三つの星が一際目立っていた。
やがて、日が昇り、回りが明るくなってくる。
アスワンハイダムによって出来たナセル湖が見えてくると、
ようやく、アブシンベル神殿に到着した。
窮屈なバスから降りると心地良い風が吹いていた。
早朝は涼しい。
多くの観光客に混じってチケットを買う。
一人81ポンド(約1620円)。さすがに高い。
5分程歩くと、あの有名な4つの巨像が見えてきた。
神殿は朝日に照らされて美しく輝いていた。
神殿奥には春分と秋分の日に太陽の光があたるという、
ラメセス2世と神々の像が照明に照らされていた。
神殿内の壁画は綺麗に照明で照らされ、
まるで美術館の中のような部屋もあった。
もともとの神殿はもう少し下の位置にあり、
そのままだとダムによって出来た湖に沈んでしまうため、
今の位置に移築したというが、
良くこんな大きなものをそっくりそのまま移動できたものだ。
私には神殿そのものよりも、そちらの方が興味深かった。
つづく(yo)






