いってみよう! 夫婦で GO!GO! 世界一周。 -36ページ目

スエズな日々

久しぶりにエアコンの効いた部屋でのんびり。


でもやっぱりこの部屋、臭いなぁ。


昼飯でも買いに行こうと外へ出ると、
救急車が止まっていた。


ホテルの隣は病院。
車の中には足に包帯をぐるぐる巻いた男が、
苦しそうに横たわっている。


その周りを救急隊員が取り囲んでおり、
別の病院に搬送するのか、
救急車は今まさに発車するような雰囲気だった。


痛そうだな。と思いながら横を取りすぎようとした時、
救急隊員の1人と目が合った。


すると彼は満面の笑みを浮かべながら、
私に向かって、一言「ウェルカム」と言った。


車の中では男が苦しそうにしているのに、
そんな事お構いなしにニコニコ!と「ウェルカム」である。


歓迎してくれるのはうれしいが、
そんなことより、はやく病院に連れて行ってあげてください。


昼飯は相変わらず近所のコシャリ屋。
コシャリは安いわりになかなか美味しく、ボリュームもあるので、
貧乏旅行の強い味方だ。


何回か通っていると、顔を覚えられたようで、
店に入るやいなやがっちり握手。
いつものサイズを注文し、軽く挨拶を交わして店を出た。


koshari
ここのコシャリは豆が多い



ハルガダもそうだったが、中国人観光客が多いのか、

街を歩いていると「ニーハオ、ニーハオ」と声をかけてくる人が多い。


エジプト人からすれば、違いが分からないのかもしれないが、

「おまえらアジア人は誰もかれも一緒だろ」と言われているように聞こえるので、

そんなときは無視することに決めた。


「ハロー」とか「こんにちは」と言われたら返すことにしよう。

そういえば、以前日本人にも、

韓国語で話かけられたことがあったなぁ。


夕食はちょっと奮発して、これまた近所にあるシーフード料理屋
「フィッシュセンター」に出かけた。


税込み70ポンド(約1400円)の盛り合わせを注文。


待っている間、ウェイターは私たちの持っていた「歩き方」に
フィッシュセンターが載っているのを発見して、大喜び。


店中の人に見せて回っているのを見ていると、
こちらも嬉しくなってくる。


サラダやアエーシを食べながら料理を待つ。

ようやく出てきた魚はなんと黒こげだった。


しかし味はとても美味しい。
海老やイカも新鮮な素材を使っているようだった。


久しぶりに豪華な食事で二人ともお腹一杯の夕べだった。(yo)


fishcenter
魚は見事にマックロクロスケ。だが見た目とは裏腹に美味。ご飯もおいしい



fishcenterman
自らすすんでポーズをとってくれたナイスなウェイター


誤算のスエズ


sueztown


スエズにはあまり、というか全然
外国人観光客の姿が見えない。


有名なスエズ運河のほかには、
これといった見所が無いためだろうか。


にもかかわらず、ホテルはどこも満室だった。


着いた時刻が遅かったからだろうか?


何軒も探し歩いて、
ようやく1部屋だけ空いていたホテルを見つけたが、
1拍なんと75ポンド(約1500円)。


しかもトイレ、シャワー共同でエアコンも付いていない。


他がどこも一杯なので泊まる他なかったが、
随分と割高なホテルに泊まることとなってしまった。
足元を見られたのかもしれない。


宿泊客はほとんどエジプト人だった。


カイロから近いということもあり、多くの人が小旅行にやってくるのか。


それとも、街にある安宿の数が少ないのか。


イスラムの巡礼月であるズー・アル・ヒッジャの時にはメッカに向かう人たちで、
一杯になるとのことだったが、まだまだその時期には遠い。


特に見所のないように思えるこの街で、
まさか、宿に困ることになるとは思いもよらなかった。


あまり、観光地化されていないから、
ホテル代も安いだろうと思っていたのに。。。


ということで、今日はマデナホテルを早々にチェックアウトして、
少し割安なシーナホテルへ移ることにした。


チェックアウトの時間を狙って、ホテルのレセプションに行くと、
思ったとおり、まさに、今部屋が空いたという絶好のタイミングだった。


私たちは部屋を確認するのもそうそうに、迷わずチェックインした。


部屋はトイレ、シャワー、エアコン付きの60ポンド(約1200円)。


マデナホテルと比べると、価格、設備の上では申し分ない。
が、少々汚く、妙なにおいがした。


それでも他のホテルが余り期待できそうも無かったので、
私たちはしばらくここに泊まることにした。


移動、移動で疲れた体を癒そうとスエズにやって来たのだが、
どうやらあてがはずれたようである。(yo)


スエズへ向かう。


desartroad


今日でリゾート気分ともおさらばし、
一路スエズへ向かう。


バスターミナルまでは結構距離があるので、
歩くのはきつい。


片道0.25ポンド(約5円)のマイクロバスは、
相乗り制でいつも人で一杯なので、乗りづらい。


ということで、タクシーを利用することに。


流しのタクシーをつかまえた。


バスターミナルへはものの10分ほどで到着。


料金は20ポンド(約400円)だった。


ん?20ポンド?


高っ!


エジプトではめずらしくメーター付きのタクシーだったので安心していたのだが、
大体1~2キロで2ポンドが相場と考えると、これはかなり割高料金だ。


そういえば、最初のメーターで16.○○と表示されていたので、
そもそも初乗りからして高かったようである。


リゾート地だから多少は割高なのだとしても、この額はハンパない。


こんなことならホテルで相場を聞いておくのだった。
なにしろエジプト初タクシーだったからなぁ。


とは言っても、気づいたのは車を降りてしまってからなので、
全ては後の祭り。仕方が無い。


ハルガダからスエズへのバスはルクソールからやってくるらしく、
スエズ発ではないためか切符は車内で買うことになっていた。


予約もしないで、乗れるのだろうか。


一抹の不安がよぎる。


11時半ごろ。やや遅れ気味なバスが到着した。


バスが着くなり、そこいらで待っていた人々が一斉にワーッと群がる。
ルクソールからやってきた人と相まって、瞬く間にバスは一杯になってしまった。


気づいたら、車内には私たちのための席は残っていなかった。


スエズ行きのバスは2時間に1本。
このバスを逃がすと、次のバスまで2時間も待たなければならない。


冗談ではない。


なにがなんでもこのバスに乗らねば。
私たちは大きな荷物とともに無理やりバスの乗降口に陣取った。


こうなれば、5時間立ち乗りの覚悟である。


車内は乗車率110%。
まるでお盆の帰省ラッシュ時の新幹線のようである。


だが幸いにして地獄の5時間立ち乗りは、免れることとなった。


バスはなぜか出発してまもなく、車庫のようなところに停まった。


そして乗客全員がそっくりそのまま違うバスに移ることになった。
どうやらエアコントラブルのようである。

そういえば、車内は異様に暑かったなぁ。

新しいバスは席数が多いのか、見事私たちも座ることができた。
1時間ばかり遅れることとなったが、
私たちにはうれしいアクシデントとなった。


砂漠ロードを延々と5時間ほど揺られ、スエズに到着したのは18時。


スエズのバスターミナルはやはり、市内から離れたところにあった。


どうやって市内まで行こうか。


しばらく考えていた私たちの元にタクシーがやってきた。


別の客を乗せるためにやってきたそのタクシーの運転手は、
私たちを見るなり、どこに行くんだ?と聞いたかと思うと、
すぐさま他のタクシーを呼びに行ってくれた。


おじさんのおかげで乗ることができたタクシーの料金は10ポンド(約200円)。


ハルガダの半分の料金でハルガダの倍以上の距離を走ってくれた。


なんだかなぁ。(yo)


紅海水族館

4シーズンズホテルの近くに紅海水族館があった。


文字通り紅海の魚たちが見られるのだが、
入り口がとても分かりにくい。


道路に出ているサインに導かれ、
建物の中に入るとそこはカフェだった。


カフェの中をうろちょろしていると店員が入り口を教えてくれたが、
普通はあれでは分かりっこないだろうと思う。


水族館の入り口はカフェのテラスに一旦出て、
階段を降りて、さらに建物の裏手に回ってようやく見えた。



redseaaquarium
紅海水族館の案内板

入場料1人15ポンド(約300円)。


館内は思ったよりも狭く、10分もあれば観て回ることができる。


それでも、前日に潜った海で出会った魚たちに、
再び対面することができ、なかなか楽しむ事ができた。


しかし、美しさでいうと、
やはり海で実際に目にすることには及ばない。


まるで自然の水族館のような、
紅海の美しさに、あらためて思いを馳せた。


しばらくすると、欧米人の団体客がやってきた。


一見地味なスポットのようだが、
結構、訪れる観光客は多いようだ。


ハルガダはリゾート地のためか、
街には手頃な食堂がなく、どのレストランも少々割高だ。


コシャリ屋も湾岸地域には見当たらない。


しかし、スーパーでは地元価格で買えるようだった。


食費を節約するため、豆の煮込みの缶詰を買ってきて、
オイルサーディンとおかゆと一緒に食べた。


なかなかおいしかった。(yo)



hargadamonu
ハルガダのロータリーにあるモニュメント。海洋生物づくし



シュノーケリングツアー

ハルガダに来たからには潜らないと。


でも、ダイビングはちょっと不安。


紅海ではシュノーケリングでも、
綺麗な珊瑚と魚が見れるらしい。


ということで、ホテルから申し込んだツアーに行くことに。
料金は1人90ポンド(約1800円)。


朝、8時頃にホテル隣のダイビングセンターで、
水中眼鏡とシュノーケル、足ひれを選んで、
迎えにきたミニバスに乗り込む。


10分ほどで船着場へ着いた。


エジプト人のガイドさんに続いて船に乗り換える。


紅海の水は透明度が高く、
船から海中をみると下まで綺麗にみえた。


おおっ~!!
それだけでも私たちのテンションは上がった。


10分程して乗客が全員(約20人ほど)そろったところで、出発。
船はゆっくりと藍色の海を進む。


他のツアー客たちもみんな穏やかそうだ。
エジプト人の乗務員たちもテキパキと仕事をしつつ、
ツアー客全員に陽気に声をかけていた。


なかでも一人で来ている欧米人のご婦人には、
代わる代わる声をかけていた。
エジプトの人は気さくで優しい人が多いようだ。


1時間ほどして始めのシュノーケリングスポットへ。
乗務員さんがツアー客全員を船頭に集めて、
水中眼鏡や足ひれの点検や使い方、
シュノーケリングをするにあたっての注意事項を
分かりやすく説明してくれた。


私は子供の頃にシュノーケリングの経験があるのだが、
ヨウヘイは全くの初心者だったので、
きちんと説明してもらえて安心したようだ。


ライフジャケットいる人?と聞かれたので、
二人で元気よく手を挙げた。


足ひれや水中眼鏡をつけて待ちに待った海の中へ。
ちらほらと魚が泳いでるのが見える。


ガイドさんが指差す珊瑚礁の方へ泳いで行くと、
色鮮やかな珊瑚礁やひょうきんな顔の魚たちがみえた。


途中、小魚の群れの中にいつのまにか入り、
目の前でキラキラと魚が泳ぐ。


下のほうでは大きな魚がゆったりと泳いでいる。


珊瑚礁の隙間にはニモがみえた。


海水の温度が低いのか、体が冷えて寒くなってきたので、
船に戻ると、丁度移動の時間だった。


redsea
少し潜ると、色とりどりの魚たちが目の前に現れる


10分程移動し、もうひとつのシュノーケリングスポットへ。


ここはさっきのよりも浅瀬で珊瑚礁がみえた。


珊瑚の隙間にはウニもいっぱいいる。
ヨウヘイがささったらどうしよう・・・と怯えるほど近くで見えた。


40分ほどして船に戻ると、昼食の準備ができていた。
太陽で体を温めながらモグモグと食べる。


けっこう美味しくて二人ともオカワリしてしまった。
ゆっくり食べてると最後の目的地、ギフトン島に着いた。


ガイドさんにせかされ急いで残りのご飯をたべる。


島には小船のボートに乗り換えて行く。
浜辺には同じようにツアーで来ている欧米人で溢れていた。



paradise
ギフトン島は欧米人でいっぱい


凄い人だ。


でも海水は澄んでいて、浜辺の砂は白くて綺麗だ。


さっそく準備をして、珊瑚礁周辺の海中へ。
足の届く浅瀬にも小魚がたくさん泳いでいる。


ここにはナポレオンフィッシュもよくあらわれると聞いていたので、
キョロキョロして二人で探したが見れなかった。残念。


疲れてきたので、残りの時間は浜辺で日光浴を楽しむ。


私たちの前には白人のトップレスの3人姉妹がゴロゴロしていた。
この人ごみの中。大胆だな~。


時間になり、また小船のボートにのり移動する。


もとの船に乗り込むとスイカが用意されていた。


1時間ほどかけて船着場へもどる。
うとうとしているとすぐに着いた。
ミニバスに乗ってホテルへ帰る。


紅海でのシュノーケリングは、
私たちの一生の良い思い出になりそうなぐらい、
満足したものだった。(yu)